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【朝日新聞 書評委員 任期終了】

2017年から2年の任期で務めた朝日新聞書評委員の任期が、この3月で終了です。

はじめての経験だったのでどれくらいの作業になるのかも想像がつかなかったのですが、終わってみればとても充実した二年間でした。

鞄のなかには常に本、「読みたい」から「読まなくてはいけない」になりそうでならないギリギリのラインで、それでもだれかにこの本読んで欲しいな、あるいは存在を知られていないだけでもっと多くの人に知ってもらいたい本だな、というものを書きました。

 

私の在任期間には、野矢茂樹先生や宮田珠己さん、山室恭子先生、小説家の佐伯一麦さん(大学一年のときに平岡先生から読みなさいと言われた小説家!)、美術評論家の椹木野衣さん、政治学者の齋藤純一先生(後輩のマザー・テラサワの指導教授だったそうです)など、個性的な顔ぶれでした。

新聞の書評においてはかなり挑戦的な書評、そして柔らかい書評をする面々が揃い、だれでもわかる言葉で本質的なことを言う人たちが多かったように思います。

私は、みなさんとご一緒して「しなやかな知性」とはなにか、と考え続けました。考えただけで、なんら身にはつきませんでしたが。

 

また、柄谷行人先生や横尾忠則さんともご一緒することもでき、18歳のときの自分に教えてやりたいことがまた増えました。

 

私が書評したのは全部で37本、昨年夏の「明治150年」の特集鼎談や「ひもとく」という特集ページでの書籍の紹介も含めると、だいたい1ヶ月に1.5本くらいの書評をやっている感覚でした。

 

私のだいたいの書評は、朝日新聞の「好書好日」というサイトで読むことができます。

この期間は読みたい本は後回しにして、ひとまず書評のことばかり考える毎日でした。

 

演芸では松之丞さんの本やたけしさんの本、上方らくごの書籍、広瀬さんの本や圓朝研究、

学術的な書籍では、重力派や坐の文明論、なぜペニスはそんな形なのか、悪態の科学、

文学ではヌーボーロマン、評論をはじめ、古典に関する書籍も紹介することができました。

日本語に関する書籍は、研究領域が近いぶん、なかなか機会に恵まれなかったのですが、それでもオノマトペの謎、ダーリの辞典など紹介できたのはうれしいです。

 

どれほど貢献できたかわかりませんが、日本で影響のある書評のひとつであることはたしかです。紹介すると本が売れます。重版がかかったなんて話も聞きました。

だからいい加減な気持ちでなく、心から惚れた書籍を紹介しました。

 

担当してくださった記者のみなさんにも感謝しています。

このような機会を与えてくださりありがとうございます。

 

いやー、それにしても芸人が書評委員をやる日がくるなんて。

最初の一年は最年少だったしリズムをつかむまでに時間かかった!

 

書評するタイミングがなかったけれども、ほかにも良書に巡り合うことができました。

これまで献本などもいただきましたが、一冊も読む時間がありませんでしたので、それじゃ意味がないと叱られそうですが、これからこっそり読もうと思います。

そして、これは委員を終わってから読もうと楽しみにしていた本も、これから読んでやろうと思います。

 

なんか隔週だったんだけど、この委員期間中にご一緒した方々との時間は、宝物でした。

 

タツオ

 

2019.03

 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 06:58 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【TBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』終了】

10年以上出演の機会を与えてくれた

TBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』

2019年3月で放送終了しました。

 

思い出がありすぎてなにも書けません。

この番組によって私は世に出たと思っておりますし、「メキキの聞き耳」での論文紹介、お笑い文体論を経て、書籍に繋がったりもしました。他局からもお声がかかるようにもなりました。

2014年からは「ニュースランキング」のニュースプレゼンターとして毎週木曜日に出演していました。

プチ鹿島、阿曽山大噴火という、昔から近いところで活動しているふたりと、出勤は半分とはいえばおなじ並びで仕事ができるのは悦びでした。

 

私が大学に入った1995年からはじまったこの番組、

思えば気付けば聴いている番組でした。

 

強啓さんの軽さ、それは毎日聴ける番組に必須のものと私は思っています。

どんなに真面目で重たいニュースでも受け止め、それでも真面目すぎず、ふざけすぎず。

対象との距離感があるからこそユーモアが出てくる。

 

芸人としても、人としても、これから生きるときに必要なことは、すべて、強啓さんに教わりました。

そして横浜ベイスターズについての想いを毎週木曜にぶちまけることも、もうなくなるかと思うと少々怖いです!

