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【アニメ『昭和元禄落語心中』 DVD第一巻発売:映像特典に出演しています】#落語心中
現在放送されているアニメ『昭和元禄落語心中』BD 第一巻が発売されました!
めちゃくちゃ面白いアニメです!
原作も大好きでしたが、音と動きがついたアニメもまた素晴らしい!
毎週欠かさず観ています。
最高っ!



そんなパッケージの特典映像として、声優の小林ゆうさん(小夏役)と私の「落語探訪」というコーナーがあります。
プロモーション映像は以下。



普段は覗けない末廣亭のあんなところやこんなところが!
「新宿末廣亭篇 前編」
ということで、第二巻には後編が収録される予定です。

末廣亭はいいぞー!
最高だぞー!
雰囲気ばっちり!

大好きな空間に足を踏み入れて大興奮状態の私をご覧ください。
というか、小林ゆうさんのカオスっぷりも安定していて「安定のカオス」がおもしろいです。

よろしく!

2016.03.07
posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 20:36 | comments(0) | trackbacks(0) |-
読売新聞連載:『SUSHI POLICE』紹介 「サンキュータツオのただアニ!」
読売新聞、毎月第四木曜日連載の「サンキュータツオのただアニ!」(ただのアニメには興味ありません!の略)

2月は『SUSHI POLICE』を紹介しました。
ショートアニメながら、他に類をみないタッチとコメディセンスで制作されているアニメ。
2006年に「海外日本食レストラン認証制度」を画策した日本政府に、世界各国から「スシポリスがやってくる!」と揶揄された実際の出来事に着想を得て、寿司を取り締まるSUSHI POLICEたちの極悪非道な取り締まりをブラックユーモアたっぷりに描いています。
これすっごく面白いです!



紙面では書ききれませんでしが、福岡を中心に活躍なさっている、「KOO-KI(空気)」というクリエイティブ集団が制作に携わっているのも興味深いところ。東京一極ではなく、地方発で世界発信のアニメを作れることを証明したような作品です。

このただアニ!
2015年6月『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
2015年7月『Charlotte』
2015年8月『赤髪の白雪姫』
2015年9月『ガッチャマンクラウドインサイト』
2015年10月『おそ松さん』
2015年11月『ワンパンマン』
2015年12月『いとしのムーコ』
2016年1月『昭和元禄落語心中』
を紹介しました。

新聞購読層は普段アニメ観ない人も多いと思うので、そういう人たちに向けて発信力のある作品を選んで紹介しています。
(「ダンまち」に関しては、異世界ファンタジーの描き方、ということで紹介しましたw)

良かったら読売新聞読んでみてね。

2016.03.05
 
posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 16:10 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【二次元の男性音楽教師はなぜ存在がエロいのか】
『響け!ユーフォニアム』の滝先生(CV:我らが櫻井孝宏)
『心が叫びたがってるんだ。』の城嶋先生(CV:藤原啓治)
『同級生』のハラセン・原先生(CV:石川英郎)

ここ最近の秀作のなかで、オトコの音楽の先生が作中でかなり重要な仕事をし、
それでいて真面目すぎず、なんだか酸いも甘いもかみ分けた超然としたキャラクターとして登場している。

ユーフォの滝先生は周囲にどう思われようが自分の生き方を貫くタイプ。
しかも部活を楽しくやるか、本気でやるか、生徒たちにゆだねたうえで、それに合わせた指導をする。自己責任の重さを思い知るまで自分からはなにも言わない。音楽には妥協がなく、感情を表に出さない。
人間に関しては徹底した現実主義者で、やる気がない人も、ある人も、そりゃいるだろうくらいの前提で入っている。やる気にバラつきがあるのをまとめる方法として、自分たち自身の「やる気」をはからせる。
数学教師的なリアリズムがありながら、音楽を愛するというロマンチストな一面、情熱的な一面がある。

ここさけの城嶋先生は、国語教師系の音楽教師だ。
とにかくどこまでが冗談かどこまでが本気かわからない。
一見やる気がないようにも思えるのだが、よく生徒を観察している。
ミュージカルには奇跡がつきものだ、とかわけのわからないことを冗談ぽく本音を言う。
なにがあっても動じない。自室は完全に私物ばかりで、音楽好きっぷりが出ている。
「遊び人」的な佇まいが、介入することなく子どもを見守る大人として理想的な存在だ。

