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『ヘンな論文』続報 重版決定&ポッドキャスト&語る動画(WOWOWぷらすと)
おかげさまで、拙著
ヘンな論文
重版決定いたしました!
ありがとうございます。もう少し売れ続けてもらえば、続編も出すことができるかもしれません。
感想など、人に言ってくださったり書いてくださったりしてくださる方々のおかげです。


さて、5/29には、トークイベントがありました。
「湯たんぽ研究」の伊藤紀之先生と。
サンキュータツオ『ヘンな論文』トークショー with 伊藤紀之先生(5月29日@新宿紀伊国屋書店本店)
iPhoneImage.png

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さらに、
先月放送されたTBSラジオの特番「嗚呼、素晴らしき珍論文」、もうすぐ配信期間が終了してしまいますが、ポッドキャストにあがっておりますので、良かったら聴いてみてください!


ポッドキャスト
http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/tokuban20150526.mp3
嗚呼、素晴らしき珍論文

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「傾斜面に着座するカップルと他者との距離」小林茂雄先生

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「奇人論序説 あの頃は河原町のジュリーがいた」飯倉義之先生

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湯たんぽ研究 生活デザイン研究の、おなじみ伊藤紀之先生
(家族旅行の予定を変更して収録に参加してくださいました)

ナレーションの升田尚広アナウンサー、そしてスタジオで一緒に番組を作ってくださった小林悠アナウンサー、ありがとうございます!


『WOWOWぷらすと』という、私が毎週木曜日MCをつとめるニコニコ生放送の番組でも、
「ヘンな論文」の楽しみ方 というテーマで、春日太一さん、トミヤマユキコさんをお迎えして、研究全般の面白さと大変さのお話をしております。

『WOWOWぷらすと』ヘンな論文の楽しみ方
(出演:サンキュータツオ、春日太一博士、トミヤマユキコ博士、玉木碧)
埋め込みできなくてごめんなさい。上のリンクからご覧になれます。


2015年7月号の「本の雑誌」という雑誌に、「ヘンな論文あれこそ」という小文を寄稿しました。
良かったら読んでみてくださいね。

iPhoneImage.png

iPhoneImage.png

見開き1Pです。

『ヘンな論文』の世界はまだまだ広がります。
ご期待ください。

自費でクリアファイルを作りました。
販促に使っていきますので、良かったらゲットしてくださいねー。

 
posted by: サンキュータツオ | おもしろ研究論文 探索 (2009年11月〜) | 09:33 | comments(0) | trackbacks(0) |-
「サンキュータツオの細かすぎる国語辞典の読み方」第三回「品詞」編:漢字文化資料館
漢字文化資料館
(サイトへジャンプ!)

少し前まで、
『辞書のほん』という、大修館書店が発行していたフリーマガジンがあったのですが、時節柄か、紙のもので贅沢に作ってあったものでプロモーションの時期も終わったというので、廃刊になりました。
この大修館書店という出版社は、『諸橋大漢和辞典』で知られる、漢和の出版社ですが、近年『明鏡国語辞典』という国語辞典を作り上げ、国語辞典業界最後発参入ながら、私の、勝手に提唱している「小型国語辞典ビック4」に入る傑作となっています(ちなみに、ビック4は、岩波国語、新明解国語、三省堂国語、明鏡の4種です)。

というわけで、このたびその『辞書のほん』が、WEBで展開されるような形になり、
その名も「漢字文化資料館」となったわけですが、こそっと国語辞典の細かいみどころ解説などをしております。

寛大な出版社で、他社の辞典の話もしてよい、というルールもあり、また該当箇所はキャプチャも入れてくれていたり、スマホでも読みやすいサイズのサイトになっていて、丁寧な仕事ぶりは社風かっつーくらいしっかりしております。
担当の編集さんも、若いのにものすごい仕事が丁寧です。伝え方とかも丁寧で、気遣いがすごくてびびります。
文化に携わっている感ハンパないです。

すごく楽しいサイトです(楽しい、といっても、私のような者がニヤニヤする感じのサイトです)。
言葉に興味のある方はどうぞ。


第三回の今回のテーマは「品詞」だよ「品詞」!!
こんなこと書かせてくれるところほかにないよ!
 
posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) |-
読売新聞 サンキュータツオのただアニ! & The Japan News 「Anime AirWaves」


5/28に発売の読売新聞夕刊、
毎月第4木曜日の連載、
サンキュータツオのただアニ!

