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【東京ポッド許可局JAPANツアー ご来場感謝 #tokyopod 】

TBSラジオ、全国16局ネットの私たちの番組

「東京ポッド許可局」

そのジャパンツアーを、

今年は4月愛媛松山、5月は金沢、6月は札幌、7月は福岡、8月は名古屋、

そして9/16に東京有楽町よみうりホールで行いました。

 

ご来場くださった全国の許可局員、ありがとうございます。

 

 

いままで夏は2000人規模でやってきましたし、いつも満員のお客様だったので、

今年はやや小さめのホール、すぐ売り切れてしまって、

来られず悲しい想いをした方々もいらっしゃると思います。

いま、東京には小屋がありません。

2000人規模は特に争奪戦が激しく、地方の方も来られる土日がないんですよね。

 

まずは、来てくださったお客様にありがとう、

来られなかったお客様にすみません、

そんな気持ちのツアーでしたが、

その代わり今年は「会いにいけるおじさん」から「会いに行くおじさん」に。

2017年は地方を巡ろうということで、

地方公演をやったわけです。

 

各公演での様子は販売したパンフレットに詳しく書かれていますので、

割愛します。


2008年3月、ネットの片隅でひっそりとはじまった番組が、

3年後の2011年には最初の日比谷公会堂、

その後2013年からTBSラジオという最強の地上波ネット局で放送されることになり、

その後も28時から27時台、現在の24時台と時間を変えて続いており、

来年で10周年を迎えます。

 

トリオでもない私たちが、

どこまでいきなにをみせるのか、

これはひとつの時代を象徴するなにかだという使命でやってます。

おじさんが3人ではじめて、3年で日比谷公会堂って、

ちょっとお笑い界では異常事態なのです。

 

時代に選ばれているものなんだと思います。

普通のペースではない売れ方なので。

ただ、私たちは常にこの「東京ポッド許可局」でなにができるのか、

つねにおもしろいほう、売れそうなほう、

こういった手法を試してみたい、こういったことをやってみたい、という、

「攻めの姿勢」を貫ける体制は維持しています。

 

もしこれがネタで天下取ろうみたいな、

従来のメディアの売れ方に依存した形をとっていたら、

きっともっと守りに入ってしまいます。

こういうこというのやめようとか、

ウケたほうでいこうよとか。

 

でも、私たちはトライアンドエラーを続けてここまできました。

おもしろい選択肢で勝負してきました。

2017年はそういう意味では、全国6か所のツアー、

そしてゲストを入れないストロングスタイル、

さらには各公演でのパンフレット販売、などです。

 

これまでの知見を活かしつつ、さらになにかを積み上げられないかを考えています。


TBSのスタッフは、放送でもイベントでも、いつももっとも私たちにストレスのかからない環境を用意してくれ、

また「自由」を与えてくれています。

これはやめろ、あれを話すべき、こう進行しろ、はなにも言いません。

 

また、今年から放送のスポンサーについてくださったレナウンさんも「金は出すけど口は出さない」をモットーにしてくれていますし、

hontoさんも、特定の出版社の書籍だけを扱ってくれなどとは一切言わず、また選書もすべて自由にやらせてくれます。

 

こうしたスポンサー様にも恵まれています。

「自由」をこの番組のコンセプトといってもいいかもしれない。

「自由」をブランドとしたとき、集まってくる人たちが、仕事仲間なのかもしれない。

 

必ずリスナー、制作スタッフ、スポンサー、そして私たちが満足できるものを、

これからも追求します。


 

こうした「なにか」にチャレンジできるのは、

実際に毎週番組を聴いてくださっているみなさん、

そしてつぶやいたり、物販を買ってくださり、「目に見える結果」を出してくれる人がいればこそ。

そうすれば、愛のない人も動かすことができます。

全国の会場に来てくださった許可局員の姿を見れば、

この番組が上向きか下向きか、この目にはるかはらないかは一目瞭然です。

だから、頼もしい。

番組のことはお客さんを見ればわかります。

 

いろんな関係者は口を揃えてこういいます。

「こんないいお客さんは、どのライブシーンにもなかなかいない」と。

ありがたいことです。

 

許可局でできることはまだまだありますし、

まだまだ知られていない場所がたくさんあります。

「都市型政党」とはよく言ったもので、

温泉で中国人観光客に間違われたマキタさん、

松山では半分の客入り、

私なんかは街を歩いていても私のことを知っている人はほとんどいません(だから楽でいいんですけど)。

 

ですけど、だれにでも知られる必要はないにしても、

まだ私たちのことを知って喜んでくれる「潜在的許可局員」はたくさんいるはずです。

出会うべくして出会う。

そのキッカケをもっともっともてるといいなと思っています。


 

極端な話、許可局というユニットと番組は、

どんな遊びでも受け入れる土壌と覚悟がありますので、

これからもまだまだ攻め続けます。

いつ終わってもいい、というのは覚悟の気持ちの裏返しです。

だからなんでもできるんです。

こわいものなんかないんです。

 

だから、長く続けることも大事ですけど、

それを目的としているわけではなく、

もっとおもしろい状況にすべく活動してます。

 

だから、あなたの時間とお金を私たちに割いてくださっているその労力を、

けっして無駄にはしません。

 

これからも追いかけ続けるように。

 

いつもありがとうございます。

 

ごきげんよう。

 

2017.09.17

posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 16:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【東京ポッド許可局ジャパンツアー2016 ご来場感謝 #tokyopod】

TBSラジオ「東京ポッド許可局」の今年の夏はジャパンツアーを行った。

昨年に引き続き、であるが、今年は名古屋と、山梨での公演が追加になり、どこも濃密で楽しい記憶となった。

 

 

5月の末、ジロ・デ・イタリアはイタリア人のニーバリがアルプス山頂ゴールをものにして見事優勝を果たした。

私は米粒写経で新宿末廣亭の初舞台を踏み、柳家喜多八師匠の訃報のショックは癒えぬまま、時間がその傷をいやしてくれるのをひたすらに待っていた。

そうして夏の足音がひたひたと近づいてきた。

 

