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◎エヴァのおかげ2009.06.30 Tuesday
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エヴァのおかげ
本日30日、アニマックスの夏の特番の記者会見で司会を務めました。
記者会見には、賀集利樹さん、矢口真里さん、栗山千明さん、加藤夏希さん、という豪華な面々!
ハッキリ申しまして、私のような露出のない人間が、普通に生きててからめる方々ではありません。
アニメが好き、ただそれだけで、こんな人たちと出会えるんだから、ホントにアニメには感謝しなければならない。
しかも、栗山千明さんとは昨年にもお仕事でご一緒して、そのときにはいかに『ヱヴァンゲリヲン』のカヲルくんが好きか、とか、いかに『COWBOY BEBOP』のエドが好きか、というお話もしていたので、もう楽屋で早速27日に公開された『破』の話でございます。
加藤さんは「エヴァ大使」をなさるくらいのエヴァ好きですから、もう止りません。
矢口さんや賀集さんもアニメ好き!
こ、こんな夢のようなことがあっていいのか!?
私は、明日死ぬのか!?
そんな錯覚に陥った日でありました。
記者会見では、栗山さんが、「いま好きなアニメは?」の質問に、
「『けいおん!』と『黒執事』です」
という満点回答。
ほほほほ、ホンモノだ!!
こうして、徐々に、「アニメ好きだー!」と言って行くことが、マイナスにならない世の中に、とくにこの日本では、なっていくといいなと思いました。
ということで、
記者会見、午前中に池袋であったんですが、
エヴァに感謝しなければならない、と思い、
平日にもかかわらず、午前中から行列のできていた池袋のサンシャインで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を、結局観に行ったわけです。
4日連続です。
日本人に生まれて良かった!
この時代に生まれて良かった!
オタクで良かった!
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そうじゃないだろ2009.06.29 Monday
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街で見かけた「そうじゃないだろ」
「綾鷹」が150円じゃダメでしょ!
そうじゃないんですよ、わかってないなあ。
「綾鷹」は、ほかのお茶より高いことが存在意義だったのに。
会議で出るから、「おお、なんか高いお茶だ」って思えるのに。
「もてなし感」を10円で買えたのに。
いまさら「味で勝負」路線に変更なんて、私は認めませんよ。
いや、緑のポストって!
銀座にあったんですが。
このポストの緑、調べたところによると、国鉄時代に活躍した郵便車にちなんでいます。
黄色や灰色や銀や抹茶のポストもあるそうですが、
それでも緑って!
だったら紫のも作っていただきたい。
いやもうこわいわ!
そうじゃないだろ。
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さくらももことは何者か? 東京ポッド許可局 第81回配信2009.06.28 Sunday
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さくらももこの偉大な才能を忘れてはいないか?
東京ポッド許可局」第81回配信。
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、第79回配信。PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★
【第81回“さくらももこ”論】
【本日のキーワード】
ちびまる子ちゃん/日曜/櫻田淳子/ピンクレディー/矢沢あい/りぼん/もものかんづめ/ひとりずもう/コジコジ/一休さん/与太郎/小室哲哉/宇宙人/別役実/サッカー/顔出し/村上春樹/三宅裕司/あだち充/曼荼羅/川内康範/茶柱/清水ミチコ〓【社説】「皆既日食」〓
みなさん、意外とこの偉大な才能をスルーしてませんか?
≪解説≫
〇さくらももこといえば、『ちびまる子ちゃん』。
しかし、
この人ほど随筆作品が売れている人もいないのである。
文章を書いてもおもしろい。
作詞をしても大ヒット。
いつしか『サザエさん』に比肩する国民的アニメ作品となっている。
みなさん、
最近の『ちびまる子ちゃん』、見てますか?
すごいことになってます。
茶柱が立ったとか、銭湯にいったとか、8ミリカメラが便利だね、とか、
そんなどうでもいいことで成り立っているすごいアニメになってるんですよ。
しかし、ほかのテレビだったら
「だれがわかるの?そんな固有名詞言って」
なんていわれて、間違いなくカットされるようなネタ満載。
そんなアニメがいまだにすごい視聴率とってるんだから。
アニメにはもはや携わっていないかと思われますが、それもこれもさくらももこが生み出したフォーマットのなせるわざ。
高校生のときに、自分の武器を自覚して、国民的作品を生み出した人がなにを考えていたのか?
