狂気の「なりきり」の行方 この一週間での個人的な出来事、考えたことなど。日記ではなく「週記」でいきます。
▼26日
昼、ソニーの新商品紹介仕事。
この冬商戦もソニーが熱いぜ!
大川興業『すっとこどっこい』出演。
このライブの楽屋では、本番前に阿曽山大噴火のネタを聞き、
Wコロンと謎かけをし、
きくりんさんとオタク話をする、
というのがここ最近の流れです。
今回は9月11日に、Wコロンが謎かけライブをする、ということで、楽屋でも謎かけ大会。
「土足禁止」というお題に、それまでずっと無回答だった阿曽さんがついに口を割った!
「土足禁止」とかけまして、「居酒屋」と解く、その心は「ハクのは外で」。
なんだかみんな感動した。
そんな阿曽さんも、いまやエンタの神様に出ているのだから、いよいよ私には退路がない。
▼27日
昼から夜まで、昨日同様ソニーの新商品紹介の収録。
19:30に終わって品川と飛び出し、中野のセクシー川田主催ライブ
「またまた あぶない刑事一代」に出演。
なにやら近藤課長役、ということで。
このセクシー川田という男、元無免許ライダーというコンビでお笑いをやっている男なのであるが、
昨年「あぶない刑事一代」というライブをやったのを観て、間違いなく2008年度ベストバウト級のおもしろさだった。
とにかく「あぶない刑事」が好きで好きでしょうがない、もう柴田恭兵さんが好きすぎて、なぜ自分が柴田恭兵じゃないのか、なんて思ってしまうくらいのなりきりぶり、のめりこみぶり。
この男ののめりこみ体質は、「あぶない刑事」だけではなく、「ライフル」であったり「釘宮理恵」であったりと、一見まったく無関係にのめりこんでいるように見えるのだが、本人曰く「かっこいいもの」が好きらしい。そして、自分がその「かっこいいもの」になりきるのだ。
ある意味、真のコスプレイヤーなのであるが、
正直この際なににはまっているかなどどうでもいい。
人はここまで何かにのめりこめるものか、そしてここまで我を忘れられるものか、人の記憶力というものはここまでなのか、と本当に「人が狂う感じ」を見事にエンターテイメントにしているのである。
「あぶない刑事」とか知らないでも充分楽しめる。
「熱量」とは、まさに次世代のお笑いの姿だと個人的には思っているので、このセクシー川田に出てくれと頼まれたら、断るわけにはいかない。
そして、やっぱりヤツは狂っていた。すげーよ、全く。
こういう人が「法律」とか「物理法則」とかに興味を持っていたら、と思わないではないが、無駄なものにはまるからこそ美しい。
つくづく「オタク」というのは、「体質」なのだと実感した次第である。
▼29日
『雷ライブ』トップで出演。
いつもワガママを言って出番をずらしてくれたりしてくれている東洋館さま。
ありがとう。
楽屋で、おなじ事務所の鳩山来留夫氏と出くわす。
「今日これから池袋の演説観にいくんですよ」だって。
観たら、芸に活かしてね☆
ここには「なりきれないなりきり」がいる。おもしろい人である。
側近やらしてくださいませ。
出番終りで、愛すべき相方・居島一平は『苦肉祭』、私はアニメ会のポッドキャストの収録に。
って、二人とも、行き先は中野だったよ!
▼30日
朝、投票。
投票だけは必ず行く。投票に行かない、という選択肢は、特定の団体が喜ぶ結果になってしまうからである。投票率が低いと嬉しい団体がある。
だから、投票に行かない、は「0」の意思表示ではないのだ。
お昼からアニメ会の三平さんと、秋葉原で『東のエデン』のDVD&ブルーレイ発売記念イベント。
石丸ソフトとアソビットで。
日曜日から、選ばれし勇者たちが終結、会場は熱気につつまれ、『東のエデン』大好き人間たちの前で司会。
メインは主演の早見沙織(森美咲役)さんと、齋藤彩夏(みっちょん役)さん。
もうさー、一言発した時点で、「尋常ならざる声」にイチコロですよ。
前々から私は言っているのですが、声優さんは人間じゃありません、妖精です。
お芝居だってすごいんだから!
石丸ソフト本店での舞台は、照明もシックな感じ、会場もコンクリートの打ちっぱなしで雰囲気あるんですよ。
いまからファイトクラブがはじまるんではないかというノリ。
お客さんたちが、楽しくご覧になっている姿を観て、すごく嬉しくなりました。
アソビットのほうも、雨降ってたのにすごく大勢の人が来てくださって、作品に携わってないのに嬉しい!
いや、司会として、ようやく作品に携われた!
アスミックエースさん、サンキュー☆
早見さんも斉藤さんも、若いのにすごく落ち着いていて安心できたなあ。楽しかった!
▼31日
夏休みに遣り残したことはないかと、もう一度考える。
次に気づいたときは、8月17日だったらどうしよう、と思ったが、記憶はなくなっているはずなのでまあいいや、と思う。
1日が来てもいいし、こなくてもいい。だいたいそんな感じなのです。
▼1日
『東京ポッド許可局』収録。
収録までの待ち時間に、マキタさんとコンビニに合流したのですが、マキタさんがコンビニで買ったお酒を飲んで、顔を赤くしてうんこ座りしていたので若干ひきました。
マキタさんに、「下品ですからやめてください」と思わず注意したり。
それもこれも、マキタさんの懐の深さが言わせるのだろうか。
コンビニ前って、若者でなくとも、たむろすんです。