 

とはいえ、強啓さんが死ぬわけではないです。

強啓さんのことは最後の指導教授だと思っています。

 

こういう心の師ともいえる人が、私には気づいたらいてくれることが、なによりも幸せです。

 

これまで聴いてくださった皆さん、

関わってくれたスタッフさん、

杉浦舞さん、片桐千晶さん、

ありがとうございます。

 

強啓イズムを引き継げるよう、適度にがんばる。

 

タツオ

 

2019.03

posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 23:20 | comments(2) | trackbacks(0) |-
【『談志独演会 一期一会(上)』解説を書きました】

ブルーレイBOX

竹書房『談志独演会 一期一会(上)

が2018年12月に発売になりました。

 

今回、私はこのシリーズの解説を担当しました。

CDでいうライナーノーツ的なものです。

 

正直言って畏れ多いです。

そして私なんぞが語ってはいけない巨大な存在です。

関係者の皆様には本当に申し訳なく思っております、

いろいろな方を差し置いて、と言われることも目に見えてますが、

お引き受けすることになったのです。

 

私よりふさわしい、資格のある方はたくさんいらっしゃいますし、

私には資格すらないと思っています。

 

とはいえ、これから立川談志を知る人にとっても、次世代との年齢が近い人が書いてみてもよいのではないかという制作者の意思を無碍にすることもできず、こうして世に出るまでになりました。

 

 

私は立川談志師匠を、なぜか「家元」と呼べません。「談志師匠」としか呼べません。

「家元」というと、どこか、仲間意識というか、連帯感のようなものがあるのかもしれませんが、

私にとって談志師匠は存命中も、そして亡くなってからも、

ずっとずっと遠い存在で、おいそれと「家元」なんぞという資格もない人間だと思っています。

 

でも、ひとつだけ自信をもっていえることがあります。

それは、談志師匠の落語が大好きで大好きで仕方ないということです。

こんなにピュアでロマンチストで粋で、面白い人はいないと思っています。

こういう最終形態を見せてくれたってことだけでも、もう感謝の気持ちしかないです。

 

というわけで、(上)に収録の8席に関して、

2018年の夏は何度も聴き、また過去の音源もあたり、聞き比べ、さらに記述のある書物を読むとか記録をひもとくとかして、談志漬けの日々でした。

それでもやっぱり飽きません。それどころか、まだ面白いです。

 

「線」で追う楽しさを最後まで提供してくれた人です。

 

そういえばこの年、「立川談志」は広辞苑に掲載されました。

まさか私がその広辞苑にちょっぴりとでも関わることになろうとは。

90年代、何度も「やかん」や「洒落小町」にぶつかっていた私に教えてやりたい。

ちなみに、私の担当ジャンルであった「田河水泡」の項目に、「落語作家としても有名。」の記述を入れたのは私です。

「猫と金魚」とかも入れたかったんだけど、それは叶いませんでした。

 

8席分の解説、買ってくれた人には、読んでもらいたいなあ。

渾身の力で、でもマニアックにならないように「文脈と味わい」を書いたつもりです。

 

(下)も出ます。そこでも全高座の解説を担当しました。

そうです、つまりずっと談志漬けです。

この噺のことを、談志師匠はどう思っていたのだろうか。そんなことを毎日考えています。

 

「ずっと考えさせてくれる」

そんな人なかなかいませんよ。

 

マニアからは袋叩きにされても構わないのです。

50年後くらいに、立川談志って人を聴いてみようと思った人が読めるものを心がけました。

 

2019.03

 

 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【サンキュータツオ 春日太一『ボクたちのBL論』河出文庫より発売】

2018年の仕事を振り返るシリーズ。

 

春日太一さんとの共著『ボクたちのBL論』が河出文庫から発売されました。

河出書房新社さんありがとうございます(担当の岩崎さんに感謝)。

 

