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【サンキュータツオ著『もっとヘンな論文』発売】

とってもいまさらですが、

5月の下旬に『もっとヘンな論文』という本を

KADOKAWAさんから出版しました。

 

あまりに忙しすぎてツイッターの告知しかできない期間が長すぎました。

大学が夏休みに入りかけていて落ち着いていまブログ更新中。

毎日ギリギリの時間で働いてるわけですよ、

こちとらNBAとツールとアニメと横浜ベイスターズを追いかけている忙しい身なので。

 

というわけで、

お願いです買って読んでください。

 

つまるところ、

こういう本が出せて、そして売れるってことに、

いまの自分の存在意義があるわけです。

売れなくなったら表に顔出して活動している意味半減ですからね。

本が売れなくなったら即引退!

 

というわけで、出版記念イベントは、

紀伊國屋書店さんのイベントホールで、

「「坊っちゃん」と瀬戸内航路」の山田廸生先生をお迎えして、

ニギニギしくお送りしたわけです。

たまんないなあ!子どものころから知ってるあの紀伊國屋書店でイベントできるなんて。

この本は研究の楽しさの詰まった一冊になったと自負しております。

 

いろいろネットや雑誌やラジオで、インタビューなど掲載されています。

よかったら読んでみてね。

 

「おっぱいの揺れとブラのずれ」…サンキュータツオのヘンすぎる研究に爆笑、感動! 学問の奥深さにふれられる名著

こんなわかりやすい釣り見出しあるかよ!しかも前著のだよ!と、日本で一番早くツッコミましたが、大目に見るように。

 

世の中には「おっぱいの揺れ」を研究している人がいた…おもしろすぎる「ヘンな論文」たち

結局「おっぱい」ばかり取り上げるのね…。少しおっぱいばかり見られる女性の気持ちがわかる気がします。

 

ま、いろいろ大目に見てくれ。

 

2017.07.26

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【成城大学 2017年春夏学期】

この春から日本人相手に授業をもつことになった成城大学。

東谷護先生にお声かけいただき、文章表現の授業をやることになりました。

 

しかも初年次教育といって、

大学入り立ての10代の子たちに、

書く、読む、議論する、

みたいなの教えてねっていうザックリ授業で。

 

さらに、

授業を受ける学生は、

自動振り分けでただそのクラスになるわけで、

つまり取りたくて取っている授業ではないという、

行きずりの関係なわけですよ。

 

ぶっちゃけ日本の大学生のやる気のなさって

日々留学生に触れているとうんざりしちゃうし、

しかもこちらのことにもまったく興味なし、

ただの消化試合という状態に、

どうしようかと授業をはじめる前には思いました。

 

大学は小田急線の成城学園前、

木曜の午後は13時入りでTBSラジオの「デイキャッチ!」の仕事が毎週あるのだけれど、

小田急から直通でいけちゃうので2限に授業ができてしまうこともあり、

こうなりゃ怖いもの見たさでやってみるか!

と、日本人相手にやりたい放題やっちまおうと意気込んだわけです。

 


 

しかしこの大学の学生たちは、

おおかたやる気があり、

大学に入り立てっていうのもあるのか、

まだうぶでちゃんと話を聞いてくれました。

(もちろん最初から寝てるバカは一定数います。

 お金払って朝から寝に来てるわけですが、

 自分の大学生だった頃は授業すら来ていなかった系だったので、

 まったく否定できません。後になって後悔してくれたらそれでよい)

 

文章も面白いのから真面目なのから、

いろんなことを書いてくれて、

毎週手書きでちょっとした文章を書いてもらったりして、

それを授業でシェアしたりもしたんだけれど、

最終的には文字を見ればだれのかわかるくらいのとこまでいけました。

 

できれば、1年生の彼らが、4年の最後の半年を迎えるとき、

もう一度おなじメンバーで授業したいなと思ったんだけど、

もう彼らにも会うことはないです。

3ケ月の授業。どんな大人になるものやら。

 

