Profile
  メッセージを送る
Calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
米粒写経HP
米粒写経HP
サンキュータツオと居島一平のコンビ「米粒写経」。公式ウェブサイト
熱量と文字数
熱量と文字数
サンキュータツオPresents 二次元を哲学するトークバラエティ音声マガジン
漫才バカ一代
漫才バカ一代
米粒写経が主催する漫才オンリーライブ。年4回、3,6,9,12月開催。 ですが、レギュラーメンバーのスケジュールが合わず、次回は未定。
ワタナベエンターテインメント
ワタナベエンターテインメント所属
DVD『珍遊記〜太郎とゆかいな仲間たち〜』(1)(2)(3)

サンキュータツオの初声優作品!? 漫☆画太郎先生の傑作が春日森監督によってフラッシュアニメ化! 酒の肴にどうぞ。
サンキュータツオ
オリジナルデザインTシャツ
Tシャツリンク_1 Tシャツリンク_2
「一コマ目から好きでしたっ」
オタク心を代弁した魂の一枚をあなたも!
Links
New Entries
Category
Archives
Recent Comment
Recent Trackback
  • 水道橋博士のメルマ旬報 連載:サンキュータツオのお笑い文体論 「POSION GIRL BAND研究」連載開始しています
    Nowpie (なうぴー) お笑い芸人 (08/09)
  • 【ネタバレあり】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 タツオ解釈DAT編 〜やはりDATは見ていた!〜
    しげの樹 (11/25)
Search
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
ナイツとU字工事が決勝に行ったわけ
ナイツとU字工事が決勝に行ったわけ


お笑いのことに興味ある人が結構多いようですので、今回もお笑いの話を少々。
芸人としての自分と学者としての自分がせめぎあう話ですが。
竹中平蔵になったような心持ちで、理論上のことを話したいと思います。

準決勝での笑いの量というのは、どのコンビも引けはとらない。
受けた、受けなかった、あるいは面白かった、そうでもなかった、というのは印象論にしかすぎない。

非吉本の二組が決勝に進んだのには、それなりの理由があると思うのだ。
それは二組とも「しゃべくり漫才」が主であるという点だ。

しかも「一工夫」加えた「しゃべくり」であるという点だ。

ナイツの歴史的偉業と言ってもいいであろう、あのスタイルの発見に関しては、
サンドウィッチマンがM-1でしたこと

を再読して欲しい。
だれが優勝とか、そういうのはわからかないけれども、漫才史という歴史的な流れで捉えたとき、ナイツのしでかしたこととというのは、もはや「漫才を終わらせる」に等しい偉業であることは疑いようがない。
だってこれ以上の手数の増加は無理なんだもん。
はっきり言って、人間が呼吸する回数とおなじなんだもん、手数が。
これより以降は「質」の勝負にしかならないんだもん。
ニーチェだったら「漫才は、死んだ」って言うと思うよ、きっと。

ナイツが漫才コントを否定し、しゃべくり漫才に特化した先に見つけたもの、それは「しゃべくりであって掛け合いではない」点だ。
実はナイツは表面上「しゃべくり」という体裁を取りながら、二人が会話をしていない漫才である。
ボケはボケる。
ツッコミはツッコむ。
ただそれだけである。
これほどのコロンブスの卵があるだろうか。

従来のしゃべくりのパターンというのは、
ボケがボケる。
→それにツッコミがツッコむ。
→それに対してボケが反論する。
→またそれにツッコむ。

というパターンだった。
しかしボケ役の人とツッコミ役の人が、会話をしていない。
ツッコミは極言すれば「コメント」に過ぎない。

「フリ」を無くし、言葉を間違えることで「1ボケ」、それに「コメント」でもうひと笑い、という、尺と手数の究極形がそこにある。
「ロボコン」でいえば、「こんなシンプルな形で戦えるの?」というくらいアッサリしたフォルムだが、実はスピードもパワーもあり、圧倒的に強いロボットのようだ。
正直おなじ手法で戦う相手がいなければ勝負にならないほどの発見であろう(この場合、おかしさの質は問わない)。