同級生のハラセンは生粋のゲイだが、
気になる生徒がいながらもその子の将来を案じている。
つねに選択の自由を与え、無理強いはしない。
感情は表に出さない。やはり超然としたキャラクターだ。
過去にひきずられながら音楽を続けている、というか音楽の動機が過去にあるわけだが、
そういう切なさを背中で背負っている。
生徒のことにはあまり介入せず、情熱がないように見えるが、それでもやはり生徒のことはよく見ている。
これまでだったら、古文とか世界史とかのつまらない授業をやってる系の音楽教師だ。

現実世界で、音楽教師になろう!と子どものころから夢みてなる男性教員がどれくらいいるかはわからないが、
なんやかんやあって音楽教師になっている彼らには、人に語らぬ過去、という影を感じさせる何かがある。
どんなことにも動じず感情が読めないあたりは、過去にいろんな人間やいろんな出来事を見てきたような経験値を暗示する。
学生たちを見守りながた深くコントロールしようとせずに、柵からはみ出ようとすると「そっちは危ないよ」とポソっという。なんなら、柵からはみ出てもそんなに怒らない。
受験科目でもない、学校では「無駄」な科目である音楽を愛する教師は、そのまま「不道徳」「非常識」を受け入れてくれそうな懐の深さがある。
そう、アニメにおける音楽教師たちは、どこか不良性と情熱を抱えているのに、超然として心が読めず、それでいて悪い人ではないと思わせる孤高の存在だ。背中で語る男たちである。

だからエロい!

目線がエロい。
きれいな指先がエロい。
髪の毛がエロい。




そういえば、『ZIP!』で『心が叫びたがってるんだ。』紹介しました。
ユーフォも映画化されるし、男性音楽教師のいる作品は、映画化されやすいのかな?
「理解のある大人」代表としての音楽教師。

2016.03.06
posted by: サンキュータツオ | †二次元ぷにぷにコラム(2009年10月〜) | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【読売新聞 YOMIURI ONLINE「深読みチャンネル」 インタビュー掲載】 #シブラク
読売新聞「YOMIURI ONLINE」というサイトの「深読みチャンネル」に、インタビューが掲載されています。

シブヤが落語の名所に!? 「シブラク」が若者の心をとらえたワケ

お時間あるときにでも、ぜひ。
いつまで掲載されるかわかりませんが。

ツイッターでもつぶやいたことですが、最近の所感を。

最近、「渋谷らくご」でテレビを中心に各媒体で何件か取材を受けました。
取材側がブーム、イケメン落語家登場、みたいなストーリーに仕上げたいのはよくわかるのですが、私の受け答えした部分では、どのメディアに対してもそうは思いません、と言ってきました。ブームがきそうかな、くらいです。
現在の時点での話は、現在というよりも「これまで」の蓄積なんです。歴史の積み重ねが「現在」なので。

そして、なにより、「演者さんががんばっている」、これに尽きます。
だって、これがなかったら、まわりがどうがんばってもダメなんですもの。

いま、落語家の数は史上最多、落語会の数も月900公演あるといいます。これはいきなりはじまったわけではありません。
何年もかけてこれだけの数になったのです。一過性のブームではありません。
とはいえ、渋谷らくごの動員数推移からすると、渋谷らくごに関していえば、認知も徐々にされてお客さんが増えた、ということです。それも、普段あまり落語に行っているような年代ではない人々の。
というわけで、ここではけっこう語らせてもらいました。

もちろんアニメ『昭和元禄落語心中』やドラマ『赤めだか』の効果は大きいです。ただ年末年始からなので「地味なモノという偏見を取り払い、興味をもちはじめてくれている」くらいがいまでしょう。
そんなことよりも落語界を支え続けている人たちの努力の蓄積が大きい。『らくごころ』で紹介されている方々をはじめ、いろんな落語会に携わっている人たちの、ホントに草の根活動の賜物です。
彼らの奮闘の歴史がなければ、ここまで受け入れ体勢が整っていなかったからです。
一朝一夕のものではありません。

90年代の閑散とした時代に比べると、20年経ったいまでは想像もできなかったほどに落語のイメージは変わりつつあります。
そのキッカケを探ると、いまの隆盛は少なくとも10年以上前にまいた種、ということになります。『ちりとてちん』とか『タイガー&ドラゴン』の影響が分母底上げの要因のひとつだとは思います。空気感もずいぶん変わりました。
それこそ、アニメやオタクを取り巻く空気感が変わったのと同様。