今月は『俺物語??』を紹介しました。
原作の漫画も愛読しております。
私は原案の河原和音先生の大ファンです。『青空エール』も素晴らしい!
そして作画のアルコさんもいいよね! 楽しい!

で、これが6月6日発売の英字版『The Japan News』に翻訳版が掲載されています。



猫ピッチャーの英語版もあるんすね。おなじ紙面です。



この日の裏一面は、ゴールデンステート ウォリアーズの、NBAファイナル初戦の結果速報。



そりゃそうだよね、世界中が気になってるスポーツだもの。
日本でももっと流行るといいのに。
バスケットをみるという文化、これ人生かけて普及していく!
ツールとともに!

それにしても、ゴールデンステートどうするんだろう。
クリーブランドは、ディフェンスの完成度が高まって、怪我の功名というか、まさにビック3のうちの2人が怪我してから強くなってる。

毎日NBAのことだけ考えて生きてます。
アニメのことは毎日肌で感じてます。






posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 21:06 | comments(0) | trackbacks(0) |-
週刊 教育資料
少し前ですが、
『週刊 教育資料』という雑誌に寄稿しました。



日本教育新聞社が発行している、先生がたの読むゴリゴリのやつです。

自著を語る、ということで、久しぶりに『国語辞典の遊び方』について書かせてもらいました。
読み比べのおもしろさについて。



近ごろはこの本も、本職の研究者によって引用され、本来の編集哲学との相違を指摘されるなど、思わぬところにまで波及していますが、嬉しいことです。

本書はあくまで印象論的にまとめることを趣旨とした書籍で、かつ読み手の楽しみに比重を置いたものなので、若干の相違は当然のごとく生じるわけですが、一人ひとりが辞典に触れ、しっかり序文を読めばわかることです。

あくまで導入としての役割を果たせればこの書籍は本懐を遂げます。

どうぞ大勢の方に読んでいただき、議論の材料にしていただきたいと思っています。

ところでこの雑誌、教育の現場でどういうことが問題になっているか、リアルに伝わってきて興味深いです。



posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 10:47 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『栄養と料理』発売!
連載
「サンキュータツオの このコトバ、国語辞典に聞いてみよっ」

『栄養と料理』7月号、6月9日発売です。



こういう表紙。



今回は「生卵」について書きました。
生卵っていう項目を、立てていない辞典もけっこうあるんです。

そういう話から。



ちなみに、こんな小冊子もついてた!
便利だこりゃ。
これありゃまちがいない。
献立悩む必要ないね!




posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 10:41 | comments(0) | trackbacks(0) |-
5月29日『ヘンな論文』トークショー with 伊藤紀之先生(湯たんぽ研究)
拙著『ヘンな論文』(角川学芸出版)の、発売後はじめてのトークショーが5月29日(金)に開催されます!

サンキュータツオ『ヘンな論文』トークショー with 伊藤紀之先生(5月29日@新宿紀伊国屋書店本店)

新宿、紀伊国屋書店の本店8Fでのイベントです。
上をクリックしていただければ、詳細でます。
電話予約です。

湯たんぽ研究の伊藤紀之先生をお迎えしてたっぷりとお話をうかがいます。
研究生活の全貌を見渡したうえで、「なぜ最後に湯たんぽだったのか」ということが見えてくるトークショーになる予定です。
伊藤紀之先生、ご高齢ですがこの日のためにお客様の前でお話してくださいます。
貴重な機会ですのでぜひ『ヘンな論文』を読んで興味を持ってくださった方、いらしてくださいねー!

 
posted by: サンキュータツオ | おもしろ研究論文 探索 (2009年11月〜) | 13:14 | comments(2) | trackbacks(0) |-
まもなく! TBSラジオ特番放送『嗚呼、素晴らしき珍論文』17日(日)23:00〜23:55 #tokyopod #tbsradio 朝日新聞掲載
TBSラジオ、517()23:0023:55
あの「今晩は 吉永小百合です」の後の23時台、サンキュータツオ特番が放送されます!


