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明日、大東京ポッド許可局@日比谷公会堂 
明日、大東京ポッド許可局@日比谷公会堂 

いよいよ明日、8/28(日)、大一番を迎えます。


 

日時:2011年8月28日(日) 開場16:00 開演17:00
会場:東京・日比谷公会堂(東京都千代田区日比谷公園1‐3)
出演:マキタスポーツ/プチ鹿島/サンキュータツオ/みち
ゲスト:RHYMESTER宇多丸
料金:当日2000円

【お知らせ】当日券は、15時から販売。200強ご用意しておりますので、安心してご来場ください。
http://daitkpod.info/   


◆行きかたがわからない方はこちらを参照してください。
 
大東京ポッド許可局への道のり 

東京ポッド許可局とは、
私と、マキタスポーツと、プチ鹿島の三人ではじめたポッドキャストである。

マキタさんと私はおなじ事務所(オフィス北野)であるが、鹿島さんはそうではない。
私たちは浅草キッド主催の「浅草お兄さん会」というライブで知り合った。
これは私の米粒写経がまだ素人の学生時代に出ていたライブなのだが、
私のお笑い人生はここからスタートする。いまだに伝説として語り継がれるライブである。

個々の活動がありながら、
もちろん売れるための努力はしているものの、
既存のお笑い芸人スキーマには限界があると私は感じた。
これは事務所批判ではない。
会社では動ききれないこと、またメディア制作体制では自分たちの知名度では動かないことを自覚していた私たちは、
それでもなにかしなければならないと焦りもあり、
ひとまず目的地も決めないまま、この東京ポッド許可局という「航海」をはじめることになる。

いまは、売り込みなどで仕事が決まることはほとんどない。
自分たちを知ってもらう機会もあまりない。
でも少なくとも、こういうことを考えている芸人がここにもいるのだ、ということを知ってもらうべく、この航海ははじまった。

おかげさまで現在では、27万人強のリスナー登録者になった。
しかし、これも民放ラジオのポッドキャストと比すると、ケタがひとつ違う。
当たり前である。
でも、昨年には、新書館という、気骨のある出版社が、書籍化してくださった。
これをキッカケに、新聞や「瞬間ブックレビュー」などでも取り上げてくださったり、雑誌にも名前が載るようになった。
TBSラジオでも開局60周年番組で1時間特番を組んでいただいたり、ラジオ日本でもゲスト出演する機会を与えてもらうなど、ほんとにじんわりとではあるが、他メディアにも出演する機会があった。
ありがたいことである。

まだまだこの先はあるけれど、
ひとまずこのポッドキャストをはじめて良かった。
それはとにもかくにも、熱心に聴いてくださっているリスナーの皆様があってこそである。

そこで、この夏に、ドエライイベントをやろう、という話になったわけである。
この東京ポッド許可局で得たお金すべてを、このイベントにぶっこんだわけである。

私たちがやっていることはすべて、
本来であれば演者がやるべきことではないのかもしれない。
もっといえば、演者が語るべきことではないのかもしれない。

しかし、時代は確実に転換点にきている。
企業は従来のフォーマットでしか仕事ができない。これはいたしかたない。

なので、自分たちでなんとかするしかない。
この「自分たちで感」が、いまの許可局の戦い方である。

大手にいて、周りが全部やっている環境にいる人ならば、
スタッフに感謝したり、そもそもイベントに関わる人たちがどういう経緯を経て、どういう段取りを組んでいるのかも知る機会がない。
しかし、私たちはそれを知っている。
たとえていうなら、下町の町工場の人たちのように、私たちは愚直に、自分の信じることを自分でやっているにすぎない。
これが大企業になったら、戦い方が変わるだけで、精神は変わらない。ソニーやアップルがそうであったように。

2000人規模が集まるイベントは、
いかに有名な演者とて、なかなかできるものではない。
ミュージシャンとかは別かもしれないが、それこそ芸人にしてみたら、一生に一度あるかないかくらいのことかもしれない。
そもそもこれほどに手間のかかることは、売れたらしなくなるのが普通である。売れてなければ当然できない。
だからこそ、こうしたイベントに意味を感じている。

私たちは、この日のゲストを、RHYMESTERの宇多丸さんにお願いした。



押しも押されもせぬ人気の、HIPHOPグループRHYMESTER。
TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」でおなじみのラジオパーソナリティ、
毎週楽しみに聴いている、私は一リスナーでもある。