こちらは、2016年の『俺たちのBL論』という単行本から大幅な加筆週世うを加えて改めね世に出した文庫です。

およそ2年半の間に、BLを取り巻く環境はまた激変し、

春日さんの腐メガネはクリンビューかけたんかというほどクリアになり、

最終的に、いま語っておかねばならぬことを一生分加筆するという、マジで大幅な加筆が行われました。

注なども2018年版として書き換えた箇所もあり、文字通り「版ちがい」といったくらい内容が変わりました。

 

 

出版記念イベントにも、私の聖地「ブックファースト新宿」(内田さんという超優秀な棚担当者のいる書店)に大勢の方がいらしてくださり、マジで感謝サンキュー★

せっかく来てくれたんだからと、当日限定のペーパーなんかも力入れて作ってきたりして、楽しい時間でした。


 

ペーパーの一部。

「信頼している腐女子」というテーマで何人かご紹介しました。

 

いやマジで環境変わりましたよ。

そしてもう引き返せません。

こうなると、この本が少しでも相互理解の手助けになると思います。

 

だいたいの壁やすれ違いは、想像力で補える、想像力がすべてを解決に導く、と私は思っています。

自分を否定されないかわりに、相手も否定しない。

そういう人間としての大事さも、BLから学べる!

 

というわけで、未読の方はぜひ買って読んでみてね。

 

タツオ

2019.04

 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【『ダ・ヴィンチ』書評コーナー担当しています】

お知らせ遅くなっておりますが、

昨年秋からKADOKAWAさんの月刊誌『ダ・ヴィンチ』にて、

ブックウォッチャーという形で連載の場をいただいています。

こちらも任期いっぱいまで精一杯やろうと思っています。

 

ぜひ、読んでみてくださいね!

 

 

 

こんな感じです。

いやー、それにしても『オフザロード』という本の感動がいまだ冷めやらず。

趣味全開のギンギンのやつです! 車好きは最高に楽しめる!

こういう本待ってたわァ。

 

そう思える本を毎月ご紹介しています。

なにかのキッカケになれば!

チェックしてね。

 

2019.04
 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【『談志最後の落語論』文庫版 解説を書きました】

2018年10月10日発売

立川談志『談志 最後の落語論』ちくま文庫(税抜き740円)

解説を執筆しました。

 

iPhoneImage.png

 

こちらもなんでお前がいけしゃあしゃあと書いてやがんだ案件なのですが、

もううだうだ断っていても仕方がない、

あの人もこの人も断ったのでこれも順番なので

と言われたら、もうやるしかないじゃないですか。

 

と、いろいろ業界のことをご存じの方は、察していただけるかもしれませんが、

それはそれとして、

40代前半の私がお引き受けするからには、存命中のファンのみならず、これから「立川談志」を知る人に読んでほしい、という想いを込めて、この本が全体のなかでどういう位置づけのものなのか、そしてこれを書き残したのはなぜなのか、どこに重点を置いているか、などをはじめて手に取る方にご理解いただけるよう書いたつもりです。

すでに、談志師匠を追いかけてやまず、家元のことならなんでも聞いてよという方にはあまり新鮮ではないかもしれませんが、それでもこうして談志師匠が亡くなって数年が経ち、落語界を取り巻く環境がこれだけ変わってきたなかで、いま談志師匠を読む意味聴く意味というものも、大きく変わってきていると思います。

 

「談志最後の落語論」で検索すると、2009年に私がこのブログで書いたものがわりと上位に出てきたので、ああそういうことかぁと納得もしたのですが、とにかくこの頃はテンション高めで天真爛漫に感想を書いていたものです。

 

「江戸の風」というワードが独り歩きした印象のある本書ですが、個人的には談志師匠のなかに(師匠は直接は言わないけれど、小さんのエッセンスと)志ん生のエッセンス、ひいては志ん生の引用元というかインスピレーション元である金語楼、三語楼、あるいは先代権太楼までたどって紹介している点は歴史的にみても非常に意義深いと思います。

志ん生師匠好きは多いけれど、出典元やインスピレーション元、はたまた共通するエッセンスをもつ先人をしっかり明記したことの重要性です。談志師匠自身もっとも影響を受けたかもしれない人について、そこで思考停止せずに、なぜ志ん生は志ん生となったのかを独自分析しているのが面白いです。

 

編集者とは一度も会ったことがないし会いにも来なかった、

その上再校チェックなどをさせてもらえなかったので『家元談志のオトコ対決十一番』がなぜか『オトコ対決八番』などと信じられないミスもそのまま印刷されたりしていますが、書名のミスは許されないものと思います。

この場を借りて修正(といっても修正にならないと思いますが)しておきます。

このまま再販も出ないとなると、何十年後かに本書を手に取る人に、タツオが署名間違ってると罵られること必至なのですが、それでもそれで済むならば良しとしましょう。談志師匠にさえ傷がつかなければ!

