Profile
  メッセージを送る
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
米粒写経HP
米粒バナー
サンキュータツオと居島一平のコンビ「米粒写経」。 オフィス北野所属。
アニメ会公式HP アニメ会公開秘密基地
アニメ会バナー
「オタク芸人トークユニット」アニメ会のホームページ。 サンキュータツオもメンバーのひとり。
東京ポッド許可局
東京ポッドバナー
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ、3人の文系芸人が行間を、裏を、未来を……読むラジオ。エンターテイメント(楽しい)とインタレスト(興味深い)を両立させた「おもしろい」があるポッドキャスト。毎週日曜日更新。
アニメ会のポッドキャスト「ヲタめし」
ヲタめしバナー
アニメ会(国井咲也、三平×2、サンキュータツオ、比嘉モエル)でお送りするポッドキャスト。これさえ聴けば、いまどのアニメがおもしろいのか、いまアキバ系でなにが熱いのか一発だ! というわけで、いますぐ「ヲタめし」あれ! 毎週火曜日更新。不定期出演。
漫才バカ一代
漫才バカ一代バナー
米粒写経が主催する漫才オンリーライブ。年4回、3,6,9,12月開催。 ですが、レギュラーメンバーのスケジュールが合わず、次回は未定。 漫才バカ一代のページ、またinfo@kometsubu.comでもご予約受け付けます。
オフィス北野
オフィス北野バナー
所属事務所のオフィス北野です。
北野笑科大学
北野笑科大学バナー
携帯で事務所のタレントのネタが見れる!?
DVD『珍遊記〜太郎とゆかいな仲間たち〜』(1)(2)(3)

サンキュータツオの初声優作品!? 漫☆画太郎先生の傑作が春日森監督によってフラッシュアニメ化! 酒の肴にどうぞ。
サンキュータツオ
オリジナルデザインTシャツ
Tシャツリンク_1 Tシャツリンク_2
「一コマ目から好きでしたっ」
オタク心を代弁した魂の一枚をあなたも!
Links
New Entries
Category
Archives
Recent Comment
  • タモリの弔辞は白紙だったか検証してみた。
    いー (08/01)
  • 【4/23(日)サンキュータツオ プロデュース公演「ていおん!」下北沢シアターミネルヴァ 来てね〕
    koko (05/25)
  • タモリの弔辞は白紙だったか検証してみた。
    とたか (05/19)
  • 現代文受験問題必勝法 〜現代文の解き方・現代文の勉強法〜
    セリーヌ (02/16)
  • 現代文受験問題必勝法 〜現代文の解き方・現代文の勉強法〜
    しこしっこ (02/14)
  • タモリの弔辞は白紙だったか検証してみた。
    バカボンのパパ (02/11)
  • 現代文受験問題必勝法 〜現代文の解き方・現代文の勉強法〜
    saaww5ttt.djd (02/04)
  • 現代文受験問題必勝法 〜現代文の解き方・現代文の勉強法〜
    バリュー (02/03)
  • 現代文受験問題必勝法 〜現代文の解き方・現代文の勉強法〜
    盛 (02/02)
  • 現代文受験問題必勝法 〜現代文の解き方・現代文の勉強法〜
    20 (01/26)
Recent Trackback
  • 水道橋博士のメルマ旬報 連載:サンキュータツオのお笑い文体論 「POSION GIRL BAND研究」連載開始しています
    Nowpie (なうぴー) お笑い芸人 (08/09)
  • 【ネタバレあり】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 タツオ解釈DAT編 〜やはりDATは見ていた!〜
    しげの樹 (11/25)
Search
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
†「on BLUE」ヤマシタトモコ特集に!

祥伝社 『on BLUE』vol.4 
ヤマシタトモコ先生の特集に寄稿


111214_2317~0001.jpg


現在発売中の祥伝社『on BLUE』vol.4。
ヤマシタトモコ先生の特集、「ヤマシタトモコと私」というコーナーに寄稿しました。
この雑誌は、BLアンソロジーです。

いやマジで嬉しすぎて死ぬかと思った!!
気づいたら、ヤマシタトモコ先生の漫画は全部読んでいた私。
『くいもの処 明楽』から入って、BL読んで、そして『HER』とか『ミラーボール・フラッシング・マジック』とかの、短編小説的な世界観にいたるまで、そのどれもがよい!
『BUTTER』もよい!