以前、このブログでも書いたのが、このラジオで展開されている映画批評コーナー「シネマハスラー」を聴いて、
私は宇多丸さんの語りに圧倒された。激押ししていた『サイタマノラッパー』を、すぐに観にいき感動した。
私は宇多丸さんのラジオを聴いていなかったら、たぶん存在すらも知らなかった映画を、その語りを聴くことで観にいった。

これはすごいことだと思ったのだ。
なにかを語ること、批評すること、そのことと、その「なにか」に触れることには、
大きな断絶があるのが通例である。

食べ物などなら別かもしれないが、文化となるとなおさらだ。時間もお金もかかるものは、たいがいの批評は「行った気にさせる」だけである。
しかし、宇多丸さんは、「観てみたい!」と思わせる、つまり、なにかについて語ることと、それを味わいにいくことが直結している語りなのである。

以前、シネマハスラーを聴いている歳に、宇多丸さんが蓮實重彦の『表層批評宣言』にも触れていたのを聴いた。蓮實重彦、という名前を聴くのも、大学時代以来だったので私は嬉しくなった。
宇多丸さんの語りは、映画批評、あるいは批評史を踏まえたうえでの語りであったのである。

この東京ポッド許可局では、お笑いについて語ってきた経緯もある。
近年ではありがたいことに、M-1など私たちの放送ありきで見る、と言ってくれる人たちもいる。

批評は、予言であり、哲学である。
この日比谷公会堂大会では、「オレの目には君の見ているものがこう見えている」をスローガンとして立てた。
漠然と見ていたものを、なにかを聴くことで、違った風景にする。
それが批評なのかもしれない。
ゲストコーナーでは、宇多丸さんの、「なにかについて語ること」論を聴ければと思っている。

このイベントでは、「東京ポッド許可曲」というラップ曲の初披露もある。
もちろん、三人でも語りもふんだんに盛り込む。
「いつもどおり」の許可局の味を、大切したい。

物販と、当日券、そしてチケットと「許可局員証」の引き換えは、15時からスタートする。
開場は16時、開演は17時である。



物販その1。
日比谷公会堂限定!許可局コンプリートのUSBメモリスティックはステッカー付きで価格10,000円!
内容は本編193回、許可局時評9回、緊急特番11回、給湯室30回、抱き合わせキャラバン大阪編の計244回分を収録しています。
(容量8GB・全て.m4aファイル形式)



物販その2。
きょかきょくんTシャツ(2000円)
色は白と黒の2種類、サイズは150、S、M、Lの4サイズです。
タツオ局員バージョンの紫も限定10枚のみ販売!物販は15時から行います。
協賛:エスグラフィック
http://bit.ly/blk5aj



物販その3。
記念パンフレット
内容:
1.大東京ポッド許可局への道〜座談会、
2.局員一問一答、
3.全タイトル一覧、
4.カラーグラビア2008-2011、
5,私たち局員です!(各界から50人の応援メッセージ)
6.デザイナー局員紹介、
7.許可局の未来。

そうとう読み応えのあるものになっている。「私たち局員です」は、ビビル面々からのメッセージも。
ありがたすぎる。これはマスト。


この夏は、暑いんだが涼しいんだがわからない日が続いた。
8月の最後の日曜日、
この大東京ポッド許可局、たぶん一生忘れないイベントになる。
暑い日になるだろう。





お待ちしております。

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 18:35 | comments(10) | - |-
同人誌「IMAGE-IN 01」

同人誌「IMAGE-IN 01」

110814_1854~0001.jpg

今年の夏のコミックマーケット(通称:コミケ)、
我がオタク芸人トークユニット「アニメ会」では、比嘉モエル氏が2日目に初サークル参加した(『蟲プロ』という名前で)、残念ながら落選してしまった三平さんも、そこを拠点に、あるいは委託なりでサークル参加していた模様。
といっても、三平さんの場合はサークル参加しようがしなかろうが、コミケの3日間を、まるで鰯の大群のなかをスイスイと泳ぐ魚のように、
一般参加者としても神がかったルート走行をする。そのあたりのことは、土曜日に「ヲタめし!」の収録でお話したので、月曜配信を待っていただきたい。

私といえば、コミケは2日目の西、「マリア様がみてる」がお目当て。実質1時間もないうちに数万が飛んでいく世界だが、この「マリみて」同人だけはやめられない。そして、それだけを目当てにコミケにもいく。オンリーイベントも時間があればいく。
いままで個人のサークル参加は、『純情ロマンチカ』のオンリーイベントで「菱川書店」という名前で参加しただけで、
ここ数年前までは、「アニメ会」で参加もしていたけれど、
客として参加するにはミーハーすぎるイベントでもあり、また人も多すぎるので、ちょっと出るのが億劫になっていた。

