-
【朝日新聞 書評委員 任期終了】2019.03.30 Saturday
-
2017年から2年の任期で務めた朝日新聞書評委員の任期が、この3月で終了です。
はじめての経験だったのでどれくらいの作業になるのかも想像がつかなかったのですが、終わってみればとても充実した二年間でした。
鞄のなかには常に本、「読みたい」から「読まなくてはいけない」になりそうでならないギリギリのラインで、それでもだれかにこの本読んで欲しいな、あるいは存在を知られていないだけでもっと多くの人に知ってもらいたい本だな、というものを書きました。
私の在任期間には、野矢茂樹先生や宮田珠己さん、山室恭子先生、小説家の佐伯一麦さん(大学一年のときに平岡先生から読みなさいと言われた小説家!)、美術評論家の椹木野衣さん、政治学者の齋藤純一先生(後輩のマザー・テラサワの指導教授だったそうです)など、個性的な顔ぶれでした。
新聞の書評においてはかなり挑戦的な書評、そして柔らかい書評をする面々が揃い、だれでもわかる言葉で本質的なことを言う人たちが多かったように思います。
私は、みなさんとご一緒して「しなやかな知性」とはなにか、と考え続けました。考えただけで、なんら身にはつきませんでしたが。
また、柄谷行人先生や横尾忠則さんともご一緒することもでき、18歳のときの自分に教えてやりたいことがまた増えました。
私が書評したのは全部で37本、昨年夏の「明治150年」の特集鼎談や「ひもとく」という特集ページでの書籍の紹介も含めると、だいたい1ヶ月に1.5本くらいの書評をやっている感覚でした。
私のだいたいの書評は、朝日新聞の「好書好日」というサイトで読むことができます。
この期間は読みたい本は後回しにして、ひとまず書評のことばかり考える毎日でした。
演芸では松之丞さんの本やたけしさんの本、上方らくごの書籍、広瀬さんの本や圓朝研究、
学術的な書籍では、重力派や坐の文明論、なぜペニスはそんな形なのか、悪態の科学、
文学ではヌーボーロマン、評論をはじめ、古典に関する書籍も紹介することができました。
日本語に関する書籍は、研究領域が近いぶん、なかなか機会に恵まれなかったのですが、それでもオノマトペの謎、ダーリの辞典など紹介できたのはうれしいです。
どれほど貢献できたかわかりませんが、日本で影響のある書評のひとつであることはたしかです。紹介すると本が売れます。重版がかかったなんて話も聞きました。
だからいい加減な気持ちでなく、心から惚れた書籍を紹介しました。
担当してくださった記者のみなさんにも感謝しています。
このような機会を与えてくださりありがとうございます。
いやー、それにしても芸人が書評委員をやる日がくるなんて。
最初の一年は最年少だったしリズムをつかむまでに時間かかった!
書評するタイミングがなかったけれども、ほかにも良書に巡り合うことができました。
これまで献本などもいただきましたが、一冊も読む時間がありませんでしたので、それじゃ意味がないと叱られそうですが、これからこっそり読もうと思います。
そして、これは委員を終わってから読もうと楽しみにしていた本も、これから読んでやろうと思います。
なんか隔週だったんだけど、この委員期間中にご一緒した方々との時間は、宝物でした。
タツオ
2019.03
-
【『談志独演会 一期一会(上)』解説を書きました】2018.12.04 Tuesday
-
ブルーレイBOX
竹書房『談志独演会 一期一会(上)』
が2018年12月に発売になりました。
今回、私はこのシリーズの解説を担当しました。
CDでいうライナーノーツ的なものです。
正直言って畏れ多いです。
そして私なんぞが語ってはいけない巨大な存在です。
関係者の皆様には本当に申し訳なく思っております、
いろいろな方を差し置いて、と言われることも目に見えてますが、
お引き受けすることになったのです。
私よりふさわしい、資格のある方はたくさんいらっしゃいますし、
私には資格すらないと思っています。
とはいえ、これから立川談志を知る人にとっても、次世代との年齢が近い人が書いてみてもよいのではないかという制作者の意思を無碍にすることもできず、こうして世に出るまでになりました。
私は立川談志師匠を、なぜか「家元」と呼べません。「談志師匠」としか呼べません。