6月、今年のNBAファイナルでは西のゴールデンステート・ウォリアーズと東のクリーブランド・キャバリアーズが激突、昨年とおなじカードとなったが、内容的には圧倒的なウォリアーズ優勢、西カンファレンスを勝ち抜くだけでも大変だったのだから、東との対戦はさぞ気持ちよかっただろうと思えた。実際、サンダーとの文字通りの死闘のあとでのファイナルでは、多彩なオフェンスパターンでこのチームのさらなるポテンシャルまで開花させたともいえる序盤の数試合の展開で、今年もウォリアーズで決まりだなと、ほぼすべての視聴者は思ったにちがいない。

しかし、事態はゲーム5で急変した。3Pをどこからでも決め、すべての選手が動きまくり常に流動性と組織力を誇示してきた無双の73勝記録チームのゴールがピタと止まり、そこからは小さな歯車のかけ間違いがさらなる不協和音へと変化していて、とうとうゲーム7でその夢は最後の最後の1ゴールで打ち消された。ここにひとつの現代バスケットの方法論の可能性が示されたと同時に、その限界も示された。

キャバリアーズは決して嫌いなチームではなかったが、それにしても芸術的なまでの組織力と創造性あふれるバスケットを展開してきたウォリアーズに熱狂していた身としては、なかなかキャブスの勝利を受け入れるのにも時間がかかった。

今年は受け入れるのに時間がかかる。

ベイスターズも勝ったり負けたりの不安定な試合ぶりで、1番、2番さえも固まらない毎日、おまけに梶谷もいないとなって打線にも大きな不安があった。

予想もしなかった悪いことが起きなければよいが。そんな予知不安さえ感じた初夏だった。

 

NBAファイナルの終了とともに私には夏がくる。じたばたしてももう遅い、暑い夏がやってくる。

そして6月の末は、毎年楽しみにしている東京ポッド許可局の仲間、

プチ鹿島さんとサンキュータツオでいく オオカミパワー三峰神社の旅

である。

私たちの方法論の可能性の模索はまだ途中だ。

 



 

今年は雲海も観ることができ、

ことのほかご機嫌にすべてが進んで、三峰神社の方々や八木橋百貨店のみなさんも勝手知ったる仲となって、大勢のお客さんを出迎えるのに完璧な待ち受け体制ができていた。

 

今年はマキタさんもギリギリでスケジュールがあいた。

どうしてもマキタさんには三峰神社に来てほしかった。

春日太一さんも同行できるようになった。

ホロッコの二人もバスできてくれた。

こうして今年は大所帯でのツアーとなったが、こういう年もあっていい。

 

マキタさんにこっそりお願いして、ギターもってきてもらえませんか、とワガママを言ってみた。

夏の三峰、大広間にまったりとした時間、そこでマキタさんのネタが聞きたい。

お客さんはその時までマキタさんがくるとも思っていない、そこで突如現れて……と仕掛け心も動いたわけだ。

はたしてマキタさんはそんなワガママを聞いてくれ、「上京物語」をフルバージョンでやってくれた。

思えば私はこの人のネタが大好きなのだ。役者としてすっかりお茶の間の知るところとなった、それも幸せなことなのだが、それにしてもこの人の「お笑い」のネタがどうしようも私は好きなのだ。

あの時間をともに過ごせた仲間とお客さんがいたことはこの夏の幸先のいいスタートだった。

 

7月、大学の授業がようやく終わった。

半年間面倒をみた学生、長い者だと上級前半から上級後半まで1年間その成長の過程に携わることができた学生もいた。

彼らの多くは国に戻り、さらなる研鑽を積んで世界中で活躍する。このメンバーがそろうことは二度とない。そう思うと最後の授業はいつも別れが惜しくなる。文章表現の授業は彼らの内面に触れる。ときにはデリケートなことを書いてくる学生もいて、魂に触れてしまう。感情移入をするわけではないが、こんな人たちの人生のほんの1ページのわずかな時間、でもその時間だけは本当にともに時間を過ごしたんだよ、って、晩年に彼らに言ってやりたくなる。お前の貴重な進化の瞬間に、立ち会ったぞ、ありがとな、と感謝を言いたくなる。が、それをぐっとこらえて、ただの1コマのような顔をして教室を後にする。

 

そしてフランスではツール・ド・フランスがはじまる。

あれほどにイタリアでは強かったニーバリも、山岳で粘りを見せるキンタナも、やはりフルームの前には太刀打ちできない。

スプリントではサガンが圧倒的で、昨年の未勝利マイヨ・ヴェールが嘘だったかのように序盤にあっさりと一勝すると、立て続けに平坦ステージをとって2週目にはすでにその地位を盤石にしていた。フルーム率いるスカイの隊列も見事なまでな均整がとれていて、NBAのサンアントニオ・スパーズを見ているような圧倒的な「父性」すら感じさせた。

フルームとサガン、今年もこの光景になったわけだが、それでもこの二人が活躍すると「夏」という感じがするのはここ数年の体の変化なのだろうか。

新城幸也は今年も敢闘賞にかがいた。これは偉業だ。

 

7月下旬、私は少しはやめに福岡に入り、週末にLIVLABOという小屋で時代劇研究家の春日太一さんとトークショーを行った。


バンバンビガロというバンドの福島さんという方がオーナーで、とてもよくしてくれた。

熊本を第二の故郷と言ってはばからない春日さんのチャリティイベントに参加したような形。

共著「俺たちのBL論」についてを中心に。

 

 

週末は大濠公園能楽堂で「東京ポッド許可局」の公演。

昨年とおなじ劇場だが、動員は昨年とおなじで、満席にはなるのだが売れ行きはにぶい。

これはもっと集めなくてはという緊張感も少し感じて、ネットを切られないようにがんばる。

 

ここがいっぱいになるのだからたまんない。この劇場は最高です。

 

楽屋も畳で気持ち良い。新しく出来上がったTシャツを着て思いっきりはしゃいだ。

前の晩はマキタさんが食後にどうしてもボーリングがしたいといいはじめて、合計150歳のおじさん3人が若い人でごった返す繁華街のボーリング場に繰り出した。

マキタさんなりに、似たり寄ったりの地方都市のなかでも、場所なりの思い出を作ろうとしてくれたのかもしれない。

ホテルの近くの温泉施設なんかも調べたりして、レンタカーで一緒に行ったりもした。移動のときはだいたい食べ物の話。

 

