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『海月姫』DVD&BD発売記念トークショー

『海月姫』DVD&BD発売記念トークショー
司会してきた!


110213_1907~0001.jpg

1月30日(日)には、アニメ『海月姫』のBD&DVD発売記念トークイベント@秋葉原・石丸電気
で司会してまいりました!

写真は、この『海月姫』のDVD購入特典でついてくる、作中のクララというくらげキャラ。
主人公がとにかく海月が好きなオタク、
ついでにその主人公の月海(つきみ)が住んでいるアパート、天水館は、全員女性オタクという、最高の設定のお話。

原作は東村アキコ先生。
なぜだろう、オタク体質というのは、国境や性別を軽々と越える。
とにかく、「好きなものは好きなんだからしょうがない」理論を、だれしもがもっているのだ。

この作品に出てくる住人たちは、
今回トークイベントに出演なさった
主人公、月海役の花澤香菜さん、
そして、「老け専」というよりは、ただひたすら地井武男のことが好きな「ジジ様」、能登麻美子さん。

をはじめ、
鉄道オタクのばんばさん、三国志大好きまやや様、そして管理人の千絵子抄、
みんな魅力的なキャラクターたちばかり。
おもしろいに決まっているのだ。

イベントでは、
DVD特典映像にあった、花澤さん能登さんの水族館話、
そして2話のリアルコメンタリーだったりとか、
2巻についてくる特典映像「英雄列伝」の上映なんかもあって盛りだくさん!

個人的には、この特典映像にでてくる、ジジ様とばんばさんの会話(というか、会話になってないんだけど)が、私たちのネタでやろうとしていたことなので少し焦ったり(笑)

会場はもちろん大入り満員。
終始あたたかい雰囲気というか、
花澤さんと能登さんのオーラに癒されてたお客さん。と私。

司会はいいから、ずっと2人でしゃべってて!
な感じを、私が一番思っていたかもしれないくらい。

それでも、アフレコ中の秘話だったり、
実際に地井武男さんからサイン入りプレゼントがあったりして
中身もちゃんとある内容になってました。

能登さんは何度かご一緒したことがあり、覚えていてくださって感謝。
花澤さんははじめてでした。私は一番最初に認識したのがガンスリ2期のアンジェリカだったので、感慨深い邂逅でした。

じゃんけん大会なんかもあったりして。
いいね、こういうイベントは。最高だよ!

それにしても、『海月姫』はホントにおもしろい作品だった。
続編も見てみたいなあ。ノイタミナやってくれー。

オープニングも良いんだよなあ。
音楽はなくても生きていける人間の私ですが、チャットモンチーさんをはじめて認識したのがこの作品。
いい曲なんだわ。

あと、エンディングでいっつもまやや様が「蜀」って書いてある旗をジャングルジムの上から振っているのを見て、毎回笑う。
まやや様は、ファッションショー(最終回)にもぐりこんだときの服装が、すげえかっこよくてドキンとしたものだが。話を聞かない人なので、ずっと眺めていたい人です。

どうでもいいけど、まやや様は、キシリア・ザビのコスプレしたら絶対似合うと思う。

2.13


posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 19:08 | comments(0) | - |-
◆「女子会」という言葉の裏にあるものは? 東京ポッド許可局、第165回配信。
「女子会」という言葉の裏にあるものはなにか?
東京ポッド許可局、第165回配信。

 
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、第165回配信。PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★

下のリンクをクリックしたら、無料で聴けるページに飛べるよ!

第165回“女子会”論


<解説>
〇「男は〜〜」「女は〜〜」なんぞというジェンダー論的切り口の寒さってあると思うのだが、というか、もうそういうの時代遅れだし、結局個じゃん、みたいな風潮もあったりしますが、それでもおじさんたちは気持ちよく「女は〜〜」を語ります。
私は、女性の一部は、という表現にするように心がけているつもりなのですが、イメージが先行してしまい、そういう切り口での受け止められ方をされますが、それは仕方がないと思います。受け取り方はそれぞれでございます。

〇ただ、私が問題提議したかった「女子会」なる言葉とその使用者の心理的関係に関しては、ツイッターというツールにおいても盛んに議論されました。
私が女子会のことに関して疑問を呈すると、フォロワーが激減という。
たしかに、それはなぜかと考えてみれば、普段から使っている方にとっては不愉快極まりないであろうし、使わない人にとっては、とんだ筋ちがいな発言に見えるからで、結局だれも得しない議論なんですよね。

〇こういう「だれも得しない」とわかっていることを、あえてしゃべってみたわけなんですけど、
これは、自分がいまの時代の女性であったらと想像したとき、
本当に生きにくい、同性のことがわかる、わかるけどわからない、というような気持ちが混在するくらい、全然ちがう人種との「ジェンダー」というくくりに苦しむのではないかと思いまして。

〇一方で、本当に心から自由を謳歌している方もいると思うのですが、自分が女だったら、頭でっかちにこういうことにいちいち癇に障り、でも、田嶋陽子を見るともっと腹が立ってしまうのではないかと思われ、結局「それ個だよ、結局」とか言うに決まっているのです。
ただ、こういうテーマからは逃れられないんですよね。
たとえ私が男であっても、芸人であっても、女であっても、ファッションモデルであっても、
こういう問題について考えるのは、見ないことにするよりははるかに言いと思うのです。

これを聴いた方々が、どのようなことを思い、考えるのか、知りたい次第です。


<関連配信>東京ポッド許可局
第165回“女子会”論

【本日のキーワード】
女子力/フォロアー/寄り合い/真実/“クルーザー”論の女/老人力/虎の穴/ラッピング/リバーシブル/パイの実/おしゃれ/抵抗/どんぶり思考/小分け/悄らしい/ニキビ/女国/陰核/止まり木/孤独

▼過去の配信は「ラジオデイズ」にて購入可能
http://www.radiodays.jp/item_set/show/432


オカマの方々は、「オカマ会」やってるのでしょうか。
posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 14:38 | comments(6) | - |-
ヤマシタトモコ『HER』祥伝社

ヤマシタトモコ『HER』
女性の業の肯定が、ここにはある!


110214_1925~0001.jpg

ヤマシタトモコ
・『
HER
・『LOVE,HATE,LOVE.』
・『ドントクライ、ガール』
・『イルミナシオン』
・『くいもの処明楽』

詩人なんじゃないかなと思う。
非常に文学性が高いというか、行間ありまくりの漫画を描くヤマシタトモコさんという作家が、好きだ。

私がこのヤマシタトモコさんを知ったのは、『くいもの処明楽』というBL漫画である。
年上店長が振り回される最高のBLだったのであるが、その後、『イルミナシオン』という漫画を読んだ。こちらは繊細な作品だった。

心の襞に分け入ってくるような、文字での心理描写がすごく好きで、
『イルミナシオン』では、

「何千日も 何万時間も 何億秒も きっとこの先 何十年もくり返す 
 泣いたり笑ったり 誰かを好きになったり 嫌いになったり
 くり返しては 忘れてゆく」

というような文章が、別に漫画のラストとかじゃない、ど真ん中にポッと出てくる。
絵で表現されていることと、文字で表現されていることが、
別であったりもして、「漫画性」みたいなものを遺憾なく発揮していて私は好きだ。

でもギャグっぽいのもやる。
『ドントクライ、ガール』は、女子高生がある日ひょんなことから、ある男性と同居することになるのであるが、その男性は常に全裸で(男性版江古田ちゃんのような男)、女子高生は家族にいろいろあってそういう人と住むことになるのだが、まったく悲壮感なく楽しめる作品だった。

BL、ノーマル恋愛、シリアス、ギャグ……すんげー守備範囲だなあおい。
しかし、一貫して私はこの人の魅力は、上記の「漫画性」、とくに心理描写には詩人かと思うくらいの、
シンプルな言葉で内面をえぐるものがあって、たまんない!

