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漫才バカ一代 第32幕 〜ナイツ、若月、U字工事 が揃い踏み!〜

漫才バカ一代 第32幕 〜ナイツ、若月、U字工事が揃い踏み!〜



『漫才バカ一代』がもうすぐです!

いままでは、3ヶ月に一度、コンスタントにやってまいりましたが、
レギュラーメンバーのスケジュール調整もままならず、少し遅れてしまいました。

ですが、U字工事もバッチリやりますのでご安心ください。

そして、今回はゲストに
ナイツさん
決定!!

奇跡です。
M-1に出てからは、なかなかスケジュールが合いませんでしたが、今回奇跡的に出演快諾いただきました。凱旋出演です。

ほかにも、よしもとさんからは、
若月さん、
そして、太田プロから
風藤松原さん
がいらしてくださいます!

相変わらず、私の好きなコンビばかりで固まっております。
「ほかにいないコンビ」、それが見られるのが、漫才バカ一代です。

漫才バカ一代は、漫才オンリーのイベントであり、また、通常のネタライブですと、ネタ尺は長くても5分のところ、各コンビ8〜10分と、贅沢にたっぷりご覧になります。

テレビ尺ですと、1〜2分という時代に、8分やるというのは、実は芸人にとっても、普段からなかなか用意できなかったりするのですが、そういう意味で、この尺をどう構成するのか、見所のひとつでもあります。

むろん、お笑いに詳しくない方でも、確実に笑えるライブだと自負しております。
レギュラーメンバーは基本的に、ネタおろしですので、日々追いかけてくださっているお客様方にとっても、満足していただける内容だと思います。

チケットのご予約は、メール予約(名前と枚数を送信)と、チケットぴあ、2種類ご用意しております。
メール予約の場合は、当日会場での清算となります。

19:30開演、本編開始は19:45となっておりますので、会社帰りにでも観覧しやすい時間です。
また、会場となる
文京シビックホールは、JR水道橋駅から徒歩、地下鉄「春日」駅、「後楽園」駅は目の前、
ですので、東京、埼玉、千葉、神奈川、関東全域からも比較的アクセスしやすい場所です。

どうぞお楽しみに!

《漫才バカ一代 第32幕 〜大漫才、夏場所〜》
■日時:2010年7月6日(火)19:00開場/19:30開演
■場所:文京シビックホール小ホール(400名収容)
■出演:
米粒写経、U字工事、ペイパービュウ、東京ペールワン、西麻布ヒルズ
■ゲスト
ナイツ、風藤松原、若月 ほか
■チケット 
前売り1500円/当日2000円
 【メール予約】
  
mbaka@futabamusic.jpまで お名前と枚数を送信するだけ!
  確実にお席を確保いたします!当日、会場での清算となります。  
 【チケットぴあ】6月22日発売開始! 0570−02−9988 


どうぞ万障お繰り合わせの上、ご来場くださいませ。
お会いできるのを楽しみにしております。


posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 19:11 | comments(8) | - |-
ケーブルテレビショー2010に行ってきた。

ケーブルテレビショー2010に行ってきた。

先週は、月1レギュラーで出演させていただいている豊島区の「としまケーブルテレビ」の仕事で、池袋のサンシャインで行われておりました「ケーブルテレビショー2010」に遊びに行ってきました。

「豊島区の」って入れないと、年増好きのエッチな番組に思われる可能性がありそうで、思わず入れてしまいましたけど、そう取る人はいないのですね、はい。

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この番組は、
坪木菜果さんと一緒にMCを担当しておりますが、今回はいつものスタジオを抜け出して初ロケ。
坪木さんは、芸人、ではないのですけれど、松竹芸能さん所属のタレントさん。
いまは「テクマクジャンクション」という、アニソンユニットでもご活躍中。
「ぽわわん」な感じの人です。変に人を癒す力があるという、安易に「天然」という言葉は使いたくはないのですが、なんとなく、死んだら天国とかにいそうな方です。
なんか、ロケだからなのか、池袋だからなのか、今回はメイドさんのコスプレをなさってました。
二人でいろんなブースさんを回ってインタビューしたわけですが、坪木さんが激目立ちしており、道行く人たちの視線を一身に浴びての取材が続きました。そういう意味では大成功。
しかし、私はミニスカのメイドなんぞ認めません。こんなものは邪道である。……ということは、言わなかったです。大人になりました。