福岡ドームを見学がてら王貞治記念館に寄ったら、そこから完全に王貞治ブーム。

王貞治のスピーチに感化されてそこからはずっと王貞治モノマネで会話。うんざりしたころにホテルに着いた。

公演に来てくださったお客さんたちはその突然の王貞治ブームに巻き込まれる形になった。

「なぜいま王貞治?」だれの頭にもあったかもしれない。

しかし、「なぜいま?」に対するアンサーなどはどうでもいいというのが我々のスタンス。理由が社会の時勢やお客さんの顔色をうかがってきめるのではなく、こちらにあればよい。それだけだ。あとはそれが面白いかどうか、それに尽きる。

しゃべった論は「第二芸能界論」。今年の夏は、自分たちの知っている世界とは別の「アナザーワールド」がキーワードだったような気がする。

今年起こった芸能界のいろいろことを、第二芸能界という考え方で包括してみた。

福岡には九州全土から許可局員が集まる。それがうれしい。しっかり地方にいる許可局員を捕まえられているのがうれしい。

アルパカ局員は熊本の人で、被災もしたし奥さんも亡くしたでずいぶん大変な想いをしたなかでも、この公演にかけてつけてくれた。

こういう顔の見える挨拶ができるのも地方公演ならではだ。顔を見せてくれるだけでいい。「元気だった?」「がんばってね」などの会話はそこに必要ない。顔を見せるだけでそれはわかる。

 

公演を終え、気の利いた店で軽く打ち上げ、と移動していたら千代の富士逝去の報。

もうそこからは飛行機に乗るまでずっと千代の富士と相撲の話しかしていなかった。

福岡はとにかく暑い。湿気がすごかった。それだけ人も熱かった。

 

あれだけウォリアーズを苦しめたサンダーのデュラントは、まさかの急転直下、突然のウォリアーズ入りを電撃発表した。

当然全メディア、全ファンが彼を非難する。フランチャイズプレイヤーでいれば安泰なのに。そしてだれもがそうなると思っていたのに。

彼はどうしても優勝がしたい。このチームで、というのがなかったのは実に意外なことだった。

これも受け入れるのに時間がかかる。しかし、おもしろくはある選択肢だ。

 

8月。

ツアーとしては初の名古屋公演。

大都市はオリジナルの番組を作るところが多いので、なかなかネットしてくれない。

CBCも最初の年はネットしていたもののその後ネットがはずれて愛知近隣の許可局員からも熱望する声が寄せられていた。

なにより許可局の長田Pのお膝元、ここは奪還したい。というわけで、ネットお願い行脚である。


福岡ドームで広島と中日の試合を観戦。ドアラの耳をつけたマキタさんがやけにファンシーだったのが忘れられない。

私は横浜の谷繁の第二の故郷と思っているので、谷繁のユニフォームを。

それにしてもひいきのチームではないチーム同士の野球観戦がこんなにストレスがなく面白いとは。なにより広島の内野の安定感を目の当たりにして、いままでハマスタで観てきたあの内野の守備はなんだったんだろうと思わず振り返ってしまったほどだ。


 

CBCの番組に出てその試合をレポート。パーソナリティの酒井くんという青年がまた好青年で、娘がいたらこういう男に預けたいと思わせる不思議な魅力をもった男だった。あとで聞いたらパーマ大佐の元相方だったそうだ。ふたりとも若いのにもう売れている。

結果を出すものははやい。

私の世代では、青木さやかと松田大輔が若き日に名古屋から出てきてともに活動していた。


優勝するチームの勢いというものを感じた試合だった。

広島サイドで中日を応援するという無駄な暴挙をした。

 

 

 

空き時間にはマキタさんと徳川美術館に。

ちなみに鹿島さんは後で聞いたら、三回目のゴジラ観劇に行っていたそうだ。

あまりに恥ずかしくて言えなかったようで、舞台上で告白していた。舞台上でっていうのが、あの人らしい色っぽさだ。

 

常滑のタイル博物館に行きたかったのだが、そこまでの時間はなかった。

どこでもいい、マキタさんや鹿島さんと歩きながら、あるいは飲みながらする話ほど、くだらなく、そして人生を豊かにしてくれる時間はない。

うらやましいでしょ?でもそれを一緒にやろうっていうのがライブなのだ。


名古屋のデザインホールは完全に許可局向きのホールだった。完璧!

ここは前売り段階で完売が早々と出た。東海全域から許可局員が集まってくれていたのもうれしい。

東京からの遠征組もうれしいし、でもそれだけで客席が埋まってしまっては地方にくる意味がない。

しっかりのその土地の人たちが来てくれるそのバランス。許可局員は本当にすごい。みんながすごい。




イベントスポンサーの4社、ありがとうございます!

 

名古屋公演が終わると8月が終わる。8月が終わるということは、三大ツールの最終戦、スペインのブエルタ・ア・エスパーニャがはじまる。

そして季節は秋へと向かっていく。

まだ暑い、まだ暑い、そう思ってだましだまし、あれほど憎んでいた夏を惜しみ始める。これを毎年繰り返す。

論は、野球はなんであんなに人を集めるのか、というところから端を発した「動員論」。

これがアナザーワールドで生きるひとつの尺度になっていく。

名古屋では鹿島さんの河村たかしモノマネ、そして木俣のモノマネなども誕生。これだけで完成しているイベントだった。

そしてこの後、CBCのネット復帰が決まった。

 

そして、許可局放送時間の変更、つまり月曜12時からの放送決定という報が急転直下もたらされる。

できれば中野で報告したかったのだが、その時点ですでに放送で発表になってしまうために、放送での報告となった。

セッション22からのミッドナイトセッション、個人的にも楽しみにしていた時間帯だし、鹿島さんも私も何度となくお世話になった番組枠だったので、これは身が引き締まる想いだ。

自分の活躍の場を作るために、自分が活躍した場を失う。だが、どんな苦境に立たされても受けて立つ、それだけだ。

許可局は人が油断している時間に放送されるのがベストだとも思うが、こういうラジオ的に熱い時間帯を任されるのもまたうれしい。張り合いがある。愛のない人たちに晒されて、的外れなことを好き勝手言われることも上昇するには大事なことだ。むしろうれしい。

 