ただ、落語家になる側の動機としてはたぶんそれは薄くて、噛み応えのある、一生続けられる、舞台を踏めるエンターテイメント、というのにいち早く気づいた才人が落語を選んだのだと思います。
同世代の人たちが「お笑い」に目がいっているとき、「落語」や「講談」や「浪曲」などといった演芸に目を向けられた人たち。
これ大ベンチャーですよ。この時点で頭がいい。
当然、「落語好きな自分が好き」な落研タイプの人たちは、それだけでうっとりしちゃってるので、頭角は現しません。オタクがそのままプロとして通用するほど甘くない、というか、知っているぶん、余計にクセがあって大成しない。ちゃんと「自分だけの味」を自覚してやっている人じゃないと、勝てないジャンルです。
だから、いまの演者さんたちはすごいんです。

渋谷らくごに今足を運んでいるお客さんたちには「ブームだから」という理由で来ている人はほとんどいないと思います。「前から興味あったけど、キッカケがなかった」という人がほとんどです。
そういう人に気づいてもらうために、私のような表に出る人間が旗振りをする、という意味があるのだと思っています。
主催者(正確に言うと私は番組編成者であって主催者ではないのですが)が表に出るのはダメだ、という意見があるのは重々承知していますが、それは「表に出ている人間として依頼された」私にとっては、しょうがないじゃん、というのが正直なところです。
そういう批判に耳を傾けるよりも、表に出ている人間にできること、を模索するのが私のやり方だし、私に求められていることだと思っています。

幸いにして、現時点で私の存在を知っている人は、活字やラジオ、作りこまれたコンテンツを愛する人たちです。
いわば、「巨大メディアに出ているから知ってる」という感じのお客さんではなく、「出会うべくして出会っている」お客さんたちです。
そうした人たちに、落語おもしろいよ、と気づいてもらって、また落語おもしろいよ、と拡散してもらう。それが私の仕事です。
他ジャンルのトークゲストに出てもらっているのも、「潜在的落語ファン」を掘り起こすためには必須のことです。
トークができるのも「表の人間」だからできることです。
以前から落語に興味のある状態にあった人や、活字、ラジオ等で文化を味わう人たちのなかに潜在的な落語顧客層。そこを掘り起こすために設計したのが「渋谷らくご」であり、存在に気づいてもらう工夫をするだけでやっとの状態。
制作スタッフもひとり、あとはボランティアが2名。受付はユーロスペースの映画のスタッフ。
制作スタッフも落語のことはなにも知らないし、他のイベントと兼務ですから、専門に関わっている人はだれもいないのです。
いまだ手探りの状態ですが、私を含め、その「知らない」ことが、原動力になっているような気もします。
結果、既存の会とはそう客の取り合いをあまり起こさない会になりました。

このインタビューでも最後に言っていますが、渋谷らくごで落語を知り、そこから各所へお客さんが広がっていき、渋谷らくごが使命を終え、なくなること。それが渋谷らくご成功のときかもしれません。
あるいは、きちんとした制作スタッフが採算のためではなくプロモーションとして渋谷らくごの制作に入っていただければ、次のステージにいけるかもしれません。
私は渋谷らくごにどれだけお客さんが入ろうが一銭の足しにもなりません。私に入るのは、一公演に換算すると、数千円の編成料です。
また、渋谷らくご期間中には仕事はほとんど入れません。この5日間の間に入れられる仕事の収入のほうが何十倍もいいはずです。また、当然ほかの25日にこの5日間のなにもできない期間のしわ寄せがきます。私のスケジュールは圧迫されます。
つまり、私にはあまりプラスはありません。
これは、純粋にエライねと褒めてもらいたいのもありますが(ないけど)、なんで続けるかといったら、
渋谷らくごで、演者さんたちが最高のパフォーマンスを披露してくださるからであり、
渋谷らくごで、落語おもしろいねと思ってくださるお客さんがいてくださるからであり、
結果的にこれが一過性ではない「文化」になるからです。そこに貢献できているかもなという実感が、少なからずあるからです。