「家元」というと、どこか、仲間意識というか、連帯感のようなものがあるのかもしれませんが、
私にとって談志師匠は存命中も、そして亡くなってからも、
ずっとずっと遠い存在で、おいそれと「家元」なんぞという資格もない人間だと思っています。
でも、ひとつだけ自信をもっていえることがあります。
それは、談志師匠の落語が大好きで大好きで仕方ないということです。
こんなにピュアでロマンチストで粋で、面白い人はいないと思っています。
こういう最終形態を見せてくれたってことだけでも、もう感謝の気持ちしかないです。
というわけで、(上)に収録の8席に関して、
2018年の夏は何度も聴き、また過去の音源もあたり、聞き比べ、さらに記述のある書物を読むとか記録をひもとくとかして、談志漬けの日々でした。
それでもやっぱり飽きません。それどころか、まだ面白いです。
「線」で追う楽しさを最後まで提供してくれた人です。
そういえばこの年、「立川談志」は広辞苑に掲載されました。
まさか私がその広辞苑にちょっぴりとでも関わることになろうとは。
90年代、何度も「やかん」や「洒落小町」にぶつかっていた私に教えてやりたい。
ちなみに、私の担当ジャンルであった「田河水泡」の項目に、「落語作家としても有名。」の記述を入れたのは私です。
「猫と金魚」とかも入れたかったんだけど、それは叶いませんでした。
8席分の解説、買ってくれた人には、読んでもらいたいなあ。
渾身の力で、でもマニアックにならないように「文脈と味わい」を書いたつもりです。
(下)も出ます。そこでも全高座の解説を担当しました。
そうです、つまりずっと談志漬けです。
この噺のことを、談志師匠はどう思っていたのだろうか。そんなことを毎日考えています。
「ずっと考えさせてくれる」
そんな人なかなかいませんよ。
マニアからは袋叩きにされても構わないのです。
50年後くらいに、立川談志って人を聴いてみようと思った人が読めるものを心がけました。
2019.03
-
【サンキュータツオ 春日太一『ボクたちのBL論』河出文庫より発売】2018.11.08 Thursday
-
2018年の仕事を振り返るシリーズ。
春日太一さんとの共著『ボクたちのBL論』が河出文庫から発売されました。
河出書房新社さんありがとうございます(担当の岩崎さんに感謝)。
こちらは、2016年の『俺たちのBL論』という単行本から大幅な加筆週世うを加えて改めね世に出した文庫です。
およそ2年半の間に、BLを取り巻く環境はまた激変し、
春日さんの腐メガネはクリンビューかけたんかというほどクリアになり、
最終的に、いま語っておかねばならぬことを一生分加筆するという、マジで大幅な加筆が行われました。
注なども2018年版として書き換えた箇所もあり、文字通り「版ちがい」といったくらい内容が変わりました。
出版記念イベントにも、私の聖地「ブックファースト新宿」(内田さんという超優秀な棚担当者のいる書店)に大勢の方がいらしてくださり、マジで感謝サンキュー★
せっかく来てくれたんだからと、当日限定のペーパーなんかも力入れて作ってきたりして、楽しい時間でした。
ペーパーの一部。
「信頼している腐女子」というテーマで何人かご紹介しました。
いやマジで環境変わりましたよ。
そしてもう引き返せません。
こうなると、この本が少しでも相互理解の手助けになると思います。
だいたいの壁やすれ違いは、想像力で補える、想像力がすべてを解決に導く、と私は思っています。
自分を否定されないかわりに、相手も否定しない。
そういう人間としての大事さも、BLから学べる!
というわけで、未読の方はぜひ買って読んでみてね。
タツオ
2019.04
-
【『ダ・ヴィンチ』書評コーナー担当しています】2018.11.01 Thursday
-
お知らせ遅くなっておりますが、
昨年秋からKADOKAWAさんの月刊誌『ダ・ヴィンチ』にて、
ブックウォッチャーという形で連載の場をいただいています。
こちらも任期いっぱいまで精一杯やろうと思っています。
ぜひ、読んでみてくださいね!
こんな感じです。
いやー、それにしても『オフザロード』という本の感動がいまだ冷めやらず。
趣味全開のギンギンのやつです! 車好きは最高に楽しめる!