最近、何度も読み返しているのが、
『HER』だ。

オムニバス作品で、1話ごとに主人公が違うが、主人公は現代女性。
(一応、最終話は、視点は男性視点で現代女性が描かれている。宇宙人みたいな女が)

この作品はマジでやばい。
漫画でしかできなことを追求しているようにも見える。アニメならまだ可能かな。実写はみたくない。

私は男なんだけれども、なぜかこの作家さんの描く女性たちのつぶやきに、ものすごくハートをつかまれてしまう。


CASE.1に出てくる女の子は、きれいな感じのショートカットの女性なんだけど、
彼氏がいなかったりする。でも全然それを卑下しているわけでもないのだが。
靴にずいぶん執着のある人で。

「べつにあなたのことは
 特別好きじゃなかったけど
 あなたがあたしを好きになったら
 あなたを選ぶ準備はできていた
 のに
 なぜ
 だってきっとあたしの方が
 美しい素敵な靴を
 はいている
 のに」

なんなんすかね、文字にしただけじゃやっぱり伝わらないか!?

CASE.2は、CASE.1で出てきた女の子が通ってる美容院の美容師さん。
そう、この作品、そういうリンクのさせ方させてて、マルチプロット的手法の醍醐味出てる。


「年をとるのが怖い
 20歳のときは
 焦っていた
 25歳のときは
 さみしかった
 31歳になった
 ―ただ怖い
 だってわたしったらもしかして
 このままひたすら働いて
 いずれ一人で死ぬんじゃないか
 年をとるのが怖い」

なんで、これを読んで、私は「わかる〜!」って思ってしまうのか、不思議な問題なのだけれど、そんな私のことはさておき、これは男性にも読んでもらいたい漫画だ。
だれにでもわかる、なにか「切羽詰まってない感じの、切羽詰まった感じ」というか、
現代人ならだれしも抱えている「予知不安」的なもの、
言葉にならないストレスだったり、「漠然とした不安」のようなものにまで切り込んでくる。

そう、「予知不安」なのー!(笑)

この美容師は、通りすがりの初老の女性の髪の毛が、まっ白いのを見て勇気をもらったりするのですが、その前までは、

「一本も白くない
 きれいな髪でいたい
 結婚 子供
 仕事はどうするのかな
 人並みに幸せといえば
 今だってそうなのかも
 知れない
 でも
 怖い
 未来が怖い」

そうだよなあ、女性は男性よりも、こういう不安すげえたくさんありそうだなあとか、いろいろ考える。
でもそんなこと抜きにして、なぜかこの女性にもいやに共感してしまうのである。

最高なのは、CASE.3。主人公は女子高生(処女)。
処女なんだけど、友達にはいえない。
お花が好きなんだけど、園芸部には入れない。
友達と足並みをそろえているんだけど、どこかひっかかっていること、足並みをそろえることに不快感を持っていたり。
彼氏、みたいな人は、いまだに自分のことを名字で呼ぶ。また自分の名字が気に入ってない上に、彼氏から名字で呼ばれている。そんでもって、セックスを迫られる。あせって逃げたりする。

そんなときに、隣に住んでる魔女のような、初老の婦人を見かける。
この初老の婦人は、髪の毛が全部真っ白だ。さきほどの美容師がすれ違った人である。
で、この初老の婦人は、庭で女性とキスをしている。レズだ。
衝撃を受ける女子高生。でも、その婦人の庭には、きれいな薔薇が咲いている(百合なのに薔薇とはこれいかに!?)。

その婦人と女子高生が、少しずつ距離を縮めるのだ。
この婦人というか、魔女の言葉が最高。

「……ふっ
 …花を好きなのを
 黙っていたことも
 名字が嫌いなことも
 2年すれば忘れて
 その3年後には
 今気にしている
 ようなことは
 どうでもよくなる
 …その5年後
 16歳の自分が
 大切なものを
 ドブに捨ててきた
 ことに気づく」
「……何それ予言?」
「人類にあまねくふりかかる呪い
 世界の決まり」