マリみてのために、コスプレ広場も企業ブースも、もちろん東方のある東館にも行かず、ただ西のお姉さま率の高いサークルだけを目指した。
それが私のコミケである。


ただ、今年は、
「IMAGE-IN」という同人誌にちょこっとだけ、ホントに数百字というレベルであるが、コメントという形で参加いたしました。

これは私が尊敬するメイドである、秋葉原「シャッツキステ」のエリスさんにお声かけいただいたものなのだが、
そのコンセプトを聴いて衝撃を受けた。

かいつまんでいうと、
「妄想のアニメーション作品の記事を書く。その妄想アニメーションのプレビュー的なコメントをください」
というのである。

普通、コミケなどで扱われる同人誌は、二次創作が多いのだが、
この同人誌は、
「勝手に妄想したアニメーションの世界観を、専門誌チックに記事にし、キャラクターの説明をしたり、世界観の説明をする」
というものである。
「妄想一次創作」を作ってから、業界専門誌的な「フォロワー精神」を発揮するという、
おいそれレベル高すぎだろ
ということをやってのけようというのだ。

感銘を受けたので、その場でコメントしてそれがそのまま載っている。
5分くらいの作業だったので、なんだか「関わった」という言い方もできない。
正直、冗談だろうと思っていたので、完成するまでどんなものかも私は知らなかったので、出来上がりをみて驚愕した。

この同人誌のこだわりっぷりはハンパない。
さも「ありそうなアニメ」であることはいうまでもなく、
そのアニメが、原作がある設定だったり、その原作がどのへんまでのタイミングでアニメ化されていたりするのかとか、設定が細かすぎる。
このままアニメージュとかに載ってて疑いようのない作りこみ具合なのである。
SF作品に至っては、登場人物たちが着ている服装の機能説明があったり。相関図的なものがあったり。
読者投稿コーナーまであったりする。

そして、絵師がヤバイ。
神すぎる人たちが参加している。
弘司
西村キヌ
土林誠
剛田チーズ
という面々(敬称略)。

まさに、暇を持て余した神々の遊びである。
実際、この人たちは全然暇じゃありませんが。
正直、このまま制作会社とかに、オリジナルアニメ企画書として持っていっていいくらいのレベルである。
オールフルカラー。

これを同人ならではの楽しみにするということが、同人たるゆえんなのである。


オタクの出力形式のすごさを思い知る一冊である。
受動ではなく、また改編でもなく、もはやオリジナルまで作って出力してしまう、この能動的な妄想活動。


最高の、脳みその無駄遣いである。

posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 18:56 | comments(3) | - |-
大東京ポッド許可局 〜日比谷公会堂への道のり〜

大東京ポッド許可局 〜日比谷公会堂への道のり〜

8/28(日)、大一番が近づいてきております。

日時:2011年8月28日(日) 開場16:00 開演17:00
会場:東京・日比谷公会堂(東京都千代田区日比谷公園1‐3)
出演:マキタスポーツ/プチ鹿島/サンキュータツオ/みち
ゲスト:RHYMESTER宇多丸
料金:A自由席1000円 当日2000円

【お知らせ】8.28日比谷公会堂にて行われる大東京ポッド許可局のA席(1000円)は、絶賛発売中です。詳しくは、許可局の配信放送、下記、大東京ポッド許可局特設ページをチェックくださいませ。
http://daitkpod.info/  


地方からいらっしゃる方も多いと思います。
また、イベントに行きなれていない方も多いと思います。

そんな方のために、
最寄り各駅からの行き方を動画にしましたので、
どうか確認いただければと思います。

イベントに行く習慣のない人にとって、
その日の時間を空け、交通を使い現場まで足を運び、お金を払って観覧するということの、
なんというハードルの高いことか。
私はわかっているつもりです。

また、イベントに行き慣れている方にとっても、8月のこの最後の日曜日の夕方という時間が、どれだけ貴重な時間なのか、日曜日というイベント日和に、私たちを選ぶことが、どれだけのことなのか、
私はわかっているつもりです。

そして地方からいらっしゃる方も。
入場料1000円とはいえ、地方から飛行機や電車を使用し、また、宿泊などされる方にとっては、実質1000円以上の大出費であるということを、
私はわかっているつもりです。