かたやU字工事も「しゃべくり」である。
いままで準決勝止まりだったスタイルに、「茨城」という良きライバルを加えて力強くなり、「M-1が求める」スタイルを確立した。
「新しさ、表現力、展開力、完成度+あわよくば知名度」
という、この4+1の軸で評価されているとしたら、U字工事はすべての軸を満たしたといえる。

彼らの「一工夫」は、ボケもツッコミも「方言」でラッピングされていることである。
関西弁での漫才が「デフォルト」である以上、もはや関西弁は違和感がない。
そういう意味では、関西弁というのはもはや「おもしろくない」言葉になってしまったのかもしれない。
こんなことを言うと、関西圏の方々から怒号が聞こえてきそうであるが、漫才の歴史を関西が担ってきたのであるから、これは宿命的である。

希少価値にこそおもしろさの原点があるのだから、二人とも方言、というスタイルは、引いた目でみたら当然「おかしな二人」になる。
「M-1準決勝進出」という肩書きは、審査員側からの「期待してます」というメッセージである。
もう一年、知名度あげるためにがんばってくれ。
あるいは、もう一工夫してください、
というメッセージなのである。

U字工事は今年、「茨城」(なんなら群馬)と「知名度」を手に入れた。
もともとの「方言」という武器(新しさ)もあったし、表現力、展開力は年々増している。
きっとU字工事のキャッチコピーは「北関東ナンバー1」とかだろう。
「栃木」を「北関東」に拡大した発見は、彼らの飽くなき探求のたまものだ。


と、結局決勝進出者が決まったあとだからなんとでも言えるのですが、
それでも私はこの二組は、吉本グループと比較してもなお、余りある個性をもった二組だと前から主張してきた。

勝ち負けはどうでもいい。
お笑いをまた一歩、進歩させた偉業を称えようではないか。

お時間のある方はこちらもどうぞ。
東京ポッド許可局 第49回 【“手数”論】

私がスクールJCAの講義で語った内容を手短に説明したものです。
「お笑い」はもはや「スポーツ」であります。芸人は「アスリート」化しております。
こういうお笑いの進化の仕方しかなかったのだろうか。
しかしテレビというメディアが厳然と聳え立っている以上、これも時代の宿命か。
「漫才」という競技は、ナイツで「一旦」、終りを迎える。

順当にいけば、キングコング優勝というのが無難な決勝戦になると思います。
posted by: サンキュータツオ | ★コラム | 18:51 | comments(9) | - |-
ナイツが獲ったらM-1終わり。
| 最終回 | 2008/12/20 7:06 AM |
ヘッドライトの「歌のタイトルを羅列していくスタイル」やチーモンチョウチュウの「3文字しか喋らないスタイル」の方が理論的にはボケの手数が増やせると思うんですが・・・あくまでも素人の疑問なんですけど、どう思われますか?
| なおき | 2008/12/22 7:20 AM |
>最終回さん、

そうかもしれませんね。

>なおきさん、

どちらも拝見しましたが、あくまで「設定もの」としては、手数は増やせるかと思います。が、どうしてもその設定の強さが目立って、自然会話っぽくはならないのが漫才らしくはないかもしれませんね。
でも、チーモンの方はおもしろ声ですねー。

理論的には増やせると思います。
あとはバリエーションですね。
| タツオ | 2009/01/03 6:22 AM |
商品は、各配送国の薬剤師により厳重に成分、品質を管理しております。
| 永久漢方 | 2018/01/31 11:30 AM |
世界でもっとも安全、人気がある男性用勃起促進剤です。
| シアリス 100mg | 2018/03/29 10:48 AM |
現代技術と製造法により生産された新製品です。
| NEW勃動力三體牛鞭 | 2018/04/16 10:43 AM |
狼1号 ロウイチゴウは、今最も注目を集めている最新の漢方精力増強薬です。
| 狼1号 | 2018/05/07 4:03 PM |
威哥王(ウェイカワン)は、医薬品のバイアグラを使用している人には是非お薦めしたい逸品。
| 威哥王 | 2018/05/22 10:53 AM |
蔵秘男宝(精力増強薬)におどろきます。自信を持ってご提供いたします。
| 蔵秘男宝 | 2018/06/06 11:43 AM |