拙著『ヘンな論文』(角川学芸出版)
(アマゾン、たまに在庫切れになりますが、すぐに補充されますので)

は、
そもそもTBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』で、17時台の「メキキの聞き耳」というコーナーで紹介しはじめたのをキッカケに、以降月一回くらいのペースで定期的にご紹介していたものをまとめたものです。

いままでも、この『ヘンな論文』、
個人の方から、各媒体までいろいろなところでご紹介いただきました。




本日、5/17の朝日新聞。
「著者に会いたい」のコーナー。


5/11、東京新聞
「私の本の話」のコーナー。


4.28売り 週刊朝日
「書いた人」のコーナー

全国の書店の皆さま、POPとしても使用してくださーい!
大学生協などでは積極的に販促してくださったるところもあったりするとうかがっております。
ありがたいことです。

そのほか、『WOWOWぷらすと』でも「ヘンな論文」で2時間しゃべらせてもらったり。
春日太一さん、トミヤマユキコさんをまじえて、研究者の視点から読んだこの本の感想や、
研究者の生態、環境について、文系の研究者あるあるを含めてお話していただきました。

今回は、この書籍で紹介した論文の「著者」をお迎えしての、画期的番組です!

タイトルから先生のお話まで、珍論文の魅力を余すところなく語りつくした番組です。
ゲストは、
伊藤紀之先生(湯たんぽ研究)
小林茂雄先生(傾斜面に着座するカップルと他者との距離 の先生)
飯倉義之先生(河原町のジュリー の先生)
のお三方!
たっぷりお話をうかがいました!

そして、一緒に番組を進行するのは、お茶の水女子大で修士号まで取得した、
小林悠アナウンサー!!
さらに、法学修士、工学博士という経歴のナゾの升田尚宏アナウンサー!!

お楽しみに!
 
posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |-
「渋谷らくご」をめぐる議論について #シブラク
5月の「渋谷らくご」も終わり、6月の「渋谷らくご」12日から16日までの公演の準備に入ろうとしているとき、
ツイッター上で、とある方の発言を目にしました。
私はその方に自分からツイートをしにいき、その後何度かの会話をしました。
私は、落語の話や考え方に関して、まずもって共感をしてくださる方がいなかったので、この方の発言は厳しかったけれども全面的に正しいと思っていて、しかも「渋谷らくご」のコンセプトも理解してくださっており、ありがたいものだったと思って会話しました。

事の発端は、昨年12月の「渋谷らくご」において、とある師匠に出ていただいた回で、お客さんが少なかったことについての怒り、さらには、昨今の「渋谷らくご」のプレビューへの不満、といったどちらかというとネガティブな発言だったわけですが、
私がなにに一番感動したかというと、まず去年の11月にモヤっと唐突にやることになった「渋谷らくご」の、12月の公演の段階に、すでに情報を得て、会場にいらしていたということ(あるいは、会の存在を気にしていただいたこと? つまりかなりのリテラシーの高さ)、さらに「渋谷らくご」の理念を理解し、賛同してくださっている上での、お叱りであったことです。
出会い方がちがえば、私はガッチリ握手したい方です(いまからでも落語の話をしたいくらい!)。

「渋谷らくご」は、まだ存在すら知られていないように、宣伝もほとんどできていなければ、よくわからないけれどもイヤなイメージを愛好家のみなさんに持たれてしまっていますが、それは仕方ありません。私のような人前に出ている人がきっとはしゃいでやっているだけだろうとか、そんなに覚悟なくただ落語は客入るらしいぞという安易な考えでやってるだけだろうと、思われる節もありますし、そう思われても仕方ないと思います。
なにせ「渋谷らくご」は、HPすらまだ完成しておらず、ツイッターの告知を主にやっているだけで、正直動員は師匠方、そして出演者の皆さまの知名度や宣伝に頼っている部分がほとんどです。スタッフも正規なものは1名です。しかもネットができるわけでもありません。正直オーナーからお話をうかがったときは、ナメてんのかいなと私も思ったほどです。ですが、いろいろあって、やることになりました。