ベイスターズは勝ちを積み重ね始めた。桑原が一番固定、エリアンの予想外の活躍、梶谷の上り調子、筒香のさらなる覚醒と、うれしいことが毎日のように起こる。そろそろクライマックスシリーズの参加権がもらえる日がくるかもしれない。が、それは決して口に出してはならぬような、呪いの呪文のような感覚もあり、口にした瞬間なくなってしまう氷のような願望だった。だが、今年はそれが現実味をおびはじめる。9月に入っても野球が楽しいのだ。

 

 

9月16日、金曜日。

今年は残念ながら平日の夜開催になった大東京ポッド許可局@中野サンプラザ公演。

2000人規模の公演は毎年やっているが、中野という、いわば許可局発祥の地に近いこの劇場でイベントをやる日がくるとは正直思ってもみなかった。

かわいいアイドルたちでもなかなか埋められないこの劇場を、おじさん3人が埋めるという事態のヤバさがいまだに受け入れられていないのだが、不思議なことにうまるのだ。これは時代に選ばれているのだろう。


 

舞台上から見るとどこも近くてお客さんの顔ひとつひとつがちゃんと見えるとてもよい劇場。

客席から見ると遠くに見えるが、さりとてまったく見えない感じでもなく、絶妙な味付けのされた劇場である。

サンプラザはなにより劇場に入るまでの赤いジュータンの階段が最高だ。

15万スポンサーの浦和 割烹千代田さん、J COMさん、そして8万スポンサーの皆さま、まことにありがとうございます!

こういうひとつひとつの積み重ねが制作費にあてられていくのです。

論は、「タツオ売れたい論」。なぜかこういう話になったのだが、野心のすすめを受けて、動員もして、アナザーワールドもひっぱっていくとなると、売れるしかない。私は売れるもんなら、売れたいです。改めて、そう思いました。

そのかわり、中途半端に売れるくらいなら、辞めます。研究とかしたいんで。少ないチャンスを作りに行きたいと思います。


 

許可局パンフレット!今回も読み応え抜群で爆笑!

そしてマキタさん、鹿島さん、私、それぞれ自分のコラムから読み始めるという自分好きっぷり。

許可ダスはこれからの許可局ファンにも読んでもらいたいね!


マキタさんの増位山以上に増位山な歌のコーナーは袖で観られる幸せ。

TBSの清水アナウンサー、秋沢淳子アナウンサー、ご協力ありがとうございます。

 

ゲストとして出演してくださった林真理子さん、そのパワーと現場対応能力といったら!

ありがたいです。

そしてサプライズゲストで猫ひろしが登場。猫よ、ありがとう。

お客さんも大満足。私たちも大満足。幸せの甕はいままさに、この劇場でいっぱいになりつつあるのかもしれない。

こうして許可局のジャパンツアーは終わった。

それと同時に、夏も終わった。

どうしてもこの大事な日に、という想いで参加してくださった2000人のひとりひとりに、書ききれない物語がある。

しかしなにがあろうと、いま目の前にいるお客さんが一番えらい、という高見沢さんの言葉を思い出さずにはいられない。

事情はみんなにある。だけど、来る人と来ない人がいる。どちらも悪くない。応援の仕方は人それぞれだ。

いつも聴いてくれている人だって、まだ私たちのことを知らない人たちだって、これから仲良くなれるんなら、そこはありがとう、だ。

 

横浜のクライマックスシリーズが決まった。ついに歓喜の瞬間が訪れた。

傷つくのを恐れて応援するのはやめた、これからは堂々と応援したい、と思ったときから、それほど時間はかからなかった。

翌日、また別の出来事が起きた。三浦大輔が引退を決めた。18の背番号が大きくプリントされた記者会見上、三浦大輔は私のなかで永遠の存在になった。

ありがとう、そして、ありがとう。

あなたのためなら、なんでもします。

 

ブエルタはキンタナが山岳を激走、ついに戴冠の時を迎えた。コロンビア人としは二人目だ。こいつの辛抱強さにはいつも勇気づけられる。

 

三浦の引退試合は一生忘れない。勝てばチームが5割復帰、三浦の連続勝利年数の記録もかかったなかで、彼は負けるのだ。ボロボロになるまで投げて投げて、涙を流して打席に立ち、グラウンドに立ち、それでも全員を納得させたのだ。

セレモニーでは初登板の遠藤、翌年の齊藤秋雄の名を口にした。「こういうセレモニーをやってもらえる選手になりたい」、まさにその夢がかなった瞬間であり、チームを動かず続けてくれたことも、これで歴史が繋がった。

彼は球団のだれもが、そしてこれから球団に入るであろうだれもが、憧れることができる存在になってくれた。こういう選手がいた、こういう選手になりたい、そう思わせてくれる人がこのチームには必要だった。

そしてそれは、怪物ではいけないのだ。無名の投手、ドラフト6位、まったく期待されず、ただただ愚直に練習を重ねる努力の怪物、だからこそ私は三浦から目が離せなかった。

彼の目にうつっていた2000年代は、そのまま私たちも一緒に見ていた光景だ。引退セレモニーで、そのすべてが報われた。

三浦大輔とおなじものを見、そして感じてきた。それだけで、あのつらい日々がいま、報われた。

 

 

10月2日、日曜日、快晴。

東京ポッド許可局ジャパンツアー後夜祭。

許可局は月曜24時から25時という非常にシビアな時間帯での放送を開始したが、私たちはいつも通りだった。このやり方でこれまでやってきたからだ。

 

この半年間、一週間に再放送とリアルタイム放送の二回を放送してくれていた全国唯一の放送局、それがYBS、山梨放送。

マキタさんは山梨出身、ゲストにきてくれた林真理子さんも山梨、鹿島さんも現在山梨で週に一回のレギュラー放送を抱えている、許可局は山梨との関係性が深いのだ。頼もしい放送局だ。

 

どうにかこうにか、後夜祭などできないものか、山梨放送に御礼できないものかと考えて、山梨での後夜祭を決行、

YBSが全面協力してくださって、公開録音の流れとなった。

ちなみにこの公開録音の様子は山梨でしか放送されない。こういう方法で地方のネット局を盛り立てることもできる。面白い!

 

マキタさん顔パスの店で食事、おいしいなめこそばをいただいて、YBSへ。

一階のロビーフロアをイベントスペースに設置してくださった。


YBSの写真を撮るマキタさん。

素敵な空間でした。山梨県内のお客さんも多くて、こんなにうれしいことはない。顔が見えるのは本当にうれしい。

観れば優しそうな顔をした人ばかりで、ニコニコして聴いてくれている。真面目なところでは真面目に。

そうだ。私たちが相手にしているのは、こういう人たちなのだ。ありがとう。

論は「おじいちゃん、おばあちゃん論」。

三代の地層がひとの行動には現れる。そして自分が初代か、二代目か、三代目か。それぞれにタイプがある。



ここのなめこそば最高でした。とりもつも。

 

完全に秋の訪れを感じる夜。6時頃には真っ暗になる空を見ながら、私たちはまたここに来ようと誓った。

この夏、マキタさんはだれよりも愛嬌のある皮肉屋だった。鹿島さんはだれよりもしたたかなピエロだった。二人とも芸人人生最高のキレキレの身体性と思考でイベントに臨んだ。負けてはいられない。自己記録はつねに更新。

記録の出やすい環境にさりげなくしてくれているTBSラジオ長田局員、八島局員、佐藤局員はじめスタッフの皆さま、オフィス北野スタッフにも大感謝だ。

 

今年もたしかな手ごたえを得て、お互いの顔をつきあわせての報告と、楽しく有意義な時間を共有することができた。

またあなたに会いたい。

私たちの方法論はまだ進化の途中だ。そしてこの時間はもう一回繰り返すほど私たちは若くない。大いなる一回性の活動だ。その一回性を、見届けてくれる人が必要だ。自分が死ぬときに、あの時見ててくれてありがとよと、メッセージしたい。

帰り道、虫のなく夜道を涼しく歩いた。

 

明日は米粒写経のトーキングブルース、「例大祭」だ。

居島さんと二人きりのステージの幕が開く。

 

2016.10.02

posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 21:39 | comments(1) | trackbacks(0) |-
【JFN系列『スキマから聴こえてくるラジオ』 サンキュータツオ×神田松之丞 テーマ「講談」ポッドキャスト配信 #シブラク】
4月30日、
JFN系列『スキマから聴こえてくるラジオ』という、毎週土曜の26時から27時に放送されている番組に出演しました。
神田松之丞(かんだ まつのじょう)さんという、若手の講談師の方と出演し、松之丞さんに「講談」についてうかがったり、演芸界がいま注目する松之丞さんのひととなりにも迫っていこうという1時間番組です。

まずこの企画を実現させてくださったスタッフの皆さま、ありがとうございます。

「渋谷らくご」にも出演してくださっている松之丞さんですが、
講談、まだまだ若い人には馴染みのないジャンルかもしれません。

ぜひポッドキャストで聴いてみてください。
『スキマから聴こえてくるラジオ』サンキュータツオ×神田松之丞 

どこかでドライブしながら聴いてくださった方もいるのかな。
地方で聴いてくださって興味持ってくださった方がいたらいいな。
JFNはだから好きです。

2016.05.03
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【TBSラジオ『荻上チキ Session22』出演 「2016年NBAレギュラーシーズン」ポッドキャスト配信 #tokyopod #ss954】
4月28日、
TBSラジオ『荻上チキ Session22』
に出演しました。
今シーズンのNBAレギュラーシーズンを振り返る、というテーマで。

現在、ポッドキャストで配信されています。


いま、NBAのことを1時間もしゃべらせてくださるラジオは、国内でこのラジオしかありません。
大変ありがたいことです。
昨年から今年にかけてのシーズン、国内的にはBリーグ発足の報だったり女子バスケの活躍など話題も豊富でしたが、NBA的には過去に例を見ない頂上決戦が繰り広げられようとしています。

この番組では、今年のNBA、
ゴールデンステート・ウォリアーズと、サンアントニオ・スパーズという、歴史的な2チームのみを採り上げて紹介する、という試みをさせていただきました。
たしかに今年のNBA、東にもキャブスやラプターズ、セルティクス、ヒートなどおもしろいチームはたくさんあるのですが、
とはいえ今年の西、ウォリアーズとスパーズの強さはホントに過去例を見ないレベル。

パッキャオ対メイウェザー的な、超オフェンシブ(だけどディフェンスもなかなか強い)ウォリアーズ、超ディフェンシブなスパーズという構図がめちゃくちゃ面白いのです。
具体的には、ウォリアーズの選手カリーと、スパーズの監督ポポビッチ。

どちらも超現実的なバスケを追求した結果、いまのスタイルに落ち着いたわけなのですが、
ウォリアーズの73勝9敗は、今シーズン開始前はだれも考えもしませんでした。
なんならオルドリッジ加入時点で、今年はスパーズ独走とだれもが思ったことでしょう。

今年最大のサプライズチームは、なんと昨年の王者ウォリアーズだったというドラマ。
さらにカリーのMVPというよりは、MIPぶり。第4Q出ないで勝った試合が17試合、それでも平均30点超えの得点王、3p成功記録も、昨年の自身の記録286本から、402本へと大幅更新。
……いったいどこまでいくんですかあなた。

開幕24連勝、ホーム54連勝の大記録。
かたやスパーズもホーム45連勝と史上2位の記録、主力を休ませつつローテーションを組んでも67勝15敗というチーム史上最高の成績でレギュラーシーズンを終えたのです。

どちらのチームも好きです。どちらにも負けてほしくないです。
でも、ファイナルの前、西地区のファイナルでこの2チームは激突します。引き分けはありません。からなずどちらかが勝ちます。

この年まで、NBA見続けてきて本当に良かった。

ウォリアーズが、ジョーダン在籍時の95-96シーズンのブルズの記録72勝10敗を超えた日。
カリーがシーズン最終戦で3Pを決めまくり、402本目のスリーポイントシュートを決めた日。
コービー・ブライアントが引退試合で60点を決めてロサンゼルスを熱狂させたあの日。

その夜、日本では熊本で地震が起きた日。

2016年4月14日は、生涯忘れられない日になりました。

2016.05.03
 
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【東京ポッド許可局@東京グローブ座 ご来場感謝 #tokyopod】
3月27日、東京グローブ座でのTBSラジオ「東京ポッド許可局」のイベント、
俺たちと年度末と東京ポッド許可局、
ご来場にお客様、誠にありがとうございます。

