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歌詞が頭に入ってこない

歌詞が頭に入ってこない

曲を聴いて、「歌詞がいい」という感覚が、私にはあまりない。
「歌詞がいい」と思うのは、歌詞カードを見て、あるいはカラオケで歌詞を読んで、「文章」としての詩に触れたときであって、私は生まれてこの方、曲を「歌詞」で認識したということがなかった。
そして、それが普通だと思っていて、だから、曲を歌うときに歌詞を覚えている人がいるなんていうことは自分にとっては信じられず、
しかし、知っている曲のサビの部分であるとか、好きな曲の歌いだしとかは覚えている程度で、最初に聴く曲の歌詞というものを、曲を聴きながらおえる、なんてことは、神業だと思っていた。
私の場合は、何度も何度も聴いて、ようやく全体の意味を把握できるというレベルなのだ。

しかし、意外に周りの人がそうではないと実感したのは、いい大人になってからである。
なんで、音を聴きながら、文章を追えるの!?
というのが、私の積年の疑問であった。
というか、そもそも、音が気になって、なにを言ってるんだか、よくわからない、でも、印象的なフレーズだけ入ってくる、私にとって「曲」とは、そういうものである。

人間の「歌声」が楽器のひとつだと思えるようになり、いまは「歌詞」は、その楽器の魅力をメロディーに合わせて引き出す道具だと、思っているのだけれど、こういう考え方は、一般的ではないのかもしれない。
しかし、私にとって「歌声」が楽器のひとつ、という考え方を思いつけたことは、音楽を楽しむ偉大な一歩だった。

「ほかに表現の仕方を知らないから、曲にして想いを伝える」という、メディアの唯一性を重視した伝達手段であることはわかる。
しかし、曲は「メロディー」であり、「リズム」であると思っている。
そこにわざわざ歌詞を乗せるなら、しゃべってるのとおなじじゃん?
と思ったりもする。
だったら、伝えたい言葉は言葉として伝え、曲は曲として伝えればいい。

しかし、これとおなじことが、実は私にとっては、「文章」のなかでも起こっている。
というのは、小説などを読む場合の、「お話」と「文章」の関係なのである。

「お話」は、やや専門的な言葉でいうと、「プロット」(筋)と言う。
私は、小説を読んで、「お話がいい」という感覚が、年々なくなってきているのだ。
これは、プロットを楽しみたいなら、「あらすじ」でよくない?
という私の感覚である。
小説はあくまで「文章」のつむぎ方、それこそ、音楽でいうところの「メロディ」、「テンポ」「リズム」なのである。
別に話を楽しみたいから小説を読んでいるわけではなくて、文章を読むことの気持ちよさ、美しい文章を楽しみたいからこそ小説を読んでいるのである。

むろん、「文」にも意味がある。
その意味の連なりが、「物語」である。
「物語」は、出来事と出来事の間に、時間的不可逆性(Aという出来事のあとにBという出来事が起こることを、入れ替えられない、ということ)があるからこそ、物語足りえる。
しかし、私は、「文」を読み、その音だけではなく意味を追いつつも、一文ごとを味わっているだけで、時間的不可逆性に、まるで興味がないのである。
これは、大問題である。

つまり、曲にしても、文にしても、私の場合、「局所理解」でしかないのである。
曲を聴く。歌詞も聞こえる。だけれども、言葉の「連なり」として捉えられない。
文を読む。意味もわかる。だけれども、意味の「連なり」として捉えられない。

なぜ、人は音楽を聴くときに、3分も4分もかけて、十数行くらいある言葉の連なりを理解できるのか。
私は、文字を読みたい。音楽は別で味わいたい。歌詞も音楽だ!
で、カラオケに行き、はじめて曲の歌詞を読み、「こういう意味が込められていたのか」と、得心する。