最高の落語は、お金を払えば触れられる、というものではありません。
ですが、渋谷らくごには、「最高の落語」が訪れる瞬間が、毎月、何度もあります。
最高の落語には、余韻と残像があります。
一生残ります。その思い出だけで、一生幸せです。
お笑いもそうですが、人生を豊かにしてくれる演芸に出会う経験。
これはもう、「ありがとうございます」という感謝の気持ち、ありがたい、という気持ちにさせてくれるものです。
そして、若き日の私もそういう経験を、たくさんさせてもらいました。
そんな、落語と落語家さんたちへの恩返しの気持ちで、続けているようなものです。

本当に「演者さんの努力」、これなんです。まずこれあってのことですので。

ブームというのは「とりあえず一度でも観に行ってみるか」の状態の人たちがたくさんいる状態で、それを文化にしていくためには、頻度は高くなくても継続性(再読性=おなじ人、あるいはおなじ噺も何度も聴く)をもった状態にまでもっていかねばなりません。
落語会に呼ぶべきは、習慣的に「継続性」のある行動をしているお客さんです。毎月なにがしかの雑誌やサイトの記事を読むとか、毎月なんらかの芝居やライブなどに足を運んでいる人とか、毎週なんらかのラジオやポッドキャストを聴いている人とか。そういう人なら落語という趣味は継続して付き合うに足るよっていうのをメッセージしているのが「渋谷らくご」です。
イケメンかどうかはともかく、同世代の若者が、落語という芸能と向き合って悪戦苦闘している姿が、いいじゃん。お笑いもそうだけど、着物とか来てて、古典とかもあって、なんか非日常感が一層強いじゃん。応援したいよねー、っていうのが私のスタンスです。

一方で、私は米粒写経という漫才師で、れっきとしたプレイヤーですので、この仕事を一生のメインの仕事にするつもりはありません。
仕事面でのマイナスと負担が大きすぎますし、演者として見られなくなるデメリットも大きいです。
それでも続けていきたい。落語も大好きだし。
本当は、米粒写経で、寄席に出られるのが一番いいし、それが夢でもあるんですけど。いいなあ、寄席。出たいなあ。

とにかく、完全な部外者として落語会を設計したとき、「こういう方法もあるんじゃないか」と私が提案したいことは出してきました。
まだまだやりたいことはアイデアとしてはたくさんありますが、これ以上は現行のシステムでは難しいかもしれません。
あとは持久力です。

老若男女が寄席や落語会の素晴らしさを語り合う世界になってくれたらうれしい。だって若い人は存在を「知らない」だけなんだもん。
知れば、直接、生の演芸に触れたら、絶対わかるんだもん。
これは18歳からずっと思い続けていること。

イケメン云々の話ですが、
昨年末にダ・ヴィンチに取材してもらった時に、瀧川鯉斗さんと春風亭昇々さんはイケメンてことで紹介しました。
でも、それができるのは、きっと彼らを聴いたあと、「イケメン」よりも「おもしろい」という感想を持ってくれるだろうという確信があるからです。
そして、活字好きのダ・ヴィンチ読者なら、それを静かに受け取ってもらえるかなと。

でも。渋谷らくごに出てくださってる落語家さんたちは全員イケメンです。
ハートがイケメンなんです。だって出るメリット0なんだもん。
ギャラもそんなに出ない、持ち時間は負担。普段とちがうお客さん。
でも、そこにメリット感じて出てくれる。落語の未来を見てくれている演者さんたちなんです。

この「渋谷らくご」の物語が、これからどうなっていくのか。
見守っていただければと思います。

2016.03.05
posted by: サンキュータツオ | 渋谷らくご | 01:05 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【畑亜貴の 弱り目に祟られろ!レディオ 2ndSEASON 毎月13日配信】
昨年まで、ポッドキャストで配信していた、作詞家、世界の畑亜貴さんとのネットラジオが今年の1月から復活しました。
どちらともなく、「そろそろやらない?」となり、お互いさびしくなったタイミングで月一回配信ということで開始。
毎月13日に配信ということになっています。
私は、畑さんのラジオのマスコットキャラクター&聞き手をやっているわけです。



