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米粒写経HP
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サンキュータツオと居島一平のコンビ「米粒写経」。公式ウェブサイト
熱量と文字数
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サンキュータツオPresents 二次元を哲学するトークバラエティ音声マガジン
漫才バカ一代
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米粒写経が主催する漫才オンリーライブ。年4回、3,6,9,12月開催。 ですが、レギュラーメンバーのスケジュールが合わず、次回は未定。
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DVD『珍遊記〜太郎とゆかいな仲間たち〜』(1)(2)(3)

サンキュータツオの初声優作品!? 漫☆画太郎先生の傑作が春日森監督によってフラッシュアニメ化! 酒の肴にどうぞ。
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米粒写経のガラパゴスイッチ、ご来場ありがとうございます。

2月22日の『米粒写経のガラパゴスイッチ』@新宿レフカダ、ご来場いただき誠にありがとうございます。
本当にこのライブに来てくださるお客様には、大、大、大感謝!
自由に使わせてくださる会場のレフカダさんにも感謝ですし、いろいろ意図をもって新ネタや、過去のネタの演出の入れ替えなどを行っているのですが、それを許してくださっているというか、意図を理解して観ていただけるお客様たちに囲まれており、我々は幸せです。

1部のネタコーナーでは、ネタの合間に、若手の「かっぽんかっぽん」にネタをやってもらいました。かっぽんかっぽんありがとう。すべってなかったよ!
2部のトークコーナーでは、思うところあり、改めて米粒写経の二人の持っている武器の「見せ方」について、切り口に重点を置いて実践してみました。それにしても居島さんすごかった!
近々、みなさんにも「なんであれやったんだろう」という答え合わせができる機会が訪れるかもしれません。ネタに関してもです。

次回は、4月26日(金)、偶数月の最終金曜日、20時から22時という大人の時間をまた頂戴いたします。

posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 18:30 | comments(1) | trackbacks(0) |-
『米粒写経のガラパゴスイッチ』、2月22日開催

あけましておめでとうございます、もなかなかこちらで言えないまま、もう2月も終わろうとしている。

ブログを更新すると、こっちの原稿も済まさないでなにをやっているの?と言われそうな仕事が何件かあって、ただでさえ待たせたりもしているし、かといって毎日熟睡していますともいえないで、
そのままになっている。

そんなことを言っていられないので、少しずつアップしていこうと思っているのですが、そんな宣言も2月の終わり、花粉が飛び出してから言い出しているのだから世話がない。

米粒写経でのライブが近づいている。

『米粒写経のガラパゴスイッチ3』新宿レフカダ
 出演:米粒写経(居島一平、サンキュータツオ)
OPEN 19:30 / START 20:00
TICKET:ADV.¥2,000- / DOOR.¥2,500-  ※ワンドリンク別
予約は
こちらから

あるいは、電話予約  03-5366-0775(平日11:00〜20:00)




新宿三丁目から歩くと近い。
20時からスタートということで、大人なお客様、お仕事終わりのお客様でも楽しめる時間としています。

ネタとトークの2部制でお届けします。
生煮えな部分も多くありますが、
「いまの米粒写経」を知るには一番いいライブだと思います。

よろしくお願いします。
待っています。




posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 19:31 | comments(1) | trackbacks(0) |-
タツオ短観 2012年活動報告、2013年指針

2013年の活動の指針にするために、
2012年の活動を線的にまとめてみました。
いま私がなにを考え、どういう活動しているのか、私にbetする方々にも知っていただければと思い、記しておきます。


【ラジオ】
TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』、2月11日「萌える国語辞典」特集
夏、JFN38局『自由すぎるスポーツ・ウォッチング』 
TBSラジオ「メキキの聞き耳」『荒川強啓デイキャッチ』
Podcast『東京ポッド許可局』毎週日曜日更新
Podcast『アニメ会の『ヲタめし!』」毎週火曜日更新
JFN『サンデーフリッカーズ』
タムケンさんと島田秀平さんのNACK5のラジオ『コソット1−6』