そういうことを考えてみてもいいんじゃないだろうか。
いまだに「さくらももこ」という人物がなにものか、つかみきれません。
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、初日観てきました。2009.06.27 Saturday
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生きてて良かったにゃー。
ホント、完結するまでは絶対に死ねない。
この時代に生まれて良かった、
リアルタイムで追えて良かった、
ヲタクで良かった!!
よくわかんないけど、あまりの映像の迫力に、観てて死ぬかと思いました。
ただただ有り難い。
良し悪しの判断なんておこがましいですよ。
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サンドウィッチマンの経済効率 〜今月の『Get Navi』裏話ブログ〜2009.06.26 Friday
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サンドウィッチマンの経済効率
〜今月の『GetNavi』裏話ブログ〜
現在、私が連載しております、ただいま発売中の『Get Navi』、入手しましたか?
私の連載「サンキュータツオの芸人の因数分解」は114ページに掲載されております。
今回は、一昨年にM-1グランプリで敗者復活からの優勝を遂げた、我らがヒーロー、サンドウィッチマンさんについて書きました!
いやホント、お2人の結婚発表記者会見がこの時期に重なるとはまさに偶然なんですけど、めでたいめでたい。
サンドウィッチマンに関しては、以前このブログでも、
「サンドウィッチマンがM-1でしたこと」
という記事で書きましたが、今回はそのなかでも「ボケの経済効率と手数の量産」という観点から書かせていただきました。
サンドウィッチマン風ネタ、として「レストラン」というネタをサンドウィッチマンがやったらどうなるか、ということもネタとして書きましたので、サンドウィッチマンっぽいかどうか、雑誌を購入して読んでみてくださいませ。
詳しいことは、『GetNavi』本文をお読みくださいませ、としか言えないのですが、
本編で書けなかったことのひとつとして、「スジフリ」の短さがサンドウィッチマンが漫才にもたらした革命であったことを指摘しておきたいと思います。
サンドウィッチマンは、「漫才コント」型の漫才のなかでも、アンタッチャブルより笑いの手数を増やすことに成功したコンビです。もう「漫才コント」という、漫才のなかにコントを入れ込んでボケていくスタイルは、このアンタッチャブルとサンドウィッチマンで完成の領域に入ったと私は思っています。
アンタッチャブルのスピード感、表現力、完成度、どれをとってもまったく隙のない漫才は、「これ以上のものが作れないなら漫才コントはもういい」という、M-1自体のメッセージもあったように思います。
しかし、サンドウィッチマンの漫才を比較してみると、アンタッチャブルの漫才ほどスピード感はないものの、本編に入る前の「フリ」の短さ(特にこれを「スジフリ」という)に驚かされる。
「最近なにが興奮するって街頭アンケートほど興奮するものはないよ」
これだけ。
アンタッチャブルに関しては、娘の結婚を許してもらうために挨拶に行くとか、万引きの息子を叱る親をやるとか、そういう状況設定を、自然にやるために、前置きとして、それらの状況を演じてみせる「動機付け」をしっかりしていました。
そのために、この本編のコントに入る前に、20秒〜30秒を要する。
しかし、サンドウィッチマンの場合は、どうやっても不自然になるんだから、という割り切りからか、フリを5秒で済ませて、残りの差・15秒〜25秒で、1つでも笑いの箇所を増やそう、というシステムを構築したといえましょう。
そして、彼らが、「漫才」と「コント」の境界線をなくしたことで、「漫才コント」の究極形を提示したことは、『GetNavi』にも書きました。
それぐらい、キワキワの勝負をしていたのです。
「こんなの漫才じゃない!」
という言葉は、だれからも聞かれませんでした。
もしかしたら、漫才保守の人からはそういう意見もでるかなーと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
漫才とは、それほどに懐の深い芸能だったということでしょう。
「こっからここまでが漫才」、そういう風に決めてしまうと、この手の芸能は途端に古典芸能化していくものです。
マイクの前で、2人(ないし複数人)の会話で、道具を遣わず、しゃべって笑いを取ればいい。
漫才の可能性は、このシンプルなルールのなかに、存在するのです。
これでもう究極形だろう、と思っていたら、漫才コントは、昨年のNON STYLEに採用された型となりました。
これに関しては、また別の機会に述べるかもしれませんし、ブログが荒れるので述べないかもしれません。
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「俺の嫁」とはなにか!? 外部連載ブログ 更新情報2009.06.25 Thursday
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全女性必見! 男オタクのいう「〇〇は俺の嫁!」とはなにか!?
