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【ネタバレあり】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 タツオ解釈DAT編 〜やはりDATは見ていた!〜

そこそこ長文です。本題は「続きを読む」からどうぞ。

ブログの更新が遅れてに遅れているのには理由があって、なんか無駄に更新しているのにこっちに原稿届いてねえじゃねえかオラと怒らせてしまう人たちが少なからずおり、だからなんかヒマじゃないんだけどブログ更新するとヒマそうに見えてしまったりすることがあり、ついでにいえばツイッターでもなかなかリプライできなかったりして、ホントはずっとやらなきゃいけないこととかは頭のなかに入れてるんだけど、書いたり形にしたりしないとなにもしていない、サボってるだけに思われちゃうので、だったら最初からブログ更新しない、じゃあなんのためのブログなのって自問自答に時間を割くのもなんか損。っていう言い訳を頭に入れてみた。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、いよいよはじまりました。

このために生きてきました。いまのところ、5回観ました。
頭おかしくなってますね、私。ここんとこ毎日観に行っちゃってます、気づいたら。水曜日は忙しすぎて、観に行けなくて、どこかホッとしてました。

『破』であれだけわかりやすさとカタルシスを追及してくれて、このまま全世界的、全国民的に愛しやすい作品になるのかなーなんて思ってましたけど、思い切りそこ振り切って、完全においてけぼりにしてくれました!
まったくわからないです!
そして、わからなくていいのです!
私は思いました。
「あ、エヴァって、放送当初も、こんなもやもやした気持ちにさせてくれたよな」。
これこそがエヴァです!

おもしろいとかつまらないとかいう評価って、作品を「点」で観たときの即時的な評価であって、「エヴァ観た」っていうと「おもしろかった?つまらなかった?」って聞く人って、ホントに「線」で見ることができないかわいそうな人だと思う。「線」で人や作品を追うことの楽しさを知らないのかなあ。
この作品こそ「線」で観なければどうするっていうレベルのもの。「点」で、完結したおもしろさだけを追及したい人は、もう観なくていいですっていうメッセージすら感じた。
だって最近、わかりやすくて短い作品ばかりなんですもの。ファーストフードじゃねんだから、作品づくりは。
もちろん、そういう作品はそれで素晴らしいのだけれど、それだけじゃダメ。長編もちゃんと味わえる体力と鑑賞力は作っておきたい。と、私はヴィレにいる古いほうの乗組員ぽいことを言ってるのだろうか。


いまはもう、新しい映像を見れただけで満足、うれしい、そしてこの映像を、この気持ちで、映画館で見られる期間は、いまだけなので、この価値を堪能したいという気持ちがあるうちは、何度でも観に行こうと思ってます。秋に毎日さんま食べる感じ。

数年後には、横幅にして数センチのDVDボックスになってお手軽価格になってありふれた風景になるこの作品を、数年後に知る人たちは数時間で4作全部観れちゃうわけだけど、いま彼らのことを私はうらやましいとは全然思えない。
だって、いま私はその横幅数センチの間にある、10年以上もある長い長い時間と、点と点の間にある「行間」をさんざん味わいつくして、新しい「点」を知るという、人生をかけた味わい方ができているからだ。

この時代に生まれ、この作品を追いかけていてよかった、だれと共有したいわけでも、すすめたいわけでももうない、ただ自分のためだけに新しい作品と向き合うことの喜びを、これだけ長い期間与えてくれる作品に出会えたってことがまず幸せなのだ。だから、味わい尽くす。堪能する。

むしろうらやましいのは、「まだエヴァ見たことありません」という人。あるいは「劇場版しか見てません」という人。その感覚、味わいてえ!
その感覚で、この劇場版見た感じ、味わいてえ!
これは、「童貞に戻りたい」って言っているのとおなじで、知っちゃってる人はもう二度と戻れない感覚なので、そういう人はホントにうらやましい。
そして、そういう人たちってテレビ版知らないから先入観ないし! マリとおなじ気持ちで見られるし!
私は、人類補完計画が成ったなら、まずそのままエヴァの劇場版を観ます。なにも知らぬまま。そのときの自分の感想を聞きたい。

5回観たなかで、最初は、映像のすごさに圧倒されまったくストーリーやセリフを追えず、とにかく情報量を整理するだけで精いっぱい、体感時間がめちゃくちゃ長く感じるくらい、集中していました。
次に見たときはようやくストーリーを追えて、あっという間。
三回目ではセリフの端々に気を付け、四回目くらいでようやく映像と情報がすんなり入ってくるようになり、それでも見逃した場面を五回目に観て、
これからこちら側で仮説なんども立てながら、それがあってるかどうか確かめに行くことになりそうです。三連休はどこも混むと思うので、観に行かないって決めて、ちょっとどこかホッとしている自分がいます。病気ですね。

『破』を観た人々は、それぞれに次の展開を予想したでしょう。何日も何日も考えたでしょう。でも、だれか一人でも、今回の『Q』を予想できた人がいたでしょうか?
開始早々に予想を裏切られるわけです。もうそれがすごい。みんな置いてけぼりにできるこの想像力がすごい。

この作品を、日テレで放送したとき、見る人たちの感想ってなんなんでしょう。人類ポカン計画ですってツイートしてきたファンいましたけど、まさにその通りでしょう。

一見さんお断り的な、「ついてこれるもんならな」的な感じすら漂ってました。
ただ、この作品がメッセージすることは、やはり人や作品は「線」で追うものであり、「点」で評価するのはあまりにも早計で、「点」があったとしてもやはりそれは「線」のなかの「点」という見方をするべきで、そのほうが作品を何倍も楽しむことができるよっていうのがひとつ。

そして、「序」「破」「Q」ってきてるので、ふつう「急」じゃね?って思った人も多いでしょうけど、あ、そうか、テレビ版をおいかけてきた人にとっては、「急」じゃなくて「Q」っていうくらい、作品世界が大胆に変わる、というか、もはやリメイクですらない新作、ってことを教えてくれていて、
となると、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|I」ってのは、表記がエヴァンゲリオンに戻ってるし、「真」と「新」と「シン」だろうし、繰り返し記号ついてるし、あー、なんか戻ってきそうだっていう、最高のカタルシスの予兆までしてます。

旧約聖書を知っている人は、新約聖書のどえらさを知ってるわけで、
劇場版から入った人は旧約聖書を知らないってだけであって、
それはそれで全然いい。
そう、旧約と新約くらいちがう。

いや、ちがうか、「Q約」と「シン約」くらいちがう聖書ってことかな。


「急」と「旧」がかかってるから「Q」としか表記できなかった。
「新」と「真」がかかってる「シン」としか表記できなかった。
と受け取りたい。


そういう意味では、今回の作品、まさに線で追いかけてる人にとっては最高の楽しみを与えてくれた作品でもあると私は思っています。最高のカタルシスに至る前のフリ。
壮大な助走。
だから、わからなくてもいい部分はそのままにしておいて、きっと最後に回収されると信じて作品を味わいましょう。

で、今回、少しずつ「なんとなくわかってきたところ」と「いまはわからなくていいところ」などがわかってきて、ちょっと自分用にメモしておこうということで、こちらに書きます。ヒマじゃないです、はい。


「DAT」についてです。3年ぶりに書きます。


以下、ネタばれ含みますので、未見の方は読まないように。

この記事はここからが本番です。
感想ではありません、感覚的な予想というか、妄想というか、なにかに憑りつかれたので、それを落とすための記録です。


◆DATはエヴァの主人公

まず、DATについて知らない人がかなり増えている時代だと思います。
念のため。「
DAT」。
ウォークマンみたいなやつです。知らない人が増えているのがわかってても、DATのままってのは、すでにそこに意味があることをわかっているけれども直していない、ってことなので、やはり超重要アイテムなんです(妄想)。

前回、『破』を見たときに、このDATがこの劇場版シリーズのものすごい大きいテーマになっているという妄想を私は繰り広げました。
それがこちらです。

  ◆
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 タツオ解釈DAT編

ここで述べたのは、
劇場版の主役って、DATだってことです。
なので私は今回、DATしか見ていません。
俺嫁のアスカや俺彼女であるマリ、年をとったミサトやリツコなんかおかまいなしです。DAT萌えなのでDATを中心として観るエヴァです。


綾波レイにとってのDATは「ゲンドウ+シンジ」の象徴であるように思われたが、
実はそれって、

「ユイがゲンドウにあげたプレゼント」

だったから、ゲンドウは先生の家に健気に保存していて、それを父の象徴と思ってシンジが持ってきた、
つまり、このDATは「ユイ」の象徴であったと。

で、DATのことを知らないはずの綾波は、DATをもってエヴァに乗る。なぜなら、綾波レイには、ユイの記憶が残っているからである、ということである。
ここまでが『破』。


◆『Q』でもまさかの大活躍

さ、このDAT、実は『Q』でもまさかの大活躍でした。
徹頭徹尾、DATの抜きカットが多用。
おそらく私のブログを読んだにちがいありません(痛妄想)!
でもそんくらい、DATが主役。
シンジでもアスカでもカヲルでもなく、主役はDAT!

なぜか。
それは、DATがユイとゲンドウの象徴になっているからです、やはり。
初号機からサルベージしようとしても存在しなかった綾波レイ、しかし、リツコは、「それと、なぜかこれが復元されていたわ」的なこと言って、このDATを差し出すのである。

脇役のシンジの登場とともに、主役のDAT様がついに登場した瞬間です!

このシーンとリツコのセリフが意味するのは、
「DATにレイ(=ユイ)が宿って、復元された」
ということです。そうとしか思えません!

 ※シンジにも一部レイが宿ったととることも可能。ニア3rdインパクト前と後で、
   若干ちがうシンジになってるかもしれない。
   だから、「S.IKARI?」と足の裏に書かれ、疑問形がつくような人間になっている。

この瞬間から、『Q』ではDATはシンジにとって「母(と綾波レイ)を象徴するもの」と変化する。
『破』では父ゲンドウを象徴していたものが、『Q』では母ユイも象徴する。
つまり、今回の『Q』は、両親の象徴であるDATに見守られる物語、と読むことができるのである。


◆DATに唯一触れていない人物

さて、このDAT、主要人物で唯一触ったことのない人がいます。

アスカです。

マリは来日時に触りました。
レイも持ってエヴァに乗りました。
カヲルは直しました。
触っていないのは、アスカだけです。

象徴的だったのはラストシーン。アスカがシンジの手をとり、歩き出した途端、DATが落ちる。それをレイが見つめている。

このシーン、
「彼女が、母親から、息子をうばう」
シーンです。だからこそ、母は振り落とされなければならないのです。

そしてこのシーンではじめてDATはシンジの手を離れます。それを印象づけるために、わざわざDATがどこにあるのか、今回の劇場版でもずっと明確されていました。
DATは、依存するものではなく、振り払うべきもの、として描かれているかのようです。


◆『破』から一転、『Q』では弱い男になりさがったのはなぜ?

そんなの息子が母を振り落とせ、彼女の手をとれって話ですが、
なにぶんシンジは弱い男の象徴ですので。
だれもが下に見ることができるか、あるいは「自分とおなじ!」って共感できる人じゃなきゃいけないので、弱い男であるのも大目に見てあげましょう。

あ、そういえば最初のシーンでも、シンジが入った機体をうばって、「奪還成功」みたいなことをアスカが言っていました。

ネルフからうばい、ユイからもうばうアスカ。
父と母、両方のコンプレックスにしばられるシンジを、本当の意味でサルベージしてくれているのは、アスカ、お前だけだ!アスカァァァー!

というわけで、そんなアスカにきゅんきゅんしまくりで、シンジにイライラしたって人も多いかもしれませんが、私はもう慣れっこなので、シンジに関しては「こいつはこういうやつ」ってくらいに思ってました。アスカを幸せにするのは、シンジではなく、私です(妄想)。

『破』のとき、最後男らしかったじゃないか、シンジ。と思った人も多いかと思います。
でも、あれって綾波を救う、つまり「おかあさーん!」って母を救う物語なんです。母の愛にはダイレクトに答える14歳。
でも、彼女の愛にはなかなか答えられない14歳。
「私を助けてくれないの」ってアスカが、もう、もぅ! シンジにはもったいない彼女。

ただ、『Q』の冒頭での奪還シーン、「12秒の暴走」をしたシンジは、アスカの「助けなさいよ、シンジ」の声に反応して、アスカを助けたのす。ここは評価してあげて。これがあったから、アスカもなんだかんだシンジに恩を感じて、ツン9.5、デレ0.5くらいの勢いで、最後キレながらもシンジの手をとるのです。

この二人の女性の間で揺れ動くわけで、助け方にメリハリつけたいから、
今回はシンジくんをウジウジさせるしかないのです!

「彼女のためにウジウジしてしまうシンジ」
と、
「それでもシンジを助けるアスカ」。

もし、アスカが死んでしまったらどうでしょうか。
シンジは後悔して、もう一度生まれ変わってでもアスカを助ける!
って思うかもしれない。

で、その物語こそが、実は「ゲンドウとユイ」の物語なのですよね。
愛する人を失ってしまった人たちの物語。それが、ネルフの人たちの物語なのです。

つまり、ゲンドウも以前はシンジのようだった、彼女を失ったいま、もう一度やり直すことを熱望している、だからこそ、いまは脱シンジ的なのである。

そこをコントラストをとるために、死んだユイ、死にそうだったけど生きたアスカ、になったのではないかと思ったんですよね。

ゲンドウ、ユイ、シンジ、レイ、アスカ、マリ、カヲル、
すべての登場人物を知っている……それは唯一、DATです。
DATと、我々観客です。

そう、もはやDATは私たちそのもの、作品世界の守護霊なのである!
(なにを言いだしているのだ私は!)

しかし、ぜひみなさん自分のことDATだと思って作品を観てください。
泣けますから。
最後振り落とされて置いてけぼりになるところとか(たぶん綾波が拾ってくれますけど)。


◆一番のDAT萌えシーン

今回のDAT様、一番私が「DAT萌え」を発動したのは、
カヲルとシンジが座っている真ん中に、手が触れそうな二人の距離の間に、
「DAT」があったことです。

完全に二人を「見守っている」のです。母が。
「シンジ、いい仲間をみつけたわね」みたいな。
なんかもう、あのシーン見てるだけで、心がぽかぽかするの。

カヲルはシンジに頼まれて、一度シンジが壊してしまったDATを直します。
カヲルはなんでそんなことできるの? なにもの!?

ここで考えました。カヲルとはなにものなのか、と。
もしかしたら、友だちではないのではないか、と。
完全にカヲ×シンだ、シン×カヲだ、なんて私はずっと主張してきたんですけど、今回ちょっと考えを改めました。

◆カヲルは兄?

「こうだったらいいな」っていう解釈でいうと、カヲルはシンジの兄なのかなって思うんです。

劇中でも、シンジをやさしく導いたり、教えてくれたり、頼りになる「兄」っぽいんです。
おまけに、最後はエヴァに二人で乗る。
しかもそのエヴァ13号機は、綾波のエキスが入っているわけだから(ドグマの様子が今回も描かれている、そしてそれは前の綾波もみている)、綾波(=ユイ)の身内じゃなきゃふつう乗れない。

カヲルに関しては、どんな設定でもなんでもあり、しかもテレビ版から謎すぎるやつだったので、どうとでも受け止められるんですが、
いままでカヲルにきゅんきゅんしていた私は、「カヲル、シンジのお兄ちゃんだったらいいのに」って、今回の劇場版を見て思うようになっていました。

で、カヲルは、シンジの双子の兄で、生まれて来れなかったほう。
あるいは、シンジより先に妊娠していたが、流産してしまった兄。
もっと妄想すると、冬月とユイの間にできてしまって、おろされてしまった人、それがカヲルなのではないか、と。


飛びすぎましたね、私。はい、頭おかしくなっている証拠でしょう。
がってんちょうちー!

非常に感覚的な物言いで申し訳ないのですが、
なぜか、私はもうこのエヴァンゲリオンという作品が、「命」の物語であるように見えてならないのです。はい、それは昔からそうだったんですが、もっとこう、極小というか、
「母の腹から生まれてくる物語」を、もう少し一般論的に拡大した感じの話かなあと。なんかそういう妄想に取りつかれています。
ガフの扉とか、子宮口にしか見えないんです、もう。
人類補完計画って、結局「自殺」みたいなことじゃないですか。
今回、カヲルはそういうとこも、弟のシンジくんにわかりやすく、そして厳しい現実を兄として教えてくれるのです。大事なシーンでしたね。
この星の大量絶滅は珍しいことじゃない。むしろ進化を早める。って。
でも、これって「生まれ変わり」ですよね。
生まれ変わって、もう一度やり直したいっていうのが、ゲンドウや冬月やシンジ、つまりネルフ、ゼーレの考え方なのかなあと。

で、つらい現実でも耐えて、生き抜かなきゃダメでしょっていうのが、ミサトやアスカたちヴィレの考え方なのかなと。

たぶん絶対この解釈ちがうしこんな安っぽいものではないと思うのだけれど、ひとまずそう思って観ると腑に落ちる私。
それでも矛盾がたくさんあるんですけど。

ただ、カヲルがこの世に生まれて来れなかったシンジの兄だと仮定すると、エヴァに一緒に乗れたことも、そこにDATがあることも、二人の間をDATが見守っていることも、そしてシンジと両親の関係を修復することも(DATを直すこと)、腑に落ちるんだなあ。

DAT(ユイ)は、「やっと会えたのね、ふたりとも」っていう気持ちで、カヲルとシンジの間に置かれて、見守っていたのではないかと。

二人のピアノ演奏シーンは歴史に残る名シーンだと思うけど、あれだけカヲルにいやらしさを覚えていて萌えてた私(ただしゲイではない)が、あのシーンにはエロさを感じなかったのは、
なんというか、熟年のセックスを見ているような、なんというか「絆」的なものを感じたからで、もう「兄による崇高な導き」、こぶしで語り合うのではなく、もっと平和的な語り合い方、それが「音楽」だったのかなって、思うのであった。

「君に出逢うために生まれてきたんだ」って、TV版だと「かもしれない」だったのが断言形になったのも超ウレシス!!

「二人は、すごいね。」って。言ってた、カヲル。

(ちなみに、「音は、楽しい。」とか「元気、少ないね。」とか、最初はCWニコルリスペクトな感じかなと思ったこのような素朴な表現って、前作の綾波に通じる、「文法形態の不完全さ」を感じさせたので、カヲルは魂の入った容れ物感すごい出てた! 9号機に乗ってた現綾波は、「あれは魂が入っていない」と言われていたので、やはり綾波シリーズの初期ロット、情報としてユイが入っているだけなのだろう。最後のほうに、アイデンティティの萌芽が観られたが、アスカ(二号機)の自滅によって消滅したっぽい。悲しい、綾波。)

そう考えると、DATは、シンジによって投げられたり(反抗期)、カヲルに拾われたり(兄に助けられる)、二人を見守ったり、アスカにふるい落とされたり(彼女に奪われる)、レイに見つめられたり(母の記憶)、マリに観察されたり。
全部見ている。やはりDATは見ていた!

あれ、じゃあ「マリ」ってなにもの!?
マリは『破』での極秘来日時、空から飛来して学校の屋上におりてくる、そのとき、DATで音楽を聴いていたシンジにぶつかりますよね。はい、DAT、見てるんです。


◆マリは冬月の…

マリの存在は、冬月とゲンドウが、秘密を知ってるっぽい。
なぜか。

今回、冬月とシンジが将棋を指すシーン。そこで冬月が一枚の写真を見せてくれます。
綾波ユイ(碇ユイ)と、その赤ちゃん、が映ってるように見えます。
でも、私は写真の一番手前にいる男と女、ユイと赤ちゃんを見守っている大人の存在が気になってしょうがないのです。

若き日の冬月らしき人物と、もうひとり、女性がいます。写真手前右に、髪の毛が長くて、赤いメガネをかけている女性が……!

これ……マリじゃね!?

私は以前、マリと赤木リツコとの共通点を考えたこともありましたが、もしかしたら、髪の毛を切る前の赤木ナオコ(リツコ母)か、あるいはマリ……冬月ゼミの一員だったかもしれないマリが、衰えない肉体を得て、ドイツに潜伏していたか。
と、なると懐メロ知ってたり、「昭和のオヤジ」って制作陣から坂本真綾さんに指示されているのも、なんか納得いくんです。
その自信が確信に変わるのが、
今回、マリがレイに言ったセリフ「オリジナルはもっと愛想がよかった」的なあれです。
オリジナルって、前作の綾波のことかなとも思ったですが、マリとレイってそんなに会ってないはずじゃないかなあ。そんなに知ってたかなあ。

ということで、マリは昭和生まれの永遠の14歳ってことで、考えてます。冬月ゼミの一員で、肉体を衰えさせない研究をしていて、その最初の被験者に自分であり、かつ、冬月の奥さんだった人、それがマリかなあとも思ったり!(奥さんは言い過ぎか)
じゃなかったら、「ゲンドウくん」なんて言いますかね?

痛い子だからそう言ったって考え方もあるけど、こう考えるのも楽しくないですか?

だからこそ、アスカから「コネメガネ」、つまり「お前は(冬月とゲンドウの)コネでエヴァに乗ってる」って思われているんじゃないでしょうか。

DATは、マリのことも当然知ってるんです。ゼミの仲間だったから。
そしてそのマリは、アスカとシンジの恋路を見守る第三者? 
あるいは、実験の結果を我が身を賭して見届けている、狂気のマッドサイエンティスト?

今回は最後に「彼女くらい助けろ」と言って、シンジを助けちゃいます。なんというスーパーウーマン。
なんかこの全部知ってる感じ、大人なんだよなあ、一番。

マリは、冬月ゼミの一員で、実はレイのことを好きだった同性愛者的な感じともいえるし、であればこそゲンドウくんってちょっと小馬鹿にした言い方してたり、現綾波に「オリジナルは」って言ったり、いまのアスカともなんかちょっと友達以上の絆っつーか、14年一緒にやってきた仲の良さ(「その顔を見に行ったんじゃにゃいのー?」っていうアスカに対する意地悪な発言も、ちょっと嫉妬しともとれるけど)以外に、なんかアスカに対して上からものを言うような感じも、昭和の人だからって考えれば腑に落ちる面が多い。

どういう恋愛関係があったかはおいておいて、冬月となにかあったか、ユイとなにかあったか、置いておいても、冬月ゼミ関係者っぽい雰囲気は出ているのである。

冬月は、マリへの贖罪から、やはり人類補完計画、そしてユイとの邂逅を願うゲンドウの計画に、愛想をつかさず乗っかっているのではないだろうか。

冬月とマリ、あの二人が会ったら、どんな話をするのか、とても興味深い。


◆そしてDATは28曲目に。

TV版では26曲でループしていたDATは、『破』では27曲目に突入して、いま『Q』では28曲目がかかっています。要チェック!
おそらく、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、1曲目に戻るでしょう(妄想)。
ほら、このシリーズ、DATが主人公じゃないですか(無理やりだが言い張る)。

そして、28曲目にしたのは、カヲルでした。
ありがとう、カヲル。


父と母と子どもとその配偶者と…という物語。
子どもが産めそうな14歳の女性の物語。生理のような赤い血の物語。
母親がいない子どもたちの物語。
命を生み出す前に、命について考えよう、自分に命を与えてくれた人のことも考えよう、という物語。
それがエヴァ。

本来なら、14歳くらいのときに考えなきゃいけないことを、私はいまだに考えている。そんくらい、私が幼いってことなのかなあ。

エヴァって「まだ母親のなかにいる子たち」とも受け止められるし、
となると使徒って、いろんな男の人たちの精子!?ってこと考え始めたら、いや、それないわ、って思えてきたので、自分でここに書いてみて良かったと思えた。可能性を消す作業もまた楽しい。

作品を堪能するって、こういう作業だと私は思っている。


2012年、女性のなかにある「母性」の形を表現してくれた母性の物語が『魔法少女まどか☆マギカ』なら、
その逆で、「母を知らない物語」が、エヴァ。女性がどんどん男性化していってるもの、エヴァ。


難解だと言う誹りはこの作品には当たらない。
省略が多いだけで、ただ難しくすることが目的化しているわけではない。
それでもついてきてっていうメッセージを喜んで受け止めよう!
「中学生でもわかるように」じゃ、表現できないものがあるってことを、それやってちゃ、何十時間もかかっちゃうっていうのを、作品で教えてくれた感じする。

もしろん、省略を多用し、受け取り手が行間を積極的に、自分で埋めていくことによって、そして他者とのコミュニケーションの材料ともなり、作品を味わう体験が、単体ではなく「共有体験」となっていくことで、
そこに愛着心(ロイヤリティ)が発動し、ビジネスにもなっていく、というモデルの、最大規模のものを見せてもらっている、と受け取っている。
「上に合わせる商売」という。これも興味深い手法である。

難しいからわかんなーい、という人は、伊瀬さんが声やってた北上さんのように、「永遠のゆとり世代」として、一生甘えた人生を送っていればよいと思われる。わかりやすいものを与えられるだけで満足だなんて、なんて幸せなんだろう。本当にうらやましい。


まだまだ語りつくせないけれども、いまのところのメモはこれくらいにして、まだまだもっと楽しもう。
こんなのしゃべれないと無理だわ、タイプが追い付かない。


とりあえずここまでちゃんと読んだあなたは素敵。もう仲間です。

そして、
だれかこの物語の主人公であるDATを、早く擬人化してください。



※文句、反論は受け付けませんっていうか、これ完全に「妄想」ですので、本気にしないようにお願いします。ずるさは私のモットーです。

以下、2012.11.25追記

【6回目観てきた】

マリがやたらおっぱい大きいんですよ。それってサービスとしてのスペックかと思ってたんですけど、「これ14歳の体じゃないよな」っていう体だと思えば、腑に落ちるんですよ。
でも、エヴァは14歳じゃなきゃ乗れないルールが……って、あ!そういえばそういうルールは今回でなかったことになってる!(28歳でもみんな乗れてる)
つーことは、やっぱマリは大人? しかし、あの『破』の時点で14歳であったはず…わからん。


ロンギヌスの槍とカシウスの槍
これがわからなかったが、ここで解釈している人ヤバス!
超おもしろい! この人たぶんあってるっぽい。
そうなんですよね、アダムス系とりリス系と、あるんですよ。


シンジは「第三の少年」と呼ばれています。
カヲルは「ゼーレの少年」とネルフには呼ばれています。
マリはQの綾波を、「ゼーレの少女」と呼んでいます。
第一、第二はだれ?
なにこの論理クイズ。
マリってもしかして第一だったりしないか?


シンジはなぜ最後にカヲルの言うこと聞かなかったの?
槍取らなければいいのに。


ヴィレの人たちがつけてる青いというか、みどりっぽい色のスカーフみたいのなに?
あれ単なるしるし?それともだれか死んだんだろうか?
(これはわからなくていいっぽい)


つーか、冒頭にアスカが戦ってる使徒と、ヴンターがやっつけた使徒っておなじ?別物?


第12使徒って、なに。
あと、第1使徒と第13使徒がおなじ使徒ってなに。
そして、ゼーレって使徒作れるの? それとも魂と入れ物を操作することができるの?

基本情報も抜けている気がしてきた。

※「私はこう思う」という仮説がありましたら、ぜひコメント欄に。ただしコメント返しはできかねますが、部分的なことについてコンパクトにまとめてくれたらコメント返しできるかもです。

以下、2012.12.18追記
みなさんのコメント、大変参考になる!
今日は劇場に観に行ったら、クリスマスカードをくれました。アスカの、ラストシーンあたりで着ているプラグスーツバージョンの単体絵。ひゃっほーい!


マリが第一の少女、という線はなさそうです。
『破』のDVDの解説見たら、綾波レイが「第一の少女」と紹介されていました。
マリ何者!?


シンジが、冒頭、ヴィレから0号機の手のひらに乗ってネルフに向かうとき、
シンジはDATを持っていませんでした。
ネルフで、まずそうな食事を食べるときはじめて椅子の上にDATが出てきました。
どうやって運んだんだろうか? ヴィレにいたときの服装ではDATを入れるのは無理だし、手に持っていなかったし。まさか0号機が持って行ったってことはなさそうだし。
ヴィレからネルフに着払いで郵送したんでしょうか?
私、気になります!

posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 11:20 | comments(13) | trackbacks(1) |-

はじめまして
エヴァ大好きです
あなたの考察は素晴らしいです。
DATのところなんて
よくそんなに思いつくなぁと思います。
尊敬します

つーか、冒頭にアスカが戦ってる使徒と、ヴンターがやっつけた使徒っておなじ?別物?

これはオペレーターが凄く小さい声で
言ってるんですけど
使徒じゃないんです
コード4-A コード4-B コード4-C という
コアブロックをもった
ネルフのつくった兵器のシリーズなんです
どれもアンチATフィールドや
フィールド反射膜、結界?などを
展開することができるようです。
| tetsuya | 2012/11/27 11:06 PM |
仮説ですらありませんし、まとまってもいませんので大変申し訳ありませんが、どうしてもアニメ会リスナーで許可局員でもある自分が偏愛するタツオさんのEVA文章の血走った空気に当てられて、いてもたってもいられなくなり、気が変になりそうなので筆をとりました。今日現在二回見ている状況です。 私は初見でこのQは旧作に対するリベンジとして各キャラクターがもう一度神の気まぐれでリングに上がれることになり、それぞれの「今度こそ、次こそもう一度!」を描いた作品であると受け取りました。「いつも何度でも」ではありません。ワンモアファイナルです。それだけ十四歳の夏、思春期に見たジエンドオブエヴァンゲリオンに私がとらわれているからかもしれませんが、ジエンドはジエンドですので、折り返す最終楽章は同じ小節で間違いありません。結論や着地点は絶対変わらないでしょう。でも確固たる結論に対してのそれまでのアティチュードが全てというのはエヴァの一貫したテーマです。これはエヴァに限らず、ドラゴンヘッドでもジョジョでもヤジキタIN DEEPでも「君の想像力こそが、決断、姿勢こそがすべて」だという私がこれまでの人生でもなんとか同時代で読んできた作品に対して感ずるすべてに言えたことなんですが、このAに対するQ、つまり『実際にその姿勢とやらを、示してみせるぜ』というのが一人で偏狭にやってきた自分に、とにかく感じられたこの新劇場版でやろうとしていることなのだと直感しています!運命を仕組まれた子供たち(現実に大人たり得る人などいますかね?皮肉をいうつもりはありません。私も今年30です)つまり登場人物全員が、旧作を無意識に踏まえた上でなお、一歩でもつづきをくり出そうという勇気を、弦楽器のアンサンブルじゃなくて打楽器であり弦楽器でもある完全なオーケストラ楽器、ピアノを「I NEED YOU.」として廃墟で鳴らす高潔な意志を美しい曲に感じました。多層的になっているのは当たり前で、なぜなら庵野秀明が本気だからです。だからこそナディアにまで遡及するのでしょう。だが、ですがだがですがこちらも本気です。自分の語れる言葉で語るしかありません。で、本気で語ると、アスカはもう「ママ!」なんて言いません。「偽りの再生」なんて片目ひとつくれてやって踏み越えています。ミサトさんは、十字架のネックレスを託し補完されましたが、そのネックレスをQで自らサルベージしています。冒頭、あの初号機が閉じ込められていた棺がそれです。あの形絶対そうです。そして今ではネルフに屹然と反旗を翻しています。今度はデッキの艦長として命令を自分の意志で下しています。「はい」などといやいや従うもんですか。ゲンドウの前に横たわる巨大なユイの顔。あれは旧作の補完後シンジに拒絶されたリリス=ユイの亡骸そのものです。でも初号機に父殺し食い殺されても、俺はユイとシンジのために生きているのです。彼女と二人永遠の夢を望んだからです。なぜシンジのためにもかは観です。ごめんなさい。では抜け殻の綾波はただの器だけなのか?冗談じゃないです。自分に疑いを持っているのは今作で、ロット綾波、だけです。「私はあなたがたの人形じゃないもの」なのです。最初の他人たる母でもなく、最後の他人たる彼女でもなく、オリジナルのないただの人形。母の役割や、妻の役割や、友情の代弁としてしか語られない人非人。本当は代わりなどいないはずの人間なのに。しからば彼女こそが最大のリベンジ。父殺しやあくまで現在的な男性、女性といった独立自尊などを超えた何か。TV版ラストのパンをくわえて走り出せそうなウルトラQ。2001年宇宙の旅から考え直すべき、この映画で垣間見た最大のベットが「9」の文字を背負った彼女です。三人そろえば「999」つまり「666」は今これをかきながら思いつきました。おそらくは私の白昼夢でしょう。ですがなんのためかL・C・Lに浸る彼女が不意に垣間見た制服すがたの綾波は絶対に旧作、TVシリーズを貫いた、あの原初の海で一瞬だけフラッシュバックした旧作の『新生・綾波レイ』だと直感しました。だってDATにユイの魂はあるんですものね。それを知れただけでくーっ!!!!タツオさんを知ってて良かった。母親のおっぱいでそんなに興奮してたまりますかい!旧作でカヲル君と二人で出て来た綾波、希望たち、これはクローンにも新しい魂は生まれる、ある意味攻殻的な神話の具現ではないでしょうか。とはいえ私はずーーーーーっとアスカが好きです。アスカに成りたいというあこがれを抱いて生きてきました。男ですが。でも綾波はパターンが青なんです!「破」で、不覚にもやられちゃってるんです私。ユイでも綾波でも無くレイ。霊、魂が新たに産み落とされるのが彼女たちの最大のリベンジであり、本当の他者の誕生なのではないでしょうか。



| yamamotoatsushiz | 2012/11/29 2:54 AM |

私の妄想とwikiでみた感じでコメントさせていただきます!
エヴァ歴が長いからあまり自信がないのですが
カヲルはセカンドインパクトの時に胎児化して消えゆくアダムが産み出した最後の使徒。
胎児化によって人の遺伝子と使徒の遺伝子を融合させてつくられたので、肉体的には使徒と人間両方の性質がある。
カヲルが生まれた時にアダムの子に命を与えるガフの扉(部屋?)が停止したため、空っぽのカヲルの体にアダム自身が入ったので最後に生まれたので使徒しては使徒(ダブリス)ですがアダムが入ることにより第1の使徒でもあるのでは!

第1の使徒とは別にゼーレによって人類補完計画に使われる使徒ダブリスは12番目になる予定でした。カヲル自身もそう告げられていたのではないでしょうか
ゼーレの計画は果たされたのでゼーレからゲンドウもとへ
シンジと地下に行くとき12番目の使徒と1番目の使徒としてトリガーになる予定だったが、ゲンドウによって自立型になったmark6が使徒になり先に12番目になってしまっていたのをカヲルは知らなくて最後の13番目(元々ゼーレのもっていた予定?の書にはくる使徒が決まってたようだったので)の使徒になってしまったのではないでしょうか…自分の中ではまとまってるんですが、なんと言っていいか分かりませんすみません(´・ω・`)

エヴァは終わりは始まりって考えだから最初の使徒である渚カヲルはオワリのシ者であるのはなんだか必然的だったのではと私は思います(・v・)

マリについてはタツオさんが言うように1番目ではないかなぁと私も思います!!
アスカの姿が変わらない理由がエヴァの呪縛と言っていたのでマリが一番最初にエヴァの実験かなにかに使われエヴァの呪縛により14のままという可能性も!
もう一つはマリがエヴァに乗ってるとき赤い飲み物(空も沢山ありました)を飲むシーンがあったので飲まないと保てない体でレイも昔から薬を飲んでいるのでレイと同じような体では。(レイはユイなのでマリはリツコ母のクローン?)

エヴァは正解がしっかりあるものじゃないので色々な考えがあって面白いですね。私がエヴァを好きになった理由です

なんか説明下手ですみません…。

| yuk | 2012/11/29 9:44 PM |

何度もコメントすみません!!!
エヴァ歴が長くないのででした!!すみません
ここを訂正しないと失礼な気がしておろおろ…すみません(´・ω・`)
| yuk | 2012/11/29 9:51 PM |
カヲル君=シンジの兄弟説というのは、
昔からありますよね。
カヲル君の肉体はレイ同様、
人間の遺伝子をもとにして造られている。
その遺伝子が誰のものかということですよね。
ヒントとなるのは、TV版のシンジの
「カヲル君は僕に似ていた」という発言や、
旧劇場版でゲンドウの死に際に、
ユイ・レイ・シンジ(初号機)とともにカヲルもいたこと。
などなどあるんですが、旧作では、
そのへんをはっきり明かしてはくれなかった…。
今回の『Q』を観て、
僕もカヲルとシンジは赤の他人のはずがない!と感じてしまいました。
情報が少なすぎて理屈ではいえないんですが…
ただ、そっくりのプラグスーツを着て、
初号機(ユイママ)そっくりの13号機にタンデムとか、
あれってシンジが二人いる状態じゃないの?とか。
ピアノの連弾の異常な息の合い方とか。
赤の他人とは思えない。
何か濃いつながりがあるということだけは確かだと思いました。
| tatsumi | 2012/11/30 2:41 AM |
こんにちは、初めてコメントさせていただきます。
巷間で熱く語られているマリ=アスカの母親説についてタツオ先生の見解をお聞きしたいです。チャンスがあればよろしくお願いします。
| AkiraFudo | 2012/12/05 11:16 PM |
横槍失礼します、検討はずれでしたらすみません。
第1=マリ説なるほどと思いました。
ということは、ユイは「失敗」だったのでそこにカウントされない、ということでしょうか…?
| nickel | 2012/12/08 9:59 PM |
はじめまして
使徒に関して個人的な見解をば
第一使徒:カヲル君
第二使徒:リリス
第三使徒:破の序盤ベタニアベースにいた奴
第四使徒:旧サキエル
第五使徒:旧シャムシェル
第六使徒:旧ラミエル◇
第七使徒:水飲み鳥型
第八使徒:旧サハクィエル
第九使徒:旧バルディエル
第十使徒:旧ゼルエル
第十一使徒:ヱヴァ初号機擬似シン化形態(アダムスベース?)
第十二使徒:Mark.06(アダムスベース?)
第十三使徒:エヴァ第13号機(アダムスベース?)がカヲルと十二使徒のコアを取り込んだ為

使徒の定義は頭の上に円環が出たら使徒化していると言う事なのではないかと
初号機は擬似シン化=神化の途中、天使つまり使徒になった(その後カシウスの槍で2つのコアのウチどちらかを停止させられ使徒化が終了)

ここから妄想
13号機には魂が存在しないためにエヴァ自身はATフィールドを張れない。
その為に子機を飛ばしてそれぞれシンジとカヲルのATフィールドは張っている。
13号機にカヲルを乗せ使徒の魂を確保、第十二使徒のコアを取り込みシン化することで
アダムスの身体+カヲルの魂+コアにより十三使徒として成り立たせた。
というのが劇中の設定なのかなと。
実際は
第一使徒のカヲルと第三の少年のシンジが
乗るから1+3で13号機ってどーよwww
じゃあそのまま第十三使徒にフォールダウンwww
うはwwwなんかかっけえwww
とかかも
| ジョオ | 2012/12/15 10:57 PM |
とても面白い考察でした。僭越ながら勝手な解釈はさみます。

旧作で言われたことですが13使途はヒト、人間です。人間だけは母体が違うようですが。
使途と人、生命の実と知恵の実その二つが必要なのにカヲル君は使途から人間に変えたれた・・・と妄想してます。

あとエヴァってアダムとリリスは出てくるのにイブが出てこないですよね。一番目の奥さんとの間に出来た子が二番目の奥さんとの間に出来た子と仲良くできるのか?しかも2番目の奥さんは他界しちゃってるし・・・あれこれシンジ君の境遇じゃ・・・と昔考えたものです。
なんにしても旧作に戻ってきてる匂いがします。  


駄文失礼しました。
| raizen | 2012/12/16 12:44 AM |
はじめまして。面白かったです!
個人的な解釈をだらだら書かせてください。

【使徒】
1:ADAMS ←あの4人のうち一人が後のカヲルか?
2:リリス
3:破冒頭でマリに殺られたヤツ
4:旧サキエル
5:旧シャムシエル
6:旧ラミエルたん
7:破でアスカに蹴られた時計っぽいヤツ
8:旧サハクィエル
9:旧バルディエル
10:旧ゼルエル
11:未登場。14年間のうちに出現したのか?
12:Mk6から出てきたケーブル状のヤツ。アスカのセリフから、こいつも14年間のうちに出現していたか?
13:カヲル君

まあ高校生が二回みて考えた結果です。あんまりあてにしないでください。

Qの女性陣、初見だと「きっついなあ…」と思っちゃうんですけど、ミサトさんは結局チョーカー押せなくて、シンジ君っ!なんて最後は言っちゃうし。リツコもそんな艦長を理解してあげてるし。アスカとマリの関係もいいですよね。破のときは思いもよらなかったけれど、マリが大人か… すごく、いいと思います…
って、普通に考えても28歳だし!大人だし!

今思えば、シンジやアスカとおなじ14歳でエヴァに出会って数年(新参ですいません…)。気づけばその年を追い越していて、こんなもんかなぁと呑気に思ってQを鑑賞したら、追い越し返されていた!?  もう、またドはまりしちゃうじゃないの〜 なんて。
当初は、テスト(学校の)もあるんで、Qみて勉強頑張るぞぉ! って思ってたんですが、無理ですね。不可能ですね。気を抜いたらエヴァのこと考えてますもん。自習の時間も8号機の落書き書いてますもん(流石に直前は頑張りました)。

あ、ダメだ。やっぱり自分の不慣れなタイプじゃ気持ちが追い付かない(同じこと言うな!自分!)。
まあシンを見るにあたって、その期待は最高潮ですね。やっぱ2015年なのかなぁ…もしそうなったら最高じゃねーか…
でも、結局EOEのようにはならない気がしている(希望かも)。だって、あの終わり方!あそこでこそ、カヲルの『希望は残っているよ。どんなときにもね』ってセリフが、報われたような感じがするんです。

追記
シンのタイトル、『:lI』ですけど、吹奏楽部の友が、リピート記号だと教えてくれました。同時に、『lI』だと、終止記号だいうことも。新劇のタイトルは『:序』『:破』『:Q』と、全部に『:』が付いてるじゃないですか。
こんなとこに庵野監督のカンジも出てたり。
| takuan | 2012/12/16 2:40 PM |
はじめまして
カオルがシンジの兄のように思えるという話に関することで、新劇・旧エヴァにていくつか描写があるので補足をば
・「君は僕と同じだね」(旧24話・カヲル→レイ)
・「僕に似ていたんだ、綾波にも」(旧24話・シンジ)
・「初めまして、お父さん」(破・カヲル)
このような台詞から、アダムの魂をユイの遺伝子から作った肉体に宿したのがカヲルと考えられます。

また、旧・新を通してシンジはユイの存在に敏感で、親近感とともに依存しています。(DAT・初号機・レイ)
この事からも、カヲル≒兄といえそうです。

Qでの過剰なスキンシップととれるシンジとカヲルの描写も、生き別れた兄弟の交流と見られてポカポカしますね(多くのQの感想の中では、2人の美少年な外見のせいでホモみたいな扱いになってますが・・・)
| makura | 2012/12/18 12:27 PM |
はじめまして。
DATの件もカヲル君の件も、目から鱗の素晴らしい着眼点です!!

たしかに、「あ、DAT置いてくんだ」って思いましたもん。
必然だったのですね。

13号機は二人乗りというのも、
「それだとお母さん設定とかどうなるのよ」とか思ってしまったのですが・・・なるほど、双子という線はかなり硬いかも。
エントリープラグは子宮ですもんね。
そこに二人が存在するということ、そして片方が死ぬということ・・・「生まれてこれなかった兄」説は妄想どころか超有力じゃないですか!?
(零号機の魂問題ぐらいに、明確な回答は得られなさそうな気はするけれど)

個人的には、14年経っているということが・・・何よりも自分にとってのエヴァそのものを象徴しているようで、震えました。

僕がエヴァをはじめて見たのは14年前の14歳の冬なんですよ。
もうビデオ版も揃ってましたから、旧劇まで一気見しました。
「気持ち悪い」の意味を探して、ついに28歳になってしまった。
あの日に戻れたら、が口癖のピーターパンシンドロームです。
エヴァの呪縛、ですね。


映画の中で、結局シンジは時を戻すことはできませんでした・・・しかしアスカと再び歩いてゆく。

アスカ・・・明日・・・

「失った時間は戻せない。けれど、いつだってやり直すことはできる」

そういうことなのだと思いました。

だからこそ、次なる「シン」はループしたりリセットしたりした世界ではなく(たとえ物語設定上そうだとしても)、この14年後のシンジが、もう一度ミサトやゲンドウに向き合う話にならねばならない、と。


個人的なただの感想文、失礼しました。
| ryo | 2013/01/03 1:48 PM |


第12使徒って、なに。
あと、第1使徒と第13使徒がおなじ使徒ってなに。
そして、ゼーレって使徒作れるの? それとも魂と入れ物を操作することができるの?

アスカが「第12使徒がまだ生きてる!」と言っていたので、一度ネルフ本部に襲来した可能性がある
第11使徒もすでに殲滅済みっぽいのでサードインパクト以前に使徒が襲来して、その隙に都合よく、軟禁されていたネルフ職員が脱走したのではないかと考えています
| 41 | 2013/01/08 7:30 PM |









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2012/11/25 7:43 PM
遅かれ、EVAQを見に行って来ました。そのついでに先週見に行った009と、ちょっと前にブルーレイ化が決まったカウボーイビバップについて。 ネタバレが大いにありますが、雑感をば。 先週地上波で「破」...
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