目下、私のライフワークはラジオであり、これからも活動の軸となっていくであろうフィールドです。
私のターゲットである「字の読める人、話を聞ける人」のうち、後者です。最低でも、「人の話を聞ける人」を、私はターゲットにしています。話を聞けない人にまで、私のような存在は届く必要がないかなあと思っています。
そのなかでも活動の軸は「メキキの聞き耳」と『東京ポッド許可局』。
メキキは面白い論文を毎月紹介し、これを今年も続けました。
『東京ポッド許可局』は、マキタスポーツ、プチ鹿島と三人で、地上波を目指したり目指してなかったり、いずれの方向に振れても大いなる可能性をそれぞれの道で発揮できるコンテンツとして配信しているポッドキャスト。これを拠点に、業界内外にリスナー(許可局員)を増やし、愛のある者同士の仕事をしたいというわけです。これも今年は継続して続けました。年末には、念願のTBSラジオ主催という形で、クリスマスという超人集めるの難しい日に、おかげさまで満員にてイベントを成功させることができました。応援してくださっている方々のおかげです。
 これとおなじくらい力を入れたいのが、二次元トークでのコンテンツ『ヲタめし!』だったのですが、収録日が固定のためほぼ参加できず、まるで存在をアピールすることができず、番組も2012年で幕を閉じることになりました。本当に残念です。200回を超えたあたりから出演できなくなってきたこの番組では、開始当初はいろいろなことを試すことができましたし、いまの自分のトークの在り方を磨く場にもなっていました。発見も多かったです。「BL Gメン委員会」はいまだに聴いて感想をくださる方々も多く、ありがたいです。大きな収穫です。これは書籍にします。応援してくださった皆様、4年半にもわたり、応援ありがとうございました。

特筆すべきは、念願のタマフル出演です。『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』、番組成立当初から大ファンであったこの番組に、よもや語り手として出演する日がこようとは! しかも「国語辞典」で! その後、この番組を機に、ABC『ビーバップ・ハイヒール』、朝日新聞の取材、雑誌『kotoba』、『ダ・ヴィンチ』、そして連載にもつながった『日本語教育ジャーナル』へとプチ国語辞典需要が連なりました。タマフルありがとう!
夏、JFN38局の『自由すぎるスポーツ・ウォッチング』は、マキタスポーツと私と、超有名ライターのふもふも編集長さんの三人でやったオリンピックを味わうおもしろ番組。JFNの伏見さんという構成作家さんが、私どものことを高く評価してくださり、このような座組みで実現したのですが、本当にこの番組おもしろかったし、マキタさん、私、ふもふもさんの持ち味を存分に発揮できたコンテンツだったと思います。 実はサッカー日本代表がもう一回勝ってれば、もう一回オンエアあったという幻の番組でもあります。
JFN『サンデーフリッカーズ』は、春風亭一之輔さんの番組。お笑い論でのコメンテーターとして出演させていただいております。年末恒例になってきました。うれしいですね。



【テレビ】
フジテレビ『平成教育委員会SP 国語王決定戦』 
テレビ東京系列『ゴットタン』
ABC『ビーバップ・ハイヒール』
MBS『北野演芸館』
フジテレビ『Jukugoawase』
MBS『ゴッポンニ!』
ANIMAX『第6回全日本アニソングランプリ地方予選大会SP』
ひかりテレビ『アニメのキカク』
ひかりテレビ『第6回全日本アニソングランプリ決勝大会』
CSホームドラマチャンネル『首都神話 真相あばいたろ会議』