そんななかで、ツイッターなどをなさっている方で(落語ファンはネット弱者も多いので、うれしいのです。何百人も入る会が終わっても感想がどこにもないこともあるほど)、「渋谷らくご」のハード面に反応してくださり、立ち上げてすぐの段階に足を運んでくださっているという点、またお叱りもすべて私が自分でできていないよなと思っていることだったので、ホントにスタッフとして入っていただきたいレベルの方なんですよね。落語会は都内でも無数にあって、でもツイッターなどネットで感想を言ったりする人は、増えてはいるけれども、分母は限られています。

「好きな演者さんの会にお客さんが入っていないことへの怒り」は、そもそもなんの興味も先入観もない人からしてみたら謎の感情ではあるのですが、愛好家あるあるではないでしょうか。私はすごくよくわかります。演者心理としては、それはお客さんが気にすることではないでしょ、ということなのかもしれませんが、宣伝とかちゃんとしろよと思われるのも、私は客としていろんな落語会やお笑いのライブなどにも行ったり見たりしていたのでわかります。
で、その方にごめんねっていう気持ちを表明したわけです。
ただ謝罪を繰り返すばかりでなにも答えていない、と見た方もいるようですが、そうではなく、おっしゃる通りです、と私が書いたように、その方の主張は、私の考えとほぼ同期していると言ってもいいくらいでした。賛同しています。そうするべきだ、と私も思っています。完全一致でした。

演者さんや落語会をどう紹介するか、というのは非常に難しい作業で、ただ何年にだれに弟子入りしたかとか、どういう人柄です、あるいは、こういう噺をします、と見どころを紹介したからといって、それは説明したことにはなるけれど、興味をもってもらえるものなのかどうかはわかりません。というわけで、ここ数ヶ月、いろいろ試しているわけです。
なかには、「これはおかしいだろう」というものもあるかと思います。私も人間ですので完璧は無理ですけれど、でも、続けます。いろいろ試してみるべきだと私は考えるからです。

「他己紹介」という、自分ではない人の紹介文を、大学の授業でも学生に書いてもらったりするのですが、毎回学生たちで議論するのが、「何年生まれで、どこの国のどの大学出身で、なにを専攻しているか、という紹介は、果たしてその人を紹介していることになるのか?」という議論です。またどれくらいの量で伝えるのか、長すぎてもダメ、短すぎてもダメ、でも印象には残したい、とかいろいろ議論されます。情報をどれだけ削っていくかということも考えていかねばなりません。

ここに、落語家Aさんがいたとして(A太郎さんではありません)、「みんなが知ってるあの師匠のお弟子さんだよ、こういうタイプの話をするよ」と伝えるのも有効だし、「ダウンタウンの笑いが好きな人は、もしかしたらハマっちゃうかも」という他ジャンルへのリンクのさせ方も有効だし、「アイドルが好きんだよ」という面をアピールすればおなじ趣味の人が、おなじ現代を生きる人が落語やってんだと共感度が高まるかもしれません。「剣の達人は、斬られた人さえもわからない、あるいは、斬られて気持ちいいそうです。そんな落語家さんです」と紹介すると、内容はわからないけど興味がわくかもしれません。そして紹介は毎月あります。どこをどう切り取るべきか、そしてそれが正解なのか、答えはわかりません。
とはいえ、「これはダメだろ」と言われたらそうなのかもと思います。「これはいい」と言われたら、それもそうかのかもと思います。私は、自分を信じるしかありません。
ですが、決してふざけているわけでも、不真面目にやっているわけではありません。
本職は、ふざけたり不真面目にすることですが、「渋谷らくご」の主役は落語家さんとお客さんです。私の試行錯誤はずっと続くのだと思います。ですが、真面目にやってはいます。あくまで自分でそう言っているので、「つもり」と言われればそれまでですが、「はい、不真面目です」とは言えません。