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個人的に一番熱かったのは、AT-X(オタクたちの聖番組!)のブースで頂戴した、「薄桜鬼」のクリアフォルダー!
キター!!
担当の柏木さん、サンキュー☆
なんだか、AT-Xは、ブースにリクライニングチェアとかあったりして、アニメとマッサージで「癒し」だって(笑)。
その横に、「一騎当千」の新シリーズの宣伝とかしているから、思わず笑いました。もちろん、「一騎当千」のクリアフォルダもゲット!!
孫策さの制服とか、ちゃんと破れてるやつ。

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AT-Xの目の前にあったのは、ANIMAX!!
アニマックスさん、ありがとう。いつもお世話になってます。
アニマックスブースでは、こちらの写真に写っているコンパニオンさんと、ジャンケンタイムがあり、それに勝つと、いろいろなグッズがもらえるという、かなりの大判ぶるまいでしたよ。
個人的に一番グッときたのは、それらのグッズを入れている袋、だったんですけどね?
昨年、「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」を劇場に11回見に行ったとき、毎回最初に流れていた「京浜家族」という作品の絵が、袋にプリントしてあって、「これか!」と思った次第。
このコンパニオンさん、美人だったなあ、でも、アニメ見てないんだろうなあ。

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これこれ。

というわけで、ANIMAXブースでは、ジャンケン対決。
私がこの方とジャンケンしてもおもしろくないので、「いままで大事なジャンケンは、すべて負けてきている」という坪木さんにジャンケンしてもらいました。
しっかり最初の一発で負けてました。彼女はホントにすごいものをもっています。


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囲碁将棋チャンネル、キター!!
囲碁将棋チャンネルは、先月、私の希望でスタジオにきてもらったので、今回は取材しなかったのですけれど、
このポスターがホントにいい!
だから、やっぱり写真に撮ってしまった。

この羽生と梅沢のマジ顔やべえ!! です。
この羽生さんの写真、「羽生にらみ」ですが、羽生さんが大きく見えるんだよなあ。
梅沢さんも、対局中の思考顔が素晴らしい。とてもサッカー選手と結婚した人には見えない(意味不明な偏見)。


そんなわけで、ほかにも韓流専門チャンネルの名物営業担当さんや、スペースシャワーTV、スーパードラマチャンネルなど、盛りだくさんの取材をしてきたので、豊島区の方々、お楽しみに。
(なんて限定的な告知なのでしょう)

豊島区民ではない方のために、このようなお仕事のレポートを書いてみました。
楽しいんですよ、このお仕事。

放送は、7月5日〜14日の10日間、一日4回のリピート放送です。
ケーブルテレビいいなあ。

posted by: サンキュータツオ | ◎週記(2009年4月〜) | 23:31 | comments(0) | - |-
†『コレカミ!』レポート 〜梅崎ひろこ氏 色彩設計という仕事〜 reported by 病野真美 photo by 宇井
†『コレカミ!』レポート 
 〜梅崎ひろこ氏 色彩設計という仕事〜
 
reported by 病野真美 photo by 宇井

2010年06月11日(金)に私が主催した、二次元カルチャートークイベント
『コレカミ!』
の様子を、ライターの病野真美(やまいのまみ)さんが、『コレカミ!』特設ブログ上で展開してくださいました!
病野真美さんは、公式ブログ「
はぁはぁブログ」という、オタク的には非常にMADでエキサイティングなブログを運営なさっている方です。公式HPもどうぞ。

写真は、宇井ちゃん。いまや大学の写真科を卒業し、プロを目指す若者です!
以前、『ロマンチ会話』という同人誌を書いたときの、表紙を描いてくださった方です!
お二人とも、ライブに来てくださる腐女子! 関係者からご紹介をいただき、奇妙な縁でこのようなことができました。

今回は、一部抜粋でこちらにもご紹介します!
公式レポーターの渾身のレポート、いままでの『コレカミ!』でもやっていただきたかったくらい、非常に念入りになさってくださっているので、これはレポートとしても「ネ申」の仕事です!(大興奮)
サイトも手直ししてくださり、読みやすくなりました。

すげえ、すげえ!