 

やー、そういうわけで、2018年の夏は、DVD見たりCD聴きまくったり全集読み返したりで、ホントにホントに談志漬けだったのでした。談志師匠、死んだんだろうか。そこがもうわからなくなってきている。

 

2019.03

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 01:55 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【『図解 平成オタク30年史』対談 吉田尚記さんと】

2018年の仕事を振り返るシリーズ。

 

『図解 平成オタク30年史』新紀元社

2018年10月7日発売でした。

 

iPhoneImage.png

 

表紙にもあるように、ニッポン放送の吉田尚記さんと対談、12ページに渡り巻頭で展開されていますが、それでも足りなかったくらい。

非常に充実した紙面です。

これは必読、資料的価値も高く、オタクにとってこの30年はまちがいなく受難の時代を経て、多様性の時代、

異文化共生をいちはやく実現したということを確認されたい。

 

年表だけでもマジですごい。

目次見ただけでも「あ”−」ってなるので。




 

新紀元社さんといえば、『腐女子あるある』なども出版しているところですが、オタク文化がどういう変遷をたどったか、力のこもった原稿がたくさん。

これはマジで入手しておいてほしいところ。

 

よろしくお願いします。楽しかったな、たしか、暑い日に秋葉原で、吉田さんと対談しました。

 

2019.04

 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【河出書房新社 編『人生を変えるアニメ』寄稿】

なんとなく落ち着いてきたので、いまさらながら昨年度の仕事を振り返っているのですが、

そういえば

河出書房新社編『人生を変えるアニメ』

に寄稿しました。

発売日は2018年8月20日となっております。

 

「14歳の世渡り術」シリーズで、14歳くらいの人たちにオススメしたいアニメをひとり一本という趣向。

 

 

私は『マリア様がみてる』をプッシュ!ガチで。

だって素晴らしい。だれが観たって素晴らしい。

どう思われようとも私はこの一本。

 

アニメ評論家の藤津亮太さんも寄稿しているし、

いまや作家となった原田まりるちゃん、

「マリみて」の由乃ちゃんでもあった池澤春菜さん(には私が書いたことはバレていなければよい)、

百人一首の書籍も素晴らしい最果タヒさん、

実は許可局員!?の羽田圭介さん、

さやわかさんが『とらドラ!』選んでくれているのも嬉しい!

 

マリみては、昨年同人イベントなどもあったりして、いまだ忘れられぬ人々の多い作品。

嫁にするなら祥子さま、お付き合いするなら由乃ちゃん。聖さまと蓉子さまは眺めたい先輩。

同人ではトリックスターの黄薔薇ファミリー。

 

妄想だけで生きていける。実写映画も、がんばってたんだよ!

波瑠さんってこれで覚えたんだから。波留とはいえば横浜の2番ですけど。

ちなみに実写映画の祐巳ちゃん役をやっていた未来穂香さん(現 矢作穂香さん)が、『鈴木先生』に出ていてナイスキャラだったときはビックリしたなァもう!ときめいたぜ。

 

2019.04

 

posted by: サンキュータツオ | 書き物 | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |-
【1/21(日)サンキュータツオ プロデュース公演『ていおん!』新宿プーク人形劇場 来てね】

1/21(日)14時からと18時から「ていおん!」

という低温度ネタ限定ライブを新宿プーク人形劇場で開催します。

 

ここでの更新はものすごく久しぶりですが、

それだけにこのライブにかける意気込みというか、歴史的位置づけがハッキリしているものもほかにないので、

ご都合がつく方は来てほしいです。

お笑い面で、もっとも自分の濃い部分がドロッと出るライブです。

 