この作家の、フィールドを変えても変わらない点は、
理解されにくい孤独感、理解されにくいコンプレックス、理解されにくい寂しさ
これらを表現していることである。

単なる孤独感、コンプレックス、寂しさ
ではないのは、たとえば同性愛のなかで苦しむ孤独感であったり、好きな相手ではない人を抱くときの寂しさであったり。
画一的でわかりやすい関係性ではなく、すべての人間関係が「一回性」のなかにあり、そこには言葉などではとうてい表現できぬ、孤独感、コンプレックス、寂しさがある。

売れるためなら、わかりやすい孤独感、コンプレックス、寂しさに落とし込んでほうが、共感者は増える。
しかし、人それぞれがちがうように、実は画一的な感情であるような幻想がありながら、その姿はそれぞれ違う。
そんな「理解されにくさ」、「一回性」を、作品として昇華し、あたかも共通体験のように描写してしまうのが、この作家のすごいところなんだと私は思うのだ。
「自分のことではない」ことが描かれているが、「本質的におなじ」ことが描かれているからこそ、ときに嫌悪感を感じ、ときに共感するという、作品構造。

私は、女性でもないのに『HER』に猛烈に心を動かされ、ゲイでもないのに『くいもの処 明楽』に萌えたのは、
登場人物の年齢や職業、どういう思想の持ち主で、身長はこれくらい、
そういう緻密な設定のもとに、彼や彼女がどのような「一回性」の孤独感やコンプレックスや寂しさ、ときに焦りを抱えているかが、ひどくよくわかるからである。息苦しくなるくらいに。

とくにBLに関しては、
毛色の違う作品をいろいろお描きになっておられるのだが、
描かれている男性たちの葛藤の姿、心理描写に、イタコとなって命をかけて描写している点である。

むろん、この作家は「おっさん的要素」が大好物なのは伝わってくるのであるが、
BLではない他作品にも言える、「どこか寂しいものを背負っている」人物の代表格、なかでも萌えの対象がおっさんなのだろうという解釈でいる。

この作家は、BLを一元的に解釈していない。
関係性やキャラ萌えだけで終わらせていない。
それは、人の「心」に興味があるのであり、その心には、その人しか感じていない孤独感やコンプレックス、寂しさがあるからである。

そして、絵と同等に、言葉選びに関しても独特の感覚を持っておられる。
セリフ回し、心理描写、タイトルのつけ方。ぜんぶひとつひとつ解説したいくらい!
詩人なのである。

その、絵と言葉のハーモニーが結集する、最後のコマというのが、ホント素晴らしい。
文芸的なラストなのである。どれもこれも。余韻がある。余白がある。
こうして、「終わらない世界」を、頭の片隅に置きつつ、何度も味わえるようになっているのだ。


ということを描こうかなと思ったのだが、
いろんな人が寄稿するということを事前に聴いていたので、
真面目なことを言うよりも、ちょっと変化のあることで本質的なことを言おうかなと思い、
おかしな文章を書いたら、
寄稿したのは漫画家さんたちで、文章は私ひとりだけということを、見本誌を見て知り、
これはやっちまったぞ感満載ですので、是非買って味わってください。

なので、真面目なことはここに書きました。
あと、この雑誌ではヤマシタ先生のBL作品の魅力を、ということでしたので、目いっぱい書きました。
こちらでは、ジャンル横断的にね。

この方のBLは、「男であること」「男同士であること」の必然性を必ずどこかに用意してくれているので、少女漫画的文法を徐々に覚えていくものの、そこは引けません!という姿勢が非常に好きなのです私は。
ホントえらそうに言ってますが、すみません、適当なこと言いました。雑感です許して。

こんなに男のことを描けるなんて、私はこの方は男にちがいない!
と思っております。
男のなかの男にちがいない!
と。

でもイベントにご挨拶にうかがったら、チャーミングな女性でした。びっくり。あと、ゴリゴリの腐女子でした。こちらは期待通り。
トークは芸人でした。
なので、私の解釈では、オタク女芸人でした。
ところで、腐女子って、実は男なんじゃないか説を私は最近となえております。


普通、こういう仕事って、売れてからやれるはずだから、こういうことをやるために、早く売れたいなあと思っていたのだけれど、
すでにやれたから、もういつ引退してもいいと思いました。今年は特に。

マジこの本、買いですよ!
幻のプロトタイプ版「くいもの処 明楽」が、素晴らしい!!
すでに4回読んだ!


11.12.19

posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 13:39 | comments(0) | - |-