700席近くが5分で完売したという、ありがたい状態でのライブとなりました。



ライブは三八マイクの前で2時間、フリートークという過酷極まる状況で行ったのですが、
この緊張感と、この日のために高めていってるストレスは、だれが共有できるんだろう。

でもそれがめちゃくちゃ楽しいのだ。
これが、少しでも打ち合わせや決め打ちができちゃうと、完全に「ネタをくる」作業になり、またその練習した感じとか、ストイックな感じが変な緊張を感じさせ、お客さんの肩にも力がはいる。
そうではなく、このライブは普段番組を聴いてくださっている許可局員との壮大なオフ会でもあるのだ。

しかし、この方法は、演者と観客に、ネタライブでは味わえない緊張と至福の時間を提供する代償に、
「一回しかできない」という一回性に収束していく。
複数日公演ができない。ゆえに効率が悪い。
でも、やらなきゃならんのだ。証明するために。

制作費を自力で稼ぐタイプの番組。
時間帯は4月以降も変わらず土曜27時。
それでもやる。やるんだよ。前を向かなきゃなにも変わらないんだよ。

私たちはとにかく「生」であること、加工しないことにこだわる。
ゆえに、会場入りして舞台にあがるまでも、Ustreamで生中継した。
近くの公園で開演をまつ姿を中継したのだ。ものすごいお金をかけたけど。
普段、カメラに向かって人がしゃべっている映像に慣れている人は、生中継だと気付かなかったかもしれない。
でも、「生中継だよー」と言わないのが、ホントの覗き見なのだ。

9月16日(金)には、中野サンプラザ公演を行います。
全国の許可局員は、この日の予定を是が非でも空けるように。
盛大なる一回性。

許可局の公演は、どの公演も「あの公演を生で観た」ということに大きな意味をもたせていきます。
一緒に物語を作っていく。それを許可局員にも体感してもらう。
だって、支えているのが許可局員なんだもん。クラウドファウンディングのようなもんよ。



ゆえにグッズの売り上げが大きいのであるが、今回は急遽のゆえ、在庫売り尽くしセール。




お花をいただいた「WOWOWぷらすと」さん、「山梨放送」さん(4月から週二回放送に!「どうでしょう」状態)、
ありがとうございます。




そして、3月まで、隔週3回のスポンサーになってくださった日清食品さんから、
全員のお客さんに「どん兵衛」の生そば食感鴨だし をプレゼント。
発売前日に粋な計らい。
感謝です。

ほか、公演の感想などは、「東京ポッド許可局」のポッドキャストでたくさんしゃべっておりますので、聴いてみてください。

2016.04.07
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 23:14 | comments(2) | trackbacks(0) |-
【畑亜貴の 弱り目に祟られろ!レディオ 2ndSEASON 毎月13日配信】
昨年まで、ポッドキャストで配信していた、作詞家、世界の畑亜貴さんとのネットラジオが今年の1月から復活しました。
どちらともなく、「そろそろやらない?」となり、お互いさびしくなったタイミングで月一回配信ということで開始。
毎月13日に配信ということになっています。
私は、畑さんのラジオのマスコットキャラクター&聞き手をやっているわけです。



ひとまずは1年、という期間を区切っての2ndシーズン。その記念すべき1祟目。


2月13日配信の2祟目は、畑さん、田代さん、田淵くん、黒須さんのユニット「Q-MHz」が登場。
大注目のプロジェクトのフルメンバーが揃った豪華な回です。

畑さんが考えたコーナーがすんごい面白い。

「日々のおたより」のコーナー
まあ、なんでもあり!皆様からのおたよりをご紹介します。

「日々のくだらない疑問」のコーナー
日々の生活の中で普通にやりすごしてきたけれど、これなんか変じゃない?を語りあいま­す。

「童謡どうでしょう?」
畑が好きな童謡をお届けするコーナーです。

「自由業で食う!」のコーナー
どうやって食ってるのあの仕事の方達は?
実際ゲストをお呼びしてズバリ聞いちゃいます。

「特産品を食え!」のコーナー
このコーナーは、県をあげて推してる特産品ではないけども、市区町村くらい、土地に根­付いた特産品を教えてもらおうコーナーです。

「自由業で食う!」のコーナーは、自由業の人にどうやって生きていっているのか、ベールに包まれた自由業の存在の仕方をゲストを招いて掘り下げていくコーナーです。
これ必聴ですね。

毎月13日更新だよ。この番組もっと知られないとまずいです。おもしろいので。

2016.03.05
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
TBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ!』:自治体議会における性差別体験アンケート報告集
毎週木曜日に、ニュースプレゼンターとして出演しているTBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』。
毎週レポートをアップすべきなんですが、すみません。

少し前に、女性議員がセクハラを受けたことがある、というパーセンテージがものすごく高い、ということで、
『自治体議会における性差別体験アンケート報告集』というものが発行されました。
例の、「産めんのか!」という都議会でのヤジ事件を受けて、全国の自治体議員の有志が結集して作成した報告書です。
これ、もらいにいったら買えるんですよ! 都内でも。
普段こういう冊子買わないから、新鮮ですよね。



番組でも報告したんですけど、もう想像を超える男性議員のセクハラのひどさ。
男性の私でもムカムカしてくるような、というよりも、もし自分が女性議員だったら議会にいくの怖いわ!と思うくらい、地方自治体の女性議員はなにがしかのセクハラにあっているように思います。そりゃ過敏にもなります。
研修もないし、資格もなくていいから、地方のリテラシー低い、パワーのあるおっさんが議員になるわけで、たぶん全職業中でもこれだけ意識低い系はいないんじゃないかというもの。

そういった「地方議員になる人」の環境を考えてみると、表紙には「えっ!? 議会でもセクハラ?」と書いてありますが、議会だからこそだろうとも思うわけです。
いま、政治家なんて憧れる若い人は非常に希だと思います。変わった人、とまでは言いませんが、これだけ連日政治に対してああだこうだ言われていて、「よし!俺、なる!」「私が変える!」なんていう真面目な人、そうとう頭がよくないといませんよね。