その、どんな方々の想いも無にしない、
大イベントにする心意気でのぞみます。

これは、私たちにとっても、
表現者人生のなかで、一度あるかないかの貴重な大舞台です。

古くはヘレン・ケラー女史や、近衛文麿首相などが講演をなさったという伝統の劇場、
その雰囲気も堪能できる歴史的な一夜となることでしょう。

ゲストには、宇多丸さんが来て下さいます。
このことは別記事にも書きます。

パズルのピースは揃いつつあります。
あとは、
お客様というピースがあって、はじめて完成となります。

みなさまにとっても、
私たちにとっても、
最高の日にします。

会場でお待ちしております。


動画制作は、
ふりふり組織さんが担当してくださいました。
マスコットキャラクター「きょかきょくん」という、またお役所的な許可局のコンセプトにあったキャラクターを大活躍させてくださいました。

ほかのどのイベントよりも、
熱量たっぷりの、
行ってよかった、
ここを選んでよかった、
と思われるイベントにいたします。
迷っている方は、私を信じてください。来てください。


▼JR有楽町駅、地下鉄有楽町駅、地下鉄日比谷駅(千代田線、有楽町線、日比谷線、都営三田線)
 からいらっしゃる方は、下記動画「有楽町線」でご確認を。

▼地下鉄霞ヶ関駅(千代田線、丸の内線、日比谷線)からいらっしゃる方は、「霞ヶ関編」を。

▼地下鉄内幸町駅(都営三田線)からいらっしゃる方は、「内幸町編」を。




大東京ポッド許可局への道 〜有楽町編〜
 





大東京ポッド許可局への道 〜内幸町編〜

 




大東京ポッド許可局への道 〜霞ヶ関編〜

 





8月28日です。




posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 19:28 | comments(3) | - |-
やればできる子

やればできる子

「やればできる子」という評価があるが、
私の知る限り、やればできる子は、たぶんやらないし、やれない。

「やればできる子」は、いまではややポジティブ寄りの表現と受け止められているけれど、
冷静に考えていただきたい。
「現時点ではできていない子」という評価でもあることを。
「やれば」という条件つきの、潜在能力に対する評価であることを。

評価は、潜在能力に対してであって、
「やれるかやれないか」に対してではない。
で、「やればできる子」はやれないのである。
潜在能力が花開くことはない。

自慢にきこえてしまうかもしれないが、
かくいう私は、幼少時から「やればできる子」と言われ続けたきた。
結果から言うと、やれた試しがない。
やれない。
努力が嫌いなのである。嫌いというか、できない体質なのである。
努力できるのも才能とはよく言ったものである。
その才能が一番欲しい。

「嫌いじゃない」みたいなもので、
受け手によっては、部分否定なので、「好き」の範疇に収まるものと都合よく解釈しがちだが、
「好き」という評価でもないことを忘れてはならない。

シュートを打てれば、ゴールになる。
この場合も、シュートが打てないという問題が前提として横たわっている。
ゴール前までボールを運べてない。シュート以前の問題だ。
そんな状態の人に、シュートを打てば入るんだけど、なんていって、なんの意味があるんだろう。
問題のすりかえである。
勘違いをさせるだけである。

毎年、夏休みの宿題をギリギリにやる。
そしてひどい思いをする。
来年こそは、7月中にすべてケリをつけようと決意する。
実際、来年になってみると、8月31日に泣くはめになる。
下手をすると、9月1日になっても泣くはめになる。
最終的には、9月1日になってもやらなくちゃいけないことを残しているのに、泣きもせず、堂々としていられるようになる。
悪化はするが、好転はしない。
どんどん図太くなっていく。

私の周りにいる「やればできる」と言われ続けた子たちも同様である。
これは有意なデータだと思うが、ぜひ調査して裏を取りたいものである。
ここにあるのは、「できるか」「できないか」の問題であって、「やれるか」「やれないか」はまた別の問題である。
私からしたら、「やってもできない子」のほうが、最高にカッコいい。
だって、「やる」ことはできるんだもの。
そっちのほうが、プロセスとしては断然いい。自信になる。

「やればできる子」って、だれが考えた表現なのだろうか。
絶対に「やれる」側の人の理屈だと思う。
どうやったらやれるようになるのか、30年以上生きてきて、教えてもらったことがない。
この教えてもらおうという考えが、そもそも甘いのである。

posted by: サンキュータツオ | ★コラム | 03:15 | comments(4) | - |-
◆週刊現代「サウタージ」 1973年8月8日〜18日 非情のライセンス

週刊現代「サウタージ」1973年8月8日〜18日
『非情のライセンス』


110809_1658~0001.jpg

今日発売の「週刊現代」。

福田和也さんや立川談志師匠や、酒井順子さんが連載するこの雑誌に、
私が連載していることがいまだになかなか信じられません。

今回の談志師匠の「死刑」論、おもしろかったなあ。
いまああいうこと言って許されるのって、談志師匠くらいかもしれない。


私が中森明夫さんと連載中の「サウタージ あの日を旅する」、
今回は、1973年8月8日〜18日の出来事です。

p101〜p102。
今回は、
天知茂の主演した人気ドラマ『非情のライセンス』
について書きました。
天知茂って、明智小五郎のイメージがあるけれど、
いまの人にとっては、明智小五郎といったら、『名探偵コナン』なのかなあ。
しかしその小五郎だって、私の知っている神谷明さんバージョンではなく、
いまの子どもたちはちがう小五郎だ。
時代である。

『非情のライセンス』は、
刑事もののなかでもいまだに新しい部分がある。
なにせニヒルすぎる。ダンディすぎる。エロすぎる。
で、とにかく殺す!
このあたり、今週の談志師匠の連載とも繋がるところなのだが、
人を殺したやつを殺す!
という仁侠映画的な決着が描かれていたのだ。
それを刑事もので。

ぜひ連載読んでください。
この2ページは、まだその当時生まれていなかった人にとっても、
奥行きのある読み物となっており、
年表で読み解く以上の情報がはっております。
楽しいです。


関連記事
週刊現代で連載はじめました!
1981年7月 オレたちひょうきん族
1975年8月 テレビ三面記事 ウィークエンダー



 

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 16:59 | comments(0) | - |-
◆私が観た 第5回全日本アニソングランプリ 東京予選大会編

私が観た 第5回全日本アニソングランプリ
〜東京予選大会 編〜


7月16日から、一ヶ月かけて行われたANIMAX第5回全日本アニソングランプリ、
地方予選もこの東京大会で終わる。
この日で、ひとまずWEB審査以外の決勝進出者10人が確定する。
東京は、HIMEKAさんをはじめ、この大会発でデビューした人も輩出している。
むろん、応募総数も一番多い。
全国から集まる場所でもあるので、最激戦である。しかも、この前に8人は確定している。当然、似たような人は選ばれない。実力があり個性がないと残らない。
一番難しい大会である。
そして、それをわかって出てくる人ばかり、「ここで勝たなければ、決勝でだって勝てない」くらいの意気込みでくるので、もうだれが良いのか、私には決められない。というか、そもそもそんな決定権は最初からない。なので、審査のこととかは今回はなにも考えず、ただその時聞きたいことを出場者に聞き、言いたいことを言う、というシンプルな中継である。

この大会はひかりTVでも中継された。
中継の相方は喜屋武ちあきさん。
喜屋武さんとは地方予選、これで3回目である。
この日もがっぷり四つ、そして真剣勝負で、尺のことも考え考え、プロの仕事を心がける。
それに応えてくれる喜屋武さん。光栄なことである。



110806_0902~0001.jpg

東京予選は、オタクの聖地・有明。
TFTホール。
こんなに人のいない有明は新鮮だったので、思わず写真を取った。
潮風の匂いが心地よいが、この景色がコミケ当日には黒山の人だかりになることを想像するだけでも、滝汗1.5倍。


そして、この激戦の東京を制したのは、
またもや10代。
19歳の駒形友梨さん。坂本真綾さんの難曲「マジックナンバー」を見事に歌いきり、その堂々としたステージングで審査員を魅了した。そうとうな場数をこなしているような度胸。そんな人でも、さすがにこの予選を勝ち抜く難しさを知っていたか、結果発表では思わず感極まる。当然だろう。この場にいる人たちの想いのぶんだけ、背負うものがある。選ばれた一人は、選ばれなかった無数の人たちの想いを両肩に背負う。
駒形さんに限らず、地方予選を勝ち抜いたそれぞれの人たちが、地方予選で出会った戦友たちの想いを背負う。
デビューをしたら、応援する人たちの想いも背負う。人はそうやって、大きくなる。
そんな人の想いの分だけ、大きくなるのだから、その過程を見つめることができる私たちは幸せである。

準優勝は、『時をかける少女』の「変わらないもの」を歌った、24歳女性、岸本景子さん。
正直、だれか歌わないものかとずっと思っていた曲がここで来た!
自分の声の魅力を熟知した選曲だったとも言える。しかしあの声量の迫力は、現場ではそうとうなものであった。実力派である。声に特徴があるということは、個性に直結する強い武器であるが、逆に曲を選ぶという特徴でもあるかもしれない。この人が決勝でどんな曲を選んでくるのか、多いに注目したいところである。

