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【渋谷らくご短観 2016年9月、10月】

「落語ブーム」なんてものは存在しませんし、メディアが作り上げた物語でしかない、ということをだれも言わない。

それもそのはずで、ブームということにしておいたほうがみんな幸せだから。

でも、いま落語会にお客さんが入っているのは、2000年代の業界のたゆまぬ努力があったからなんです。

『タイガー&ドラゴン』や『ちりとてちん』でイメージが変わって、興味を持ったお客さんを受け止める努力を、落語業界はずっとしてきた。だから、ずっと前から落語界は元気なのです。

 

ただ、この2年で一番すっと頭に入ってきた考察は、立川こしら師匠の「いまは落語会主催ブームだ」という考え方。

たしかにその通り、落語会は非常に多い、だけども発信力のある人が落語会を「プロデュース」して、遠心力を高めている。

私なんかはそれにうまく利用されているのだが、業界のしがらみや仲良しグループの文脈から出た人間ではないないのが、私の特異なところだろうか。

考えてみれば、20年前にはこれほどに「〇〇プロデュース」という文言はチラシのどこにも見当たらなかった。

そういう意味ではこしら師匠は炯眼。

ただ落語会を開催しているのではなく、付加価値をつけるとなると、スポーツでいう「監督」とか「GM」をタレント化する。そうして発信力を高めていくということなのだろう。

そろそろバレはじめているのだが、落語会はだれでも主催できてしまう。だからこそ乱立する。演者もファンも消耗していく。

だから決して自分がやっていることを良いことなどとは思えない。

寄席に行けばいい。都内各所に個性的な寄席がある。そこで毎日なにかが起きている。

 

 

 

 

9月の渋谷らくご。

一之輔師匠を欠き、さらには神田松之丞さんをも欠いてしまった9月だが、

それ以外は盤石の布陣で臨んだ。つまり、演者についているお客さんというのが少ないなかでの、事実上の実力試験のような月だったが、悲観するほどの入りではなく、どの日も安定して動員でき、初心者がどの回にも安定して入場してくれて一安心。

渋谷らくごの目標到達は800人〜1100人で、それ以上は入らないように押さえたいところ。この範囲にちゃんと収まって喜ばしい限りだ。

1000人入るということは10公演なので平均して100人、平日18時回が60人、20時回が140人でようやく到達できる数字である。

そう考えると信じられないくらい多くのお客さんが足を運んでくださっている。

ゆるやかに、「渋谷らくご」への信用を高め、演者ではなく、お客さんの都合がつく日に来て、安心して楽しめる、むしろ演者の名前に左右されず、その日の素材で勝負できる料理屋のような存在になれるといい。

 

うれしかったのは、立川左談次師匠の復帰。

あまりに心配で8月の末廣亭余一会での立川流の会を見に行ったが、ほんの数分楽しそうにしゃべっておられたので安心はしていた。が、その裏に幾多の葛藤と苦しみがあるかと思うと、その高座の輝きは一層増すのだが、さすがにご無理は言えないと覚悟した。

代演もあり得るかもしれない、むしろ、こちらから提案したほうがいいと思っていたが、それでも左談次師匠は「渋谷らくご」の高座にあがってくださった。そして高座でお話してくださったのが「癌病棟の人々」。こんなに客席が幸せと笑顔に包まれるなんて。しかもそれが、これからまた入院しますというがん患者の話でだ。

思い出す光景は、癌で亡くなった前田隣先生のことだ。その昔、ナンセンストリオという三人組で売れた師匠で、ピンになってからも爆笑漫談でカッコいい師匠だった。米粒写経のどこを気に入ってくれたのか、一度ネタをみると面白がってくださり、機会があるたびに声をかけてくださった。

ある日は、病院の服をもってきて、「今日癌センターからそのまま来たんだよ」と言って客席を爆笑させていた。

前田隣先生は亡くなってしまったが、「ダーリン寄席」はいまも続いている。左談次師匠もレギュラーメンバーだ。左談次師匠に、立川談志や、前田隣や、柳家喜多八の根性がしっかりと生き残っている。めちゃくちゃかっこよかった。左談次師匠は亡くならない。

落語は、飢えと貧乏と寒さのうえに成り立っていると、談志師匠はこのようなことをいろんなところでおっしゃっていたが、病気や死といったものも、実はあったのだろうと思う。それでも前向きに明るく生きていく。しんみりせずに、いたって通常運転、へらず口もそのまま、ついでに生きてるという了見でやり過ごしていたのだ。いままで生きていただけで儲けもん、の世界である。

そう考えると、癌病棟に巣くう老人たちの日々を爆笑に仕立てる左談次師匠のエネルギーは、まさに芸人、なかでも落語家の了見なのだ。

かといって、病気を黙っているのは粋かというと、そうではない。居残り佐平次が仲間に語ったように、肺病を患っているということを隠すのも、水くさい。となると、どういう行動になるかといえば、談志師匠のようにさらけ出し、悩み、落ち込む姿までをもエンタメ化する、ということになるのだが、左談次師匠は暗いところはあまり見せないのが、師匠に対する敬意なのか、それはそれでむちゃくちゃカッコいい。

 

また、この日のトリの文菊師匠の「心眼」は、個人的にはまちがいなく「心眼イチ」だった(歴代一って意味)。

文楽全集に関わったとき、盲人の噺をたくさん聴いたが、カタルシスの強い「景清」よりも、どちらが落語らしいかというと圧倒的に「心眼」なのだ。

圓朝が作ったらしい意地悪さというか、人間の醜さとかも淡々と描かれているが、これは演じる人の資質を問われる。決して嫌味でなく、それでいて梅喜という人物がよくも悪くも思えるような演出で臨まなければならない。盲人もまた、私たちとおなじ、美しい心と醜い心をもった人間なんだという人間賛歌になるのがこの噺のすごいところなのだ。

この噺を、文楽とは別のアプローチでまた一段上に押し上げた文菊師匠の「心眼」はいまだ余韻が残る。おそらく一生忘れない。

 

9月は橘家文左衛門師匠が、文蔵襲名前最後の出番ともなった。

志ん八さん、ろべえさん、扇里師匠、文左衛門師匠。みな師匠を失った人たちで千秋楽。

ろべえさんは来春、志ん八さんも来秋、真打昇進が決まり、おめでたい年になる。

悲しいことは今年限りにしたい。文蔵襲名はそんな気持ちに弾みをつけるような、これから楽しいことがはじまる第一章のように、業界を明るくしてくれる話題だ。文蔵師匠、ありがとうございます。

 

昇々さんの一時間の「ひとりらくご」は、二回目でもずっと衝撃の連続で、このまま時が止まればいいのにというほど楽しかった。

この人の落語の強度はすごい。小手先のものではない。

完全に噺が身体に入っていて、さらにそれを高座でかけ続けて、落語と戯れる、という領域までいっている。緊張感の高まる高座でこれをできることがすごいわけで、だれしもが固くなる場所で常にこういう勝負をしている昇々さんは実に二つ目らしい野心と努力をもった落語家さんだ。

 

 

10月の「渋谷らくご」。

松之丞さんも一之輔師匠も久しぶりに聴いたような、それでいてこないだ聴いたような不思議な気持ちで迎えた。

偶数月に定期的に出ていただいているメンバーも揃い、ほぼ完璧に近い形の番組をくんで(文蔵師匠のみ襲名披露で出られなかったが)10月の公演を迎え、これは大入り続き、しかもそれでいて札止めのない状態。つまり、ひとりも追い返すことなく、当日来たすべての来場者に入って観劇していただけた、という意味でもよい月であった。

驚くべきことに、9月に関しては当日券で入場したお客さんが、50人〜70人の幅であり、そのうち初心者が4割近くもいた模様。10月に関しても当日券入場者が多く、しっかりと初心者を取りこぼすことなく誘導できたということはとてもうれしい。もちろん、前売り券を買うのが面倒くさい落語ファンや、渋谷らくごのリピーターもいるだろう。でも、当日フラッと来られる気軽さが重要なのだ。

創作ネタおろし会「しゃべっちゃいなよ」、12月の大賞を決める会をのぞけば年内最後の会も、初登場のきく麿師匠や昇也さんの奮闘もあって大いに盛り上がり、大団円で10公演を終えた。

左談次師匠は闘病開始後、初の落語をかけてくださった。渋谷らくごに来るのが楽しみだ、とさえ高座でおっしゃってくださった。こういわれては、お客さんもうれしい。しかもネタは、「権兵衛狸」、東洋館の定席ではじめてこの噺を聴いたとき、えも言われぬ幸福感に包まれたのをいまも思い出す大好きなネタだ。ずっとこのネタがかかるのを待っていた。軽くて、いいサイズ感で、聴いていてまったく疲れず笑える噺。やり慣れた噺にも関わらず、高座に適度な緊張をもって臨む師匠は今月も相当かっこよかった。頭にはうぶ毛が生えはじめ、癌が小さくなっているとの報告。もうここまで来たら随時報告だ。

こうなると課題になるのが18時回だ。

内容には自信がある。10月は「小辰・扇里」、「市童・音助」、「伸三・扇辰」といずれも素晴らしい会だった。

通好みでありながら初心者をも虜にできる話芸の持ち主。伸び盛りの芸の味。ボジョレーヌーボーのような市童・音助の会から、しっかり古典を聞かせる扇里師匠、扇辰師匠。

これからの課題は18時回にいかに若い客を誘導できるか、だ。あまりに通好みにすぎると好事家しか集まらない会になってしまう。

 

 

当日券入場者数推移データを見ながら、ニコ生、ポッドキャストのパワーがどこまで通じるのか、可能性を試してみたくなった。

もちろん、渋谷らくごの音源でどこかの放送局でラジオ化してくれたり、コンテンツ化してくれるのであれば申し分ない。

渋谷らくごにはスタッフがいないがゆえに、自社コンテンツにしていくよりは、外部の企業とコラボしたほうが圧倒的に効率がよいのだ。ひとり、ひとりでもいいからHPの構築やWEBのシステムエンジニアがいれば。もとやりたいことはたくさんある。実現できることはたくさんある。提言できることはたくさんあるのだが、いまはそれができない。

だからこそ、企業との共同作業が大切になってくる。

業界のお仲間で仲よくやっているだけでは、この業界は成長しない。もっと大局に立った舵取りをしていくべきなのだ。

好きなだけ、仲良いだけで興行が成り立っているのがおかしいくらいなので。

 

メディアの取材は相変わらず紋切型のものばかりで、こちらにはなんのメリットもない、お金にもならない、ただ踏み荒らされ向こうが用意したシナリオ通りのコメントをする、みたいなものばかりなので、

「渋谷らくごってところに行けば、とりあえず欲しい画はとれるらしいぞ」みたいにヤリマンぽく思われても迷惑なので、テレビは断っている。

そもそも、一度も会場に観劇に来たことなく、直接挨拶したこともなく、取材させろというめちゃくちゃなことを言うほうが悪い。

 

 

誠実なメディアもいくつかあった。

 

ハレット 私の知らない東京がそこに。

この記事は若い女性のライターと編集者が作りあげたもの。一見うすっぺらく感じる人もいるかもしれないが、

これまで落語を扱ってきた記事や評論は、すべて「落語の世界の言語」で語り、完結していた。

そこに、この記事はまったく落語の言語(あらすじの解説や、用語解説)などを使わず、別のジャンルの言語で落語を魅力的に紹介するということをやってのけている、という点で素晴らしい。

取材時間15分でここまで書いてくださったのは入念な取材と情熱以外ないと思う。

三宅さん、杉本記者、ありがとうございます。

 

早稲田大学演劇博物館「落語とメディア展」。

こちらは演博の宮信明助教が会場まで足を運び、展示の趣旨を説明してくれた上で、原稿依頼をしてくださった。

落語のいまとこれから、ということでネットを使った集客をし、また現状の「ブーム」なるものをどう読み解くか、ということで書いてください、とのことだった。

予定文字数を大幅にオーバーしたが、それでもそのまま掲載してくれました。これは私が悪いんですけど、「渋谷らくご」創設から現在までの記録です。

いずれはなくなるであろう「渋谷らくご」なので、その記録を公式にできたという意味でも歴史的な資料になるといいなと思っています。

これを読んで刺激を受けてくれるような主催者は多くはないと思うけど、ネットに触れている比較的若い世代の人に、深く刺さると信じて書きました。決して楽な仕事ではなかったけど、これは将来「だれか一人」にでもちゃんと届けばいいという意味で必要な記録だと思うので、入魂しました。

1月中旬までやっている展示で販売しているので、部数に限りがあるものでありますし、ぜひ手に取ってみてください。

岡田則夫さんや今岡先生など、落語好きにもたまらない面々の寄稿や、喬太郎師匠のインタビューなども読みごたえがあり、昨今の雑誌の特集記事なんかよりよほど芯を喰った最高の冊子だと思います。

 

 

さて、来月11月は「渋谷らくご」2周年記念興行、11月11日から6日間連続12公演

いつもより1日多い日程で、毎日「瀧川鯉八」さんが出るという、まさかの番組です。

鯉八さんと心中するつもりで構成した番組です。

どこか一日でも来て、いま落語に興味ある若い世代に、この才能の存在を知ってもらいたいと思い、思い切ってやってみた番組。

2015年「渋谷らくご大賞(おもしろい二つ目賞)」受賞者、瀧川鯉八さんフィーチャー月間です。

やるなら中途半端なことはしない、大胆にやるというのが私のやり方です。

 

さらに、この月から、名前を告知しない枠を設けてみた。

初心者にとって、落語家の名前なぞだれだって読めないしわからない。

だったら、最初に、名前は価値のないものなのだから、いっそだれかとかわからない状態でもいいじゃんか。

なまじ名前があるおかげで、事前にググったりとかして、変な先入観をもって見るよりも、だれだかよくわかんないけど、面白い人出てきたぞ!という経験をしてほしい。

 

演者にお客さんがついている昨今、次のステージには「渋谷らくご」への信頼を高めていく作業が必要で、

ここを入り口に、演者さんの名前を覚えて、その演者さんの出る会に足を運んでくれたらそれでよいのです。

 

そういう意味でもたぶん実験的なことを、この勝負の月にやってしまうわけですが、

どの回もめちゃくちゃ自信があることだけは断言しておくので、

もし気になっている人がいたら、絶対に来た方がいいです。

 

いま、落語が好きすぎる人が多くて、どうしても興行論にまで頭が回らない、あるいはそういう視点を持ち合わせていない人がいるんだけど、これはどのジャンルでも言えることなんだけど、演者がさくエネルギーはお客さんが10人でも10000人でもそう変わらない、つまり、演者のより高いパフォーマンスを、よりよく輝かせるのは、興行の演出であり、人を集め、注目を集める興行論なのです。

この視点がないジャンルは滅びる。DMを管理して発送して、その友達を一人ずつ捕まえて、と「好き」な人たちの忠誠度を図るような落語会も素晴らしいと思います。必要です。ですが、遠心力を発揮する会もなければ、新規のお客さんも増えないし、内部の熱も下がります。

古くは立川流、六人の会などがそういう存在だったのかもしれません。

猛烈なアンチが騒ぐのを恐れず、興行論で一石投じることくらいしか、私にできることはないのです。

 

渋谷らくごは完成した芸人を見る会ではなく、

二つ目と若手真打を中心に、彼らが躍動する時期をともに見守る会である。

つまり、大当たりもあれば失敗もある。だけど、最後は真打が最高に楽しませてくれる。

そういう意味では失敗してもいい場所でありたいわけです。

 

鯉八さんは、そういう意味ではパフォーマンスが安定しており、失敗も成功も、お客さんの受け止め方にかかっている比較的、絶対的な芸(まくらは相対的)です。

毎日おなじくらいの衝撃を与え続けてくれるはず。

 

これはいまの「渋谷らくご」でしかできないことなのかなと思うので、これで最後になるかもしれないし、来年あるかもわからないことなので、どうぞお楽しみに。

 

 

以上

 

渋谷らくご短観 2016年8月

 

posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 03:09 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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