ハード面に魅力を感じていただきながら、ソフト面の不備、あるいはこれもできるだろうとかあれもできるだろうとか、じれったく思う気持ちは痛いほどよくわかります。私自身もそのジレンマに苦しめられています。ですが、いろんな事情でできなかったりすることが多くて、でも諦めようとは思っていませんし、同志が集える場所にしていこうと思っています。
今回、ご意見をくださった方との会話は、そういった意味で私は理解していただいてる部分と、不備に対する不満双方をうかがえたので、非常に良かったと思っています。

とはいえ、人のこうした話し合いに、当事者でもないのに入ってきたがる人というのはどこにでもいるもので、それも流れを追わないで人を非難したりする人たちや、まとめを見ただけでなにかをわかった気になって賛否を表明したがる人たちもいて、それもツイッターの醍醐味なのですが、私は当事者ではない人が軽々しく賛否を表明すべきではないと思っています。
私はエゴサーチをします、それは言及された当事者ですし、「渋谷らくご」「シブラク」で検索もします。それは当事者だからです。引用して言及もします。対話できる雰囲気があれば、対話をしたいですし、基本的には性善説に基づいて対話をしたいと思っています。
当事者ではない方も表明するのは自由です。またそれができるルールなのがツイッターの面白さです。演者さんは当事者のなかに入りますが、演者さんたちは主催者にもお客さんにも立場の弱い人たちですので、どんな発言であっても大目に見てもらいたいです。それくらいの許容の幅は欲しいものです。少なくとも私は渋谷らくごに出演してくださっている落語家さんたちは全員尊敬しています。そしてそれは「人柄がいいから」とか「考え方が好きだから」とかではなく、「芸がいいと思うから」です。人柄や考え方はオプションです。というか、人柄も考えもよくわかりませんし、ツイッターでは全然わかりません。なので、貶めたくはありません。どんな発言をしようが、芸がよければ、残念には思いません。こういうことがあると、演者さんたちはツイッターやめたり、なにも言わなくなったりすることが多いのですが、そういうことになったら、ホントに申し訳なく思います。

いろいろな議論を通して、いま現在は、ネットなどをやっている情報に敏感な落語愛好家の方には、嫌われてしまっているかもしれませんし、そういった意味では多くのお客さんを失ってしまったのかもしれません。それは私の責任です。
ですが、時間が経って、一度でもいいからのぞきにいってやろう、と思われる会にしていく。それしか私がやることはないのです。

自戒をこめてここに書き残すことにします。

6月の渋谷らくご、どの日にきても楽しめるはずですので、興味があればいらしてください。

5月28日の「WOWOWぷらすと」で、「渋谷らくごを振り返る」というテーマでお話する機会がありますので、
良かったら見てみてください。

 
posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 00:13 | comments(3) | trackbacks(0) |-
TBSラジオ特番、放送決定!『嗚呼、素晴らしき珍論文』5月17日(日)23:00〜23:55 #tokyopod #tbsradio
TBSラジオ、5月17日(日)23:00〜23:55で、サンキュータツオ特番決定しました!

拙著『ヘンな論文』(角川学芸出版)は、
そもそもTBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』で、17時台の「メキキの聞き耳」というコーナーで紹介しはじめたのをキッカケに、以降月一回くらいのペースで定期的にご紹介していたものをまとめたものです。

そんな縁もあって、スタッフの熱意でダメもとで出した企画書が、なんと見事に通過!
今回の特番となったわけです。

番組タイトルは、
「サンキュータツオプレゼンツ 嗚呼、素晴らしき珍論文」
です!

タイトルから先生のお話まで、珍論文の魅力を余すところなく語りつくした番組です。
ゲストは、
伊藤紀之先生(湯たんぽ研究)
小林茂雄先生(傾斜面に着座するカップルと他者との距離 の先生)
飯倉義之先生(河原町のジュリー の先生)

のお三方!
たっぷりお話をうかがいました!