二次元の重婚に迫ったコラムを是非読んで☆
タツオの外で書いたブログ記事! アニメ会関連 外部ブログ更新情報!! 6月第3週目☆◇楽天ブログ「アニメ会の日替わりアニメ定食」
▼サンキュータツオのそういえばですけど ここ一週間の各アニメ感想
そういえばですけど 09.06.24号 前編
※『初恋限定。』『クロスゲーム』『蒼天航路』ほか。
▼サンキュータツオのそういえばですけど ここ一週間の各アニメ感想
そういえばですけど 09.06.24号 後編
※『けいおん!』『夏のあらし!』『咲―saki―』ほか。
▼サンキュータツオのそういえばですけど ここ一週間のあれこれ
そういえばですけど 09.6.24号 番外編
※『珍遊記』のイベントに出るじぇ。
◇角川書店WEBザ・テレビジョン「日刊ザ★アニメ会A」
▼サンキュータツオのぷにぷにコラム
【「俺の嫁」論】
◇アニメ会の『ヲタめし!』
▼第68回配信 いま『河童のクゥと夏休み』!? 編
※私は本編には出ておりません。「BL Gメン委員会」にて単独出演です!
≪解説≫
〇「BL Gメン委員会」、
こちらの手違いで、
5回目の配信ぶんが、4回目の配信ぶんより先に放送されるというアクシデントがありましたが、
だれも気づかないし困らないので、そのままスルーしてください。
BL道はまだまだ続く!!
〇角川のほうでは、
よくオタクのよいう「〇〇は俺の嫁!」という「俺の嫁」について考えてみました。
読んでみてくださーい☆
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◆水城せとな『俎上の鯉は二度跳ねる』小学館2009.06.24 Wednesday
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よくしゃべるBL!
理屈っぽい男同士の心理描写が最高!
水城せとな(2009)『俎上の鯉は二度跳ねる』小学館 モバフラ フラワーコミックスα 500円
ガチです。
ハードなBLです。
ついにこの手のものにも触手(やらしいほうの意味ではなく)を伸ばし始めました。
私は、『純情ロマンチカ』でBLの魅力を知り、萌えの極北にBL(ボーイズラブ)という北極点が存在すると信じて疑いません。
一方の南極点には、GLがあると思ってもいるのですが。
そうは言っても、
私はBLは「味わい」であると思っているフシがあり、からみもないほうが好みです。
ついでに言うと、これは私が男であるからなのかはわかりませんが、ゲイとかホモとかいう言葉も、出てくるだけで「二次元ならではのファンタジー感」をそがれてしまう気がしてあまり好きではありません。
これは、萌えアニメや萌え漫画にも、エロは必要なし! パンチラ厳禁!
とのたまう硬派なオタク、という風に受け取っていただいて構わないのです。
ホントに私は、二次元にエロは求めていないのです。
ただし、エロゲーは支持なのです。
なぜかというと、「このキャラのことを全部知ることができた私」であるために、キャラクターの裸は必要だからです。落としたことと同義の、象徴としての裸です。
したがって、そこにエロ心はありません。
正直、エロゲーやアニメに興奮できる人がうらやましくもあります。
だってそのほうが、世界が広がるから。
なので、パンチラ、あるいは裸、そういったものは、必然性がないものは、よほど開き直った「お約束」でなり限り、眉をひそめてしまうのですが、
この『俎上(そじょう)の鯉は二度跳ねる』は、おもいっきり絡みあります。
ついでに言うと、ゲイって言葉も出てきます。
なのに、いいんです!!
別に、そういうシーンがいいとかっていうわけではなく、そんな私のような硬派?な人にとっても、そういうシーンを差し置いても、余りある魅力に溢れているからです!