こういう本待ってたわァ。
そう思える本を毎月ご紹介しています。
なにかのキッカケになれば!
チェックしてね。
2019.04
-
【『談志最後の落語論』文庫版 解説を書きました】2018.10.10 Wednesday
-
2018年10月10日発売
立川談志『談志 最後の落語論』ちくま文庫(税抜き740円)
解説を執筆しました。
こちらもなんでお前がいけしゃあしゃあと書いてやがんだ案件なのですが、
もううだうだ断っていても仕方がない、
あの人もこの人も断ったのでこれも順番なので
と言われたら、もうやるしかないじゃないですか。
と、いろいろ業界のことをご存じの方は、察していただけるかもしれませんが、
それはそれとして、
40代前半の私がお引き受けするからには、存命中のファンのみならず、これから「立川談志」を知る人に読んでほしい、という想いを込めて、この本が全体のなかでどういう位置づけのものなのか、そしてこれを書き残したのはなぜなのか、どこに重点を置いているか、などをはじめて手に取る方にご理解いただけるよう書いたつもりです。
すでに、談志師匠を追いかけてやまず、家元のことならなんでも聞いてよという方にはあまり新鮮ではないかもしれませんが、それでもこうして談志師匠が亡くなって数年が経ち、落語界を取り巻く環境がこれだけ変わってきたなかで、いま談志師匠を読む意味聴く意味というものも、大きく変わってきていると思います。
「談志最後の落語論」で検索すると、2009年に私がこのブログで書いたものがわりと上位に出てきたので、ああそういうことかぁと納得もしたのですが、とにかくこの頃はテンション高めで天真爛漫に感想を書いていたものです。
「江戸の風」というワードが独り歩きした印象のある本書ですが、個人的には談志師匠のなかに(師匠は直接は言わないけれど、小さんのエッセンスと)志ん生のエッセンス、ひいては志ん生の引用元というかインスピレーション元である金語楼、三語楼、あるいは先代権太楼までたどって紹介している点は歴史的にみても非常に意義深いと思います。
志ん生師匠好きは多いけれど、出典元やインスピレーション元、はたまた共通するエッセンスをもつ先人をしっかり明記したことの重要性です。談志師匠自身もっとも影響を受けたかもしれない人について、そこで思考停止せずに、なぜ志ん生は志ん生となったのかを独自分析しているのが面白いです。
編集者とは一度も会ったことがないし会いにも来なかった、
その上再校チェックなどをさせてもらえなかったので『家元談志のオトコ対決十一番』がなぜか『オトコ対決八番』などと信じられないミスもそのまま印刷されたりしていますが、書名のミスは許されないものと思います。
この場を借りて修正(といっても修正にならないと思いますが)しておきます。
このまま再販も出ないとなると、何十年後かに本書を手に取る人に、タツオが署名間違ってると罵られること必至なのですが、それでもそれで済むならば良しとしましょう。談志師匠にさえ傷がつかなければ!
やー、そういうわけで、2018年の夏は、DVD見たりCD聴きまくったり全集読み返したりで、ホントにホントに談志漬けだったのでした。談志師匠、死んだんだろうか。そこがもうわからなくなってきている。
2019.03
-
【『図解 平成オタク30年史』対談 吉田尚記さんと】2018.10.07 Sunday
-
2018年の仕事を振り返るシリーズ。
2018年10月7日発売でした。
表紙にもあるように、ニッポン放送の吉田尚記さんと対談、12ページに渡り巻頭で展開されていますが、それでも足りなかったくらい。
非常に充実した紙面です。
これは必読、資料的価値も高く、オタクにとってこの30年はまちがいなく受難の時代を経て、多様性の時代、
異文化共生をいちはやく実現したということを確認されたい。
年表だけでもマジですごい。
目次見ただけでも「あ”−」ってなるので。
新紀元社さんといえば、『腐女子あるある』なども出版しているところですが、オタク文化がどういう変遷をたどったか、力のこもった原稿がたくさん。
これはマジで入手しておいてほしいところ。
よろしくお願いします。楽しかったな、たしか、暑い日に秋葉原で、吉田さんと対談しました。
2019.04
-
【河出書房新社 編『人生を変えるアニメ』寄稿】2018.08.22 Wednesday
-
なんとなく落ち着いてきたので、いまさらながら昨年度の仕事を振り返っているのですが、
そういえば
に寄稿しました。
発売日は2018年8月20日となっております。
「14歳の世渡り術」シリーズで、14歳くらいの人たちにオススメしたいアニメをひとり一本という趣向。
私は『マリア様がみてる』をプッシュ!ガチで。
だって素晴らしい。だれが観たって素晴らしい。
どう思われようとも私はこの一本。
アニメ評論家の藤津亮太さんも寄稿しているし、
いまや作家となった原田まりるちゃん、
「マリみて」の由乃ちゃんでもあった池澤春菜さん(には私が書いたことはバレていなければよい)、
百人一首の書籍も素晴らしい最果タヒさん、
実は許可局員!?の羽田圭介さん、
さやわかさんが『とらドラ!』選んでくれているのも嬉しい!