「ていおん!」なるライブがどんなものかは、こちらの記事をクリックしてください

 

今回も、POSION GIL BAND吉田さんによる漫才ネタ(トリオ)、

そしてゲストに太田プロ クロヤギ、わがオフィス北野からは先日所属したばかりのキュウに出てもらいます。

 

 

大声でツッコまない、スピードで圧倒しない、尺がやや長い、どこで笑ってもいい

というコンセプトです。

これは逆にいうと、スピードでまくしたてて大声でツッコんでる短いネタで、みんな笑うところが一緒っていうお笑いへのアンチテーゼです。否定はしません。でもこういうのもあっていいでしょう、という提案です。

こういうのは、細々ながらでも、なきゃいけないんです。

どのジャンルでも、そうなんです。お笑いには、なかなかいないです。芸人も経済動物なので。

 

14時からと18時からの2回公演です。

90分くらいのイベントになると思います。

前売り1500円、ローソンチケットで買えます(クリックしたら飛べるよ)

当日券も、もちろん用意しております。

 

出演:

サンキュータツオ(米粒写経)、インコさん、ナツノカモ、おさむ・やす(昨日のカレーを温めて)、小林すっとこどっこい(がじゅまる)、広田・服部(シルキーライン)、しまだだーよ/岡本・能崎(クロヤギ)、清水・ぴろ(キュウ)

 

音楽:森野誠一(risette)

 

作:

OPコント「2億円」 (全員) 

 

漫画研究部(おさむ)

タクシー(ナツノカモ)
じゃんけん漫才(POSION GIRL BAND吉田)
図書室にて(やす)
キュウ 漫才 ※昼夜別 キュウの漫才

ベンチにて(しまだだーよ)
どんぐり漫才(ナツノカモ)
クロヤギ コント ※昼夜別 クロヤギのコント

苔太郎(タツオ)
キャッチボール(ナツノカモ)
 ※多少の変更はあるかもしれません。

 

今回も素晴らしいネタが揃いました。才能が揃っています。

どんなオーダーにも対応できる作家集団。それでいて出演も表現もできる。

 

前回、上演には至らなかった、しまだだーよ のネタがあがりました。

また、昨日のカレーを温めて の やす の作ったネタが初お披露目です。

いろんなタイプのネタを集めました。

順番も、私が考えました。ライブのコンセプトと、運営、それが私の役割です。

もちろん、作ったネタもありますし、出るネタもあります。

 

どれもほかのライブではお目にかかれないものです。

 

そして徐々に脳みそがとろける体験へと誘い、最後はほかのライブでは感じない身体にしてさしあげます。

 

なぜこうしたライブを立ち上げたか、もう少し詳しい情報はこちらの記事を読んでください

 

21日(日)、

14時からと18時から。

どちらもお席に余裕があります。

すっかり落語会のほうの宣伝ばかりしている人みたいになってますけど、

お笑いへの情熱は冷めていません。というか、これはリアルな戦いなのです。

 

新宿プーク人形劇場という素敵な場所でお待ちしております。

 

posted by: サンキュータツオ | お知らせ | 23:53 | comments(2) | trackbacks(0) |-
【東京ポッド許可局JAPANツアー ご来場感謝 #tokyopod 】