もっというと、歌詞が悲しくても楽しくても、「ウソっぱち」と理解してしまっている。
たまたまメロディーにあう言葉を見つけてきたんでしょ、とか思っている。
というか、メロディと歌詞、どっちを先に作っているか、なんということも想像も及ばない。
とてつもなく、想像力の欠如があるのである。
私は、とてつもない、脳の欠陥があるか、あるいは血管が詰まっているか、どちらかなのだろう、と不安におののく日々を過ごしていた。

で、なにが言いたかったかというと、
坂本龍一が「爆問学問」に出ていたときに、「歌詞が頭に入ってこない」と言っていて、ちょっと安心した、ということである。

私のなかで、全然知らない坂本龍一という人物が、やけにオーソリティとして機能していることに驚いた。
もしかしたら、「そか、歌詞が頭に入ってこない」って、言っていいんだ、と安心しただけかもしれない。


「歌詞」はなぜ「歌詩」ではないのか。
私のなかでは、「名詞」「動詞」「形容詞」とおなじ、歌の「詞」だと理解していたので、そもそも単語であって、連なりとなった「文」、「文章」を理解する必要はない、と、どこかで思っていたのかもしれない。

そういうことを考えて、
最近、ようやく音楽を楽しめるようになってきた。

posted by: サンキュータツオ | ★コラム | 23:53 | comments(6) | - |-
久々にコラムを開けてみましたら!
曲と文の局所理解‥注文何にする?への嫌悪感。って‥
そ、そ、そーぉなんですよ!一瞬自分が書いたコラムか?!と傲慢な勘違い。でも嬉しかった。
いつぞや出待ちしようとモロゾフ持っていったのにエンディング前に帰られた悲しさが和らぎました。わーい。



| Zarusoba | 2010/06/18 10:30 PM |
入ってこない、でぜんぜんオッケーじゃないでしょうか。
最初は曲、音として摂取して
あとから読んで展開。

まずは曲ありきです。
詩はいつも書きためていて、
合いそうな曲が来たら、
合わせてみて、ブラッシュアップ。
これが基本だけど例外もあり。
と、好きなバンドのボーカルが言っていたので、
そのまんまのやり方で素人バンドをしていました。

詩にとっての曲は、言ってみれば
「紙」や「額縁」みたいなものではないでしょうか。
「色」や「書体」、あるいは「におい」
といってもいいかもしれない。
ともかく字、文、言葉とは違う別要素。
詩の世界観表現の一助として考えます。
曲にとっても同じことが言えたりも。
読み方、とでもいうか。
パクロミさんが読むのと
釘宮理恵さんがよむのとでは
同じ詩でもたぶん全然違うわけで、なんかそんなような。


たとえば
一見するとポジティブな詩だけど
実はダブルミーニングで何かを批判している詩を
ド短調で鬱々とした曲でもって深読みを誘導するとか

世知辛さをはかなむ詩だけれど
曲はあえて朗らかにして
それでも望みは捨てたくない意思を表現とか・・・

なんか、あんまり考えてはいませんでした。
そういうもんだ、ってくらいで。
フォーマットを踏襲するのがただ楽しくて。
そこに疑問を抱けるのは、たぶんとても貴重なことだと思います。
タツオさんもやってみると面白いかもしれません。
| いぬ | 2010/06/19 2:46 AM |
>Zarusobaさん、

そうでしたか、共感していただけた方がこの世に一人だけでもいて嬉しいです。
モロゾフは、だれが食べて私は嬉しいので、そのまま食していただいてもよろしいです。
そんなことがあったなんて露知らず、すみませんでした。


>いぬさん、

なるほど、大変参考になりました。
ありがとうございます。
曲は詩にとっての「額縁」であるのであれば、それは歌にとっては、あくまで詩がメイン、という考え方なのでしょうか?
| タツオ | 2010/06/20 7:42 PM |
あくまでバンドの話になってしまうのですが・・・。