そんななかで地方議員になる人って、まわりの人たちに推されて、とか、親も議員で、とか、なんらかの「なる理由」がある人たちなんですよね。非常に土着的なのかな。
三角関数を知らなくても女はいいんだ的なこと言ったりする議員がいるけど、この意識の低さっておもしろいよね。
政治家って日本最後の「ボケ」だと言ってもいい。貴重な、ありがたいツッコミしろを日夜提供してくれている存在なのだ。

森喜朗さんくらいからなのかな、ツッコミが過剰で神経質になってきたのって。あの人こそ、平成では土着政治家の権化のような存在で、「大ボケ」ですよね。

でも、セクハラはやだ。目の前の女性を、性の対象として一方的に、行動にして消費していくっていうのを黙認していく構図が、どうも強者、そして多数派の論理で好きじゃない。
おもしろいかおもしろくないかで考える芸人脳としては、全然おもしろくない。ボケが強すぎて話聞かなくてコミュニケーションが成り立っていない感じ。野放しボケみたいな。

自分では出会わないようなことに、仕事で出会えるっていいことですよね。この報告書がまさにそうでした。
内容は吐き気がしますよ。
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 16:16 | comments(0) | trackbacks(0) |-
東京ポッド許可局@渋谷公会堂:ご来場ありがとうございました。
今更ですが、8/2『大東京ポッド許可局2015』@渋谷公会堂、ご来場くださった皆様ありがとうございます。
2000人キャパが当日ではなく、事前に完売は初の快挙でございます。



いいよねこの小屋。なんか風格あって。
ものすごい暑い日、渋谷の坂を歩いてここまで来てくださった大勢の許可局員のことを想うだけで泣けます。
ひとりひとりに、朝あるいはその前の晩から、家を出る瞬間があり、自分にとっての「東京ポッド許可局」という物語があり、想い入れがあるのです。
ときに家族の会話のキッカケになったり、友だち同士のコミュニケーションのキッカケになったり、あるいは許可局を通して知り合う人がいたり。
ずっと聴いてくださっている人も、いまは聴いてるけどそのうち聴かなくなる人も、でもこの日に集まった事実だけは確かで、そこでゲストの高見沢さんから「今日いるお客さんが一番えらい」という言葉を聞けたんですから、これはホントに一生の宝ですよね。
残念ながら来られなかったという局員にも、「行きたいけどアレで行けなかった!」という物語があるはずです。それは事実上「行った」にカウントしていいと思います。

iPhoneImage.png

物販はUSBやらパンフやらいろいろありました。
現在ではTBSのishopで購入できます。
お気に入りはこの手ぬぐい。「忘れ得ぬ人々」手ぬぐい。
一番最初に「忘れ得ぬ人々」をしゃべったときに、鹿島さんが語った昔の話。
キャバクラで知り合った女性が、立ったらものすごく体の大きな柔道経験者で、一緒に会う約束をしたものの、鹿島さんが自転車の後ろに乗せられたとのこと。そのとき後ろの座席から見た、深夜の満月。
そのまんま小説にしてほしいほどのエピソードを、これほど見事にイラスト化してくださるとは!
TBSのデザイナー、松林さんに感謝!



汁総選挙の投票所。バカバカしいことにお金使ったなあ!
おかげさまで安東アナウンサーの司会により大盛り上がり。
投票率も高く、スタッフも死ぬ気で集計でした。



物販、いくつかブース作れば良かったね。ごめんなさい、並んだのに買えなかった人。
あるいは、行列だけ見て買う気が失せた人。
次に活かします。


長田P局員と八島D局員が魂こめて作成した「すあマップ」。
ありがとう!
全国すあま調査の結果でございます!
この地図売ってほしいわ。
調査に協力してくださった全国の局員のみなさま、誠にありがとうございます。

事務所のマネージャー陣、TBSラジオの佐藤さんをはじめとしたイベント制作陣、
ご来場くださった許可局員、タツオのおばさん局員、誠にありがとうございます。


イベント一週間前から40度を越える熱と、扁桃腺炎に悩まされ、手術もできず、仕事に穴をあけたりもして、大勢の方を心配させ、また各方面にご迷惑をおかけしました。
こんなことははじめてでした。ホントに死ぬかと思いました。
猛暑のなか、ガクガクふるえながら歩いたのははじめてでした。入院するまでは連日夜間の救急にかけこむ始末。
体調管理が甘かったんですね。どうすればよかったのかいまだにわからないんですけど、そこが私がプロではない部分なんです。
自覚しました。

なんとかギリギリ歩けるようになり、声も出せるようになっての当日。夢のように楽しい時間はあっという間でした。
「東京ポッド許可局」のサイトにもレポートが詳細にあがっていますので、ぜひ読んでね!

イベントスポンサーの皆さま、誠にありがとうございます。

9/2
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 16:14 | comments(0) | trackbacks(0) |-
東京ポッド許可局ジャパンツアー@福岡・太濠公園能楽堂
「東京ポッド許可局」HPの「業務報告」
に詳しく書いてありますが。

楽しかったなあ、福岡公演。
ジャパンツアーっていっても、一箇所だけなんだけど。
個人的にはその前の週に「三峰神社ツアー BY 八木橋百貨店」もあったので、二週連続の気してたけど。
こんなに楽しくていいのっていうくらい楽しい公演でした。



能楽堂は空気がピリっとしてていい!
福岡は残念ながらラジオで「東京ポッド許可局」はネットしなくなっちゃったんだけど、ポッドキャストで聴いてくださっている九州の局員が集まってくれてホントにうれしい。しみじみうれしい。
能楽堂の柱を使って鹿島さんがコバ監督のマネしていたのがいまだに思い出すレベルで笑った。

イベントスポンサーの「世界のSHUEI」さん、ありがとうございます!
ここのイクラの醤油漬けマジでうまいぞ! イカも!



イベント打ち上げで水炊きを食べたあと、知らない間に座敷で大の字になって寝ていた鹿島局員。
おなかのポッコリ具合からして完全にマンガ。なにがしかのペットかと思いました。
マキタさんの家族も自費で来てくれてて、みんなに会えて良かったなあ。
なんかテンション高い修学旅行を、40歳のおじさんたちがやっていて、人にみせてる感じ。
こんなんでいいのか!?
ま、いっか!


世界のSHUEIさん、サンクス!