今回のレポートは、一部でお話してくださった、
色彩設計の梅崎ひろこ様のお話の様子を詳細に書いてくださっております。

続きが読みたい方は、
『コレカミ!』特設ブログへGO!

以下、抜粋。

*****

『コレカミ!』レポート「アニメの色の世界」
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はぁはぁ!
コレカミ!のレポート担当
@mamipekoこと病野真美(やまいの まみ)ですーーー。

「コレはネ申だーーー!!!」と声を大にして叫ぶトークライブ
『コレカミ!』に遊びに行ってきましたよう!

よくアニメのエンディングロールで
『色指定』とか『色彩設計』ってみかけますよね。
でもでも、アニメを作るときの『色』のお仕事ってナンですか?
一体ナニをやってる人なんですかー?!って思いませんか。

色を塗っている人‥‥?
色を決めている人‥‥?

というわけで
今回の『コレカミ!』のテーマはズバリ「色」!
「アニメーションにおける色とはなんぞ!」っていうところを
じっくりねっとり伺ってしまいましょう。

サンライズ系作品などで色彩設計のお仕事をされている
梅崎ひろこさんをゲストにお招きしました。

トークライブスタート!

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「萌えとBLと百合とフィギュアを
 こよなく愛するお笑い芸人です!
 僕フィギュア大好きなんですよ!
 フィギュアと一緒にお風呂に入るくらい好きですよー!」

と、いきなりフィギュア愛を語り出す司会のサンキュータツオさんが登場して、トークライブスタートです!

ゲストの梅崎ひろこさんがちょー美人な件!

それではさっそくお呼びしましょう!
『亡念のザムド』『けんぷファー』などのアニメ作品の「色」を手がける梅崎ひろこさんです!!!

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男の人ばかりの会場内に
「!!!!!!!!」が飛び交っていたと思われます。
こんな美人なお姉さんがアニメ制作のスタッフさん?!
どーして?!どーして?!みたいなみたいな。
セル時代とデジタル時代の両方を知る、色彩の魔術師さんです。

「子供の頃からヲタクでした」

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梅崎さん
「子供の頃からヲタクでしたね。
 アニメは当時からすごいたくさん見てましたよ!
 名作劇場系からクリィミーマミ、セーラームーン、
 あっもちろんガンダムも!」

「少女時代に、色彩という仕事を意識していました」

まだ幼かった梅崎さんは実のお姉さんに「アニメを見たら、必ずエンディングのスタッフロールを見なさいね」と教えられていたのだそうです。

梅崎さん
「とくに作画監督さんを見ろ!って教えられましてw
 次は原画さんを見ろ!とか演出さんを見ろ!とか‥‥
 そのうちに、予告をみるだけで次は誰誰さんが担当かーってわかるようになりましたね。」

えっえっ‥‥なにそのお姉さん!
ヲタクの超エリート教育やー!

アニメにおける『色の仕事』って?

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アニメにおける色の仕事にはおっきく分けて3つあるそーですよ。

『仕上げさん』は、指示どおりに色を塗るたくさんの人たち、
『色指定さん』は、各話のこのシーンはこの色で塗ってくださいっていうのを仕上げさんに伝える人たち、
『色彩設計さん』は、キャラクターや世界観すべての色を決める色の監督さん。
梅崎さんは、この色の監督さんにあたります。

*****

この後も、まだまだ続く、これから深い話になっていくのです!!
色彩設計、マジで感動のお仕事です。

続きは、
『コレカミ!』特設ブログへ!