3ケ月、はじめての大学での、はじめての授業というのは、

教える側も教わる側も特別です。

 

彼らの人生のなかで、

一瞬でも私の言ったことが活きるシーンがあれば最高。

 

2017.07.26

 

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【一橋大学 2017年春夏学期】

4月からはじまった一橋大学の2コマもようやく7月下旬にきて終了した。

この大学で教えるようになったのは2008年。

というわけで、10年目なんですよねかれこれ。

 

私の場合、芸人として雇われたわけではなく、

日本語学の博士課程を終えてから、

日本語教育の人間として雇ってもらえた最初の大学。

 

その大学が、4学期制を導入するにあたり、

この4月から1コマ105分、それを2コマ、

さらに学生が最初は爆発的に増え、

このままだと過労死ってところまでいきましたよ。

 

 

なんで105分になるのかっていうのは、説明すると面倒くさいんで省きますけど、

人間の集中力って105分持たないです。

教えてるほうだって、芸人の単独2回廻ししてるのとおなじですから。

正気の沙汰ではありません。

しかも学生は一日何コマもあるわけです。

 

なんだかんだGWを過ぎると、

人数の絞り込みに成功し、通常運転より少し多いくらいの人数におさまりました。

 

一橋では日本人学生ではなく、留学生に教えています。

半年でのお別れ。

この3ケ月で、一生会わない人もいます。

国に帰って働く人も、こちらに残って研究する人も、

また別の国に留学する人も。

 

人間交差点なわけです。



 

今期はバチクソ優秀な韓国人留学生がおり、

感動しました。

 

外国語であの領域までいけるって、

どんな気持ちなのだろう。

 

毎週水曜日、この大学に来て、

日常のいろいろをリセットします。

それくらい、国立の街自体が好きです。

 

生まれ変わったら、一橋大学に入学して、

ちゃんと恋愛をして、留学したいですけど

大学受験できっとくじけることでしょう。

 

2017.07

 

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【雑誌『週刊女性』インタビュー掲載 拙著『もっとヘンな論文』にて】

現在発売中の『週刊女性』に、

 

拙著『もっとヘンな論文』の著者インタビューを掲載してもらいました。

見開き2P。

 

 

とても丁寧に取材してくださった方で、

ライターさんの魂のこもった記事です。

 

 

iPhoneImage.png

 

『もっとヘンな論文』読んでね。

 

2017.07.26
 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【雑誌『TV Bros.』インタビュー掲載:東京ポッド許可局』】#tokyopod

TBSラジオ、月曜24時-25時放送中に、

マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの番組

『東京ポッド許可局』が、

なんとあの「TVブロス」に5Pインタビュー掲載。

 

いやもうこれ表紙でいいんじゃないですかね?

ラジオ番組のおじさん3人がテレビ語り雑誌の表紙とか、

こんなにロックなことないと思うんですけどね。

 

それにしてもうれしい!

 

 

ブロスはマキタさんのホームグラウンドみたいなとこあるので、

なかなか入り込めない雑誌ですけど、

これだけ活字読むのが好きな人が買う雑誌もないという、

まさにこの読者に知ってほしいが詰まっている。

 

iPhoneImage.png

鹿島、タツオによるマキタ論、

マキタ、タツオによる鹿島論、

マキタ、鹿島によるタツオ論、
プラス、昨今のメディアに「本物」がどれだけ求められているかという話など。

 

読み応えMAX。

これだけ許可局のことを理解しているライターさんと雑誌はほかにないでしょう。

 

ライター、おぐらりゅうじさんに感謝。

こちらでのお知らせ遅くなってすみません。

 

2017.07.26

 