ひとまずは1年、という期間を区切っての2ndシーズン。その記念すべき1祟目。


2月13日配信の2祟目は、畑さん、田代さん、田淵くん、黒須さんのユニット「Q-MHz」が登場。
大注目のプロジェクトのフルメンバーが揃った豪華な回です。

畑さんが考えたコーナーがすんごい面白い。

「日々のおたより」のコーナー
まあ、なんでもあり!皆様からのおたよりをご紹介します。

「日々のくだらない疑問」のコーナー
日々の生活の中で普通にやりすごしてきたけれど、これなんか変じゃない?を語りあいま­す。

「童謡どうでしょう?」
畑が好きな童謡をお届けするコーナーです。

「自由業で食う!」のコーナー
どうやって食ってるのあの仕事の方達は?
実際ゲストをお呼びしてズバリ聞いちゃいます。

「特産品を食え!」のコーナー
このコーナーは、県をあげて推してる特産品ではないけども、市区町村くらい、土地に根­付いた特産品を教えてもらおうコーナーです。

「自由業で食う!」のコーナーは、自由業の人にどうやって生きていっているのか、ベールに包まれた自由業の存在の仕方をゲストを招いて掘り下げていくコーナーです。
これ必聴ですね。

毎月13日更新だよ。この番組もっと知られないとまずいです。おもしろいので。

2016.03.05
posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【『栄養と料理』連載:3月号「羊羹」 サンキュータツオの このコトバ、国語辞典に聞いてみよっ 第15回】
『栄養と料理』3月号の「サンキュータツオの このコトバ、国語辞典に聞いてみよっ」
第15回の今回は「羊羹」という言葉を国語辞典で読み比べしてみました。



羊羹のルーツ、国語辞典だけではなく、ほかの『調理用語辞典』なども調べてみました。



練りようかんが誕生したのが1589年というところまでわかっているという、和菓子のルーツはけっこうハッキリしているのが面白いですよね。それまでは蒸し羊羹が主流だったようです。




これまでも
1月号「ポン酢」
2015年
12月号「おでん」
11月号「すし」
10月号「鴫焼き」
9月号「たらこ」
8月号「醍醐味」
などなど、ときにルーツから、ときに完全な読み比べ、いろいろ工夫して書いてみています。
主婦の方などに、「ふうん、おもしろいね」と思っていただければうれしい。
もちろん、それ以外の読者層にも。



2016年1月号では「おいしい落語にようこそ」特集にも協力いたしました。
落語のなかに出てくる食事シーン。
そして食べ物のこと。



扇辰師匠や、文左衛門師匠のことも紹介したり。
イラストは立川らく次さん!
ありがとうございます。

毎月9日発売です。

2016.03.05
 
posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 16:07 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【『らくごころ〜落語心〜』ぴあ インタビュー掲載】 #シブラク
落語を聴く人にとって、演芸写真家の橘蓮二さんを知らない人はいない。
そんな蓮二さんとぴあとの企画で、『らくごころ』という本が編まれました。



演者さんの個性をたしかに伝える、蓮二さんの写真の数々。
「十人のキーパーソンに訊く演芸最前線」というコピーがついているように、
写真とインタビューでつづられた素敵な本です。

演芸評論家の広瀬和生さん、
鈴本演芸場席亭の鈴木寧さん、
北沢タウンホール・成城ホール統括館長 野際恒寿さん、
演芸プロデューサーの木村万里さん、
横浜にぎわい座チーフプロデューサーの布目英一さん、
らくごカフェ主宰 青木伸広さん、
東京かわら版編集人 佐藤友美さん、
落語作家の小佐田定雄先生、
そして橘蓮二さん。
そんななかに、私も「渋谷らくご」のサンキュータツオもインタビュー掲載していただきました。

すごい顔ぶれですよね。
私はこのなかでも、木村万里さんには18歳の、落語に出会いたての大学一年のころからお世話になっています。
万里さんが自主制作していた「笑っていーもんかどーか」というレビューを主体としたフリーペーパーを読むのが楽しみで仕方なく。
当時は落語家人口も客席の人口もいまほど多くなかったので、注目の会というのに集まる人たちがなんとなく顔見知りになっていて、そこでワラモンに投稿していた人たちが繋がっていき、という輪が広がっていきました。
自分の見方とは違う視点を知ることの喜び。
落語や演芸に触れると、あたかも「こういう聴き方が正しい」というようなものがあるかのような錯覚に陥ったり、「これがわからねえやつはバカだ」的な感じになっていくものなのですが、私は演芸に出会った当初に視点の多様性に触れたことが、その後の演芸人生に大きな影響を与えたと思っています。