次にテレビですが、『ゴットタン』に出られたのは、芸人としてなによりもうれしい。おぎやはぎのお二人、バナナマンのお二人と一緒に画面に出られるなんて、こんなに幸せなことはない。今年はこれに出られただけで充分。
ちなみに、『ゴットタン』収録時に、「昨日『北野演芸館』観たよ、おもしろかった!」と、バナナマンの日村さんに言っていただいたのがものすごくうれしかった! それぞれの露出がつながっていく感じでした。
設楽さんは以前『その話ハイラセテ』などでもお世話になっていて、いじってくださりありがたかったぁ(遠い目)。おぎやはぎさんは、その後ラジオ(「オギカマギカ」の時)で、この収録時に、私が杉作さんとずっとアニメの話をしていたのを話題にあげたりもしてくださり、印象に残していただいたようで感激である。
2月、タマフルで国語辞典特集に出ることができたのが2012年を大きく動かしたのだと思う。まさかこの趣味のことを人前で話すことがあると思っていなかったので、計算外の露出でありがたい。
その後、ABC『ビーバップ・ハイヒール』では、松本さんという優秀なディレクターさんに拾っていただき、国語辞典特集でゲストに呼んでいただいた。松本さんはわざわざ一橋大学に来てロケしてくださったり、ご自身でも国語辞典を調べてくださったりで、大変素晴らしいVTRが出来上がっておりました。というか、この番組の力の入れようがハンパなく、正直東京でオンエアされていないのが不思議なくらいおもしろい番組でした。大槻文彦の再現ドラマや、国語辞典同士の朝まで生テレビパロディなど、盛りだくさんでした。
『北野演芸館』では、たけしさんにありがたい言葉をかけていただき、スタッフの方にも愛のある編集をしていただけてありがたい限りです。
『首都神話 真相あばいたろ会議』、タムケンさんと島田秀平さんのコンビには、2012年はお世話になりっぱなし! ありがたいことに何度も呼んでいただき、この座組みでの仕事は、失礼ながらホームな錯覚まで覚えるくらい楽しい収録です。
年末に入った『Jukugoawase』では、オードリー若林さんと別室コメンテーターという形で、私は漢字に関してのコメンテーターとして入りました、ゲーム性もそうですが、性格のでるゲームでもあったので、若林さんのいじりも楽しかった。
『ゴッポンニ!』に関しても、日本語の専門家という形で参加し、とくに日本語教育におけるオノマトペ、そして読点の問題について語る機会を与えていただきました。
専門家としては、いい加減なことは言えないので、バラエティでは苦しい立場です。打ち合わせも何度もあり、なるべくテレビ的なものを志向するのですが、その作業も含めて楽しめました。最終的に、スタッフさんに愛があるかないかだと思うので、私は愛を感じることができればそれでうれしい!
『ゴッポンニ!』は、町田健先生ともお会いできたり、司会がバナナマン設楽さん、回答者側に日村さん、そして『アニメのキカク』でお世話になったドランクドラゴンのお二人、そして島田秀平さんと、お世話になった方々勢ぞろい、といった感じで、感慨もひとしおでした。
ちなみに、相方の居島一平は、TOKYO MX『ゴールデンアワー』に、「愛国心」というテーマで出演しました。あれは最高でした。



【ネット】
『WOWOWぷらすと』
『第6回 全日本アニソングランプリ』
アキバBBチャンネル『アニメ会のインターネットテレビ THE TV』


もはやおなじみとなった『WOWOWぷらすと』も、私は代理MCという形での出演ですが、私が考えている「おもしろいこと」にものすごく近い形のエンターテイメントを提示してくれている番組なので、心から楽しんで仕事できています。この番組が成立しているということは、私の将来にも明るい兆しがあるのかな、と思ったりしています。こういうことを私はしたいと思っているのです。ただ、この番組はあくまでマキタさんと大谷さんの番組ですので、代理MCとしては適度な距離感をもって接しています。代理は交換可能だから代理ですし、もっというと、交換可能な存在でいなければいけません。いまはそういう存在にむしろすすんでなってみるという感じで、楽しんでいます。自分の名前が広告にもでる番組ならば、それ相応のかかわり方をしなければなりません。そういう気負いもないので楽しくやれています。
ANIMAXのアニソングランプリに関しては、地方予選大会に全部参加し、7月8月と熱い夏を過ごしました。今年も大勢の方と出会いました、この仕事は本当にカロリーが高いですが、情熱を注ぐに値する仕事だと思っています。地方予選大会は振り返り番組として放送されたし、今年は決勝の司会も私がつとめました。ANIPLEXの山内さんからは「タツオさん司会ってムネアツなんですけど」と言われました。山内さんから見たら、そうでしょうねぇ(遠い目)。この大会は、審査員が真剣なので好きです。喜屋武ちあきさん、田野アサミさん、お世話になりました! 田野さんは、きっといまごろ私のことは忘れているであろう。
アキバBBは有料チャンネルなので、観ている方がどれくらいいるかわかりませんが、アニメ会が全員そろう唯一の番組です。毎月の収録が楽しみでたまらない番組、そしてアキバBBチャンネル史上、最長寿番組でもあります。



【雑誌・新聞・WEB】
『週刊現代』
『アニメ会の日替わりアニメ定食』
『チャンピオンREDいちご』
『GetNavi』
『ゲームラボ』
『COMPASS』
『DVD&ブルーレイ ビジョン』
『日本語教育ジャーナル』
………
『Splash!!』
『漢字党』
『ダ・ヴィンチ』
『日本語教育ジャーナル』
『国語教室』
『kotoba』
『考える人』
「朝日新聞」
『ユリイカ』
『テレビブロス』紙上で許可局「たりないふたり」
『TokyoWalker』
『グラビアザテレビジョン』
『FRIDAY Daynamite』
『プレイボーイ』


雑誌はほかにもあったかもしれません。見本誌が手元に届かないこともあるし、原則うちの事務所にしつこく言わないともらえないシステムっぽいので全部把握できていない場合がありますのでご了承ください。

点線より上の7誌が連載でした。
このうち、『ゲームラボ』『日本語教育ジャーナル』(年度内廃刊)『GetNavi』での連載が終了しました。
2013年2月現在で続いているのが、『週刊現代』が週刊、『チャンピオンREDいちご』(前号の感想を書くというもの)が隔月連載、『DVD&ブルーレイ ビジョン』が月刊、『COMPASS』は変則連載、実務教育出版の講座の受講者のみに配布される小冊子です。
つまり、いまは週刊連載一本、月刊一本、隔月一本、変則一本で、WEBの「アニメ会の日替わりアニメ定食」が週刊なので、計5本という計算です。比較的楽になりました。
「サンキュータツオの芸人の因数分解」は、ライフワークにしていきたいので、どこか連載させてくれる雑誌や、書籍化してくれるところを募集中です(全48回のうち30回分は、電子書籍のみでGAKKENから出ています)。

雑誌、新聞では、主に「日本語系」「オタク系」の2本軸で採りあげられることが多いですね。

まずは「日本語系」。今年は国語辞典について多かったです。タマフルありがとう!
『国語教室』という、学校の教員向けの雑誌でも国語辞典について書かせてもらいました。ライブにきたお客さんから、丁寧な感想をお手紙でいただいたり、これもうれしい経験でした。
『ダ・ヴィンチ』も、オススメの十冊をあげるというコーナーで、全部国語辞典という頭のおかしいコーナーにしてしまいました!
『kotoba』では、師、中村明が国語辞典について執筆しているなか、おなじ書籍に名を連ねるという光栄。永江朗さんとの対談でした。夏の暑い日、大量の国語辞典を持参して対談に行ったのをいまだに鮮明に覚えています。ちなみに余りに重かったため車で行ったのですが、パーチケに置いていたいて課金するのを忘れていて罰金取られました。いい思い出です。
 そんななか、『考える人』では、私の研究について語らせてもらう機会を与えていただき、2012年最大の個人的ヒット仕事でした。「観客の代弁ではないツッコミ」について書きました。

つぎに「オタク系」では、BLについて語ってきたことがお仕事に繋がったり。
『Tokyo Waiker』は、BL研究家といってもよいであろう、金田淳子さんとの対談。「”腐男女”の深〜い楽しみ方 東京アニメアカデミー開講!?」ということで、あまりにも濃すぎる対談を秋葉原の執事喫茶でやりました。初対面の女性と「ミハアベ」という四文字で握手できる関係にまでなれたのは収穫でした。
 そして『ユリイカ』でのBL特集では、長文を書かせてもらう機会を得て、札幌をほぼホテルの一室でこの原稿を書く、ということで消化したという苦い思い出しかないのですが、そういうルサンチマンも手伝ってそれ相応の力作を世に問えた自負はあります。これはタツオマニア必読です。
『プレイボーイ』でも、今期一押しアニメ!という形でアニメ会(オタク芸人トークユニット)で語らせてもらったりしました。

許可局でテレビブロス誌上に出られたのもうれしい。また、2年ぶりに発売されたムック『Splash!!』でも東京ポッド許可局で登場、いつも自主制作でやっているものが少し報われたという想いで感無量です。

新しく連載を開始した『DVD&ブルーレイ ビジョン』では、いま放送中のアニメについて論考するという「サンキュータツオのアニメ論考」をスタートしました。
そして継続して『週刊現代』には足を向けて寝られません。いま、目下私の生活の中心は、週刊現代の原稿を書くことを中心にスケジューリングされております。それくらい力を入れております。引き続きお楽しみください。