理由は簡単、セリフ回し。
人間の描写。繊細な心理の揺れ動き。そういったものが見事に表現されているのです。
男同士ゆえの恋愛の葛藤、
そのなかで、求愛する側とされる側の心情吐露。
さっき「別れる」と言っていたのに、もう「抱いてくれ」と言っている、一瞬で真逆なことを言ってしまう人間の心理を、説得力ある感じで描いてくれてるの!
これはすごい作家さんだ!
非常にシリアスな作品ですが、主人公をゲイではない人間、という立ち位置に置いて、「女性とも恋愛するが、たまたま好きな男に出会ってしまった」という加減に設定。
「男も女も両方いける」という立ち位置がなにを意味するか。
それは、「それでもあえてその男を選んだら、それは純愛!」
という、ストイックな恋愛の形。
非常にセリフが多い漫画なのですが、絵もきれい!
それでいて、男なんてそもそも理屈っぽいイキモノなので、男同士がああだこうだしゃべっていることも、なんか自然に受け止められちゃう。
主人公の大伴(おおとも)には、彼女がいる。
しかし、ちょっと前まで、大学時代の後輩の今ヶ瀬(いまがせ)と、求愛されて関係をもってしまい、付き合っていた。次第に好きになってしまう大伴。
お互いの感情が決壊し、嫉妬が原因で一度は別れるが、それでも今ヶ瀬は大伴のことを諦められない。
私がキュン!ときたシーンは、そんな大伴が、彼女と別れて、もう一度今ヶ瀬と付き合う道を選ぼうとするところである。
今ヶ瀬は、そうは願っているものの、女と結婚したほうが幸せになるであろう大伴に向かって、心とは裏腹に「別れるのはやめろ!」なんて引き止めたりする。
その大伴と今ヶ瀬のやりとり。
大伴:―今ヶ瀬 真面目に訊くけど
お前 俺になにを望んでるわけ?
安心して穏やかに暮らせる未来か?
それとも
刹那的に貪れる目先の快楽なのか?
今ヶ瀬:両方……
両方……なくてもいい…………
俺は
貴方との絆が欲しい
俺には貴方がいるって思いたい
でも
100じゃなくていいんです
ゼロでなければそれでいい……
それだけなんです
ッカー!!
いいね!今ヶ瀬、かわいいよ今ヶ瀬!!
大伴先輩を「貴方」っていう今ヶ瀬!
「100じゃなきていいんです ゼロでなければそれでいい」
名言キター!!
ただ、なんらかの形でつながっていたい。見返りを求めない。
「絆」が欲しい。
綾波レイか!ってツッコミましたよ私ゃ!
こんな純愛ありますか?
とにかく理屈の応酬、1秒後にはかわる人間の心理、見事に描いている作品です!
うあああああ、また一歩、深みにはまってしまった!
BLの沼は深いぜ……。
でも、いいものはいい!
私は先入観と偏見だけは、人よりないんです。
しかし、小学館もやるな!
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◎タフな一週間2009.06.23 Tuesday
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タフな一週間
この一週間での個人的な出来事、考えたことなど。日記ではなく「週記」でいきます。
しばらくブログも更新できなくなるほどのタフな一週間でございました。
16日のJ-WAVE出演、17日は一橋で講義、夕方にネタの会議をして夜はライブ、18日は昼にアニメ会のネットテレビ出演、夜は中野で漫才の稽古、そして19日には『漫才バカ一代』!
ご来場いただいた方々、ホントにありがとうございます。
17日の夜から明け方、そして18日も深夜から明け方まで、飲みに行っていたことはだれにも内緒です。
というか、仕事関係ですけれど。
『漫才バカ一代』の打ち上げ終りで、近所に引っ越してきたU字工事の薫を車で送り、薫邸初訪問!
ご近所さんが増えて嬉しいです。
その後20日には夕方からライブ2本、『雷ライブ』と『ダーリン寄席』。
『ダーリン寄席』は、故・前田隣先生を追悼して、お世話になった芸人たちで旗揚げしたライブ。
写真を持っている人は、故・前田隣先生に忌み嫌われていた、見た目が邦彦氏です。
義太夫お兄さんや左談次師匠といった、雲の上の方々とご一緒できる、貴重な機会です。
『ダーリン寄席』、出番終りで『雷ライブ』に戻り、私が大ファンであるホロッコさんのネタを観る。
それから打ち上げ合流。
『糖尿だよ、おっ母さん』にサインをいただく!