そして、一緒に番組を進行するのは、お茶の水女子大で修士号まで取得した、
小林悠アナウンサー!!
さらに、法学修士、工学博士という経歴のナゾの升田尚宏アナウンサー!!

私からしたら、こんな完璧な番組ありません……。
感無量。

すでに収録を終え、お一方30分〜45分くらい話を聞いちゃったので、
いまスタッフが吐きながら編集しております!
情熱に感謝!

なんと日曜の、「こんばんは吉永小百合です」の後ですよ!
毎週私が聴いているあの番組の後!
すっげーうれしい!

なんとなんと、番組の最後には、うれしいお知らせもあるよ!
ひとつだけ言っておきます。
29日の夜は空けておこうね。



 
posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 15:40 | comments(1) | trackbacks(0) |-
「渋谷らくご」(#シブラク #rakugo)5/9日 17-19時レビュー 立川志ら乃/神田松之丞/昔昔亭A太郎/林家彦いち ゲスト:劔樹人
「渋谷らくご」2015年5月公演 2日目
5月9日(土) 17:00-19:00

立川志ら乃-長短
神田松之丞-青龍刀権次
昔昔亭A太郎-ほれうそ
林家彦いち-青菜

 ◎トークゲスト(落語体験):劔樹人(ミュージシャン、漫画家など)

「あらかじめ決められた恋人たちへ」のメンバーとして、また「神聖かまってちゃん」のマネージャーとして、さらには『あの頃』などの漫画著作などでも有名な劔樹人さん。
この、なんとも説明できない、平気でジャンル横断しちゃう人がとても好きで、どうしても落語を聴いたらなんていうかを聞きたくて、この回にブッキング。
実は、小学生のころは落語を暗記して演っていたという30代男子。珍しすぎる! 近所では「天才落語少年」と呼ばれていたんだとか。その後、どうしても生の落語を聴きたくて、親にねだって連れてってもらったのが、新宿の末廣亭だったという、そしてそれが初の上京だったんだって! そこで、なにかゴールを見たのか、そこから興味は音楽へと移っていったという。
この回を観たあとのトークで、「音楽もライブハウスとかがなくなり、こういうふうになるんだろう」といった予見であったり、古典がクラシックだとかスタンダードジャズだとか、創作がロックだとかそういう話を。とっても楽しい話でした。
もちろん、アイドル、というかハロプロファンとしても有名なので、そのお話と、落語をめぐるファンまわりの類似点など。
ももちこと、嗣永桃子さんが、いかにブレークスルーし、自己演出能力にたけているか、など、芸人にとっても参考になる話。
「閉じている」と見られがちなジャンルにて、なにが起こっているのか、そんな興味深い話を、エンディングでは志ら乃師匠を交えて延々と。


立川志ら乃「長短」

ホントはトリをお願いしたいクラスの真打を、トップにお願いできる贅沢。これを許してくださる師匠。
さすが、ハロプロの応援話から一門の話、もうマクラから縦横無尽に話をつないで、沸かせてくださった。松之丞さんが二つ目昇進の会に素人時代に観に来てくれていたときの話とか。
そして落語「長短」。これ、気の長いほうの気の長さに途中からイライラしちゃうとストレスのかかる噺なんだけど、志ら乃師匠はいい具合に省略の痕跡を残し、「気が長い人なんだけど、聴いている人にはストレスがかからない」工夫を随所にしてくださっていて、とっても気持ちいい。このコントラスト、実に不思議なやりとりなのだが、呑気な感じがホントにすき。
なんでもできるなァ、この師匠。ホントにすごい! 
以前聴いた「無精床」もすごく好きなんだけど、この人には、なんか「柳家」がいるんだよ。ゆっくりやると柳家が見えてくるんですよ!(思い込みだけど。あ、志ら乃師匠の師匠の師匠の師匠が、柳家小さん、という方だったのです)