次回の『コレカミ!』は、8月6日(金)です。
第1部のゲストには、フジテレビ「ノイタミナ」プロデューサーの、山本幸治氏(フジテレビ)をお迎えします。
お楽しみに!


posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 23:27 | comments(0) | - |-
◆パンチラとはなにか 〜二次元キャラが履かないものは、かわいくない〜 東京ポッド許可局、第135回配信
パンチラとはなにか 〜二次元キャラが履かないものは、かわいくない〜
 
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、第135回配信。PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★

下のリンクをクリックしたら、無料で聴けるページに飛べるよ!
第135回“パンチラ”論


<解説>
〇女性のスカートがめくれたり、短かったりして、パンツが見えたからといって、なんの具体的な刺激が得られるわけでもないのに、いやむしろ、見てしまったぶんだけムラムラした気持ちを宙ぶらりにしてしまうだけなのに、
それでも「パンチラ」から得られる視覚的刺激というものが男性の与える影響は見逃せないのである。
「今日は、ラッキーだ」
そう思えてしまうのだ。少なくとも、宝くじで300円が当たったよりは嬉しいのである。
この幸福感とはなんぞ。

〇しかし、本編で話しているが、このパンチラという「夢」を真っ向から打ち砕く存在が、昨今のファッション界でははびこっている。レギンス、トレンカである。
私は、タイツやニーソックスに関しては、キャラクターデザインという観点からこれを支持する。
要するに、アニメのキャラが履いていてもおかしくない、という、大変子どもじみた基準である。
ただし、レギンス、トレンカを履いている「萌えキャラ」はいないのである。
萌えキャラとは、二次元の文法を熟知した大人たちが作り上げた「最高の女」のイデアである。そのイデアが履かないものは、要するに、かわいくないものと私は思う!
最近、ちょろちょろと、レギンスなどを履かせる「おされアニメ」が出てきているが、そんなものは私は認めない。アニメとして下だ!

〇本当に、パンチラってなんなんだろうか?
おしりとか、おっぱいとか、そういう具体的な部位ではなく、「媒介物」「着衣」である。
なぜそんなにパンチラにロマンがあるのか。
パンチラ思索の旅は続くのである。

<詳細情報>東京ポッド許可局
第135回“パンチラ”論

【本日のキーワード】
第二期明大前/タクシン首相/しゃちほこ/希望の灯/おまる/噛み捨てられたガム/ゼブラクイーン/屈伸/ハウステンボス/立体感/いっこく堂/口蹄疫/草刈民代/by my self/京葉線/無防備/カブトムシ/イオン/レイプ感/夕立  
  

ちなみに、金曜日に配信されている、「ラジオデイズ」での過去の放送、
今回は、
【第61回“R-1ぐらんぷり”論】
【第62回“ピン芸人=素数”論】
【第63回“女性の気になる行動”論】
【第64回“猫”論】
【第65回“富士山=ベタ”論】
という、傑作揃いです。
posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 23:17 | comments(4) | - |-
未知の芸人「風呂わく三」

未知の芸人「風呂わく三」

100628_1721~0001.jpg

「風呂わく三」なる芸人さんがいることを、相方・居島一平から教えられる。
風呂はわかせる、客席はわかせるのかどうか!?
すごく見てみたい!

調べたら、ブログもなさっておりました。
(各自、検索してください)
てっきり、「風呂グ」とか、洒落るのかと思ったら、そうでもなかったです。

草津温泉とかに営業に行ってることなど書いておられるのですが、風呂とかかっているのかどうかはわかりません。言及ありませんでした。

「ぞう」が「蔵」とか「造」とかではなく、「三」っていうのも、味わい深い。

Wコロンの告知とかで出てきそうな名前が実在して、ビックリした次第です。

漫談をなさっているそうです。目撃情報、お待ちしております。

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 17:37 | comments(2) | - |-
†「マリア様がみてる」委員会

†「マリア様がみてる」委員会

そういえば、今週配信した「アニメ会の『ヲタめし!』 第119回」で、いつもの委員会コーナー、「マリア様がみてる委員会」に出ております。

今回は、スタジオに、『宇宙ショーへようこそ』の舛成孝二監督が遊びにきてくださった際に収録したものです。
少女漫画で育った舛成監督、実は『マリア様がみてる』の大ファン!