明けて21日と22日は打ち合わせ。うう、寝たい!
知らない間に年をとってしまった。
あ、でも漫才バカ一代のときに、誕生日プレゼントくれたお客様がた、ホントにサンキュー☆
自分にも、こんな心の優しいファンがいるのだと、大きな自信になりますです!
23日は、朝から毎月恒例のソニーのお仕事。楽しい!
そのまま午後がオフ!てなわけでちょっくら秋葉原に繰り出しつつ。
あ、そういえば21日にも秋葉原行ってた。シャッツキステもちょっと寄ったり。常連さんとその後ちょっと飲んだり。
なにをしておるのだー!
とううわけで、24日の講義と『すっとこどっこい』の準備をする、23日でした。
いろいろと、早くお金になんないかなあ。
でも毎日充実してて楽しいよ!
もっとみなさんにお会いできる機会があるといいんですけど……。
うむ、テレビで会おう! ラジオで会おう!
といへるくらひまで早くなりたひものである。
タフで楽しい一週間でした。
売れっ子って、もっと忙しいんだろうなあ。
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『ルパン三世』の賛成と反対2009.06.22 Monday
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『ルパン三世』の賛成と反対
『ルパン三世』というアニメは、一番最初にテレビ放送された頃、非常に視聴率が悪かった。
作り手たちは、最初、
「アニメが子ども向けな時代は終わった。『ルパン』は大人向けの、会話がおしゃれな、車や小物にもしっかりこだわった、本物志向でいこう!」
という目標に向かって結集した。
しかし局は、視聴率が伸び悩むと、監督にこう打診した。
「やっぱりアニメは、子どもでもわかるように、わかりやすく作るべきだ。おもちゃも売れるように、既成のホンモノを描くのをやめてほしい。」
こうして、1期目の監督は降板したのである。
数十年後、その監督は、ある仕事でテレビ局を訪れた。
『ルパン三世』は、監督の手を離れたあと、少し遅れて1期目が評価され、再放送で視聴率を伸ばし、いまやドル箱となっていた。
監督は、局員たちの会話を小耳にはさんだ。
「なんでルパンってあんなにおもしろいんですかね?」
「そりゃ、大人向けだからだよ。会話がおしゃれだし、車や小物もホンモノを描いて、こだわってるし」
監督は納得したそうである。
反対された理由も、賛成された理由も、おなじ理由だったからである。
『ルパン三世』だけではない。
『機動戦士ガンダム』も、『新世紀エヴァンゲリオン』も、放送当初は視聴率が悪かった。
テレビ局に忍耐力があっただけである。
ゆっくり支持を集めるものは、一生支持されるものである。
世界を変える大ヒット作に共通するのは、揺ぎ無い理念である。
支持される理由も、不支持される理由も、おなじものでありたいものである。
気持ち悪いから嫌い、も、気持ち悪いからおもしろい、も、おなじことである。
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呆然とした話 東京ポッド許可局 第80回配信2009.06.21 Sunday
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呆然とした話をしましょうか。
東京ポッド許可局」第80回配信。
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、第79回配信。PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★
【本日のキーワード】
自転車/負けず嫌い/おばちゃん/頬/おしぼり/ぼや/カレー/ボタンホール/ともさかりえ/雨の日/保育士/中間試験/メガネ/中三/AV/兄の……/カレー/風呂/バックドロップ/猫/じゃま〜る/ベビースター 〓【社説】「1Q84」〓
不定期的に訪れる、許可局員たちの○○な話。
今回は、許可局員たちの呆然とした話、ビックリした話です。
あなたは最近、なにに呆然としましたか?
≪解説≫
〇出た!!
熱狂的なファンのいる、許可局員たちの〇〇な話。
みなさんが、
呆然とした話はなんですか?
ちなみに、本編でお話ししている、私の家に空き巣が入っていたお話しは、実話です。
お楽しみに!
最近の呆然としたのは、
大雨のなか歩いて帰ってみたら、足の皮がふやけてベロンととれたことです。
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