マリみては、昨年同人イベントなどもあったりして、いまだ忘れられぬ人々の多い作品。
嫁にするなら祥子さま、お付き合いするなら由乃ちゃん。聖さまと蓉子さまは眺めたい先輩。
同人ではトリックスターの黄薔薇ファミリー。
妄想だけで生きていける。実写映画も、がんばってたんだよ!
波瑠さんってこれで覚えたんだから。波留とはいえば横浜の2番ですけど。
ちなみに実写映画の祐巳ちゃん役をやっていた未来穂香さん(現 矢作穂香さん)が、『鈴木先生』に出ていてナイスキャラだったときはビックリしたなァもう!ときめいたぜ。
2019.04
-
【朝日新聞書評委員の仕事】2017.08.25 Friday
-
この4月からはじまった仕事がいくつかあるんですが、とても楽しい仕事が書評委員の仕事。
朝日新聞の毎週日曜日の書評欄に、書評を書いています。
「書評を書く」って言葉が重なっていそうで重なってないやつですね。
隔週で委員会に出席し、まず読む本をゲットします。
書評委員全員で集まって、読みたい本に入札していき、入手できるかどうかがカギになります。
また、この委員会で、読んだ本の感じを全員の前で述べます。
人の本の感想というのはとても面白い。また、この委員会ではなぜ読んだ本を書評しない道を選んだのかということも述べ合うので、大学院のゼミのときのような雰囲気もあって大変勉強になります。
現行のメンバーになってからは、私が一番年下なので、勉強になることばかり。
そろそろ委員のみなさんの顔と名前も一致してきて(お名前は以前から存じていたが、顔を知らない、といったパターンが非常に多いんですよね。みなさんタレントではなくて専門家なので)、毎回行くのが楽しみです。
タイミングが合えば書評を書かせていただく機会を与えられ、
400字、800字、1100字と求められる分量を書いていき、掲載となるわけです。
紹介したいけど、タイミングが合わなかったり、
読んで楽しかったけど書評には向いていなかったり、
似たようなジャンルが重なって書評できなかったり、
ほかの人に取られてしまい書評できなかったりすることもあります。
だから、読んで楽しかった本の書評が無事掲載となったときは、なにかその本と運命めいたものを感じます。
本を読むことが仕事になるなんてこんな幸せなことないじゃないかと、10年前の自分なら言ってかもしれないですけど、
この仕事は責任重大です。
責任の二文字が嫌いでこの職業に就いているところがあるので、なかなか複雑ですが、どうにか折り合いをつけて楽しんでいる。
先日は『ゲームの支配者 ヨハン・クライフ』という大書を書評しました。
これまで書評する機会に恵まれた本(運命の本たち)は下記のような本です。
ジェシー・ぺリング著 鈴木光太郎訳
『なぜペニスはそんな形なのか ヒトについての不謹慎で真面目な科学』(化学同人)
長谷川昌一著
『オレたちのプロ野球ニュース 野球報道に革命を起こした者たち』(東京ニュース通信社)
樫尾幸雄著 佐々木達也(聞き手)
『電卓四兄弟 カシオ「創造」の60年』(中央公論新社)
出口逸平著
『研辰の系譜 道化と悪党のあいだ』(作品社)
内藤正人著
『うき世と浮世絵』(東京大学出版会)
山本淳子著
『枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い』(朝日選書)
窪園晴夫編
『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』(岩波科学ライブラリー)
武田康夫著
『地球は本当に丸いのか? 身近にみつかる9つの証拠』(草思社)
ディートリッヒ・シュルツェ=マルメリンク著 円賀貴子訳
『ゲームの支配者 ヨハン・クライフ』(洋泉社)
これまでは以上の9冊。400字のものもあったけど、当然のことながら上記のプロセスを経ているので、私にとってはどれもおもしろい本でした。