 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【雑誌『TVガイド PERSON』インタビュー掲載:東京ポッド許可局】#tokyopod

attachment00.jpg


現在発売中の

TVガイドPERSON
にて、
東京ポッド許可局
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ
のインタビュー掲載されております。
attachment01.jpg
見開き!
これは豪華。
内容も良いです。
とにかくイケメン雑誌に唐突に現れる私たちが見どころです。
羽多野王子や、内山王子がめっちゃカッコよく特集されてる雑誌に、おじさん3人ですよ。
羽多野さん。
attachment02.jpg
中二感あふれる内山さん。
attachment03.jpg
男性声優さんに触れてしまいましたが、
そんな雑誌に、
我らが東京ポッド許可局が掲載されている!
これはもう革命がはじまっていると言っていいでしょう。
2017.07.26
posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【4/23(日)サンキュータツオ プロデュース公演「ていおん!」下北沢シアターミネルヴァ 来てね〕

どうも。米粒写経のサンキュータツオです。

いろいろお知らせなどあったのですが、

取り急ぎ、4月23日に下北沢シアターミネルヴァという劇場で、

私プレゼンツによる 低温ネタ限定オリジナルライブ

ていおん!

というのをやります。

 

iPhoneImage.png

 

お笑いナタリー:サンキュータツオが低温ネタ限定ライブ開催、声を張らない、スピードで圧倒しない

概要は、この記事の通りです。

 

14時からと18時からの2回公演です。

90分くらいのイベントになると思います。

前売り1500円、ローソンチケットで買えます(クリックしたら飛べるよ)

https://goo.gl/gKicGU

 

出演:

出演:サンキュータツオ(米粒写経)、インコさん、中村シュフ、ナツノカモ、昨日のカレーを温めて、小林すっとこどっこい(がじゅまる)、シルキーライン、荒ぶる神々、嶋田

作:

「病院の診察室」山下修(昨日のカレーを温めて)

「飯テロ」吉田大吾(POISON GIRL BAND)

「歩きスマホ」「どんぐり漫才」「海で待つ」ナツノカモ(構成作家)

「娘さんをください」サンキュータツオ(米粒写経)

「スーパーの張り紙」「心の闇」中村シュフ(専業主夫芸人)

「山ちゃん」リタ・ジェイ(小説家、イラストレーター/コントライブ「実弾生活」主催)

 

※多少の変更はあるかもしれません。

 

大勢で何度もネタを書き、書き直し、検討し、どのネタをライブにかけるか検討してきました。

 

メディアで観ることのできるお笑いは、「声が大きいツッコミ」で怒っているように見えて、ものすごいスピードでまくし立てて集中しないとなにを言ってるか聞き取れないくらいで、時間が1分〜3分、あるいは一発ギャグのような、見てすぐわかる宴会芸。

そして「小学生でもわかる」ことを前提にされてしまうので、

どうしても似たり寄ったりのなかでの戦いになってしまいます。

 

笑いにはいろんな種類があって、もちろんブラックユーモアとか、社会風刺とかもあるし、そういったものもメディアに乗りにくいです。時事ネタもそうです。笑いにはタブーが多いです。

 

私がやりたいのは「テレビで観れないネタ」というわけではありません。

ですが、結果的にテレビではなかなか観ることができないネタです。

 

それは、そんなに声は張ってないがたしかに会話として聞こえる声で、ちゃんとした会話っぽいスピードで、ちゃんとした会話っぽい長さの、なんだかよくわかんないけどおもしろいフレーズとか展開とか、それはもちろんわかる人もいて、

 

というネタです。

 

漫才とコントです。

 

私は毎月お笑いの勉強会で顔を合わせている、いろんな立場と職種の人たちと、半年くらいかけて、このライブを企画しました。

みんなネタが書ける人たちです。

 

なんでこういうことをやろうと思ったかというと、自分のコンビではできないことだからです。

米粒写経には米粒写経の個性があり、居島さんの個性が輝くネタがあるからです。

そして、個人的なお笑い観でいえば、私は自分たち以外だと、POISON GIRL BANDやスリムクラブやラバーガールといった人たちに相変わらず興味があるし、そういった人たちを面白いと思っている人たちをもっともっと掘り起こしたいなと思っています。

私は「渋谷らくご」という落語会を毎月主催していますが、落語には低温ネタが比較的多いです。笑わせるポイントが「ズレ」とかだけではなく、人間の駆け引きだったり、真意と行動の落差だったりするからです(人によってはこれも「ズレ」で説明しようとする人がいますが、私はそういう立場ではない)。

 

私が好きだった浜口浜村というコンビが解散しました。

2017年現在、彼らに限らず、名前のあるコンビや芸人さんが、お笑いだけでは、ネタだけでは食べていけずに解散しています。

全国ネットのコンテスト番組に出てもアルバイトをしないと生きていけない、それくらい上が詰まってるし、もはやジャンルが人を支えられなくなっているのが現状です。

 

でも、私は浜口浜村の漫才を、もっともっと多くの、一年に一回しかお笑いを見ないような人にも、見てほしかった。

でも、競技性の高いコンテストでは、スピードがあって笑い処がたくさんあって、わかりやすくて声張って「なんでだよ!」ってツッコミをする人たちがもっともよくウケます。それは、この20年変わっていないことだと思います。

 

お笑いだけではなくて、映画や、アニメや、小説にしても、わかりやすくて、めちゃくちゃ筋がおもしろくて、だれもが知ってるようなものがウケます。

「周辺」のものはサブカルとして片づけられます。

エンタメではとくに、「みんながわかる」ことが求められ、「一部の人がわかる」ものが排除されていきます。

そんなの受けない、客が入らない、金が儲からない、と言われてしまいます。

 

でも、私はエンターテイメントは、「一部の人」が支え、そして「中心」を形成していくものだと思います。

小学生でもわかるように作られているメディアが「中心」を形成していく風潮にどうにもなじめません。

 

誤解しないでもらいたいのは、私はもちろん「中心」的なプロトタイプなエンタメも好きで言ってます。

ハリウッド映画も好きだけどフランス映画も好き。「LA LA LAND」も好きだけど、「ムーンライト」も好きだぞと。

 

「わかる・わからない」「知っている・知らない」「感情移入できる・できない」「あらすじや構成がいい・悪い」

以外の見方があっていいと思うし、そういう視点の柔軟性をもってほしい。

 

私は、フランスのヌーボーロマンと呼ばれる小説家たちの小説が好きです。ロブ=グリエ、デュラス、シモン、サロート、そういう小説の存在を、日本の人はあまり知りません。なぜなら「あらすじ」がないから。

多くの人の「おもしろい」は、相変わらず「物語がおもしろい」「あらすじがおもしろい」「展開がおもしろい」なのです。

それは否定しません。

しかし、あらすじがなくても、美しい文章やきれるフレーズにはっとし、なにが起こらなくてもシーンがよい、というものは世界のどこかで、だれかが、確実に作っています。

 

立川談志師匠は落語の名人ですが、キャリア終盤に挑んだ「イリュージョン」は、既存の落語ファンには受け入れられなかった人もいたようです。ですが、師匠は「すでにわかりきったこと」をやるよりも、「自分も客も観たことがないもの」に挑んだのです。

 

ほかの「おもしろい」があるんだよっていうことを、どこかでだれかが、声を張らずとも、諦めずに主張し続けなければいけない。

 

生意気ですが、そういう想いでこのライブをやります。

そういう想いでやってる芸人に、あまり会ったことがないので。

 

およそ10本ほどのネタですが、どれもこれも味があります。

これをよしとする人たちが集まった。

敬愛するPOISON GIRL BANDの吉田さんにも一本のネタを書いていただくことができました。

正直、伝わるのか不安なネタもあります。ですが、最後のほうにいくにしたがって、ロジックとか展開とかどうでもいいものにしていけたら最高だなって思います。

爆笑するのもいいですが、横隔膜がけいれんするほどヒクヒク笑えるやつが多いです。私はそういうのが好きです。

 

怖いのだって、高いところから突き落としたり、ワッと後ろから押して、こんにゃく顔につけてってほうが直接的で怖いけど、

話を聞いて想像して、ジワジワ怖いほうのが好きな人だっているでしょう?

