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ペットボトルのお茶と日本人
ペットボトルのお茶と日本人

お茶のペットボトルの種類の多さは異常ではないですか?

私はお茶が好きなので、これだけたくさん種類があってもうれしいばかりなのですが、もし外国の人が日本のペットボトルのお茶の種類の豊富さを目の当たりにしたら、さぞや異様な光景で不思議に思うことだろう。

たくさんの人に愛されるものは、たくさんの人の好みに合わせて、たくさんの種類を用意する。マイナーチェンジの繰り返し。幾多の商品開発と実験を経て、長く愛されるものだけが生き残る。美しき、正しき淘汰。茶葉の違いだけではなく、季節限定ものや10円だけ値が高いもの、量が少ないもの、ペットボトルの形でさえ微妙に変えてくる。
もはや「お茶」大喜利である。小刻みなスロット(変項)。
色えんぴつが、12色から48色になるように、そしてその48色がちゃんと売れるように、種類が細かく刻まれる。
文化とは、48色の色えんぴつ。48色になってはじめて文化。「青」や「赤」にも、いろいろな「青」や「赤」があるのが、文化。カルチャーならぬカル茶(おやじギャグだぜ!ひゃほーいっ!)。

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こないだお茶のペットボトルについて講義しちゃったよ。ペットボトル三本。茶ットストリームアタック!(おたくギャグだぜ!ひゃほーいっ!しかもつまんねえ!)

そんなお茶戦国時代にも、根強い人気なのが「お〜いお茶」(伊藤園)。写真、一番後ろ。緑のあいつ。
私がこの「お〜いお茶」に感動するのは、ラベルにある「俳句」である。
みなさんご存知の。
読んじゃうもの。
ほんの少しだけ嬉しい、あのサービス。単なるラベルじゃない、ラベル。一時の暇つぶし読み物。日本人的工夫。KU・FU・U!

俳句とて、「17文字物語」大喜利である。
「17文字」という、信じられないくらい短い文字列の「有限」から、物語という「無限」を表現するゲーム。

「お〜いお茶」を見るたびに、つくづく日本人的仕事だなあ、しかも俳句って日本的だなあ、と感慨にふける私。
日本という国は、「お〜いお茶」に象徴されてますね。

090518_0321~0001.jpg

しかもご丁寧に伊藤園さんは、ラベルの剥がししろに、「ml」表記まで印刷していて、「……」の穴から見えるペットボトルの中身が、あとどれくらいあるかまでわかるようになっている始末!
「思いやり」を感じずにはいられない。これほどの大量生産物なのに。

というわけで、私の買った「おーいお茶」に掲載されていた「第十九回 伊藤園新俳句大賞」のなかから一句紹介。

びわをもぐ 子供のような 祖父の顔
(福岡県宗像市・15歳・福崎奈々)


いい句だァ〜!
おじいちゃんが孫とびわとってること自体にまず涙。
しかもおじいちゃんが喜んで採ってるんだ、「奈々、今年もいいびわなったぞー」なんて。
奈々ちゃんはもう15歳なんだけど、そんなおじちゃんを大好きなんだ、そのおじいちゃんの姿を俳句にしちゃってんだもん!
逆だよ?普通。おじいちゃんが孫の顔読むのが普通でしょう、「友蔵こころの俳句」ですよ、ここは。
おじいちゃんが、毎年びわもぐのを楽しみにしてる、おじいちゃんが若い頃は、びわは貴重品だったかもしれない。
んで、びわを「採る」じゃあなくて「もぐ」って動詞をチョイスした奈々ちゃんGJ!
「もぐ」っていうと俄然おいしそうじゃん、びわ! たわわになってる感じがして。木で伐ったりせず、おじいちゃん、びわの木にはしごかけて、びわもいでんだYO!
毎年足もとがおぼつかなくなってて、「おじいちゃん、私がとろうか?」なんて言っても、おじいちゃんは自分がもぎたいわけさ。なんでって、孫が自分のこと構ってくれるのもあと数年だし、自分が生きてるうちに孫にびわもいであげるなんて、もうあと数回だから!
などと、延々、ペットボトルを見つめて、そんなおじいちゃん側の心境と、15歳の奈々ちゃん側の心境が入り混じった気持ちで時間をつぶせるんだよおおお。
んで、数年後、おじいちゃんがいなくなった時に、びわを見て、おじいちゃん思い出すんだよおおおお。など妄想してまた涙。
あ、失礼、まだずっと先の話ですからね。
このおじいちゃんと孫の関係、萌え!!
で、「審査員、いい句選んだなあ」なんて、思いながら、このペットボトル捨てるんです。
posted by: サンキュータツオ | ★コラム | 15:44 | comments(1) | - |-
ペットボトルはリサイクル。


ぼくら地球船宇宙号…あ、宇宙船地球号の乗り組み員の使命じゃまいか!!



と、奈々ちゃん(きっと名字は水樹)が学校でならったことをみんなに布教してますYO☆
| か-き。 | 2009/05/18 8:52 AM |