TBSラジオ、全国16局ネットの私たちの番組

「東京ポッド許可局」

そのジャパンツアーを、

今年は4月愛媛松山、5月は金沢、6月は札幌、7月は福岡、8月は名古屋、

そして9/16に東京有楽町よみうりホールで行いました。

ご来場くださった全国の許可局員、ありがとうございます。

いままで夏は2000人規模でやってきましたし、いつも満員のお客様だったので、

今年はやや小さめのホール、すぐ売り切れてしまって、

来られず悲しい想いをした方々もいらっしゃると思います。

いま、東京には小屋がありません。

2000人規模は特に争奪戦が激しく、地方の方も来られる土日がないんですよね。

まずは、来てくださったお客様にありがとう、

来られなかったお客様にすみません、

そんな気持ちのツアーでしたが、

その代わり今年は「会いにいけるおじさん」から「会いに行くおじさん」に。

2017年は地方を巡ろうということで、

地方公演をやったわけです。

各公演での様子は販売したパンフレットに詳しく書かれていますので、

割愛します。


2008年3月、ネットの片隅でひっそりとはじまった番組が、

3年後の2011年には最初の日比谷公会堂、

その後2013年からTBSラジオという最強の地上波ネット局で放送されることになり、

その後も28時から27時台、現在の24時台と時間を変えて続いており、

来年で10周年を迎えます。

トリオでもない私たちが、

どこまでいきなにをみせるのか、

これはひとつの時代を象徴するなにかだという使命でやってます。

おじさんが3人ではじめて、3年で日比谷公会堂って、

ちょっとお笑い界では異常事態なのです。

時代に選ばれているものなんだと思います。

普通のペースではない売れ方なので。

ただ、私たちは常にこの「東京ポッド許可局」でなにができるのか、

つねにおもしろいほう、売れそうなほう、

こういった手法を試してみたい、こういったことをやってみたい、という、

「攻めの姿勢」を貫ける体制は維持しています。

もしこれがネタで天下取ろうみたいな、

従来のメディアの売れ方に依存した形をとっていたら、

きっともっと守りに入ってしまいます。

こういうこというのやめようとか、

ウケたほうでいこうよとか。

でも、私たちはトライアンドエラーを続けてここまできました。

おもしろい選択肢で勝負してきました。

2017年はそういう意味では、全国6か所のツアー、

そしてゲストを入れないストロングスタイル、

さらには各公演でのパンフレット販売、などです。

これまでの知見を活かしつつ、さらになにかを積み上げられないかを考えています。


TBSのスタッフは、放送でもイベントでも、いつももっとも私たちにストレスのかからない環境を用意してくれ、

また「自由」を与えてくれています。

これはやめろ、あれを話すべき、こう進行しろ、はなにも言いません。

また、今年から放送のスポンサーについてくださったレナウンさんも「金は出すけど口は出さない」をモットーにしてくれていますし、

hontoさんも、特定の出版社の書籍だけを扱ってくれなどとは一切言わず、また選書もすべて自由にやらせてくれます。

こうしたスポンサー様にも恵まれています。

「自由」をこの番組のコンセプトといってもいいかもしれない。

「自由」をブランドとしたとき、集まってくる人たちが、仕事仲間なのかもしれない。

必ずリスナー、制作スタッフ、スポンサー、そして私たちが満足できるものを、

これからも追求します。


こうした「なにか」にチャレンジできるのは、

実際に毎週番組を聴いてくださっているみなさん、

そしてつぶやいたり、物販を買ってくださり、「目に見える結果」を出してくれる人がいればこそ。

そうすれば、愛のない人も動かすことができます。

全国の会場に来てくださった許可局員の姿を見れば、

この番組が上向きか下向きか、この目にはるかはらないかは一目瞭然です。

だから、頼もしい。

番組のことはお客さんを見ればわかります。

いろんな関係者は口を揃えてこういいます。

「こんないいお客さんは、どのライブシーンにもなかなかいない」と。

ありがたいことです。

許可局でできることはまだまだありますし、

まだまだ知られていない場所がたくさんあります。

「都市型政党」とはよく言ったもので、

温泉で中国人観光客に間違われたマキタさん、

松山では半分の客入り、

私なんかは街を歩いていても私のことを知っている人はほとんどいません(だから楽でいいんですけど)。

ですけど、だれにでも知られる必要はないにしても、

まだ私たちのことを知って喜んでくれる「潜在的許可局員」はたくさんいるはずです。

出会うべくして出会う。

そのキッカケをもっともっともてるといいなと思っています。


極端な話、許可局というユニットと番組は、

どんな遊びでも受け入れる土壌と覚悟がありますので、

これからもまだまだ攻め続けます。

いつ終わってもいい、というのは覚悟の気持ちの裏返しです。

だからなんでもできるんです。

こわいものなんかないんです。

だから、長く続けることも大事ですけど、

それを目的としているわけではなく、

もっとおもしろい状況にすべく活動してます。

だから、あなたの時間とお金を私たちに割いてくださっているその労力を、

けっして無駄にはしません。

これからも追いかけ続けるように。

いつもありがとうございます。

ごきげんよう。

2017.09.17

posted by: サンキュータツオ | ラジオ | 16:22 | comments(4) | trackbacks(0) |-