9/2
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 16:20 | comments(0) | trackbacks(0) |-
TOKYO FM『妄想科学デパート AKIBANOISE』、ありがとうございました。
TOKYO FM『妄想科学デパート AKIBANOISE』、聴いてくださった皆様、誠にありがとうございました。
25日25時からの放送をもって、番組は最終回を迎え、2年間の放送が終了しました。
 
TOKYO FMが25時台を大変革するという話ではじまった、2013年4月からの30分番組。
私は、番組の顔合わせではじめて もふくちゃん に会い、番組がスタートすることになりました。



番組公式HP
番組は、次世代のクリエイターに聴いてもらいたい、ということで、商品開発の過程を含めてそれをすべて放送しちゃおうという趣旨のもの。
もふくちゃんは、当時は「でんぱ組inc.」などのプロデューサーにして、秋葉原ディアステージを経営するモエジャパンの経営者でもあった。面白い女性ですよね。時代を象徴してます。
私は、メインパーソナリティとも、アシスタントとも、最後まで説明されたことはなかったのですが、三次元のアイドルをプロデュースするもふくちゃんと、二次元専門の私、ということで秋葉原文化をカバーするぞ、みたいな雰囲気です。

音楽を作っている人、流通している人、コンテンツを作っている人、売っている人、歌っている人、システムを組む人、書く人、本当にいろんなクリエイターのみなさんと出会えて、すっごくおもしろかったです。毎回収録に向かうのが楽しみでした。
番組で作ったCDとかも売ったりして、いろんな妄想商品を具体化していく感じです。

いくつかの改編を耐え、2年間もあの時間帯で続いた番組になったのは、まさにもふくちゃんパワーでしょう。
ラジオ局側と、ラジオ局がほしがっているアイドルの会社との結節点になっていたのが彼女だったんだと思います。
2年目以降は、そんな事情からかアイドルさんの出演が増え、毎週のようにアイドルさんをメインにお話をきく内容がほとんどでした。

個人的には、もふくちゃんは興味深い人物であるし、彼女の生の声を拾える数少ない機会だったので、NHKのNEWS WEBでは聴けないような話もたくさん聴いてきたということもあって、そういったものをオンエアできるような番組にしていきたいなあと考えたり、それらをアーカイブ化していけば、まだ番組の存在を広め、そういった話に興味のある人たちにリーチできる自信があったのですが、2年かかってもそこにいたることはできませんでした。

アイドルさんたちはもふくちゃんだけに挨拶をし、局の社長もプロデューサーも、わざわざスタジオの外にもふくちゃんだけを呼び出して挨拶する雰囲気。会議や食事会などにも一度も呼ばれたことがなければ、最終的にイベントにも声をかけられず、番組終了が決定した最後のイベントも、「この日になりましたー」という報告を受けたとき、すでに私のスケジュールは埋まっていたという次第で、リスナーのみなさんにはまったくご挨拶できず終い。正確にはどの人がプロデューサーかも自己紹介されたことがないのでわからないですが、それらしき人に2年の間で挨拶しても無視しかされないという、よくわからない局でした。
早い話が、私は現場のスタッフが挙げた人選でキャスティングされたまでなので「よく素性のわからない芸人」ということだったのでしょう、扱いにくかったんだと思いますが、それはそうだろうなと思います。私は、説明しにくい芸人なので。
むしろそういったポジションを自覚するまでに時間がかかってしまった私の未熟さだったのですが、そういった事情で、だれでもよいというようなポジションにハマったわけですが、そこはそれ、はじまりはそうでも、「タツオでなければならない」というところまでがんばってもっていこうと思って毎回収録にのぞみました。そこは、張り合いのあるところでした。

番組の現場スタッフはそんななかでもがんばっていて、柴崎Dと構成作家のエドボルさんは最後まで士気をさげず仕事していました。
もふくちゃん、柴崎D、エドボルさん、そしてリスナーのみなさん、そういった方々に会えたことはとても幸せなことでした。
そして彼らとの付き合いは今後も続いていけたらいいなと思います。
彼らは携わった番組は成長しているし、仕事も増えています。もふくちゃんも新たなアイドルのプロデュースをはじめています。私も同時期にTBSラジオではじまった『東京ポッド許可局』は昨年日比谷公会堂を埋め、この春から三年目を迎え時間帯も変わります。
そう思うに、これだけ着実にものを成長させることができる人たちが集まっているのだから「もっとやりようはあったはず」という想いはあるのですが、志半ばで終わったという感じもあるし、いや、半年とか一年で終わるはずだったけどよく続いた、とも感じます。とにかく、現場にいない人たちの間でいろいろ決まっているものが多かったようで、これは構造破綻というべきか、システム上うまくいくわけがないので、そんななかでも楽しい番組ができたのは本当に救いでした。

私のことを知っている人はわかると思うのですが、私はこういう内情のことを書いちゃう芸人なのです。
番組のシステムの話と、内容の話、出演者の話はすべて切り離して考えるべき、なのでしょうが、私はこれらは関連付けて考えないと、いいものは作れないと思います。
有名な人だけを出して、いまだアンケートでの聴取率調査を唯一のデータとしてスポンサーを募る、といういまのラジオ業界の在り方では、右肩下がりになっていくことは必至です。内容はともかく「あの人出てたな」だけが重要になるからです。
志のある局や番組は早くからこのことに気付いて、従来の方法とはちがうアプローチの仕方で番組を誠実に作っています。スポンサーの在り方も、従来の方法ではなくなるかもしれません。少なくともいまのままのラジオの聴取率の調査方法が続くのであれば、そういうことになるだろうと思います。

番組自体はポテンシャルを秘めていつつも、「次に欲しい人」への橋渡しという役目が終わったから、この番組は終わるのです。
そういった意味では健全な役目を果たしたともいえます。
ただし、いろいろなことが宙ぶらりんになっていたように思うリスナーも多かったと思います。ですが、こういったこともあるということを、批判的にではなく受け止めてほしいと思います。

私はこの局ではまだ「素性のわからない芸人」であり、「交換可能なアシスタント」みたいな存在にしかすぎませんでした。
そしてそのポジションで居続けるには、私はあまりにも自我が強すぎると改めて自覚しました。
私には時間はありません。早くそうではない存在になるために、これからも精進したいと思います。


 
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-