WEB予選に残ったのは、
石垣来実さん、金子絢音さん、新橋千明さん。
石垣さんは、仙台からの挑戦であった。『ライオン』の「生き残りたい」というフレーズにかけた想い。この人は、動きもあって表情も豊か、芯の強さを感じさせる。
金子絢音さんは、山形からの挑戦。「お兄ちゃんが大好き」「お兄ちゃんがツン」と逆“俺妹”発言連発の19歳の女性。しかし『クロスゲーム』の「恋焦がれて見た夢」は、正直歌唱だけでいえば、一番印象深い。どこか「意外性」のある人である。
新橋千明さんは、昨年も予選に登場していた再挑戦者。女優みたいな表情の豊かさを持っており、それでいてアニメが好きだから嬉しい存在。だが、私のことはガン無視という、ある意味「わかっている」人である。歌唱力はもちろん、歌う姿まで人の心を捉えて離さない。

これで、決勝大会の10人は決まった。
あとは、WEB投票で選ばれる3人を残すのみである。

WEB審査の投票は、8月13日から28日まで。
決勝は、10月9日(日)、観客を入れて行われる。

つまり、歴史は観客も一緒に作るということだ。

観客の意見と、審査員の意見というのは、必ずしも一致するものではない、と私は考えている。
それは、プロが素人の意見と一緒では、プロの存在価値はないかもしれないと考えるからである。
しかし、圧倒的なものは有無を言わさない。プロと観客の意見は、圧倒的なものの前に一致する。

ただ。
観客がいるということは、観客のハートをつかむプロの技を見る部分でもある。
観客を味方につけるさまをみれば、プロはまたその一面も評価するに違いない。
歴代の優勝者も、そういう意味ではみなアニメを愛し、観客に愛された。
決勝はそういう意味では、また別の意味で神聖な場である。

この2ヶ月で、決勝に進む彼らが、どのような進化を遂げているか、そしてどのような選曲、そして修行をしてくるか、
本番を楽しみに待ちたい。

私には、そんな彼らの想いのひとつひとつを、救いとることくらいくらいしかできない。それくらいはできるようにしたい、と心がけたい。

むろん、残念ながら決勝に進めなかった人もたくさんいる。
この地方予選を通して、約150人の人たちの歌声を聴き、
この大会は、歌だけではなく、生き様をも試される場なのだということを実感している。


いま決まっている決勝進出者10人と、
WEB審査に残っている15名は、下記アニソングランプリ公式サイトに掲載されている。

ANIMAX 第5回全日本アニソングランプリ 予選大会会場:結果発表




2011.08.08

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 04:27 | comments(0) | - |-
東京予選大会
110806_0902~0001.jpg
本日は13時から、第5回全日本アニソングランプリ東京予選大会の中継です!
いよいよ最後の地方予選です。

アニマックスのHPまたはひかりTVでご覧になれまする。

会場は、信じられないくらいだれもいない国際展示場の近く。


posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 09:31 | comments(0) | - |-
アニソンとはなにか

アニソンとはなにか

アニメソング、略してアニソン。
アニソンとはなんだろう。
アニソンシンガーとはなんだろう。

現在のところ、私はこの問いに対する答えを用意できない。
広義でいえば、
「アニメーション作品の、オープニングか、エンディングに流れている曲のすべて」
と定義できる。

しかしこれはなんの答えにもなっていない。
たとえばロックは、既成概念や体制に対するカウンターを精神とした、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムを基本構成とした音楽。
とか言えるのだろうか。
ロックの核は、「反体制」、つまりカウンターカルチャーであることにある。

むろん、
現状あるロックがすべてカウンターであり反体制的かといえば、そうではない。
そうであるもの(中心的なもの)と、そうではないもの(周辺的なもの)がある。

この構図が、アニメソングにもいえるだろうか。
アニメの世界観を表現したもの(中心的)と、そうではないもの(周辺的)。

どうもしっくりこない。
なにも、アニメに詳しくない人が作ったり、歌ったりしたアニメソングが、必ずしも作品世界を表現していないかといえば、そうではない。
仕事として受けている以上、アニメに合った曲が選ばれることがほとんどである。
まったく無根拠に、ただタイアップだからと、そのアニメに全然関係のない曲が使われることは、ほとんどない。制作過程の構造的に。ゆるいものはあるけれど。ちょっとだけでもアニメにリンクさせるようなことは充分ある。

アニメのタイトルが歌詞に入っているもの(中心的)と、入っていないもの(周辺的)。

こう定義してしまうと、そうとう間口が狭くなってしまう。
むー。
どうしたらいいのだ。

アニソンがほかのジャンルの曲とちがうのは、
たとえばカラオケなどに行った場合に、
アニソンを歌えば、
「あのアニメおもしろかったねー」「これいい曲だったよねー」と言って、
知っていればそのアニメについて盛り上がれたりする。一緒に歌える。

