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◆私が観た第5回全日本ンアニソングランプリ 札幌予選大会編 
私が観た 第5回全日本アニソングランプリ
〜札幌予選大会編〜


いまは、8月7日、
すべての地方予選を終えてから書いている。

今年もANIMAX第5回全日本アニソングランプリ
の季節になった。

7月16日(土)、札幌。

今年の大会も札幌からはじまった。
私は去年は札幌には参加していない。
なので中継レポーターとしてははじめて札幌に参加したことになる。

15日、前乗りをしてスタッフさん一同で団結式。
この大会は、優勝すると、アニメの主題歌でプロデビューすることが決まっている。
むろん、そうなると事務所や音楽レーベルも、決まるわけで、
現状、アニメのタイアップ自体が取りにくい業界にあって、
この待遇は破格である。

アニソンは、いまや普段POPSを聴かない人にもその存在を知ってもらうという意味で、POPS側からしたら「うまみ」のあるデシロである。
一方、アニソンをメインに商売をしている人たちにとっては、どうしても死守したい領域である。
不況になり、年々「冒険」ができなくなってきているなかで、
このANIMAXが仕掛ける「アニソンシンガーを産む」という構造を作り上げるだけでも、
そうとうな心意気がないとできない。
優勝者には、デビュー後にも結果を出してもらいたい。
そうなると、このプロジェクトは、1年単位のものではなく、5年後、10年後の優勝者の姿も見据えつつ動くことになる。
審査はもちろん、1発のデビューで終わらず、その後も継続的にプロのシンガーとして活躍してもらうことになるので、その場だけの「うまい・へた」で選べない。その人の持っている潜在能力や、
プロならだれもが持っている「唯一性」、つまりオリジナリティを求める。
オンリーな存在というのが、結局はプロの世界では必要だからである。

今年は事前にスタッフが予備審査を行い、
地方予選に残る人物を決めた。
写真とえらくちがう人ではないか、デモ音源とかけ離れる人はいないか、
事前に絞込みを行う。
なので、地方予選に残るだけでも、「なにかの武器」を持っている人たちである。

スタッフは、審査員に見てもらうべく、各地方予選に「推挙」する人を残す。
そして地方予選では、プロの審査員が審査する。
取りこぼす才能がないように。

アニソンというのは、音楽ジャンルのなかでも、本編のアニメ世界観を「背負う」というジャンルである。
アーティストが個性を発揮しながらも、作品世界もうまく掬い取るという、単なる曲作りとはわけがちがう。
むろん、この業界では「遊び心」も必要である。というか、そうであってほしい。
いろんなジャンルの商売が「保守」にはしるなかで、アニメとアニソンだけは「こういうのもアリなんじゃね!?」とか「なにか新しいことを」ということに重きを置く、
クリエーター魂のようなものがあってほしい。
だからこそ、アニメが好きだとか、どういうところが普通の曲と違うのか、という「哲学」が必要になってくる。
歌う人は、曲や歌詞の世界とともに、そのアニメの世界も理解しているほうが望ましい。

アニソンを歌っている人が、「本編のアニメは見てないですけど」のような残念なポジション取りをすることを、私は望んでいない。
そういう場面をたくさん見てきた。
アニソンを歌っているけれども、目指しているのはあくまでPOPシンガーであって、アニソンは生きていくために仕方なくやっているよ、みたいな。
そうであってほしくはない。


と、いうのは、私がスタッフから聞いた話ではなく、
事実から勝手に憶測したこと、考えたことである。

なので、大会の公式見解ではもちろんない。

ただ、少なくとも、仕事として私がこの中継レポーターをつとめる限り、
私はこういう考えのもとで仕事をしたいと思っている、いわば宣言のようなものである。


こういうことを、私は新千歳空港に降り立ち、
気温20度という涼しい風をあびながら、
札幌に向かう電車のなかで考えていた。

この大会は、
近年、WEBで審査の様子を伝えることを選択した。
お客さんを入れず、審査員とスタッフしか会場にはいない。

それもこれも、「お客さんがノリにノッた人が、必ずしも一流のプロではない」ということに起因するように思う。
優勝者は、結果的にプロになったら、どう転がってもお客さんを乗せるパフォーマンスは身につけるはずである。
この段階では、本気で審査をし、プロに必要なものはなにか、プロとはなにか、アニメとはなにか、アニソンとはなにかを投げかけてくる大会なのである。
そういう意味では、アニメに興味のない人でも、WEBで見られるのだから、けっこう見てほしい。

目の前のお客さんを満足させることは大事だが、目の前のお客さんだけではいけない。
画面を通してみている人や、CDを聴く人、ラジオを聴く人も、ひきつけられるものをもっていなければ、この大会で優勝できないのである。


今年の応募総数は、過去最高の1万200強である。
応募総数だけでいえば、M-1よりも勝つのが難しい大会ということになる。
当然、全体的なレベルは年々高くなる。

しかし、全体的なレベルと、優勝する人のレベルが格段に違うかというとそうではない。
レベルの底上げがあると、みんながキレイにまとまってくるが、規格外の人が出る、という確率はあまり変わらない。
こうなってくると、歌唱力は「もちろん」の部類に入ってきて、審査は「オリジナリティ」や「選曲」が自分にあっているか、ということが、審査の要素に入ってくるのである。