呪いって!
『西の善き魔女』ってあったけど、この人はさながら『東の悪しき魔女』ですよ。
そんくらい怪しい光を放っているんだけど、女子高生にはこの人のことを否定できないなにかがある。
どうやらカメラマンをやっている、ということは知っているけど、自分の母親にその人がレズであることは告げない。世間的な母は、悪口を言うとわかっているからだ。
魔女と女子高生の、その緊張感ある距離感をコメディテイストで表現していて、たまんないのである。

CASE.4では、酔っ払ってすぐヤラせてしまう、母親コンプレックスの女性。
CASE.5では、かわいこぶっている子が、エリートで天真爛漫な女性に思いっきり嫉妬する。
CASE.6では、「わたし「女の人って恐いよね〜」とかふぬけたツラで抜かす男の人ってほとんど殺したいくらいの気持ちなの!!」と初対面でおっとりした表情で言う女性。

全員最高!
とくに話が「はじまり」と「おわり」を持っているわけではなく、「あいだ」を抜き取って、その前後の行間をにおわすという、プロットではない感じの、まさに心理描写にかけました、みたいな作品で。
この人の才能が爆発していると、私は思う。

『LOVE,HATE,LOVE.』という作品では、
28歳までバレエに命をかけてきた女性が、夢をあきらめるところからはじまるのだが、
冒頭の心理描写でいきなりつかまれる。
アパートの隣に住む、52歳の大学教授との恋愛なのだが(この52歳教授がまたどのBLに出しても恥ずかしくないメガネ初老である!)、
恋愛という皮をかぶった、心理ものなのである。私の読み方では。

「誕生日ごとに
 秘密が増える

 家族には 
 ひとまわり以上
 はなれた人を
 好きになったこと

 あの人には
 わたしがまだ
 処女であること

 生徒たちには
 あなたたちの先生は
 自分を諦めて
 しまっていること

 友達には
 本気で消えたい と
 二度くらい思った
 ことがあること

 …バレエには
 もうあなたの
 ことをキライに
 なってしまった
 …ということ」

思わず処女バンザイと叫んでしまいたくなるくらい、処女のもっているコンプレックスってキラキラしているなって思うのである。あ、すみません、変態的発言でした。
ただ、コンプレックスの象徴としての「処女」というのは、大変味わい深いものがありまして。
私の好きな作家さんの作品には、たまにこの「処女」というテーマが挙がるので、ああ、男に生まれてよかった、男は一生処女だからな、と、わけのわからないことを思うのです。

この主人公が、友達とお茶しているときの会話がまたいい!
3人でお茶してて、一人がトイレに行く。帰ってきたところに、

「ただいまー 何の話?」
「……彼氏いるって言うとすぐ「結婚するの?」って訊かれるのうざくね? って話」

たまらん!
なんだろう、この一文から漂うストレスとそのやりすごし方の、クレバーさというか、狡猾さというか。
そうだよね、そういう受け身の取り方ってあるよねっていう。

この方の作品は、最後のコマが非常にいい。
「余情」を残すというか、「はい、おわり!」みたいな終わり方しない、ブンガクちっくな余韻がある。
まったく毛並みが違うけど、『よつばと!』とかの終わり方とかと似ていて、
これは非常に感覚的にしか説明できないんだけど、私は「下人の行方は、誰も知らない」的な手法というか、本屋さんに檸檬を置いて帰ってきちゃうような、そんな締め方なのである。

とにかく最高ということしかお伝えできないのですが、本当に読んでいただきたい。
いやマジで!

女性の業の肯定が、ここにはある。
慈愛に満ちた眼が、ここにはある。


<関連記事>
衿沢世衣子『シンプルノットローファー』


2.14

のち、一部過失ゆえ加筆。

 

posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 19:35 | comments(0) | - |-
◆東京ポッド許可局給湯室 配信 チャンス大城清掃局員
新シリーズ「東京ポッド許可局 給湯室」配信開始
チャンス大城清掃局員の「凄まじい話」

マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、水曜版での新シリーズ開始です!

書籍『東京ポッド許可局』の販促企画でございます。皆様、ぜひとも書籍をお友達にオススメくださいませ。

PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★

下のリンクをクリックしたら、無料で聴けるページに飛べるよ!

ひとまずは、ここ2回分。

【東京ポッド許可局 給湯室】
チャンス大城清掃局員  『パパはカルト芸人』シリーズ
 ▼
<チャンス大城の「凄まじい話」その1> 〜「知らなかった婚」の巻〜
 ▼<チャンス大城の「凄まじい話」その2> 〜「どぎつい嫁」の巻〜
この後も、信じられないような本当の話、都市伝説そのもののような話が続きますので、お楽しみに!
不評なら打ち切りです(笑)

東京ポッド許可局の水曜版の配信は、書籍「東京ポッド許可局」の耳寄りの最新情報や、アメニティ感あふれる給湯室からお送りする、楽しい局員のほがらかな風景をお送りいたします。

ついでといってはアレですが、『東京ポッド許可局』をあわせて読むと、最高にシビれる読後感を得られることを保証しておきます。


R-1グランプリを見る前に読むと10倍おもしろい!
「ピン芸人=素数」論ほか 所収
■書籍 大好評発売中 2010年売れたサブカル本ノミネート 各種書評絶賛
『東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む〜』

著者:マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ、みち、みずしな孝之 (イラスト)
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東京ポッド許可局』 こちらが公式サイトです。←音声配信はこちら。
店頭でのお求めは、新宿、高円寺、馬場、町田、各
ヴィレッジバンガード店頭、タワーレコード渋谷店ブックファースト新宿店などにお立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。

生きる人に勇気を与える放送を目指します。

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 15:43 | comments(0) | - |-
『M-1完全読本』に寄稿しました。
 『M-1完全読本』に寄稿しました。




2月10日に発売予定の、『M-1完全読本 2001-2010』 (ヨシモトブックス)
という書籍に、畏れおおくも私、原稿を書きました。

この出版の早さたるや。すごい。
むろん、少なくとも昨年分は、昨年のM-1が終了してから動き出しているので、編集の方もてんやわんやです。寝ずにがんばっておられます。
そして、すごいものができあがっている感じです。

私は、なぜか最初の「総括」的な文章とか、書きました。ほかにもいろいろ書きました。
何度か、書き直しもいたしました。
このため、正月はありませんでした。おかげで、平穏な生活でした。感謝です。
浮き足立った気持ちが苦手なので、正月感がなくてよかったです、ホントに。
年末年始は、仕事だよね、やっぱり! 普段休んでるんだもの。

編集の方は、趣旨の説明から、原稿の修正点まで、お忙しいのに、丁寧にお話してくださいました。
会話はせずとも、「いい本を作るぞ」という気合がビンビン伝わってくる方々でした。

それに応えたつもりです。
予約ははじまっております。上記書籍タイトルにアマゾンのリンクをつけておきました。

演者として出ているわけではないのは、複雑な心境ですが、
それは次の歴史書にゆずるとして、
あるいは演者として評価される土壌つくりの一貫としても、
この「歴史書」に携われたことは、
胸を張って光栄だと言います。

正式に出版後、またお知らせいたします。
この本は必携です。ただの「振り返り本」ではありません。何度も言いますが、「歴史書」です。



ついでといってはアレですが、『東京ポッド許可局』をあわせて読むと、最高にシビれる読後感を得られることを保証しておきます。


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posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 03:38 | comments(2) | - |-
フライデーナイトライブ、ご来場ありがとうございました。

フライデーナイトライブとネタ選び

1月14日(金)に行われました、
オフィス北野「フライデーナイトライブ」、
ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

今回も超大入り満員でございました。

私ども、米粒写経は、新ネタ「湯のみ」をネタおろし。
いま、一番力を入れているこのライブ、
新ネタをもっていくか、あるいは、いくつかの板を経て、洗練された自信のあるネタをもっていくか、
いつも考え抜きます。
いつも私たちを応援してくださっているお客様には新しいネタを、
このライブだけは、と見に来てくださっているお客様には洗練されたネタを、
と思うのですが、
一番理想的なのは、新ネタでありかつ洗練されているものなのですが、
そんなことはなかなかできるわけでもなく、
いや、あるいは、何度か板にかけているものでも、あの日あの場所あのライブでやれば、
全くちがった印象になるものにもなるもので、
どちらが正解なのか、
演者としていつも葛藤するのですが、
芸人としては、新ネタというのは自信を得たいものなので、
私たちを楽しみに来てくださっているお客様に自信をもらって、
世に出すネタにしたい気持ちもあり、
今回は新ネタをかけることにしました。
ここ数回は、新ネタをかけていますが、
それも偶然なことで、もしかしたら今度は、新ネタじゃないものをやるかもしれないし、
そうではないかもしれません。

お客さんにはどうということでもないかもしれませんが、
でも、
こういうことを考えることから、ライブ作りははじまっています。

おなじネタをやっているようでいても、
本人のなかでの問題意識や、
このライブで試してみたいこと、
どこの会場でも受けるものかどうかというデータが欲しい場合は、
やりなれているネタをかける場合もあります。

ネタ選びは、常に難しいです。
一番大事にしているライブだからこそ、
やりなれているネタで精度の高いものを見せるというやり方も当然あるんですよね。

でも、
それが本当に正解だったかどうか、絶対に、最後までわからない。
ウケたとしても、別のネタだったらもっとウケたのではないかと思い、
反応が良くなくても、別のネタだったらもっと反応がなかったかもしれません。
また、反応如何にかかわらず、人の心に残るネタや、新しさのあるもの、キラリと光るもの、というのもあるわけです。
ネタより難しい、ネタ選び。

今回の「北野笑科大学院」では、
マキタスポーツが、「ヒット曲の法則」を披露しました。
この理論と実践のトークコンテンツは、
昨年末の「ソクラテスの熱弁」でも披露したものですが、
マキタさんはフライデーナイトライブ仕様、もっというと、汎用性のあるトークとしてまとめてきていました。
このコーナーでも、なにをやるか、いつも長い検討があります。
トークコーナーというと、ダラダラ好き勝手しゃべって笑いをとる印象があるかもしれませんが、一番油断できない部分です。
ネタ以上にいろんなことを考えて、トークを構成する人もおります。
意識が丸見えなのです。
そういう意味では、このコーナーはこのライブの大きな見どころのひとつですが、
常に、ほかのライブでは見られない、好奇心を刺激するものになりました。
さすがはマキタさん。
そんなマキタさんの博品館劇場での単独ライブ「オトネタ」は、3月12日です。
こぞって行きましょう。
何度も言いませんが、いま、私たちは(と、あえていいますが)、自分史のなかでも、大きな分岐点のような、「仕掛け」の時期におります。
そして、このようなことはそうそうありません。
追いかけておいて損はありません。
フライデーナイトライブと、私たちの出ているライブに来ておけば、損はないと思います。
歴史の証人になると思います。
芸人は、売れる前が、ひとつの大きな見どころです。
そして、売れたあとのことも考えている芸人は、なかなかいません。

ゲストのPOISON GIRL BANDさんは、最高でした。
多くを語りません。
とにかく、「今が一番おもしろい」をずっと続けている芸人さんです。
ホロッコさん、ザンゼンジさん、阿佐ヶ谷姉妹、
非常に個性的なものを、そのまま個性的に見せることに長けているゲストの面々。
マキタさんの長渕ネタや、大神さんのプードル、そして私たち米粒写経。
ネタコーナーの濃さは、他のライブと比較できないものがあります。
やっつけではない、「グルーヴ感」があるライブです。

チャレンジコーナー、
今回はルサンチマンの連覇でした。
2位に入ったヒキコモリオのスタイルは、大きな可能性があります。おもしろい。
でも、この日一番質が高かったと個人的には思っていたミスアルプスは、3位入賞ならずでした。
でも一番下らなくて、笑いました。
そして彼らは、解散しました。それでも、おーたにくんと湯川くんのことは、私は応援したいと思っています。
このチャレンジコーナーも、ライブの歴史とおなじ8回目。そろそろ一区切りつける頃合いなのでしょうか。
うちの事務所の新戦力になる人たちが出ると、いいなと思います。

贅沢な前説で出てくれた、銀座ポップと、セクシー川田は、ともに、らしからぬ存在感で、
だからこそ贅沢です。この2人はおもしろいです。「異才」です。
というか、このライブの見どころは、「前説」が「前説」ではなく、サーカスでいう「クラウン」です。
非常に大事な仕事ですし、だからこそ彼らにお任せしております。

試行錯誤の繰り返しですが、
そこまでもドキュメンタリーとしての見どころとして楽しめるのが、
成功する前の芸人たちの作り出すライブ、
そして、強い理念があるのが、この「フライデーナイトライブ」です。
完成した芸ばかりをみる「安定感」の予定調和よりも、よりドキドキできる要素もあり、
全部ひっくりめて、でも、質は高いところで安定しているライブだと自負しております。
他ではなかなか見られません。しかも安いので、東京一お得なライブは、あながちウソではありません。

隔月開催のこのライブ、
次回は、3月25日(金)に決まりました。
場所はおなじく新宿のハーモニックホールです。

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 02:46 | comments(2) | - |-
泉麻人さんに紹介された!
泉麻人さんに紹介された!

110126_0328~0001.jpg

モロテヲアゲテ自慢シタイ。
あの泉麻人さんに『東京ポッド許可局』が紹介された。
泉麻人さんとは全く面識がない。許可局員もない。
著作を、掛け値なしに褒めてくださった。
こんなにすごいことが、生きていると起こるのだ。

『ナウのしくみ』の、『冗談画報』の、『テレビ探偵団』の泉麻人さんですよ!?
四半世紀も前から、「なう」の仕組みに取り組んでおられた、ツイッター社会の預言者(ウソ)。

安定した職業につかず、社会の最下層にいるような私のような者には、
この上もないご褒美です。



『週刊現代』2011年1月29日号、掲載。



泉麻人さんも褒めてくださった!
■書籍 大好評発売中 2010年売れたサブカル本ノミネート 各種書評絶賛
『東京ポッド許可局 ~文系芸人が行間を、裏を、未来を読む〜』

著者:マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ、みち、みずしな孝之 (イラスト)
判型:四六版・ソフトカバー
価格:¥ 1,890 発売日: 2010/9/24 出版社:
新書館 ※Amazonはこちら

東京ポッド許可局』 こちらが公式サイトです。←音声配信はこちら。

 

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 04:02 | comments(0) | - |-
◆〇〇芸人を勝手に考える。 東京ポッド許可局、第164回配信
〇〇芸人を勝手に考える。
東京ポッド許可局、第164回配信。

 
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、第164回配信。PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★

下のリンクをクリックしたら、無料で聴けるページに飛べるよ!

第164回“○○芸人を勝手に考える”論


<解説>
〇でも、どうせ知名度ないから、むなしいよなあ。

と、くさるよりも、出られないうちに、視聴者目線で企画プレゼン会議。
どんだけ与太トークだっつー話ですが。

改めて聴いてみると、未曾有のバカバカしさでした。
正月らしい放送です。
まだまだたくさんアイデア出そうですね。
それでも、『アメトーーク!』って、バランス感覚なんですよねー。

<関連配信>東京ポッド許可局
第164回“○○芸人を勝手に考える”論

【本日のキーワード】
木曜/よる/11:15〜
「まばたき多い都知事芸人」ーープチ鹿島
お昼休みにヨタトーーク!!  


▼過去の配信は「ラジオデイズ」にて購入可能
http://www.radiodays.jp/item_set/show/432


01.31
posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 23:54 | comments(0) | - |-
東京新聞、1/11号掲載

東京新聞、1/11号掲載

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東京新聞、1/11号朝刊に、『東京ポッド許可局』が掲載されました!
いままで、書評レベルでもここまで大きく書いていただいたことはありません。

そして、今回は書評ではなく、
『東京ポッド許可局』というコンテンツの紹介をしてくださり、
かつそんなウェブラジオが書籍になりました、というニュアンスの紹介でした。
これは、すごい!!
ありがたす!

なにせ、ウェブラジオの説明から入ってますからね!
これは、お年寄りでもわかりやすい!
ありがたいことに、許可局のコンセプト「インタレストとエンターテイメントの両立」まで説明してくださっている!

ほぼ1/4のスペースを占拠、写真入りという丁寧さ!
マキタ局員がこれを見て「チャットモンチーかと思った」という感想を述べられておりました。

「みやこdeプチブーム」というコーナーです。
文責は、大山くま夫さま。
『名言力』という新書でベストセラーをお書きになった局員でございます。

掲載されるやいなや、
いろんな方から読んだよ、と思わぬところからお声をかけていただき、
新聞という媒体の威力を思い知る所存でございます。

ありがたや東京新聞。
今年もいろいろ仕掛けるつもりでございますので、
東京ポッド許可局、応援よろしくお願いします。

1/30








posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 14:34 | comments(0) | - |-
◆2010年おすすめ映画を語る。 東京ポッド許可局、第163回配信
2010年おすすめ映画を語る。
東京ポッド許可局、第163回配信。
 
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人による、どんなに流行っても絶対タイトルを噛むラジオ、『東京ポッド許可局』、第163回配信。PCさえあれば、機種・メーカー問わずだれでも聴けますよー★

下のリンクをクリックしたら、無料で聴けるページに飛べるよ!

第163回“2010年おすすめ映画”論


<解説>
〇邦画の舞台挨拶を見倒している鹿島局員。
日本で映画ファン多けれど、この人ほど「フィールドワーク」として舞台挨拶こみの映画鑑賞をしている人はいません。
というわけで、今回は、鹿島局員が見た2010年の映画のなかから、印象深かった映画、そして舞台挨拶のお話。

〇後半、なぜか私がジブリの話にあつくなってしまっております。たぶん、年なんです。
開始2分で涙というのは。

〇これは、文章にも言えることなんですが、私は完全にプロット軽視なものの見方をしていることを、昨今自覚しました。
あらすじがすきな人は、あらすじを読めばいい。
わざわざ純文学と大衆文学なんぞという区分けがあるのは、こういうプロット云々の問題と根はおなじだと思うのです。
本来であれば、そんな区分けはまったく必要なく、すべてのものを同一の評価軸で評価すべきなのですが、
これはピン芸を評価するのと同様、まず大前提として、「ひとりでしかできないこと」と「ふたりでもできること」みたいな区分が存在しているものと考えます。
プロットって、でも大事だし、みんな好きだからなあ。
なんともいえない。私なりの小説なり映画なりの見方を強要できない。

ただ、こういう見方もあるんです、ということくらいは、許して欲しい。

〇観にいったなあ『七人のおたく』。そういう少年だったのだ、私は。そして、すごく面白かったと思っていた少年時代。
<関連配信>東京ポッド許可局
第163回“2010年おすすめ映画”論

【本日のキーワード】
七人のおたく/十三人の刺客/HACHI 約束の犬/20世紀少年/さんかく/インディ・ジューンズ/武士の家計簿/トイ・ストーリー/悪人/告白/借りぐらしのアリエッティ/崖の上のポニョ/天空の城ラピュタ/ヒーローショー/シュレック/キック・アス

「いいもんだけ観ちゃダメなんだよ」ーープチ鹿島
こたつに入って映画を観よう!鹿島局員による、邦画版オーディオコメンタリー。  


▼過去の配信は「ラジオデイズ」にて購入可能
http://www.radiodays.jp/item_set/show/432


01.31
posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 23:08 | comments(0) | - |-