これが、普通の有名アーティストの曲や売れた曲だと、
その人本人、あるいはその曲だけ、で話が完結してしまう。

じゃあ、アイドルだったらどうか。
いまAKBの曲をカラオケで歌ったとして、「私はまゆゆ押し」「オレはあっちゃん!」「あの子かわいい」などと、アイドルグループの「世界観」で盛り上がれるかもしれない。

要するに、アニソンの場合は、ほかのPOPSと違って、
「共通体験」が根底にある。
これは、同時代的なアイドルグループの動向を見続けていたり、
実写ドラマや映画に使われていた曲にもある。
「共通体験」。
アーティストやその曲単体以上の意味が、そこにある歌である。

その曲を聴いたとき、
そのアニメを見ていて思ったこと、その当時どうしていたかなどを思い出す。
人によっては思い入れのシーンや、好きなキャラクターがある。
そういうものを背負うものが、「共通体験」系の歌である。

水木一郎アニキなんかが歌っているアニソンというのは、
そういう意味では日本人なら、オタクではなくても、大人でも知っているアニメだったという意味で、
共通体験のある歌であり、
かつ、
楽曲も、歌詞にアニメのタイトルが入っていたり、構成もアニメアニメしていて(ここが結構重要なポイントである)、わかりやすい。

こういう系のアニソンというのは、キッズアニメや夕方アニメで、いまでも脈々と、続いている系譜ではある。

いま、そういう意味で、歌詞にタイトルこそ入っていないけれど、
オタクじゃない人でも知っている、「共通体験」としてのアニメは、
エヴァが最後くらいかもしれない。
あるいは、ケロロ軍曹とか、ちびまる子ちゃん『おどるぽんぽこりん』とか。

作品が多様化し、
オタクにとっても、ほとんどの人の共通体験となったのは、
エヴァ以降だと、涼宮ハルヒとか、最近だとマクロスFとか、ギリギリ『まど☆マギ』くらいなものだろうか。
よくわからないけれど。

アニソンの文体・文法というのは、
たとえばピコピコ音で、なに言ってるんだかよくわからない歌詞で、
サビから入ってAメロ、Bメロ、
という楽曲構成で、というわけではもちろんないし。
それが中心的なものかもわからないけれど。

元気になれる、テンション高めな曲もあるけど、
そういうものばかりではもちろんないし。

どのジャンルにも、中心的なプロトタイプと周辺的なカウンターがある。
それはわかる。

だが、アニソンってなんだ?

そもそもそういうジャンルってあるのか?
そしてそれは、ロックやジャズのように、精神的な定義ができるものなのだろうか。
むろん、精神的な定義ができるのであれば、仮にアニメのOPあるいはEDではなくても、「アニソンっぽい歌」だってあるはずだ。
そして、そういう「アニソンっぽい歌」も、なくはない。けっこうある。

ロジックとしては、いろいろな答えが用意できるものの、
私は、いまだ「アニメという共通体験を背負った楽曲」
としかいえない。
それがたとえ、ビジネス的な色合いの濃いタイアップ、
POPSからアニメに流れてきたアーティストの曲であっても、
立派なアニソンである。
だって、私はいきものがかりやオレンジレンジも、アニメのタイアップではじめてその存在を知ったほどである。
そういう意味においては、アニソンは、非アニソンシンガーにとって、うまみしかない。
新規を獲得できるからである。

もし、そういうものをギリギリ含めたくない場合に、
「アニメという共通体験を背負い、多くの人の思い入れを背負った楽曲」
ということになるか。

ともあれ、
そういう歌を歌う人たちの責任というものは、
本人が自覚しようがしまいが、大きい。
「そんなものを背負った覚えはない」「背負いたくない」という人が歌うのを、私は見たくないだけかもしれない。

結論は、ない。

2011.08.09


posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 17:12 | comments(0) | - |-
「メキキの聞き耳」裏話 〜不倫男の言い訳満載論文〜
婚外恋愛をする男の、赤裸々な心の動き!
一人ひとりにインタビューを行った論文!
 