落語からは離れていた時期もありますが、なんの因果か「渋谷らくご」をやるようになり、
いまこのすごい顔ぶれのなかに入っていることが、自分でも信じられません。

はじまって1年とちょっとしか経っていない渋谷らくごですが、
蓮二さんは初期から会場にいらして写真を撮ってくださいました。
「好きに使っていいよ」とおっしゃってくださり、ツイッター等で演者さんのお写真を使用できることができるようになりました。
本当にありがたいことです。
だって、写真のカッコよさから、ジャンルに興味を持つってこと、あるじゃないですか。
どんな文章よりも雄弁に、写真は「カッコよさ」や「面白さ」や「素晴らしさ」を伝えてくれます。
蓮二さんの写真には、「一瞬におさめられた動き」があると思ってます。

あとがきで蓮二さんは、
「落語じゃないほかのジャンルの写真だったら良かったのにね」
と、初対面の編集者から薄笑いで言われた、と回顧されていますが、
90年代ってホントにそういう空気感でした。
落語ファンであると公言することに、ちょっと勇気がいるくらい、こういうことを平気で言う人がいっぱいいました。
蓮二さんは、そこでジャンルを変えるのではなく、なにくそと思ってこの世界の魅力を伝え続けています。

蓮二さんはじめ、この本でインタビューを受けている私以外の9人の方々は、みなさんそうした空気感と闘ってきた方々です。
そして、そうした闘いの歴史を経て、いまの落語の隆盛があります。
これを忘れてはいけないわけです。
私は、「闘いのあと」に現われたニューフェースの一人、という役割です。
いつまで続くかわからない渋谷らくごですが、ここに入れていただいたことは光栄です。

まったく業界のルールなどわからない私ですが、先輩たちに温かく見守っていただいているな、
と肌で感じます。

落語家さんのインタビューはたくさんありますが、
落語会に関わる人たちのインタビュー集というのはほぼありません。
画期的な書籍です。

ぜひお手にとっていただきたい一冊です。

2016.03.05
 
posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) |-
『マンガがあるじゃないか』河出書房新社:寄稿しました


マンガがあるじゃないか』(河出書房新社)
という書籍に寄稿しました。

14歳の世渡り術という副題がある通り、いまの14歳くらいの人に向けて、
これ読んどいてよ、という
「わたしをつくったこの一冊」を紹介するものです。

私は、山岸涼子『日出処天子』を紹介しました。
このマンガには本当にお世話になりました。
何度も何度も読みました。
そしていま思えば、私の趣向を決定づけていたようにも思います。
それにしても、文藝的な、あまりに文藝的な作品です。

どういう紹介をしたかは、読んでくださいね。

29人が一冊ずつ紹介しています。
一之輔師匠や、坂東巳之助さん、宮田俊哉さんなども寄稿なさっています。

2016.03.04
 
■29人の推薦文のタイトルは以下の通り。
年代やジャンルを問わず、さまざまなマンガが推薦されています。
誰がどんな本を紹介しているのかは、ぜひ本書で! 

I
木皿泉……「働く」ことの根本を考えさせてくれる一冊
光浦靖子……働き、恋する女子のためのバイブル
ヤマザキマリ……飄々とした“物寂しさ"
坂東巳之助……読ませていただきます
みなもと太郎……その始まりは一人の人間の努力です
吉川浩満……ギャグとダンドリと私
荻原規子……平凡な日常は退屈じゃない
辛酸なめ子……「埼玉県のひみつ」で自分探し
オカリナ(おかずクラブ)……一生懸命に生きる愛すべき人たち
中野京子……人間は変化する

II
中条省平……読まぬは一生の損
佐渡島庸平……「想い」なくして世の中は変わらない
香山リカ……いつでもここに帰れる
春風亭一之輔……不条理に翻弄される若者たち
サンキュータツオ……歴史と切なさの大河ロマン
ヨシダナギ……ブラックユーモア
細谷佳正……真っ直ぐに思いを貫く力
長尾謙一郎……笑いは宇宙最大の謎
佐藤克文……動物目線で覗く水の中
宮田俊哉(Kis-My-Ft2)……誰でも幸せになれる青春の教科書

III
永江朗……普通の人の普通の生活。だけど面白い
高野秀行……猿になりたい
水島裕……つらい感情、悲しい感情をとことん味わう
西智子……愚かな者の美学
飲茶……強さを哲学したバトル漫画の金字塔
大橋智之……今も専門書の隣に
奥平邦彦……迷える自分を肯定しよう
蒼井ブルー……触れること、感じること
宇野常寛……世界を肯定する思想としての奈良重雄論
posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0) |-