【学術】
小論文講座@横浜
北海道大学 科学コミュニケーション講座


今年はこんなものだったかしら?
第一学習社さんが主催する、全国の高校の先生向けの講座、小論文の指導について、文章表現を教える立場から講演してきました。
また、11月には、北海道大学でTBSラジオ「メキキの聞き耳」でご紹介しているような論文を紹介し、研究とはなにか、論文とはなにか、についてひとつの講演としてパッケージしたものをお話してきました。これは個人的にも大収穫でした。科学コミュニケーションという学問領域というか、学問の活動の一環でお声かけいただきました。ついでにいうと、これで札幌行った際に、ホテルで『ユリイカ』の原稿をずっと書いていたわけです。朝まで。
あと、一橋大学の講師仲間と、日本語教育に携わる先生方向けの、主に口頭表現のクラス活動に関する教科書を、スリーエーネットワークから発売しました。


【イベント】
オフィス北野『フライデーナイトライブ』@新宿ハーモニックホール
『ソクラテスの熱弁』@新宿シアターモリエール
『米粒写経のガラパゴスイッチ』@新宿レフカダ
『コレカミ!+』@秋葉原シャッツキステ
………
『オレたちと聖夜と東京ポッド許可局 IN 草月ホール』
『東京ポッド許可局 IN 赤坂サカス』
『東京ポッド許可局 IN 東京カルチャーカルチャー』


上記『オレたちと聖夜と東京ポッド許可局 IN 草月ホール』のみがTBS主催で、そのほかはすべて自主主催です。
 野放図にイベントを主催したりする時間がもはやないので、いま主催しているイベントは自分の活動に絶対に必要なライフワークです。なので当然、力が入っています。
『フライデーナイトライブ』は、オフィス北野にもネタができる若手がいる、まだ若手をとるシステムがあるということをアピールする場として、
『米粒写経のガラパゴスイッチ』はコンビのもっているポテンシャルと、志向しているものを少し早めに出す修練の場として、
『コレカミ!+』(2月から『熱量と文字数』)は、二次元を哲学する、語る場として、
自分のため、自分の環境のために主催しているライブです。どれもマストです。重要度が高いライブで、これを中心に日々の活動を組み立てています。
『ソクラテスの熱弁』は、年に一度ですが、将来こういうことをやりたいという純度の高い「タツオ企画」のみで構成している、マキタスポーツ・サンキュータツオ共催イベント。
これはどこかで番組化できないかと思っています。世界を変えるライブなのです。今年は長尺化し、6時間に及ぶ出入り自由のイベントになりましたが、最高の手ごたえがありました。
次年度以降は「フェス化」しようと思います。

『東京ポッド許可局』は、Podcastと連動していて、お客さんが一番前のめりに楽しんでくれるイベント。昨年の2000人を集めた日比谷公会堂イベントより、また次のステージにあがる準備をしていたため、イベントをうてない時期が長かったですが、
満を持して、夏は「オオカミおじさん」をメインコンテンツに東京カルチャーカルチャーで行い、またオフィス北野祭りが行われた赤坂サカスでも30分のイベントをやりましたが、そのために大勢のお客様に集まっていただき、本当に救われました。
そして、クリスマスイブ、『オレたちと聖夜と東京ポッド許可局』をTBS主催で行い、満員のお客様に囲まれ、このお客さんを裏切ってはいけないと意気込みを新たにしました。
お客さんが「会場に足を運ぶ」という行為が、それだけでは完結せずに、「その事実がなにかを生む」というサイクルまでもっていければと思っています。マジで。



【二次元系】
エヴァストア、しょこたんのデザイン発表イベント
とあるシリーズ抽選 当選者お渡し会
氷菓の抽選 当選者お渡し会
ノイタミナ関連イベント ラインナップ発表会
サイコパス先行上映
もやしもんのイベント@東京農業大学
サイコパス、ロボティクスノーツ 海外ディーラー向けイベント
しろくまカフェ よみうりランドイベント
ジャンプフェスタ エイベックスブース
島本須美さん生誕祭
米子映画事変
代々木アニメーション学院 対談イベント
HARU COMIC CITY参加
はりけ〜んず前田さんのニコニコ生放送
※ファイブレイン脚本