詩目線で言えば、たしかに曲というか音は補助的なものかもしれません。
しかし、詩も、音も、しょせんすべては
曲のいちパーツという考えです。
極端な話、ボーカルと演奏、どっちかがなくても成立しますものね。
一般的にはボーカル=主役と思われがちで、
ちょっと理解されづらいかもわかりませんが、
ロックバンドのメンバーの重要度は
1:1:1:1
という、みんな重要ってのが、やっぱり基本だと思います。
麦ちゃんだけランク外とか意味わかりませんです。
で、ここから、突出した才能や能力、方向性、人間関係などで上下。

個人的にはロックバンドはドラムとベースがあれば
十分やれると思います。
この2つが不可欠で、
ギターはその骨格の上で踊るデコレーション。
そして歌は人間の耳に一番近い、親近感狙いの音、みたいな感覚。
これはたぶんバンドというものの解釈として
そんなに異端な見方ではないと思います。
これも、頭数が少なくて
一人ひとりの仕事率が高い「バンド限定」な感覚かもしれませんが。

今現在、歌というヤツが音楽の第一人者面をしているのは
「口ずさめる」からではないでしょうか。
これは商売的にとても大きな要素の気がします。
近代において、立派な音楽教育など受けていない我々一般庶民が
「音楽を購入」できる立場になったとき、
いろんな変化があったのではないでしょうか。
「ドドミソミ〜・ファのシャープ〜」
とか言えませんし。
やっつけでもいいから、歌のっけようぜ! みたいな。
それで大概の人間はハッピーだったのだけど、
一部の紫の人には軋轢的が生じている(仮説)。


ともかく自分らのバンドはこうした定義などまったくもってあいまいで
その辺の感覚が渾然一体となって
ちょういい加減にやっておりました。
思えばバカばかりです。
| いぬ | 2010/06/25 6:30 PM |
>いぬさん、

とても参考になりました。
コメントありがとうございます。
なにか、世界が広がった気がします!
そういうオーソドックス解釈を知ることができただけでも、これから音楽を聴く楽しみがひとつ増えた気がします。
| タツオ | 2010/07/01 4:08 PM |
はじめまして!
こんなに共感したのは久々です!
まさしく、それわたしです。
音楽、小説、映画など、ゆうなれば、人生全体そのものが、局所理解状態です。
仕事においてもそうかも知れません。

このことを実感したのが、ほんと2ヶ月前からで、色んな人と関わる度に、あー自分ってすっごい単細胞馬鹿だったんだってちょっと落ち込んでたところです。

音楽については、二年ほど前から急に興味を持つようになり、ライブに行くようになったんですけど、どうやっても歌詞が覚えられないんです。
歌詞きくぞ!!って意識しても、いつのまにか全体のメロディに頭が集中してるんですよ。

何にたいしてもですが、感想をいうときも、あの瞬間の表情、あのタイミングのサントラの流れ方、など、物語全体の話の感想がでてこなくて、なんでなんだろう、、もっとみんなみたいに見れる視点をもちたいってすごくうやましかったんです。

なので、何をするにも一人が楽って思うようになっちゃって、、(笑)

でも唯一、言葉馬鹿なわたしでも、良いところかな?って思っている所があって、それは、何か共感したとき?にからだ全体に鳥肌がたつんです。
それは、頭で感じる前に起こることが多くて、予測不可能なんですよ!声や単語から鳥肌が巡る時もあり、今のタイミング!?みたいな時に体が共鳴しようとするんです。寒気じゃないですよ!なんか私の知らない所で体が覚えてくれているのかなあって思ったら、なんかちょっとおもしろくて!
まあこれも共感してもらえないやつなんで、なかなか人に言わないんですけど。

すみません!長々と!

ほんとすっごい衝撃的!
なんか勝手に認められた気分になりました!
家族にさっそく話してきますね!

ありがとうございました!
明日からも頑張ります!!
| とも | 2017/10/26 4:36 PM |