神田松之丞「青龍刀権次」

出た!松之丞の古典!
カッコいい! ひゅー!と言いたくなるような、なんというか、超絶ギターソロを聴いたときのような興奮を、松之丞さんの古典、とくにアクションシーンには感じる。ギター聴かないけど。
この噺は、昼の部にもしかしたら玉川太福さんがやっていたかもしれない候補のネタだった。しかし、結果的に昼は太福さんが新作を選択したことで、この日「権次」は松之丞さんが演じることになった。長い話のなかでも「エピソード1」の部分。
談志師匠もこの噺は好きだった。
「薩摩侍」が、湯島で芸者を斬りつけるシーンなんかは、ホントに映画を観ているよう。しかもモノクロの。個人的には仲代達矢が演じている雰囲気。
幕末から明治にかけての時代の雰囲気の説明も、良かったなァ。なんか、私はこの時代に生まれたかったのだ。明治10年くらいに生まれたかった。どうでもいい話なんだけど。この時代は、若い世代が国を動かした、歴史上でも稀有な時代なのだ。
見せ場になると、会話の間をショートカットし、カミシモもそんなに大きくは切らず、声色とリズムでもっていく気持ちよさ。これはもう、生で味わうに限る。これだけでお金を払う価値がある。しかも伸び盛り、キレてて気持ちいい。貴重なものを観ていると実感する。
松之丞さん、月曜はトリです。受付にてDVDも販売しているので、渋谷らくごにぜひ。


昔昔亭A太郎「ほれうそ」

この人は、端正な見た目と、ネタのくだらなさから、根っからの明るさを感じる人もいるかもしれないが、えてしてこういう人は闇を抱えているものです。
今日はそんな闇を、というか、「渋谷らくご」ではそんな闇が、時折というか、けっこう頻繁に出ているんですけど、それがまた良い!
嘘と毒。芸人としてのどうしもない性がいつにも増して顔を出した愛らしい一席だった。
あと、この落語家さんは、ある瞬間から、階段を一歩ずつ上がらないブロックに入るのだ。つまり、いきなり「飛ぶ」。
今日の創作落語「ほれうそ」でも、「鶏の反対は?」「ナムル」というくだりあたりから、「?」という言葉にならぬ声をもらしていたお客さんがちらほらいたのだけれど、そこが面白い。だれにでもわかるものをやる必要はなくて、雰囲気だけでもいい、「おもしろげ」であれば。そこ説明しちゃったら、もうおもしろくなくなるから。飛ぶことでしか表現できない面白さが絶対にある。
感動的なまでに、感覚的であり論理的であるという、不思議な演目。これは癖になります。


林家彦いち「青菜」

まさかの「青菜」!!
いや、まさかと言ってはいけない。彦いち師匠だって古典やってくださるのだ、そして彦いち師匠にとって落語に「古典」も「新作」も実は存在しない、そこには「彦いち落語」しかない。
五月になってあたたかくなってくると、そろそろ「青菜」だなって季節なんですが、彦いち師匠の青菜が聴けるとは!!
そこは彦いち師匠、身体性を入れてくるあたりが、さすが創作落語をなさっている師匠。
古典の解釈が、ひとつひとつ「どこか隙がないか。もっとおもしろくなるのではないか」という批評眼と隣り合わせ。
こういう落語家さんのおかげで、落語は長生きしているとさえ言えるのだ。
隠居と植木屋の会話から、酒を飲み洗いを食べってところで、もう浮かれいく植木屋のさまがおかしい。結果、隠居に好感をもつ、素直に「符牒」に憧れる、という流れができる。江戸っ子は、ご機嫌でないと「けッ、知識をひけらかしやがって」となるからだ。
植木屋の奥さんが、「短命」の奥さんレベルに、口の悪い奥さんで笑っちゃう。
古典でありながら、すべての会話が彦いち師匠の言葉、現代風の言葉、それでいて世界を壊さない、そのバランスのなかで成り立っている。これは奇跡のバランスだと私は思っているんだけど、今日もその奇跡のバランス。楽しい!


古典、古典、創作、古典、と結果的には古典のナンバーが色濃い会になったけど、そんな硬さを感じた人はだれもいないと思う。
終演後にも劔さん、志ら乃師匠と、お話は盛り上がりました。
みなさん大熱演、いやー、幸せだっ!

タツオ
posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |-