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「メキキの聞き耳」裏話 〜「行動伝染の研究動向:あくびはなぜうつるのか」〜
あくびは、なぜ伝染するのか!?
日本に、ここ30年の海外あくび研究最先端を紹介した画期的論文!
 

日本唯一の学者芸人にして、おもしろ論文探索家でもある私サンキュータツオが、
本日、TBSラジオ「メキキの聞き耳」@『荒川強啓ディキャッチ』でご紹介した論文は、


本田明生・大原貴弘(2009)
「行動伝染の研究動向:あくびはなぜうつるのか」
『いわき明星大学人文学部研究紀要』第22号






◆「メキキの聞き耳」本編はこちらをお聞きください。
 (4月7日の配信分です)
上のウェブで本編聴けます。4/7のものです。宜しければポッドキャスト登録もどうぞ。

〇ということで、
80年代中盤から本格的にはじまった「あくび」に関する研究。
詳細は上記本編を参照くださいませ。

あくびの歴史って、けっこう浅いのですね。
そりゃま、わからなくても生きていけるし……ということだったのでしょうか。

どうでもいいけど、ちくびの研究している人はいるのだろうか。
以後、「あくび」を「ちくび」に読み替えて読んでみても味わい深いかもしれません。
はい、本当にどうでもよかったですね。

興味深かったのは、86年に、「あくびのことを考えるだけでも、あくびは出るのか」ということを実験したProvine氏が、実は笑いについても独自の視点に基づく研究を行っているということ。
彼は、神経心理学者だそうですが、おそらく、心理学という学問領域が成熟してきたときに、ようやく「あくび」に関心が集まったのだろうと推測されます。
行動伝染という、ヒトがヒトの行動をみておなじ行動をする、という切り口からの研究なので、
いま問題となっている買い占めなんかも、行動伝染だったりするのかしら。

たしかに笑いもそういう意味では行動伝染的要素があります。
自発的に笑うときもあるし、他人が笑っているのを見たり聴いたりして、思わず笑っちゃったり。

そういう意味では、あくびは自発的に出ることもあり、一方で、他人のあくびを見てあくびしちゃったりすることもあります。
なんでしょう、この行動伝染というものは。興味深い。

ということで、「なぜあくびをするのか」というのは、また別の問題として考えられており(血中酸素欠乏説が実証的に否定され、脳冷却機能としてのあくびという説が浮上したり)、
この論文では、あくまで行動伝染としてのあくびについての海外の研究史を整理してくれております。

〇主な実験では、

・あくびのことを考えるだけであくびが出るのか
・あくび映像を見るとあくびは出るのか(笑顔映像との比較)
・あくび文章を読むとあくびは出るのか(しゃっくり文章との比較)
・子どもにはあくびはうつるのか
 (目の前であくびをしたらうつるか/あくびをする人の話をしたらうつるか)
・チンパンジーからチンパンジーにあくびはうつるか
・チンパンジーからチンパンジーの子どもにあくびはうつるのか
・サルにはあくびはうつるのか
・ヒトからイヌにはあくびはうつるのか

などがあります。
こういった実験を日々行い、目を皿のようにしてあくびを観察している学者が、世界には珍しくない。
そして、そんな学者を観察し、整理しているこの論文。
それを紹介している私。
なんなんでしょう、これは。

〇本編ではお話する時間もなかったのですが、
子どもには、4歳児まではあくびはうつらないというデータが非常に興味深かったです。
5歳から、人のあくびを見てうつる。
6歳からは、人があくびをする話を聞いてうつる。
これがなにを意味するかというと、心理学でいう「心の理論」という考え方があり、
これは簡単にいうと、「相手を思いやることができる想像力」がみにつくということらしい。

ということで、自閉症だったり、統合失調の人は、あくびがうつらないというデータが出ているのです。

このことが私にとっては衝撃だったので、以前よりお世話になっている目白大学の
丹明彦先生にお話をうかがったところ、
やはり心の理論が未発達な人(だれでも最初は未発達なので、要は発達のスピードがやや遅い人ってことなのです)は、あいづちも打てないらしいのです。

つまり、相手のことを想像する、思いやることが、聞き上手足りえる、そしてあいづち名人、あくび名手というわけです。

さ、ここまであくびのことを読んで、「あくび文章」に触れたあなたは、あくびが出ましたでしょうか?
もし出たとしても、それはこの記事がつまらないからではありません!
あくびのことを考えたからです!

そして、人のあくびを見て、あくびがうつる人は、想像力豊かで、相手に共感している人だそうですよ!
これは本論文では「共感性」という用語で述べられている説ですが、共感していることは、少なくとも、嫌いじゃないってことですよね?

ということはですよ?
自分があくびをしたとき、話をしている相手にあくびがうつったとしたら、
これは少なくとも、相手が自分のことを嫌いじゃないってことの証拠では!?
フラグだ!
……か、あなたの話がよほど退屈で自発的にでたあくびか、のどちらか。

ちなみに、私はこの論文を興奮して読みましたが、不思議なことにあくびが出ました。
3回ほど。マジびびりました。
今日も、ラジオブースの外にいたスタッフさんが、二人ほどあくびしました。
これは……。あくびについてちゃんと考えてくれたと思っておきます。


〇ちなみに、放送終了後に、強啓さんから、落語「あくび指南」を聞いたらどうなんだろう、というご質問を受けました。
さすが強啓さん、「あくび指南」をご存知!
超うれしい。

実は、こんなこともあろうかと思い、某落語家さんに「あくび指南をやったら、お客さんあくびする?」と聞いたのです。
そうしたら、「上手い人がやったら、あくび出ているかも」とのお返事。
うおおお!
共感できるあくびってあるもんなんですね!


〇と、いうわけで、最後まで呑気な話でしたが、世の中はこんなことをしている人もいるんですよね。
こういうことに、時間を使えることが、文化ってことなんだと思います。




posted by: サンキュータツオ | おもしろ研究論文 探索 (2009年11月〜) | 00:52 | comments(2) | - |-
あくび、出ました。
| 若隠居 | 2011/04/08 1:15 PM |
>若隠居さん、
そうなんですよ、出るんですよ。
| タツオ | 2011/04/27 5:01 AM |