ということで、原作派の舛成監督ともお話が盛り上がり、委員会収録となったのであるが。
それにしても「マリみて」に関しては、同人誌も素晴らしいということを力説したいがために、この日、ひとまず袋に入るだけのマリみて同人誌を詰め込んで、舛成監督に自慢しに行ったわけである。

なかなか、10分のコーナーでは、その魅力は語りつくせないのであるけれど、
マリみての同人誌では、あまり本編では目立たない江利子(黄薔薇)が、その自由さもあってかトピックメーカーになっていたり、
そもそも主人公の2学年上、ということもあってか、メインになることはない、蓉子さまなども主人公的なものもあり、
「限りになく原作に近いグレー」
が、マリみて同人誌の魅力だったりします。
私が好きなのは、マリみて同人誌のギャグ本。
もう心の底から、ほっこりする話が多くて、本当に描いてらっしゃる皆様の愛情の深さを感じて、幸せになるのです。

単に「売る」だけを目的とした同人誌と違って、「好き」が前にでてるものが多いのが、マリみて同人誌の特徴。
いつの間にか、「志摩買い」ではなく「島買い」になる私は、これ以上同人誌という沼にはまってはいけない、と思い、いまはマリみてだけを集中的に買うことにしております。

私は本編的には、無論祥子様が大好きなのですが、
こと同人誌になると、
江利子さま、蓉子さま、可南子、ロサ・カニーナなどの活躍ぶりがたまりません。

原作が終了し(残念!)、できれば、何年か置きでもいいから、一生続いて欲しかった作品だけに、これからは同人誌というメディアを追い続けたいと思っております。

大胆に、主人公を変えて、祐巳ちゃんが3年生、というところから再スタートしてくれたら、良かったのになあ。

それはともあれ、今野緒雪先生、お疲れ様でした!
あとは、OVAの発売を待つことにします。


26日、遂に『宇宙ショーへようこそ』公開です!
宮崎駿→細田守ラインに一石を投じる、ものすごく存在感の大きい作品となっておりますので、是非ご覧になってください!

posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 20:11 | comments(0) | - |-
「メキキの聞き耳」裏話 〜女子高校が共学化したら、女子高生の外見はどう変化したか!?〜
女子高校が共学化したら、女子高生の外見はどう変化したか!?

本日、TBSラジオ「メキキの聞き耳」@『荒川強啓ディキャッチ』でご紹介した論文は、

白井裕子(2006)
「男子生徒の出現で女子高生の外見はどう変わったか −母校・県立女子高校の共学化を目の当たりにして―』
『女性学年報』Vol.27




◆「メキキの聞き耳」本編はこちらをお聞きください。
上のウェブで本編聴けます。6/24のものです。宜しければポッドキャスト登録もどうぞ。

〇まずもって、「女子高が共学化したら、外見がどう変わったか」ではなくて、
「男子生徒の出現」というキーワードをタイトルにもってくるあたり、ジェンダー研究者っぽくて、気持ちのよい面倒くささで、好感もてます。

〇3校の卒業アルバム、別学年で計6冊、くまなく女子高生の外見をチェック、とか。男性がこんな研究したら、単なる変態扱いですけれど、非常におもしろい着眼点というか、データの採取の着想が素晴らしく、この方らしい研究なんだろうな、と思いました。
こういう泥臭い研究は大好きです。

〇普通の人は、「データ」というものを鵜呑みにし、実際数字とかが出てくるものだから、信じてしまうわけですが、
研究に大切なのは、
「どこからどういうデータを、どういう方法で拾ってくるか」
なんですよね。
この作業手順が一番大事で、そこに再現性があるかどうかとか、信憑性があるかどうか、が問われるわけです。

〇結局のところ、この方の方法は、「視認」という、非常に泥臭く主観的な方法だったのですが、一番信じやすい方法でもあり、この研究においては、主張したいこととの対応から、この方法がベストだと私も感じました。
仮に、何センチから何センチが「ロングヘア」なのか、どこからが「ウェーブヘア」なのか、どこからが「ショートヘア」なのか、という、数字的な定義をしだしたら、きりがないのです。
そして、そこの細かい定義は、この論文においてはあまり重要ではなく、ざっくりとした印象論でも構わないのです。

〇共学化したとたん、体育祭などの写真は、男子生徒が写っているものが多くなるという、これは数字を出しておられ、疑いようもない事実として説得力があります。
そうなんですよね、共学化すると、逆に社会的ジェンダーを、強制的に背負うことにもなるのです。

〇自分のことで言うと、6年間男子校に通った身としては、もしあの空間に、1人でも女子生徒がいたら、やはりクラスの雰囲気は変わると思ってます。
3人とか、工業高校、商業高校でも、そういったクラスはあると思うのですが、数人でも女子生徒がいるのと、一人もいないのとでは、気の抜き方が違います。
私は、男子校特有の、あの男しかいない感じが、とても居心地がよい体質になってしまったので、女性と自然に話せるまで、大学では4年を要しました。つまり、「時すでに遅し」でした。

〇ただ、男子校が共学化したら、男子生徒の外見は劇的に変わるかというと、そんなことはないようにも思います。
男子は化粧をしません。ルーズソックスもありません。
結局のところ、男子の介在で、ファッションのあり方が変化する、という「女性性」を、この論文は浮き彫りにしてくれたんだと思います。

それにしても、ところどころ妹さんの証言を交えたり、
髪の毛の長さをチェックしたちと、
風紀委員なみの「目の皿」ぶりには、さすがに可笑しくなります。

この論文に出会えて、良かったです。
『女性学年報』は、定期的にミラクル論文が輩出されるファンタジスタ雑誌なので、今後もチェックしていきたいと思います。



posted by: サンキュータツオ | おもしろ研究論文 探索 (2009年11月〜) | 16:26 | comments(0) | - |-
トンデモ本大賞 後夜祭

トンデモ本大賞 後夜祭



22日、あの「と学会」のイベント、
「トンデモ本大賞 後夜祭」に、お笑いのネタをやるゲストとして呼んでいただいた!

憧れの唐沢俊一さんから、先日出演した「ダーリン寄席」で直々にお声をかけていただいたのである!

こんな日が来るとは……。

唐沢俊一先生は、以前私が学生の時分に『早稲田文学』という文芸誌の学生編集員をやっていたころ、1年1度、「学生編集号」という機会を与えられ、学生編集員が好き勝手に編集してよい号があり、それを担当した際に、どうしてもお呼びしたくて、座談会に出席していただいた。

このことを、なかなか唐沢先生にお話する機会がなく、「ダーリン寄席」の客席にいらっしゃるのを舞台上から拝見して感動していたわけでありますが、
今回会場となったロフトプラスワンの楽屋にて、先生とご挨拶する機会を得、そのことを、忘れていらっしゃるとは思いつつも、申し上げ、お礼を言ったのでした。

そうしたら、
「ああ、覚えてる! あの時の! たしか、少女の特集で」
覚えてらっしゃる!!

さ、さすが博覧強記の唐沢先生。
そう、その際の特集が、「少女、14歳」という、いまなら東京都からお叱りを受けそうな、時代を先取りした特集だったのですが、
座談会に出席したことはもちろん、雑誌の特集のことまで覚えていてくださったとは、もう、感動を通りこして旋律でした。すごい早さで思い出すのだもの。巨人、まさに知の巨人。「知の巨人たち」って番組、テレビ東京とかでやってくれないだろうか。

「と学会」に足を運ぶお客様は、もうそれはそれは「文化系」などという言葉では括りきれない達人ばかりなので、どんなネタをやろうといろいろ考えたのですが、
よーく考えたら、自分たちが好きなことしゃべれば大丈夫なんじゃね!?
ということになり、いつもより濃い目、というか、相方・居島一平といつもファミレスで話しているようなことを、ネタのなかに入れ込んで、ネタをやりました。

自慢するわけではないが、というか、結果的にはどう転んでも自慢なのだが、
ウケた。良かった良かった。

アニメオタクと歴史オタクが発する言葉、すべてを理解して笑ってくださる客席って、どんなだよ!
だいたい、どちらかがアウェーか、どちらもアウェーかしかないのに。

居島:「
猖獗(しょうけつ)極める!」
タツオ:「猖獗なんて言葉、森敦の小説でしか見たことねえ!」

こんなやりとり。
なぜこれがウケる!?(汗

いやあ、嬉しかったなあ。
口に出すこと全部ウケるんだもの。
しかし、これはあくまで「と学会」シフトのネタ。
日本国民が全員「と学会」ならいいのだけれど、そうではない。
勘違いしてはいけないのである。

朝までの打ち上げに是非参加したいところだったのですが、どうしても片付けなければならない用事もあり、今回はイベント途中で抜けました。

また、このような機会に恵まれるのならば、幸いだなあ。

ピンポイントで笑わせる、というのは、これからの笑いにはどうしても必要になってくると思うのである。
最大公約数をおさえることも重要だけれど、それだけでは人の心を捉えることはできない。
私たちは、最大公約数も保持しながら、素数的なネタも用意する。

たとえ、この日のお客様が、日本国民の代表でなかったとしても、少なくとも「どこかには必ずいる層」だと信じているのです。


あ、その前に、ブログを読んでいる人たちには、「と学会」を説明しなければならないのだと思うのだけれど……
興味のある人は、自分で調べる、という人を相手にすると決めているので、そこはお任せしよう。

できれば、私のライフワークである「おもしろ論文収集」も、「本」ではないが、トンデモなものもあるので、いつか発表の機会があれば嬉しいなあと思うわけであります。

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 19:36 | comments(0) | - |-
■西炯子『娚の一生』小学館フラワーコミックスα
西炯子『娚の一生』
初老の学者と三十路OL。ある日突然の同居。

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西炯子『娚の一生』小学館

「おとこのいっしょう」と読みます。
非常に良い!! 大好きな作品です。最新刊、3巻読みました。

少女漫画のなかでも、私はどうやらフラワーコミックス派のようです。
とにかく、どの作品も好きなんだから仕方ない。

この作品、
35歳のキャリアOL。たぶん、ソニー的な会社に勤めている感じで、仕事がすごいできるけど、愛想のない、凛とした女性。オタクならみんな好きに決まっているのだが、実際には、もう少しむっちりしているのかしら。
いわゆる「負け組」的バックボーン。
大きなプロジェクトをひとつ片付け、有給を大量にとって、片田舎の祖母の家にやってくる。
作中での仕事は、原子力発電の仕事です。できる! できる理系女子!

滞在中に、祖母が亡くなる。
親戚は、遺産相続でああだこうだ。
「ここの土地、私が買います」
思わず言ってしまうが、なかば本気。

地方在宅での仕事に切り替えようかな、的な。

だれもいなくなったその家の離れに、なぜか見知らぬ男性が出入りしている。
初老のメガネ男性。

なになに、なに!?
なんで知らない人が、この家にいるの!?

聞けば、その人は大学教授。
実は、祖母が大学で講義をしていたときの教え子だという。
それ以上の関係はわからない。
そして、関西弁! まろやか関西弁! どこか品のいい関西弁!

「一緒に住めばいいやないの」
「僕と結婚したらええやないの」

はい!?

―という、ファンタジー展開。
いわゆる、「同居」からはじまる、恋、のようなお話。
いいっすねえ、いいっす!

わけのわからんおじさんと、
それに振り回される三十路女。

主人公が自立している女性だからこそ、安心して見ていられる、ほかに言いようのない関係性の変化。
文学的でありながら、少女漫画性が担保されているこの味わいは、なかなかない。

マイペースな教授は、大胆なことを言うわりには、ツンデレ的で、なにを考えているかわからないぶん、ドキドキ感もあり。

しかし、主人公が自分で買ったネックレス(ここ重要! 自分で買ったとこ重要!!)を、台風の日に失くしてしまう。それを、台風のなか探しに行ったまま、戻ってこない。

翌日、ふとした時に、そのネックレスをそっと首にかけてあげる教授!
キター!! やべー!!

実際の年齢設定を忘れてしまう、このファンタジー感あふれる2人!
なんとなく、ゴールは見えていつつも、どう説得力を出してくれるのか、毎回楽しみなこの作品。
後悔しないと思います。

「わかっているけれども」な展開のなかにも、非凡な具体的エピソードが光っていて、ずっとこの世界観から抜け出したくないような、温かくて、静かな雰囲気に呑まれます。

買いです!
posted by: サンキュータツオ | ■タツオ☆レビュー■(2008年11月〜) | 22:06 | comments(0) | - |-
メッセージ、サンキュー★

遅ればせながら、お誕生日おめでとうメール、メッセージ、コメント、つぶやきをくださった皆様方、誠にありがとうございます。
お返事いたします。
今年もまた、17歳になりました。
そうです、私は、「17歳教」教団の団員なのです(知らない方は、ググってください)。

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 23:25 | comments(5) | - |-