テレビ的なのはもちろん前者ですけど、怖い話の存在はみんな知ってるのに、

笑いに関しては多様性をなかなか認めてもらえない。

味覚でいえば「苦い」「酸っぱい」とかを認めてもらえないのとおなじです。

 

あんまり告知できなかったのでチケットはまだまだあります。満席でぎゅうぎゅうで見せたいようなものでもないので、それでもいいかなと思っていたのですが、そういうわけにもいかないので、もう少し入ってくれるとうれしいなという。ちょうどよいくらいの、8割くらいの入りを目指します。

 

お笑いに興味ない人でも、怖いもの見たさで来てくれたら、テレビやほかのお笑いライブでは絶対に観れないものが観れるはずです。

そうはいっても、わかりにくく作ろうとはしていないので、日本語を理解できればわかりやすいと思います。

 

4月23日、下北沢シアターミネルヴァで待ってます。

若手ライブをよくやってる場所だそうです。恥ずかしいです。

 

50人ほどのキャパだそうです。

待ってます。

 

 

 

追記:

あ、タイトルはもちろん「けいおん!」のパクリです。

ゆくゆくは、低温ネタをやってる芸人さんたちを集めたライブにしていければなと漠然と考えてます。

だれか主催代わりにやってくれませんか。

 

4月29日18時〜 池袋演芸場 落語協会 大喜利王選手権

4月30日14時30分〜 しもきた空間リバティ 渦39

良かったらこちらにも来てね。 

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 15:28 | comments(1) | trackbacks(0) |-
【渋谷らくご短観 2017年1月】

ひとまず、この2年強の「渋谷らくご」の集大成ともなった1月公演が無事終了した。

 

全公演、

二つ目のトリ公演。1年半前に夢想はしてみたが、到底無理ではないかと思っていた5日間10公演の興行であった。

 

渋谷らくごは動員を主目的としているわけではなく、

初心者の掘り起しと取り込みを主目的としているので、

動員のことはあまり気にしていないのだが、それにしても赤字はまずい。そんな心配もあったものの、ふたをあけてみれば、安定したお客さん入り具合で、赤字になるものではなく、

この2年で育った二つ目さんたちの奮闘、動員力には目を見張るものがあった。

ひとえに、演者さんたちのおかげである。

また若手を盛り立てる真打、ベテランの出演陣も嫌な顔ひとつせず引き受けてくださって、本当に感謝してもしきれない。

 

太福さん、松之丞さんはいまはジャンルを象徴するアイコンになりつつあるし、

吉笑さん、鯉八さん、小痴楽さん、昇々さん、わさびさんは二つ目の勢いと、時代を象徴する存在になった。

また、各団体からこのような才能が伸びてきたことは喜ばしいことだ。

ろべえさん、志ん八さんは、私の世代にとっても特別な存在だ。今年は真打に昇進するこの二人は、渋谷らくごを支え続けている縁の下の力持ち。古典落語の演じ手として、今後数十年は業界を牽引していってほしい存在であるので、渋谷らくごのような、ある意味で「がちゃついた」場所にもどうしても居てほしい存在だった。

 

普段は新作に重きを置いて活動している志ん八さんであるが、そもそも落語を演じるスキルが非常に高いこともあり、ここでは古典縛りで踏ん張ってもらっている。

あまり人の言うことを聞かないのがピン芸人、なかでも落語家はその言ったことの逆をやりたがるウルトラ面倒な人種だと、漫才師としては感じていたので、非常に勇気のいる提案だったが、志ん八さんは二つ返事でOKしてくれた。

この「求められるもの」にストレートな姿勢こそ、この落語家さんの偉大なところだ。

 