日本唯一の学者芸人にして、おもしろ論文探索家でもある私サンキュータツオが、
本日、TBSラジオ「メキキの聞き耳」@『荒川強啓ディキャッチ』でご紹介した論文は、


松本健輔(2010)
「婚外恋愛継続時における男性の恋愛関係安定化意味付け作業
  ─グランデッド・セオリー・アプローチによる理論生成─」
『立命館人間科学研究』21







◆「メキキの聞き耳」本編はこちらをお聞きください。
 (8月4日の配信分です)

上のウェブで本編聴けます。宜しければポッドキャスト登録もどうぞ。

既婚男性の不倫経験率、50.8%。
この論文はこのデータからはじまる。
既婚者の半数が不倫をしたことがある、と。

しかし、この研究では、不倫や浮気を「婚外恋愛」と呼ぶ。
不倫や浮気という用語にまつわる、社会的に悪いイメージは、それらを最初から「悪」と考えるものである。
誤解しないでほしいのは、この論文は、「不倫や浮気は素晴らしい」と推奨もしていない、また、無根拠に非難もしておらず、
ニュートラルな立場から、そのとき、当事者たちはどのようなことを考えているか、ということを調べた、非常に学問的立場をとっていることである。

この研究では、6人が、既婚者でありながら、別の女性と継続的に(一回とかではなく)恋愛をしている人たちが登場する。

むろん、彼らには悪いことをしているという自覚はある。
この論文が明らかにするのは、彼らのなかで、どういう「言い訳物語」が構築されていくのか、という過程である。
「もう、いろいろ考えてもさ、好きなんだからしょうがないじゃん」
といったようなことに至るまでの話。
むろん、他の調査では、必ずしも不倫が、夫婦関係において全て悪いほうに転がるかというと、そうではない、というデータも出ている。
不倫が発覚してのち、絆を強めたという夫婦も少なくない。別れた夫婦も多いだろうが。
許せる、許せない、という二元論ではないものを含む。


妻がいて、好きな彼女がいて……でもオレは苦しくて、
という人たちを前に、
「君みたいなモテ男がいるから、私の周りには女性がいないんじゃないか! ま、いたところでモテないんだけどね!」
ということに気づかされる論文でもある。

最後に、ヒンズー教へと飛び立つ男が出てくるあたりが最高にくだらない言い訳マジック!



婚外恋愛をする既婚男性の心の動きを、余すところなく図表化!
石田純一は山路徹氏にも聞いてみたい!

ぜひ本編をお聞きください。

posted by: サンキュータツオ | おもしろ研究論文 探索 (2009年11月〜) | 04:16 | comments(0) | - |-
パンツ考
パンツ考

この季節、女性のワンピース越しに透けて見えるパンティラインにグッとくる。
別にワンピースではなくてもよい。スカートでもよい。なんでもよい。
暑くて、気を抜いてるときとかのうっかりもよい。
でもそんなことを言っていてはただの変態になってしまうので、ここではワンピースとしておこう。

パンツについて真剣に考えてみたが、
私はなにもワンピースを脱いだ状態の、「裸にパンツ状態」を見たいわけではないという結論にたどり着いた。
裸体には1ミリも興味ない。いや、1ミリはある。言いすぎた。

ただ、ここで問題を整理すると、
私にとって価値があるのは、
ワンピースあるいはスカート越しのパンツ
であり、
パンツ単体、あるいは裸の女体はたかが知れているので興味はない、ということだ。
裸の女体なんてものは、そんなに人にとよって大きな差があるわけではない。
だいたい日本人は肌色だし、だいたい胸は二個あるし、だいたいお尻から二本の足が生えている。
股からキノコは生えてない。
オオギリといえるほどのバリエーションは、裸体には存在しない。
せいぜいその長さや大きさくらいなもんである。裸体はあまりおもしろくない。情報が少ないからだ。

着衣にはバリエーションがある。
そこが問題なのだ。

ということは、私にとってパンツとは結局のところ、バリエーションのある、「行間」なのである。
ワンピースやスカートがなくてはダメなのだ。

餃子が中身だけ食えといわれてもピンとこないが、
餃子の皮があるだけで餃子としての価値や存在意義があるように、
パンツもワンピースやスカートがあってこそ、だ。
パンツをパンツ足らしめているのは、餃子の皮、つまり上着なのである! 上着万歳!

上着は「フリ」である。パンツは「オチ」である。もっといえば、「答え合わせ」。

どういう服を着ている人が、どんなパンツをはいているのか、
どういう顔つきの人が、どんなパンツをはいているのか、
その神経衰弱をしたいのである。
(ところで神経衰弱って、とんでもない名前のトランプゲームである)

そうでなければ、面白味がない。
パンツは「行間」だ。
フリから読む、オチ。
オチが最後までわからない、だから「答えはなんだったのだろう」を楽しめる。

そして、たまに神様のいたずらで、オチがわかる。答えがわかる。
だからたまんないのである。

はい、そうですね、変態ですねすみません。

2011.08.10
posted by: サンキュータツオ | ★コラム | 04:56 | comments(2) | - |-