もちろん、書評にいたらなかった本も幾冊もありますが、そこは縁なのでしょう。
自分なりに考えを整理することと、知らない人に興味を持ってもらうような場所で書評するということ。正解のわからない難しい作業ですが、だからこそやりがいのある仕事だともいえますね。
芸人が書評書くなんて、と思われる方が読者のなかにも、著者のなかにもいらっしゃるかもしれませんが、
私はあまりそういうのは気にしない質です。ようは「なにを書くか」で勝負するものだと思っています。
肩書で勝負しているわけではないです。
これまでうれしかったのは、書評欄に、オードリーの若林さんがインタビュー掲載されてて、ピース又吉さんの小説が書評されてて、私が書評を書いていたっていう日でしたね。三人も芸人が書評欄に登場した記念日でした。
『研辰の系譜』の出口先生はわざわざお礼状まで書いて送ってくださり感謝です。
本は、書いた人が一番えらいです。感謝をいうのはこちらです。
書評は、たくさん書いて文字数削っていくのも大変、そのぶん命も削ってます。
けれど、楽しいです。
あと1年半がんばる!
ということで、なにを言いたいのかというと、私はこのほかにBLなども読むので忙しいので、献本などされても読むひまがないので献本とかはしないでください、読みたい本は買います、という話。
って、かわいくないね☆
2017.08.30
-
【サンキュータツオ著『もっとヘンな論文』発売】2017.07.26 Wednesday
-
とってもいまさらですが、
5月の下旬に『もっとヘンな論文』という本を
KADOKAWAさんから出版しました。
あまりに忙しすぎてツイッターの告知しかできない期間が長すぎました。
大学が夏休みに入りかけていて落ち着いていまブログ更新中。
毎日ギリギリの時間で働いてるわけですよ、
こちとらNBAとツールとアニメと横浜ベイスターズを追いかけている忙しい身なので。
というわけで、
お願いです買って読んでください。
つまるところ、
こういう本が出せて、そして売れるってことに、
いまの自分の存在意義があるわけです。
売れなくなったら表に顔出して活動している意味半減ですからね。
本が売れなくなったら即引退!
というわけで、出版記念イベントは、
紀伊國屋書店さんのイベントホールで、
「「坊っちゃん」と瀬戸内航路」の山田廸生先生をお迎えして、
ニギニギしくお送りしたわけです。
たまんないなあ!子どものころから知ってるあの紀伊國屋書店でイベントできるなんて。
この本は研究の楽しさの詰まった一冊になったと自負しております。
いろいろネットや雑誌やラジオで、インタビューなど掲載されています。
よかったら読んでみてね。
●「おっぱいの揺れとブラのずれ」…サンキュータツオのヘンすぎる研究に爆笑、感動! 学問の奥深さにふれられる名著
こんなわかりやすい釣り見出しあるかよ!しかも前著のだよ!と、日本で一番早くツッコミましたが、大目に見るように。
●世の中には「おっぱいの揺れ」を研究している人がいた…おもしろすぎる「ヘンな論文」たち
結局「おっぱい」ばかり取り上げるのね…。少しおっぱいばかり見られる女性の気持ちがわかる気がします。
ま、いろいろ大目に見てくれ。
2017.07.26
-
【雑誌『週刊女性』インタビュー掲載 拙著『もっとヘンな論文』にて】2017.07.17 Monday
-
現在発売中の『週刊女性』に、
拙著『もっとヘンな論文』の著者インタビューを掲載してもらいました。
見開き2P。
とても丁寧に取材してくださった方で、
ライターさんの魂のこもった記事です。
『もっとヘンな論文』読んでね。
2017.07.26
< 前のページ | 全 [12] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |