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【『新潮45』1月号 寄稿 「落語ブーム」と呼んでくれるな】2016.12.31 Saturday
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現在の落語をとりあげるメディアの状況も含めて、4ページにわたって寄稿しております。
落語ブームっていうけど、もう何年も前から落語会はたくさんあるしお客さんもたくさんいた。
「ブーム」ってことにすればみんな損しないからそういうことにしている風潮あるけど、
業界を支え続けてきた人たちがたくさんいるし、演者さんもずっとがんばっているわけで、
その人たちに還元する形でなければいけないと思うの。
想いのたけをぶちこみました。神田松之丞さん、瀧川鯉八さん、立川吉笑さんなどを紹介しました。
落語を扱った雑誌が今年後半から立て続けに出ていますが、
雑誌が落語を料理しはじめたということは、
ブームが沈静化することのはじまりだと思います。
雑誌で特集が組まれるというのは、もっとも遅い時代の流れに乗った、ということなので。
落語はまた次のステージにあがるのかもしれません。
この記事と、早稲田大学演劇博物館の「落語とメディア」展の図録を買っていただければ、
現在の落語に対する、渋谷らくごキュレーターとしての立場はたっぷり表明しているので、
ご理解いただけるかと思います。
新潮45の記者さん、私なんかに4Pもくださってありがとうございます。
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