フィラーや言いよどみがほとんどない統制された語り口、

べったりやりすぎない美学、

しかし想像に必要な情報はきわえてコンパクトに的確に伝えてくる。

人柄(の演出)も、だれも敵にしない優しいもので、ニッコリ笑うだけで場がなごむ。

この方の落語は他に代えがたい。

よってこの月の公演の千秋楽のトリをお願いすることになった。

直前には、馬派の大先輩、馬石師匠という大プレッシャーをかけたつもりが、それすらさらりといなすような「子別れ」は、だいぶ前から決意したと見えて当日は黒紋付きで登場した。

この人はもうすべての面で真打に値する。

そう感じさせてくれるに充分な高座だった。

 

鯉八さん、太福さんは、2015年の渋谷らくご大賞と、渋谷らくご創作大賞の揃い踏み。初回の公演からアクセル全開で、フラッと当日券で見に来てくれたAR三兄弟の川田くんも喜んでいてくれた。私が大好きな、渋谷らくごを象徴する存在の二人の競演。

 

左談次師匠のうしろでトリを取るはずだった吉笑さん。直前にはPOISON GIRL BANDという漫才をあて、吉笑さんの世界に誘うのに自然な世界観、そして脳みそに負担をかけないスピードとネタで、この会も素晴らしかった。

 

文菊師匠のあとにあがったろべえさん。

扇辰師匠のあとにあがった鯉八さん。

いずれもプレッシャーがあったかと思うが、それでも負けじと自分の世界をしっかりと演じきってくださった。

意外とこうした実力派真打のうしろでも、語るスピードや相性次第で自然に流れができあがっていくものである。

 

春蝶師匠のあとの松之丞さんはまさに「激突」といった感じで見応えがあったし、この前々日、講談版の「明烏」(歴史は講談のほうが古い)を渋谷らくごで明るく語った松之丞さんとのコントラストもすごかった。二回の出番でしっかり両面出してくるところは、常に新規のお客さんのことを意識してくれているように見える。それもうれしい。

今月もっともストレスをかけたのは、一之輔師匠のあとの小痴楽さん。いつもこういう日は出番前までやる演目に悩んでいる。

特別な場所でなにをやるのか。それをギリギリまで悩みぬいてくれているだけで私はうれしい。おさん師匠「松曳き」圓太郎師匠「藪入り」一之輔師匠「浮世床」小痴楽「佐々木政談」。素晴らしい番組だ。チャレンジ全開ではないか。

 

創作鬼軍曹の彦いちと二人で、2016年渋谷らくご創作大賞に輝いた粋歌さんははやくもモキュメンタリーとしての評価の高い「落語の仮面」をかけてくれた。

昇々さん、遊雀師匠、百栄師匠とお客さんが大満足の状態でのトリも、わさびさんにとっては難しいかなと思ったが、「明烏」が炸裂して最高だった。私はこの落語家さんの「紺屋高尾」「死神」「明烏」、どれも好きだ。現役ではもっとも好きな演目かもしれない。それくらいの存在だ。そろそろ真打が見えてきている二つ目としてはもっとも堅実な成長を遂げている人だろう。

 

最終日の昇々さんの1時間は、2016年渋谷らくご大賞の名に恥じぬ名演。

この人は時間を伝えて、あとは自由にやってくれ、が一番いいかもしれない。本人なりに納得のいかないところもあったようだが、課題が見つかるのはすごいことだ。まだそれだけ成長するという隙があるということを意味しているし、それを自覚できるという状態がもっともよい。人から指摘されて気づくようでは、表現者失格なのだ。

 

満足の10公演。

現状、これ以上はないのではないかというほどの見応え充分の公演だった。

しかし、これが「渋谷らくご」の最終回ではない。

次のステージに飛ぶ。

 

2月は一転、磐石の真打陣がトリをとり、これまでにない安定を求めた。

あくまでこの場所は、一度も落語会に来たことがない人を対象しているからだ。

 

渋谷らくごファンが増えているという話を聞く。それはうれしい。

ただ、ファンで群れてしまってはこれまでの落語会となんら変わらないし、落語家さんとの距離感がここはベストだと思っているのだが、外の会にいって近くなってしまうのも考え物だ。

