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†アニソン的な、あまりにアニソン的な 〜続 極私的桃井はるこ論〜 

アニソン的な、あまりにアニソン的な
 〜続 私的桃井はるこ論〜


桃井はるこさんが、相変わらずおもしろい。
このほど『しょうわ』というアルバムを発表された。

桃井はるこという存在は、オタク業界、二次元業界では、アイコンである。
いままで何度かイベントなどでご一緒する機会があったものの、ちゃんとしゃべったことはなくて、私はむしろそういう距離感で表現者を見るのが嫌いではないのだが、
今年の「と学会」の20周年イベントでご一緒する機会があり、それが縁で6月に、桃井さんがニコニコ公式でなさっている番組「モコモコ60分」に、ゲストで出演する機会を得た。

私はどっぷり桃井さんを追いかけているわけではないのだが、むしろ少し離れたところから、桃井さんという存在と、そのファンの皆様を、第三者的に拝見していたという感じで、
むろん、声優として、そしてアーティストとしての桃井さんを追ってはいたが、適度な距離感で応援している。

この人の発言、存在は、本当に興味深い。
この手の人はいない。

そんな桃井さんに、『東京ポッド許可局』の書籍をお渡ししたところ、大変喜んでくださり、熱心に本編も聴いてくださったりして、
この人はどこまで境界線のない人なのだろうと思った。
自分の興味のアンテナに変な領域意識がない。
だからこそ、この人は、オタクの先駆者であり続ける。

さて、そこで『しょうわ』というアルバムの感想を求められたので、桃井さんにお送りしたところ、「モコモコ60分」でも触れてくださったそうである。
以前、私は「
私的桃井はるこ論」というのを書いた。
それを踏まえて、この人が考えていることを時系列でおうことの楽しさを味わっていただきたい。
以下、私が書いたその感想というものを貼り付けておく。


 桃井はるこは、オタクの2歩先を行っているオタクである。桃井さんがオタクであることを否定する人はいないと思うが、2歩先を行っているということは、現時点でその活動の真意を理解している人がなかなかいないということである。だれにでも理解される人というのは、1歩先を行っているくらいの人だからである。しかし、1歩先にいるということは、常に1歩先にしかいない、逆に言うと、1歩先にとどまっている人のことだろう。

しかし、このアーティストは停滞を嫌う。常に進化を求め続け、1歩では物足りなくなっている。だから、2歩先を行くことを自分で選択し、また、時代の要求としても、「モモイスト」という言葉があるように、そんな2歩行く存在を待ち望んでる人たちがいることも確かだ。桃井さんは、そういう意味では、「自分が望むこと」を追求しつつも、「観客本位」であることもまた忘れない存在である。なぜって、3歩先や5歩先にも行けるのに、2歩先を楽しんでいるからである。

 そういう意味では、桃井はるこという存在と、彼女を支えるモモイストたちは、「オタク」と呼ばれる人たち、そして彼らの好む文化の、最先端である。言い方を変えれば、「予言」である。

 先日公式ブログのほうで「
アニソンとはなにか」という文章をお書きになっていた。
 アニソンとは、広義では「アニメの主題歌かエンディングの曲になっているもの」を指すが、それは形式的なものであり、アニソンらしいアニソンとはなにか、という定義を問題にすると、なかなかまだスッキリとした回答の見つかっていないジャンルかもしれない。
 しかし桃井さんのなかには、どうやらアニソンの定義ができあがっているらしい。詳細はご本人の口から今後も語られることと思うが、私が桃井さんの言説から感じとったのは、「共通体験」としてのアニソン、そして「進取の精神」としてのアニソンである。
 桃井さんがJAM Projectさんを評価なさっているのは、彼らの曲がアニソン的であるからである。アニメのOP、EDになっていなくても、アニソン的なものはアニソンだというのである。そして、彼らがやったアニソンへのアメリカン・ロックの導入には、進取の精神があった。
 アニメやアニソンは、他の閉塞したジャンルに比べて、クリエーターの「遊び心」が歓迎されるジャンルだと思う。だからこそここまで作品が多様化し得たし、海外のファンや実写のクリエーターたちに影響を与えてきた。
 しかしいまのアニソンはどうだろう。決まりきったスコアで「置きに行く」ものが多くなってきやしないか。そして振り切れることもなく、安全な商売をしているだけではないだろうか。そこに進取の精神はあるのだろうか。

 このアルバムを聴いて、「昭和」という時代に象徴されるものや、オタク文化に象徴される、「共通体験」を扱っていることはよくわかる。そして、さまざまなジャンルの音楽の要素を積極的に取り入れ、進取の精神にも満ちていると思った。もっというと、アニメという共通体験から、昭和という「時代」の共通体験をアニソン的に作品化した、だからタイトルが「しょうわ」なのではないだろうか。

 アニソン的な、あまりにアニソン的な楽曲の数々である。

 桃井さんは決して「みんな一緒に」を強要はしていない。それぞれのなかの「昭和」という共通体験、オタクとしての共通体験、そして、人間としての共通体験を示しているだけである。それが、自然に聴く者の心をまとめていく、それが歌であると言っているように思えてくる。

 これは決して、ノスタルジーではない。昭和という「時代」の共通体験を語ること、それはいまこの「平成」の共通体験にもなり得るという可能性を示している。これからの「未来」も共通体験になり得るという可能性を示している。

 「みんなこうあるべき」とは言っていない、「私はこれでいい」「あなたはこれでいい」と、自己肯定をしているだけなのだ。
 アニメの世界は知っている、だけど現実の世界も、おなじ「世界」じゃないか、と肯定してくれている。決して現実世界を否定しないのだ。

 改札はSUICAで通るのも、リア充という言葉が流行っているのも、すれちがい通信をするのも、スマホでアプリをダウンロードするのも、未来からみたら、かけがえのない共通体験であり、アニメ的世界観での出来事のように、キラキラ輝くかもしれないのだという視点。

 オタク文化から飛び出してきた女性が、いま、そういったオタク以外の人をも共感させるかもしれない、普遍性を持ったメッセージをしていること。その進取の精神と遊び心こそが、オタク文化の予言となることを、私は期待してやまないのである。

 桃井はるこは、現実という「世界観」をも背負った、アニソン的な、あまりにアニソン的な存在であると私は思うのだ。



110622_2338~0002.jpg

放送でご一緒したときの写真。
いまも世界中を飛び回る、オタク文化の先駆者である。
この人の書いていること、語ることは、おそらく5年後くらいには常識になるようなことなのだ。

アルバム『
しょうわ』。
現在は楽曲提供などもなさっておられ、示唆に富みまくった作品づくりをなさっておられます。
これは、予言の書です。

11.10.16


posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 01:28 | comments(1) | - |-
8月に発売されたモモーイ作詞作曲の「Party Love 〜おっきくなりたい」は「置きに行った」感じバリバリですが(笑)。おそらくはモモーイ関連で最大のヒットですよ。
| くるくる☆UP DATE | 2011/10/18 10:21 AM |