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【渋谷らくご短観 2017年1月】

ひとまず、この2年強の「渋谷らくご」の集大成ともなった1月公演が無事終了した。

 

全公演、

二つ目のトリ公演。1年半前に夢想はしてみたが、到底無理ではないかと思っていた5日間10公演の興行であった。

 

渋谷らくごは動員を主目的としているわけではなく、

初心者の掘り起しと取り込みを主目的としているので、

動員のことはあまり気にしていないのだが、それにしても赤字はまずい。そんな心配もあったものの、ふたをあけてみれば、安定したお客さん入り具合で、赤字になるものではなく、

この2年で育った二つ目さんたちの奮闘、動員力には目を見張るものがあった。

ひとえに、演者さんたちのおかげである。

また若手を盛り立てる真打、ベテランの出演陣も嫌な顔ひとつせず引き受けてくださって、本当に感謝してもしきれない。

 

太福さん、松之丞さんはいまはジャンルを象徴するアイコンになりつつあるし、

吉笑さん、鯉八さん、小痴楽さん、昇々さん、わさびさんは二つ目の勢いと、時代を象徴する存在になった。

また、各団体からこのような才能が伸びてきたことは喜ばしいことだ。

ろべえさん、志ん八さんは、私の世代にとっても特別な存在だ。今年は真打に昇進するこの二人は、渋谷らくごを支え続けている縁の下の力持ち。古典落語の演じ手として、今後数十年は業界を牽引していってほしい存在であるので、渋谷らくごのような、ある意味で「がちゃついた」場所にもどうしても居てほしい存在だった。

 

普段は新作に重きを置いて活動している志ん八さんであるが、そもそも落語を演じるスキルが非常に高いこともあり、ここでは古典縛りで踏ん張ってもらっている。

あまり人の言うことを聞かないのがピン芸人、なかでも落語家はその言ったことの逆をやりたがるウルトラ面倒な人種だと、漫才師としては感じていたので、非常に勇気のいる提案だったが、志ん八さんは二つ返事でOKしてくれた。

この「求められるもの」にストレートな姿勢こそ、この落語家さんの偉大なところだ。

 

フィラーや言いよどみがほとんどない統制された語り口、

べったりやりすぎない美学、

しかし想像に必要な情報はきわえてコンパクトに的確に伝えてくる。

人柄(の演出)も、だれも敵にしない優しいもので、ニッコリ笑うだけで場がなごむ。

この方の落語は他に代えがたい。

よってこの月の公演の千秋楽のトリをお願いすることになった。

直前には、馬派の大先輩、馬石師匠という大プレッシャーをかけたつもりが、それすらさらりといなすような「子別れ」は、だいぶ前から決意したと見えて当日は黒紋付きで登場した。

この人はもうすべての面で真打に値する。

そう感じさせてくれるに充分な高座だった。

 

鯉八さん、太福さんは、2015年の渋谷らくご大賞と、渋谷らくご創作大賞の揃い踏み。初回の公演からアクセル全開で、フラッと当日券で見に来てくれたAR三兄弟の川田くんも喜んでいてくれた。私が大好きな、渋谷らくごを象徴する存在の二人の競演。

 

左談次師匠のうしろでトリを取るはずだった吉笑さん。直前にはPOISON GIRL BANDという漫才をあて、吉笑さんの世界に誘うのに自然な世界観、そして脳みそに負担をかけないスピードとネタで、この会も素晴らしかった。

 

文菊師匠のあとにあがったろべえさん。

扇辰師匠のあとにあがった鯉八さん。

いずれもプレッシャーがあったかと思うが、それでも負けじと自分の世界をしっかりと演じきってくださった。

意外とこうした実力派真打のうしろでも、語るスピードや相性次第で自然に流れができあがっていくものである。

 

春蝶師匠のあとの松之丞さんはまさに「激突」といった感じで見応えがあったし、この前々日、講談版の「明烏」(歴史は講談のほうが古い)を渋谷らくごで明るく語った松之丞さんとのコントラストもすごかった。二回の出番でしっかり両面出してくるところは、常に新規のお客さんのことを意識してくれているように見える。それもうれしい。

今月もっともストレスをかけたのは、一之輔師匠のあとの小痴楽さん。いつもこういう日は出番前までやる演目に悩んでいる。

特別な場所でなにをやるのか。それをギリギリまで悩みぬいてくれているだけで私はうれしい。おさん師匠「松曳き」圓太郎師匠「藪入り」一之輔師匠「浮世床」小痴楽「佐々木政談」。素晴らしい番組だ。チャレンジ全開ではないか。

 

創作鬼軍曹の彦いちと二人で、2016年渋谷らくご創作大賞に輝いた粋歌さんははやくもモキュメンタリーとしての評価の高い「落語の仮面」をかけてくれた。

昇々さん、遊雀師匠、百栄師匠とお客さんが大満足の状態でのトリも、わさびさんにとっては難しいかなと思ったが、「明烏」が炸裂して最高だった。私はこの落語家さんの「紺屋高尾」「死神」「明烏」、どれも好きだ。現役ではもっとも好きな演目かもしれない。それくらいの存在だ。そろそろ真打が見えてきている二つ目としてはもっとも堅実な成長を遂げている人だろう。

 

最終日の昇々さんの1時間は、2016年渋谷らくご大賞の名に恥じぬ名演。

この人は時間を伝えて、あとは自由にやってくれ、が一番いいかもしれない。本人なりに納得のいかないところもあったようだが、課題が見つかるのはすごいことだ。まだそれだけ成長するという隙があるということを意味しているし、それを自覚できるという状態がもっともよい。人から指摘されて気づくようでは、表現者失格なのだ。

 

満足の10公演。

現状、これ以上はないのではないかというほどの見応え充分の公演だった。

しかし、これが「渋谷らくご」の最終回ではない。

次のステージに飛ぶ。

 

2月は一転、磐石の真打陣がトリをとり、これまでにない安定を求めた。

あくまでこの場所は、一度も落語会に来たことがない人を対象しているからだ。

 

渋谷らくごファンが増えているという話を聞く。それはうれしい。

ただ、ファンで群れてしまってはこれまでの落語会となんら変わらないし、落語家さんとの距離感がここはベストだと思っているのだが、外の会にいって近くなってしまうのも考え物だ。

ひとまず、ここを経過したら寄席に足を運んでもらいたい。

そういう導線をいかに構築していくか。

またそれにふさわしいメンバーとはどんなものなのか。

 

引き続き考え続ける日々に戻る。

 

2月も全公演自信がある。最高だ。

なんでこの「場所」をドキュメンタリーのカメラが追わないのか、本当に謎だ。

 

渋谷らくご短観 2016年12月

渋谷らくご短観 2016年11月

渋谷らくご短観 2016年9月、10月

渋谷らくご短観 2016年8月

 

 

posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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