札幌は、第3回優勝者の佐咲沙花を出した地である。
佐咲さんは、たしか秋田の人である。
地方予選といえど、地方一帯から出場者は集まる。
出場者たちは、本当にプロデビューしたら、生活が一変する。
彼らは、予備予選でも時間を空け、そして地方予選にも、人によっては前日から移動して予選を受けにくるのである。
しかも朝に集合し、自分が何番目に歌うかも当日知り、結果発表までまる一日を費やす。
真剣味も増し、賭けるものが当然大きい。


予想通り、
札幌大会も、スタートからレベルが高かった。

優勝は、佐藤綾香さん。
アニソングランプリを3度挑戦し、
毎年審査員からの指摘を受けて、それをクリアしてきた。
彼女は、はばかることなく、結果発表で泣いた。

結果発表では、
選ばれるものも、選ばれないものも、泣く人が増えた。
自分がなぜ選ばれたのか、自分がなぜ選ばれなかったのか、
ピンとくる人もこない人もいるだろう。

だが、涙は、それだけ賭けてきたものの大きさに見える。
そして、この佐藤さんの涙は、
最高に美しい涙であった。

地方予選の結果だけが全てではない。
うまい・下手とか、才能のあるなしに関わらず、審査や大会の「相性」の問題で、選ばれない人も当然いる。
そして、たとえここで優勝したとしても、戦いは続く。
決勝でも戦う。たとえ優勝したとしても、デビュー後にもプロは戦いがずっと続くのだ。

しかし、この日の佐藤さんは、
ひとつの「いままでやってきたことは、無駄ではなかった」ということを確認できた区切りの日だったのかもしれない。

賭けているものが大きくなればなるほど、不安はつきまとう。

「これで大丈夫だったのか」「自分は間違っていなかったか」「自分はとてつもなくバカなことをしているのではないか」「いろんなものを、意味なく犠牲にしてきてしまったのではないか」

この大会で、決勝に進めなかった人になかにも、このような不安と常に戦ってきた人は多いかもしれない。

彼女の涙は、そんな人たちの努力と想いを、象徴していたように思う。

準優勝は吉田達彦さん。
男性出場者のなかでも、人一倍アニメへの想いを表現してくれた人だった。

WEB予選に残ったのは、
小田侑佳さん、柴田将史さん、朴沼貞さん。

小田さんはいかにもアニメ愛に溢れる方で、緊張さえしなければもっとすごい歌になりそうな感じ!
柴田くんは、『放浪息子』のOPを唄ってくれた、愛されるキャラクターのアニメラブな男の子。物腰の柔らかな話し方もおもしろい!
朴さんは、この大会で出たHIMEKAさんに感動して、韓国人ながら挑戦。HIMEKAさんの曲を唄った。なんか、感慨深いものがあった。

タツオ賞は、どこかで発表できる場があれば、そこで!
グッときた方、おられました!


札幌大会の中継レポーターは、くぼたみかさんとのコンビ。
くぼたさんは、音楽がすごく好きな、というか、音楽オタクみたいなところがあって、私のあしらい方にも慣れてるタレントさんです。
私はくぼみんのことをよく知らないし、また知らない状況に置いてきた。
この1年、なにを思い、どう成長してきたのか、お互いのことを本番の会話で知り合うほうがよほど面白い。
こう言ったらなんて返してくるかな、とか、こういうものにどう反応するか、など、
心のキャッチボールができることほど、演者の幸せである。
今回は、個人的にそういうキャッチボールが何度もできた。
二人とも、この1年で成長したと思いたい。


せっかく札幌に来たのだから、札幌を満喫したいなと思ったのが、満喫の仕方がわからず、
団結式から戻った夜、ホテルから抜け出して散歩をした。
碁盤の目のような、京都風の構造の札幌の街なら、迷子にはなるまいと思ってフラフラしていたのだが、
私の方向音痴ぶりはハンパなかったようで、
結局迷子になり、2時間くらいウロウロすることになった。
札幌といえば、『君に届け』の舞台でもあるので、どこかに爽子と風早くんはいないかなーと思いながら歩いていたが、実際会ったら、「こんな時間まで二人で出歩いていてはいけません!」とか怒ってしまいそうなので、妄想だけでおなかがいっぱいになってしまった。

くやしいので、札幌大会当日、本番が終わったあとに、札幌のラーメンを食べた。
隣に座っている女子高生二人が、ラーメン食べながら、「あの子かわいいよね」「あの子でも二股かけてるみたいだよ」「そういう人無理だけど、でもかわいーからなー」「そうだ、アイス食べよう」
とか、黒い話になったかと思いきやアイスオチという会話を聞いて、腹抱えて笑いそうになったが、我慢した。


2011.08.07
posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 22:38 | comments(0) | - |-