ひとまず、ここを経過したら寄席に足を運んでもらいたい。

そういう導線をいかに構築していくか。

またそれにふさわしいメンバーとはどんなものなのか。

 

引き続き考え続ける日々に戻る。

 

2月も全公演自信がある。最高だ。

なんでこの「場所」をドキュメンタリーのカメラが追わないのか、本当に謎だ。

 

渋谷らくご短観 2016年12月

渋谷らくご短観 2016年11月

渋谷らくご短観 2016年9月、10月

渋谷らくご短観 2016年8月

 

 

posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【雑誌『CREA』 特集「みんなアニメに夢中」 藤津亮太さんと対談-ノイタミナについて-掲載】

雑誌『CREA』(クレア)2017年3月号

 

あのCREAがである。

ここへきて大胆に、そして大規模に、徹底したアニメ特集。

中途半端なことはしない、という姿勢がにじみ出たすごい特集です。

 

 

ものすごい分量のアニメ特集で、

いま「アニメに興味をもっている人」全般に対してやさしい特集になっています。

むしろこうしたスタンスのものは専門誌ではやりにくくなっているのと、

いま現在のアニメ好き著名人の一覧的な要素を兼ね備えており、

非常に資料的価値の高い一冊となっています。

 

さまざまなニーズに合わせた作品紹介や、

この機会に乗じた声優さんインタビュー、監督さんインタビューなど、

「おいおいそこは思い切り趣味に走っただろ」とツッコミいれたくなるようなコアなものまで。

 

いいですよね、こういうアウトプット先での紹介は。

社会的意義が全然ちがいます。


 

私は、アニメ評論家の藤津亮太さんと、フジテレビ「ノイタミナ」の変遷を語ったり。

ショック軽減のため、二人の顔写真は極力小さく紹介されていたりして、

やさしい紙面づくり。

けっこうたっぷり語りました。



 

ちなみに、この櫻井孝宏ページだけでも買う価値あり!

 

いいなあ、CREAで演芸特集とか、落語特集やってくれないかなあ。

 

ともあれ、この一冊はすごすぎ。

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【雑誌『ダ・ヴィンチ』3月号 「男のためのBL」特集 紹介者として登場】

『ダ・ヴィンチ』3月号

 

第三特集に「男のためのBL」という特集があり、

指南役としてインタビューにお答えしたり、名著とよばれるBL作品群の紹介などをしました。

 

春日太一さんとの共著『俺たちのBL論』後は、

あまり大手メディアでBLを語ってきませんでした。

それは本意ではないからです。

 

 

ですが、今回は男性編集者によって『俺たちのBL論』熟読の上、

どうしても特集したいという熱意があり、

「届く必要のない人に届かなければよい」と思ってテレビなどの取材はすべてお断りしていたのですが、

「ダ・ヴィンチ」であれば、男性読者も冷静に読んでいただけるであろうし、

通常の読者もそんなに大騒ぎするほど怒りはしないだろうと思い、

お引き受けしました。

 


 

堂々たる特集です。

かなりたっぷり。そして2017年現在入手可能な初心者向けBL、

男にこそ読んでほしいBL作品など、作家別、テーマ別なんかで扱っていて、

非常に読み応えがありました。

 

雲田はるこ先生をはじめ、はらだ先生、宝井理人先生などの紹介やインタビューもあり、

資料的価値も高いです。


 

このような形で、最初に「手ほどき」として心構えなどをお話しました。

「頭から入って身体にしみこんでいく」というようなことも、

この世界にはあるのです。

 

その昔、自分が感じていたむずむずした感じがいったい何なのか、

少しだけ先に経験した身として感じた「個人の経験談」です。

決して一般化してはいないので、腐女子のお姉さん方、怒らないでください。

 

「男のための」だから。

対象じゃない方は大目に見てね★

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 13:33 | comments(0) | trackbacks(0) |-