二次元系は、オタク仕事といいますか、仕事としてアテにしては心が濁る、「ご褒美」だと思って誠心誠意つとめている仕事の数々です、今年も多くのお仕事をいただきました。
ノイタミナさんには今年も継続してお世話になりました。ラインナップ発表会では、『つり球』のラインナップ発表で、栗コーダーカルテットさんにお会いできたのが本当にうれしかった! あの栗コーダーさんがですよ! びっくりでした。
しょこたんのイベントでも、しょこたんとエヴァの話ができるという貴族的な体験をし、「とある」や「氷菓」のローソンさんでのキャンペーンの贈呈式の司会も、ほかではなかなかできない体験でした。
もやしもんの上映会も、ほかに聞いたことがない。まさに舞台となった大学で上映するという酔狂なイベント。最高でした。
しろくまカフェ、これはもう! もう! もう! 語りつくせない! キャストもお客さんも大勢すぎて! というか、司会兼カフェのオーナーという、すごいポジションに!
ジャンプフェスと合わせて、エイベックスさんにも毎度お世話になっております。
代々木アニメーション学院では、そうそうたる面々とお話しする機会を与えてくださり、刺激にもなりました。これはなんらかの番組でやるべき。
島本須美さんのイベントは、池袋の新文芸坐で行われましたが、一生忘れることができないです。
アニメ会としても、ガイナックスの赤井さんの声かけで、今年も『米子映画事変』でアニメ会ライブと、三分映画宴の司会をやらせてもらいました。米子は来年も行きたい! もう虜です。
HARU COMIには、『世界一初恋愛』というアニメレビュー誌をひっさげ参加、参加57サークル中、男一人という伝説を残してまいりました、そしてここで腐女子のお姉さんたちとコミュニテイを形成するに至りました。
また、将来的にアニメの脚本をやりたいなと思っているので、サンライズさんの『ファイブレイン』のドラマCDの脚本をやらせてもらったのは、いい経験になりました。ああ、だれか声かけてくんないかなあ。コメディブロックだけのお手伝いでもいいので。



というわけで、あとは
電子書籍『
サンキュータツオの芸人の因数分解』(学研電子ストア)が発売されたことでしょうか。
しかし、ついに紙の書籍にはなりませんでしたので、これを紙で売ることを当初の目標といたしましょう。

このように、各「点」を「線」さらに「面」として語ると、
「日本語系」「アカデミック系」「二次元系」を語る「芸人」という属性が立ってきたかのように思います。
これを、どれもをアカデミックな方向に、しかもバラエティ精神を忘れずに語れるようになり、汎用性の高い芸人として存在することができればなと思うので、引き続きこの方法論で成果を待ちたいと思います。
アニメや論文やNBAや言葉や国語辞典やお笑いの研究・実践は、
心から「好き」であり、知識の吸収や受容が苦にならないので、発信する側の人間としてウソのないものになり、説得力があると思います。
あまり手を広げすぎないよう、ウソのないように心がけたいところです。
あとは、ウソなく語れるものがいくつか。そして新たに好きになりそうなものがいくつか。それだけで一生走り続けようかと思っています。

このほか、コンビで出るお笑いライブとしては、毎月『すっとこどっこい』、『フフフのフ』にお世話になりました。その他ライブも出させていただき、本当にありがたいです。


こうしてみると、2012年は、11年と比較すると、「ゆるやかな加速前進」という感じでした。国語辞典がなかったら、どうだったかなあ。でも、ほかの武器を特化していたかもしれない。なんともいえない。
しかし、現状は、かけた労力だけ、しっかりバックもある、という状態です。これは、私のような職業では奇跡的なことです。ありがたいことです。

そして、2013年指針としては、
方向性を大きく変える必要はないが、ひとつひとつの仕事の精度を高め、またお仕事をくださる方には、私のことを「知っている」ところスタートしていただけるような、「ほどよく」売れている状態にまでもっていきたいと思います。

アインシュタインは「奇跡の年」に3つの歴史的論文を発表しました。
私はアインシュタインにはなれませんが、2013年は、3冊以上の本を出して、サンキュータツオの「奇跡の年」にしたいと思います。

書籍を足掛かりに、知っていただく機会、また深く愛される機会を作り、届けたい人にしっかり届けられる人になりたいと思います。

私をおもしろいと思ってくれる人、信じてくれている人を裏切らないよう、「あのときおもしろいと思った自分はまちがっていなかった」と思える存在になれるよう、
2013年はより攻撃的に仕掛けていきたいと思います。

結果がおなじでも、
なにも考えないよりは、なにかを考える人でありたい。


posted by: サンキュータツオ | フィールドワーク | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) |-